2.6 リモート環境設定
JP1/Cm2/IGSからほかのJP1/Cm2/IGSの環境設定を,リモートで行うことができます。
リモート環境設定の動作概要を,次の図に示します。なお,図中の番号と説明の番号は対応しています。
図2-10 リモート環境設定
![[図データ]](figure/zu021000.gif)
- リモート環境設定を許可する側のJP1/Cm2/IGS-Bは,リモート環境設定を許可する,または特定のJP1/Cm2/IGS(この場合はJP1/Cm2/IGS-A)のリモート環境設定だけを許可するよう,環境設定GUIのオプションで設定します。なお,初期設定では,リモート環境設定を許可するように設定されています。
- リモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGS-Aは,環境設定GUIの起動時に,リモート環境設定の対象としてJP1/Cm2/IGS-Bを指定します。
- JP1/Cm2/IGS-Bの環境設定定義ファイルが,JP1/Cm2/IGS-Aに転送され,読み込まれます。
JP1/Cm2/IGS-AとJP1/Cm2/IGS-BのOSが異なる場合は,定義ファイルの内容が文字コード変換されて,転送されます。
- JP1/Cm2/IGS-Aで,JP1/Cm2/IGS-Bの環境設定をします。
環境設定GUIは複数起動することができ,複数のJP1/Cm2/IGSの環境設定をまとめてすることもできます。
- 環境設定終了後,環境設定定義ファイルをJP1/Cm2/IGS-Bへ転送します。
- 注意事項
- ローカル/リモートにかかわらず,一つのJP1/Cm2/IGSに対して,複数同時に環境設定を起動することはできません。
- リモート環境設定を許可する側のJP1/Cm2/IGSのバージョンよりもリモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGSのバージョンが下位である場合は,リモート環境設定はできません。
- リモート環境設定を許可する側のJP1/Cm2/IGSのバージョンとリモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGSのバージョンが異なる場合,リモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGSの機能範囲で設定できます。