4.5 環境設定の内容を変更する

環境設定の設定内容の変更方法について説明します。環境設定の内容の変更は,サービスの起動時または停止時のどちらでもできます。

なお,設定内容の変更は,設定した各画面から行います。また,[IGS設定内容表示]画面に表示される通信情報,適用情報,NAT情報は,[IGS設定内容表示]画面から変更することもできます。詳細については「4.4.2 [IGS設定内容表示]画面から設定内容を変更する」を参照してください。

  1. サービスを停止してから,設定内容を変更する場合は,サービスを停止する。
    サービスの停止方法については「3.3 JP1/Cm2/IGSの起動と停止」を参照してください。
  2. 各画面で設定内容を変更し,[IGS環境設定]画面で[終了]ボタンをクリックする。
    情報の更新を確認するメッセージが表示されます。

    図4-33 情報の更新を確認するメッセージ

    [図データ]

  3. 次のどれかのボタンをクリックし,環境設定を終了する。
    • [IGSサービスへ構成変更を通知]ボタン
      JP1/Cm2/IGSのサービスに環境設定が変更されたことを通知し,環境設定を終了します。JP1/Cm2/IGSのサービスは通知を受け取ると,サービスを停止しないで,環境設定の変更をします(動的変更)。
      変更前の設定情報は,setup.ini.old,nataddr.inf.old,snmp.ini.old,igsrmaddr.inf.oldのファイル名で,次のディレクトリにバックアップされます。なお,.oldファイルとしてバックアップされるのは,環境設定GUIで設定した内容だけです。定義ファイルは,.oldファイルとしてバックアップされません。
      Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥conf
      なお,サービスが停止しているときは,このボタンは選択できません。
    • [設定ファイルだけ変更]ボタン
      変更内容を環境設定ファイルにだけ反映し,終了します。変更した内容は,サービスの再起動時に反映されます(静的変更)。
    • [変更を反映しないで終了]ボタン
      環境設定の変更を反映しないで,環境設定を終了します。
    • [戻る]ボタン
      [IGS環境設定]画面に戻ります。
      注意
      動的変更の処理が不完全な状態で終了した場合,JP1/Cm2/IGSのサービスが自動で再起動されます。再起動後にもエラーが発生する場合は,環境設定の内容を見直してください。
igschgreqコマンドで環境設定ファイルの内容を反映する
igschgreqコマンドは,サービスの稼働中に環境設定ファイルの内容変更を実行するコマンドです。[設定ファイルだけ変更]ボタンで,環境設定ファイルだけに変更を反映した場合,サービスを再起動するまで,変更内容は反映されません。igschgreqコマンドを実行すれば,サービスの再起動をしないで環境設定ファイルの内容を反映することができます。igschgreqコマンドについては「6. コマンド」の「igschgreq(環境情報の変更)」を参照してください。
<この節の構成>
4.5.1 変更内容が反映されるタイミング