1.1 メッセージの記載形式
(1) 共通
このマニュアルで説明するメッセージの主な記載形式を次に示します。
メッセージID
メッセージテキスト
- 対処
- メッセージID
- メッセージIDを表します。XXXXnnnnn-Yの形式で記載しています。
- メッセージIDを構成する要素について,次に示します。
- XXXX
- メッセージを出力した構成ソフトウェアを示すプリフィックスを表します。プリフィックスはKASA,KASM,KASOで示します。
- nnnnn
- メッセージを出力したプログラムで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5桁の固有の番号が付いています。
- Y
- メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
- なお,「メッセージのレベル」はメッセージによって記述しないものもあります。
- メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
- E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
- C(Critical)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
- W(Warning)
注意レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
- I(Information)
システムの動作を通知するメッセージです。
- メッセージテキスト
- 出力したメッセージテキストを示します。なお,メッセージテキスト中に可変値がある場合は斜体文字で示します。また,メッセージテキストは長さによって,一部を省略して出力される場合があります。
- 対処
- ユーザが実施する対処を表します。
- メッセージによっては,複数の対処がある場合があります。エラーが発生した状況に応じて,適切な対処を実施してください。
- 注意
- VMに関するコンソールサービスのエラーメッセージは,「コンピュータ名種別」に次のような情報が入って表示されます。
# | コンピュータ名種別 |
---|
1 | マネージャ サービス |
2 | エージェント サービス |
3 | サーバシャーシ |
4 | HVM |
5 | UPS |
6 | SVPモジュール |
7 | BMC |
8 | SVPボード |
9 | VMホスト |
10 | VMゲスト |
(2) HP-UXのエージェントサービスに関するメッセージ
HP-UXサーバのエージェントサービスに関するメッセージでは,メッセージ番号の下1桁(XXXXnnnnnの下線部)がメッセージの出力元を示します。
- A:エージェントサービス本体
- O:エージェントサービスのサブモジュール
- R:rcスクリプト
- S:SDスクリプト
なお,このマニュアルでは,メッセージの出力元が一定でない場合,メッセージ番号の下1桁を"x"と記載しています。
また,メッセージの出力先は次の場所になります。
- KASA0007x~KASA1105x
syslogログファイル
- KASA9101R~KASA9304R
rcログファイルまたはSD-UXログ画面
これ以外の記載形式については,「1.1(1) 共通」を参照してください。
(3) SVPに関するメッセージ
SVP(SVP(クラスタ)に関するメッセージは除く)に関するメッセージでは,メッセージIDがメッセージの末尾に表示されます。
また,同じメッセージでも,表示されたメッセージIDによって対処が異なります。表示されたメッセージIDに対応する対処を実施してください。なお,このマニュアルでは,メッセージIDごとにユーザが実施する対処を表形式で記載しています。
これ以外の記載形式については,「1.1(1) 共通」を参照してください。
(4) 環境設定ユティリティおよび環境設定コマンドに関するメッセージ
環境設定ユティリティおよび環境設定コマンドに関するメッセージでは,メッセージIDがありません。
これ以外の記載形式については,「1.1(1) 共通」を参照してください。
(5) scbsmcmdコマンドに関するメッセージ
scbsmcmdコマンドに関するメッセージでは,メッセージ番号の下2桁(XXXXnnnnnの下線部)が可変値になります。そのため,このマニュアルではメッセージ番号の下2桁を"xx"と記載しています。
また,メッセージテキストのあとに,メッセージに対する補足説明を記載しています。
これ以外の記載形式については,「1.1(1) 共通」を参照してください。