4.3.2 ゲートウェイの変更
JP1/Cm2/IGSをゲートウェイサーバとして運用するためには,アプリケーションサーバでの経路設定(ゲートウェイの変更)が必要です。次のどちらかの方法でLAN内のマネージャ,エージェントまたは中継ルータ(中継ゲートウェイおよびデフォルトゲートウェイ)を,JP1/Cm2/IGSサーバのIPアドレスに変更してください。設定方法は,次のとおりです。
- Windowsの場合
- TCP/IPプロパティの設定を変更する。またはrouteコマンドを実行する。
- UNIXの場合
- routeコマンドを実行する。またはroutedなどのサービスからルート情報を設定する。
次にそれぞれの手順を説明します。
- <この項の構成>
- (1) TCP/IPプロパティの設定を変更する(Windowsの場合)
- (2) routeコマンドを実行する
- (3) routedなどのサービスからルート情報を設定する(UNIXの場合)
(1) TCP/IPプロパティの設定を変更する(Windowsの場合)
ネットワークの設定を変更して,ゲートウェイを変更する手順を次に示します。
- [スタート]メニューから[設定]-[コントロールパネル]-[ネットワークとダイアルアップ接続]を選択する。
[ネットワークとダイアルアップ接続]ダイアログボックスが表示されます。
- 変更する接続を右クリックし,[プロパティ]ボタンをクリックする。
- [チェックマークがオンになっているコンポーネントがこの接続で使用されています]の[インターネットプロトコル(TCP/IP)]を選択して[プロパティ]ボタンをクリックする。
- [デフォルトゲートウェイ]の入力域にJP1/Cm2/IGSのIPアドレスを入力する。
(2) routeコマンドを実行する
ルートテーブルの内容を変更して,ゲートウェイを変更する手順を次に示します。routeコマンドの詳細についてはWindowsのヘルプまたはUNIXのマニュアルを参照してください。
- コマンドプロンプトを起動する。
- routeコマンドで既存のゲートウェイを削除後,JP1/Cm2/IGSのIPアドレスを追加する。
(3) routedなどのサービスからルート情報を設定する(UNIXの場合)
routedなどのサービスからルート情報を設定する場合は,UNIXのマニュアルを参照してください。
- 注意事項
- アプリケーションサーバのデフォルトゲートウェイを,JP1/Cm2/IGSに設定することもできますが,フォワードしないため,同一ネットワーク上およびJP1/Cm2/IGSでカプセル化情報に指定されたアプリケーション以外の通信ができなくなります。