/usr/sbin/smhedit [-s段数] [-g[幅][x高さ]] [-agent|-misc]
/usr/sbin/smhedit -h
管理対象がLinuxサーバの場合のエージェントサービス環境設定のメニューを表示します。表示されるメニューは,指定するオプションによって異なります。表示されるメニューについては,「(7) エージェントサービス環境設定メニュー(Linuxサーバ)」を参照してください。
エージェントサービス動作中に環境設定コマンドで環境設定を実施すると,設定した内容を反映するために,エージェントサービスが自動的に一時停止され,反映後,自動的に再起動します。この自動的に停止していた時間は,syslogのエージェントサービスの停止メッセージまたは起動メッセージで確認できます。また,エージェントサービス停止中は,アラートログの記録,スケジュール設定された電源制御は実行されません。
スーパーユーザ(root)権限
段組表示されるメニューの段数を指定します。オプションを省略した場合は,画面のサイズに応じて段数が決まります。指定できる段数は1または2です。
画面サイズを文字数単位指定します。幅は10~160,高さは10~72の範囲で指定します。デフォルトは-g80x24です。
エージェントサービス環境設定のメニューを指定します。
コマンドの使用方法を表示します。
エージェントサービス環境設定のメインメニューを画面サイズ80x24で表示します。メインメニューについては,「(7)(a) メインメニュー」を参照してください。
管理対象がLinuxサーバの場合,エージェントサービス環境設定のメインメニューを画面サイズ80x60で表示します。
/usr/sbin/smhedit -g80x60
smheditコマンドで,-agentおよび-miscのオプションを指定しないで起動した場合,メインメニューが表示されます。メインメニューの表示例を次に示します。
#### JP1/ServerConductor/Agent #### |
メニュー選択時の注意事項については,「2.3.2 環境設定メニュー入力時の注意事項」を参照してください。
メインメニューの選択項目を次に示します。
表2-7 エージェントサービス環境設定(Linuxサーバ):メインメニューの選択項目
選択項目 | 設定項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | Agent Configuration File | エージェント設定ファイルを編集するエージェント設定メニューが表示されます。エージェント設定メニューについては,「(7)(b) エージェント設定メニュー」を参照してください。 |
2 | Agent Environment Configuration File | エージェント環境設定ファイルを編集するエージェント環境設定メニューが表示されます。エージェント環境設定メニューについては,「(7)(c) エージェント環境設定メニュー」を参照してください。 |
Quit | - | smheditコマンドを終了します。 |
smheditコマンドで,-agentオプションを指定して起動した場合や,メインメニューで1を選択した場合,エージェント設定メニューが表示されます。エージェント設定メニューの表示例を次に示します。
#### JP1/ServerConductor/Agent #### |
表示される設定項目の数は,エージェントサービスやOSのバージョンによって異なります。
メニュー選択時の注意事項については,「2.3.2 環境設定メニュー入力時の注意事項」を参照してください。
エージェント設定メニューの選択項目を次に示します。
表2-8 エージェントサービス環境設定(Linuxサーバ):エージェント設定メニューの選択項目
選択項目 | 説明 |
---|---|
各設定項目の番号 | 該当する設定項目の変更を開始します。設定項目の詳細については,「表2-9 エージェントサービス環境設定(Linuxサーバ):エージェント設定メニューの設定項目」を参照してください。 |
Menu | エージェント設定メニュー表示します。 |
Quit | メインメニューに戻ります。 |
エージェント設定メニューの設定項目を次に示します。なお,エージェント設定メニューの設定項目として入力できる値には入力規則があります。入力規則については,「2.3.2 環境設定メニュー入力時の注意事項」を参照してください。
表2-9 エージェントサービス環境設定(Linuxサーバ):エージェント設定メニューの設定項目
設定項目 | 入力値 | デフォルト | 設定内容 |
---|---|---|---|
CommandTimeout | 整数 | 90 | エージェントサービスからマネージャサービスへの送信に対する返信が来るまでの待ち時間を秒単位で設定します。1~600の範囲で設定します。 |
Keepalive※ | 論理値 | False | エージェントサービスとマネージャサービス間でキープアライブするかどうかを設定します。
|
KeepaliveInterval | 整数 | 600 | キープアライブするときのキープアライブ間隔を秒単位で設定します。1~3,600の範囲で設定します。 キープアライブ間隔を設定する場合,必ずコマンドタイムアウト値(設定項目名:CommandTimeout)よりも大きな値を設定してください。 |
ShutdownDemand | 論理値 | True | コンソールサービスからのシャットダウンを許可するかどうかを設定します。
|
InformationAlert | 論理値 | False | インフォメーションアラート(サーバの状態変化を知らせるアラート)をコンソールサービスに通知するかどうかを設定します。
|
CautionAlert | 論理値 | True | 注意アラート(エラーが発生するおそれのあるレベルのアラート)をコンソールサービスに通知するかどうかを設定します。
|
WarningAlert | 論理値 | True | 警告アラート(障害が発生するおそれのあるレベルのアラート)をコンソールサービスに通知するかどうかを設定します。
|
ObstacleAlert | 論理値 | True | 障害アラート(すぐに対処が必要なレベルのアラート)をコンソールサービスに通知するかどうかを設定します。
|
AlertKeepDays | 整数 | 30 | アラートログのファイルを保存しておく日数を設定します。0~90の範囲で設定します。 0を設定すると,ユーザが削除しないかぎり,保存しておきます。 |
