3.4 バックアップとリストア
JP1/Cm2/IGSのサービスは,JP1/Cm2/IGSの環境設定で生成された環境設定ファイル,およびオプション定義ファイルの内容を読み込んで動作環境を決定し,起動します。JP1/Cm2/IGSの動作環境を設定するファイルのことを総称して「環境情報ファイル」と呼びます。環境情報ファイルは,次のとおりです。
- Internet Gateway Serverの環境情報ファイルの一覧
- 定義ファイル
オプション定義ファイル(igsopt.conf)
変換対象MIB定義ファイル(igsnatmib.conf)
変換対象文字列MIB値定義ファイル(igsnatstr.conf)
- 環境設定で設定した内容を出力したファイル
動作環境設定ファイル(setup.ini)
スタティックNATデータファイル(nataddr.inf)
SNMPプロキシ設定ファイル(snmp.ini)
リモート環境設定ファイル(igsrmaddr.inf)
- Proxy Optionの環境情報ファイルの一覧
- 定義ファイル
IGS Proxy Option固定ポート定義ファイル(igsfixport.conf)
- 環境設定で設定した内容を出力したファイル
IGS Proxy Option設定ファイル(igsproxy.ini)
環境情報ファイルが破壊されていたり,誤って削除していたりした場合,JP1/Cm2/IGSサービスの起動ができなくなります。このような状態から短時間で回復するために,環境情報ファイルのバックアップを採ることをお勧めします。
- Internet Gateway Serverのバックアップ
- Internet Gateway Serverの環境情報ファイルを,一括してバックアップをするigsbkupコマンド,およびバックアップから環境情報ファイルを回復するigsrstrコマンドを使用してください。コマンドの詳細については「6. コマンド」の「igsbkup(環境情報ファイルのバックアップ)」および「igsrstr(環境情報ファイルのリストア)」を参照してください。
- Proxy Optionのバックアップ
- バックアップおよびリストアは,手動で実行してください。