(1) NNMiまたはNNM連携のシステム構成例
図8-2 NNMiと連携する場合のシステム構成例
(2) NNMiまたはNNM連携のセットアップ
NNMiまたはNNM連携に必要なセットアップについて説明します。
(a) イベント定義ファイルのロード
JP1/Cm2/IGSが発行したIGSイベントをNNMiまたはNNMに認識させるには,NNMiまたはNNMにイベント定義ファイルをロードします。このとき,NNMiまたはNNMを使用している言語環境に合わせて,IGSイベント定義ファイルを指定します。なお,言語環境を変えてNNMiまたはNNMを使用する場合は,それぞれの言語環境でIGSイベント定義を再ロードしてください。
JP1/Cm2/IGSが提供するイベント定義のファイルを,次の表に示します。
表8-2 IGSイベント定義ファイル
言語 | ファイル |
---|---|
日本語(NNMi用) | Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥conf¥incidentIGS.xml |
日本語(NNM用) | Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥conf¥event¥trapdConfIGS.JP |
英語(NNM用) | Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥conf¥event¥trapdConfIGS.ENG |
定義ファイルのロードは,IGSイベント定義ファイルを指定して,NNMiのnnmconfigexport.ovplコマンドまたはNNMのxnmeventsコマンドを実行します。コマンドの詳細については,NNMiまたはNNMのオンラインドキュメント参照してください。なお,NNMi用のIGSイベント定義ファイルは,日本語だけです。
(b) オプション定義ファイルの設定
IGSイベントを発行するかどうか,またNNMiまたはNNMにイベントを通知するかどうかを,オプション定義ファイル(igsopt.conf)に設定します。詳細については「7.2 オプション定義ファイル(igsopt.conf)」を参照してください。
(3) NNMで監視する場合の注意事項
JP1/Cm2/IGSが動作するサーバのコンピュータ名と,NNMでのJP1/Cm2/IGSが動作するサーバの選択名が異なる場合,JP1/Cm2/IGSがNNMのアラームブラウザに表示したイベントを指定して「マップ上のノードの強調表示」を実行すると,失敗することがあります。
この現象が発生した場合は,NNMのマップ画面でIGSイベント送信元のノードを選択し,「オブジェクトのプロパティ」の「選択名の設定」で,NNMのアラームブラウザに出力されているIGSイベントのソース名を指定してください。