5.1.2 利用履歴の表示
コネクション利用履歴は,[コネクション利用履歴]画面で参照できます。参照方法を示します。
- [スタート]メニューから[プログラム]-[Internet Gateway Server]-[接続状況]を選択する。
[IGSコネクション状況]画面が表示されます。
- [IGSコネクション状況]画面で,履歴を表示させたいIGSコネクションを選択して[履歴]ボタンをクリックする。
[コネクション利用履歴]画面が表示されます。[IGSコネクション状況]画面で接続状況が未接続または障害となっているものは,切断前の利用状況が表示されます。なお,表示状況が障害または未接続で,処理時刻がすべて空白になっている場合は,[履歴]ボタンはクリックできません。
図5-2 [コネクション利用履歴]画面(ポート統合モード)
![[図データ]](figure/zu050200.gif)
[コネクション利用履歴]画面の表示内容について説明します。(a)には,表示対象のIGSコネクションが表示されます。(b)には,APコネクションの最終情報が同一アドレス,同一ポート,同一プロトコルを一単位として表示されます。
(b)の表示内容を次に示します。
- 送信元APサーバ
送信元アプリケーションサーバのIPアドレスが表示されます。適用情報の設定で対象APアドレスにホスト名を指定した場合も,IPアドレスが表示されます。
- ポート
ポート番号を表示します。プロトコルがICMPの場合,ポート番号は表示されません。
- 通信方向
発呼側のIGSコネクションを選択した場合は「→」が,着呼側のIGSコネクションを選択した場合は「←」が表示されます。
- 送信先APサーバ
送信先アプリケーションサーバのIPアドレスが表示されます。適用情報の設定で対象APアドレスにホスト名を指定した場合も,IPアドレスで表示されます。
- プロトコル
TCP,UDP,ICMPのうち利用したプロトコルが表示されます。
- 利用時刻
IGSコネクションを利用した時刻が表示されます。
- 利用履歴情報の更新のタイミング
- 次のタイミングで更新されます。
- JP1/Cm2/IGSのサービス起動時に,いったん全情報がクリアされます。
- カプセル化およびカプセル化解除が正常に完了したときに,追加されます。
- 履歴情報が履歴情報最大個数(10,000)を超えた場合,履歴情報監視間隔(3,600秒)ごとに,そのとき利用されていない履歴情報を検索して削除します。利用されていない期間は,次のしきい値に従って検索し削除されます。
- 履歴情報保持時間(86400)-(履歴情報保持時間-履歴未使用しきい値)×0.2=69126秒
- 履歴情報保持時間(86400)-(履歴情報保持時間-履歴未使用しきい値)×0.4=51852秒
- 履歴情報保持時間(86400)-(履歴情報保持時間-履歴未使用しきい値)×0.6=34578秒
- 履歴情報保持時間(86400)-(履歴情報保持時間-履歴未使用しきい値)×0.8=17304秒
- 上記検索で,削除対象が見つからない場合は,KDJI223-Wのメッセージが表示され,履歴が削除されます。
- 接続状況を読み込み直して再表示するには
- [最新情報]ボタンをクリックします。接続状況が変化している場合は,最新情報が表示されます。
- コネクション状況表示をソートするには
- [コネクション利用履歴]画面で[送信元APサーバ],[ポート],[送信先APサーバ],[プロトコル]および[利用時刻]の部分をクリックするとその項目をキーとして表示内容がソートされます。クリックした項目には昇順のときには「▲」マーク,降順のときには「▼」マークが表示されます。昇順と降順の表示はクリックするごとに切り替わります。
- [最新情報]ボタンをクリックして最新情報を取得した場合,選択されているソート順は解除され,デフォルトのソート順で表示されます。