パケットがIGSコネクションを通過するとき,プライベートIPアドレスの漏洩を防ぐため,JP1/Cm2/IGSでNAT変換(アドレス変換)をします。発呼側JP1/Cm2/IGSでは,プライベートアドレスからグローバルアドレスに変換し,着呼側JP1/Cm2/IGSで,グローバルアドレスからプライベートアドレスに変換します。JP1/Cm2/IGSでは,IPヘッダ部のIPアドレスと,SNMPメッセージに含まれるIPアドレスをNAT変換できます。
また,ポート統合をしないで,1台のJP1/Cm2/IGSでSNMPメッセージに含まれるIPアドレスのNAT変換だけを行うこともできます。
ポート結合については,「2.2 ポート統合」を参照してください。
ポート統合でのNAT変換の概要を次の図に示します。
図1-3 NAT変換概要