3.5 クラスタシステムで運用する場合の設定

Internet Gateway Serverはクラスタシステムでの運用に対応しています。

Internet Gateway Serverを実行系・待機系の構成(アクティブ・スタンバイ構成)で運用できます。この場合,Internet Gateway Serverを実行中のサーバ(実行系)で障害が発生すると,待機していた別のサーバ(待機系)のInternet Gateway Serverが起動します。なお,Internet Gateway Serverは負荷分散などを目的とした構成(アクティブ・アクティブ構成)には対応していません。

ここでは,クラスタシステムでの運用に対応するためのInternet Gateway Serverのインストールおよび環境設定について説明します。

なお,Internet Gateway Serverが対象とするクラスタシステムは,Microsoft Cluster Service (Windows Server 2003 (x64))です。以降,Microsoft Cluster Service (Windows Server 2003 (x64))はMSCSと記載します。

<この節の構成>
3.5.1 クラスタシステムへのインストール
3.5.2 クラスタシステムでの設定
3.5.3 アプリケーションの通信情報の設定
3.5.4 クラスタ環境での注意事項