付録I.2 JP1/Cm2/Internet SNMP Gatewayからの移行について
- <この項の構成>
- (1) 移行手順
- (2) igsfromisgコマンド(JP1/Cm2/Internet SNMP GatewayからJP1/Cm2/IGSへの移行)
(1) 移行手順
管理側および被管理側の各システム拠点のJP1/Cm2/Internet SNMP GatewayをJP1/Cm2/IGSへ移行する場合は,次の手順に従って設定してください。
- JP1/Cm2/Internet SNMP Gatewayのすべての設定ファイルを,任意のディレクトリに退避する。
- 設定ファイルを退避したディレクトリを指定して,igsfromisgコマンドを実行する。
igsfromisgコマンドの詳細については,「(2) igsfromisgコマンド(JP1/Cm2/Internet SNMP GatewayからJP1/Cm2/IGSへの移行)」を参照してください。
- 管理側JP1/Cm2/IGSの通信情報で,被管理側JP1/Cm2/IGSのIPアドレスを指定して,IGSコネクションを設定する。
- 管理側JP1/Cm2/IGSの適用情報の送信先APノードとして,isgsnmp.conf設定ファイルに指定していたSNMP要求の送信先エージェントのIPアドレスおよびポート番号を設定する。
- 被管理側JP1/Cm2/IGSの通信情報で,管理側JP1/Cm2/IGSのIPアドレスを指定してIGSコネクションを設定する。
- 被管理側JP1/Cm2/IGSの適用情報の送信先APノードとして,isgtrap.conf設定ファイルに指定していたSNMPトラップの送信先マネージャのIPアドレスおよび送信先ポート番号(162/UDP)を設定する。
- 被管理側JP1/Cm2/IGSのNAT情報で,isgnataddr.conf設定ファイルに指定していたNAT変換定義を設定する。
管理側のisgnataddr.conf設定ファイルにNAT変換定義を設定していた場合は,それぞれの被管理側JP1/Cm2/IGSでNAT情報設定をします。
なお,ネットワーク環境に合わせてNNMまたは階層エージェントおよびHierarchical Viewerの設定を見直してください。
(2) igsfromisgコマンド(JP1/Cm2/Internet SNMP GatewayからJP1/Cm2/IGSへの移行)
- 形式
igsfromisg JP1/Cm2/Internet SNMP Gateway設定ファイルの退避ディレクトリ
- 格納ディレクトリ
- Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥bin
- 説明
- JP1/Cm2/Internet SNMP Gatewayの設定を,JP1/Cm2/IGSの設定に変換し,反映します。
- 引数
- JP1/Cm2/Internet SNMP Gateway設定ファイル退避ディレクトリ
- JP1/Cm2/Internet SNMP Gatewayの設定ファイルを格納しているディレクトリを指定します。このコマンドは次のファイルについて変換します。なお,isgconn.conf設定ファイルおよびisgnataddr.confファイルの設定内容は,JP1/Cm2/IGSの環境設定から設定し直してください。
- isgsnmp.conf設定ファイル
- isgtrap.conf設定ファイル
- isgnatmib.conf設定ファイル
- isgnatstr.conf設定ファイル
- isgopt.conf設定ファイル
- isgparam.conf設定ファイル
- 注意事項
- 移行コマンドの実行について
JP1/Cm2/IGSの設定および起動をする前に,igsfromisgコマンドを実行してください。
- isgopt.confファイルについて
isgopt.confファイルの設定項目の中で,次の項目が反映されます。
cooperationの項目
add-trap-sourceの項目
trap-source-typeの項目
そのほかの項目については,JP1/Cm2/IGSでは使用しません。
- isgparam.confファイルについて
isgparam.confファイルの設定項目の中で,次の項目が反映されます。
event-sendの項目
event-destの項目
そのほかの項目については,JP1/Cm2/IGSでは使用しません。