AlertCapacity | 整数 | 1,024 | アラートログの警告値をキロバイト単位で設定します。0~1,048,576の範囲で設定します。 0を設定すると警告を通知しません。 アラートログは,一日ごとに1つのファイルとして保存されます。アラートログファイルは,/var/opt/hitachi/system_manager/logディレクトリに日付のファイル名(拡張子log)で保存されています(2008年2月25日のログファイルの場合は「20080225.log」という名称で保存されています)。 |
SyslogOutput | 論理値 | False | コンソールサービスに通知するアラートをsyslogに出力するかどうかを設定します。
|
smheditコマンドで,-miscオプションを指定して起動した場合や,メインメニューで2を選択した場合に,エージェント環境設定メニューが表示されます。
エージェント環境設定メニューの表示例を次に示します。
#### JP1/ServerConductor/Agent #### |
表示される設定項目の数は,エージェントサービスやOSのバージョンによって異なります。
メニュー選択時の注意事項については,「2.3.2 環境設定メニュー入力時の注意事項」を参照してください。
エージェント環境設定メニューの選択項目を次に示します。
表2-10 エージェントサービス環境設定(Linuxサーバ):エージェント環境設定メニューの選択項目
選択項目 | 説明 |
---|---|
各設定項目の番号 | 該当する設定項目の変更を開始します。設定項目の詳細については,「表2-11 エージェントサービス環境設定(Linuxサーバ):エージェント環境設定メニューの設定項目」を参照してください。 |
Menu | エージェント環境設定メニューを表示します。 |
Quit | メインメニューに戻ります。 |
エージェント環境設定メニューでは,[Target Machine]は必ず設定してください。
エージェント環境設定メニューの設定項目を次に示します。なお,エージェント環境設定メニューの設定項目として入力できる値には入力規則があります。入力規則については,「2.3.2 環境設定メニュー入力時の注意事項」を参照してください。
表2-11 エージェントサービス環境設定(Linuxサーバ):エージェント環境設定メニューの設定項目
設定項目 | 入力値 | デフォルト | 設定内容 |
---|---|---|---|
Target Machine | ターゲットマシン情報 | なし (設定必須※1) | Agentをインストールしたサーバの機種を設定します。表示される項目の中から選択できます。 |
ManagerAddress | IPアドレス | なし | 接続先のマネージャサービスのIPアドレスを設定します。 接続先のマネージャサービスは,4つまで登録できます。 |
SendTimeout | 整数 | 80 | 送信タイムアウト時間を秒単位で設定します。1~3,600の範囲で設定します。 |
SessionTimeout | 整数 | 900 | エージェントサービスとマネージャサービス間の無通信状態を監視し,セッションを切断するまでの時間を秒単位で設定します。0~7,200の範囲で設定します。 マネージャサービスとの通信回線にLANなどを使っていて,課金がない場合は,0を設定してください。0を設定するとセッションを切断しません。 |
SITE | サイト情報 | なし | サイトの階層を8階層まで設定できます。設定した順で階層1,階層2...と定義されます。 各階層の文字数の合計は,区切り文字"/"を含めて256文字以内で次の計算式に合うように設定してください。 [各階層の合計文字数]+([階層数]-1)≦256
|
PropertyName | 資産情報 | なし | 社内または組織内でサーバを管理するために付けている名称や,サーバの製品名を設定します。 |
PropertyID | 資産情報 | なし | 資産名称に対する番号を設定します。 |
PostName | 資産情報 | なし | サーバを設置している部署名を設定します。 |
PostID | 資産情報 | なし | 部署のコード番号などがある場合に設定します。 |
AdministratorName | 資産情報 | なし | サーバを管理しているシステム管理者の名前を設定します。 |
AdministratorID | 資産情報 | なし | 社員番号など,システム管理者がわかる番号を設定します。 |
AdministratorInfo | 資産情報 | なし | システム管理者の所属など,詳細な情報や設定項目にない情報を設定します。 |
OperatorName | 資産情報 | なし | サーバを運用している部署のシステム管理者名を入力します。 |
OperatorID | 資産情報 | なし | 社員番号など,運用しているシステム管理者がわかる番号を設定します。 |
OperatorInfo | 資産情報 | なし | 運用しているシステム管理者の所属など,詳細な情報や設定項目にない情報を設定します。 |
TelephoneNumber | 資産情報 | なし | 管理者の電話番号を設定します。 |
MailAddress | 資産情報 | なし | 管理者のメールアドレスを設定します。 |
LocationInfo | 資産情報 | なし | サーバの設置場所や詳細な情報を設定します。 |
Structure | 資産情報 | なし | サーバのCPUやメモリなどの機器の構成に関する情報を設定します。 |
PurchaseDate | 資産情報 | なし | サーバを購入した日付を設定します。 |
DescriptionDate | 資産情報 | なし | サーバの減価償却期間を入力します。 |
Note | 資産情報 | なし | 備考を入力します。 |
CompressCommand | 文字列 | なし | 圧縮コマンドを起動するコマンドライン文字列を設定します※2。 |
表2-12 コマンドライン文字列に使用できるマクロ
マクロ | 意味 |
---|---|
%archive% | 出力アーカイブファイル名に置き換わります(拡張子は含まれません)。 |
%directory% | 情報取得用一時ディレクトリ(/var/opt/hitachi/system_manager/collect/コンソールごとのディレクトリ)に置き換わります。 |
%file% | メニューの実行によって得られた個々のファイル名(フルパス)に置き換わります。このマクロが指定されていて,かつ得られたファイルが複数個ある場合は,その個数分だけコマンドが繰り返し実行されます。 |