2.2.2 コマンド使用時の注意事項

<この項の構成>
(1) 入力時の注意事項
(2) 実行時の注意事項

(1) 入力時の注意事項

引数の設定値として入力する文字列に半角スペースなどコマンドインタフェースとして特殊な意味を持つ文字を含む場合,引数として渡す方法については使用するOSの仕様を確認してください。例えば次のような場合が該当します。

例1
パスワードに半角スペースを含む場合,設定値をダブルクォーテーション(")で囲んでください。
入力例)
"pass word"
例2
パスワードにダブルクォーテーション(")を含む場合,ダブルクォーテーションの前に円記号(¥)を付けてください。
入力例)
pass¥"word

(2) 実行時の注意事項

(a) コマンドの実行権限について

設定コマンドおよび運用コマンドを実行するには,OSのAdministrators権限が必要です。また,環境変数PATHを設定して使用する場合は,次のパスを設定してください。

<ServerConductorのインストールフォルダ>¥PROGRAM

(b) コマンド使用前の設定について

運用コマンドを使用する場合,あらかじめ設定コマンドで次の項目の設定が必要です。

(c) コマンドの実行対象について
(d) 複数のコマンドの同時実行について

複数のコマンドを同時に実行できません。1つのコマンドの実行が終了してから,次のコマンドを実行してください。ただし,設定コマンドの情報表示と各コマンドのヘルプ表示(-helpオプション)は同時に実行できます。

(e) エラー終了後のコマンドの再実行について

運用コマンドがエラー終了した場合,戻り値を確認してください。値によっては同じ引数でコマンドを再実行すると正常に処理されることがあります。