4.7.4 ゲートウェイサーバとして運用する定義例

次のようなシステム構成での例を説明します。

運用例
ネットワークAのクライアントアプリケーションが,ネットワークBのサーバアプリケーションに対してTCP/IPの通信をする。
システム構成・設定例
JP1/Cm2/IGSはゲートウェイ専用マシンとして動作し,JP1/Cm2/IGSとアプリケーションとのインターフェースにはrawソケットを使用する。

図4-38 ゲートウェイサーバとして運用する例

[図データ]
<この項の構成>
(1) ネットワークAのJP1/Cm2/IGS(発呼側)での設定
(2) ネットワークBのJP1/Cm2/IGS(着呼側)での設定
(3) ネットワークAのクライアントマシンでの設定
(4) ネットワークBのサーバマシンでの設定

(1) ネットワークAのJP1/Cm2/IGS(発呼側)での設定

  1. 送信先JP1/Cm2/IGS(着呼側)を決定する。
    [IGS環境設定-通信情報]画面で,着呼側JP1/Cm2/IGSの情報を設定します。
    • IGSノードアドレス:172.16.10.1
    • ポート番号:22280
    • 接続方式:常時接続
    詳細については「4.2.2(1) IGSコネクション情報を登録する」を参照してください。
  2. IGSコネクションとAPコネクションを対応付ける。
    [IGS環境設定-適用情報]画面で,サーバアプリケーションの情報を設定します。
    • 送信先APノード:172.16.10.10
    • 対象APポート:送信先
    • ポート番号:23
    詳細については「4.2.2(2) APコネクション情報を登録する」を参照してください。

(2) ネットワークBのJP1/Cm2/IGS(着呼側)での設定

特に設定はありません。

(3) ネットワークAのクライアントマシンでの設定

サーバ向け通信のゲートウェイをJP1/Cm2/IGS(発呼側)に設定します。詳細については「4.3.2 ゲートウェイの変更」を参照してください。

(4) ネットワークBのサーバマシンでの設定

クライアント向け通信のゲートウェイをJP1/Cm2/IGS(着呼側)に設定します。詳細については「4.3.2 ゲートウェイの変更」を参照してください。