1.3.1 IGSコネクションの確立形態による構成

IGSコネクションは,インターネットまたはイントラネットを介したJP1/Cm2/IGS間で確立されます。IGSコネクションの確立形態別に,システム構成を紹介します。

<この項の構成>
(1) 1:nのコネクションを確立する場合
(2) 発呼側・着呼側双方にファイアウォールがある場合

(1) 1:nのコネクションを確立する場合

JP1/Cm2/IGSでは,次の図のようにファイアウォールにポートを一つ設定するだけで,複数のJP1/Cm2/IGSからパケットを受信できます。また,IGSコネクションの接続は,JP1/Cm2/IGS同士が直接TCP/IPによって接続されます。

図1-4 1:nのIGSコネクションを確立するシステム構成例

[図データ]

(2) 発呼側・着呼側双方にファイアウォールがある場合

JP1/Cm2/IGSでは1台のJP1/Cm2/IGSで双方向からのパケットの送受信ができます。次のように,インターネットを介して,両側にファイアウォールがある場合でも,ファイアウォールごとに1台のJP1/Cm2/IGSを導入するだけで双方向のポートを統合できます。

図1-5 双方向のIGSコネクションを確立するシステム構成例

[図データ]