2.1 機能の概要

JP1/Cm2/IGSの機能概要と動作モードについて説明します。

<この節の構成>
(1) 機能一覧
(2) 運用方式
(3) 動作モード

(1) 機能一覧

JP1/Cm2/IGSの機能一覧を次に示します。

表2-1 JP1/Cm2/IGSの機能一覧

機能説明参照先
ポート統合JP1/Cm2/IGS間でコネクションを確立し,パケットのカプセル化とNAT変換をして通信できます。2.2
シングルサーバ1台のJP1/Cm2/IGSでデータ部のNAT変換をして通信できます。2.3
プロキシ通信JP1/Cm2/IGSをプロキシサーバとして設定して,アプリケーション間の通信ができます。2.4
NAT変換IPアドレスを,グローバルアドレスからプライベートアドレスに,またはプライベートアドレスからグローバルアドレスに変換できます。2.5
リモート環境設定リモートで,JP1/Cm2/IGSからほかのJP1/Cm2/IGSの環境を設定できます。2.6
コネクションの管理および監視コネクションの接続状況と利用履歴をGUIで参照できます。また,他のJP1製品と連携して,IGSコネクションを監視できます。2.7

(2) 運用方式

JP1/Cm2/IGSの運用方式を次に示します。

(3) 動作モード

JP1/Cm2/IGSには次の動作モードがあります。

提供している機能および運用方式は動作モードによって異なります。JP1/Cm2/IGSが提供している機能と動作モードの比較を次の表に示します。

表2-2 機能・運用方式と動作モードの比較

機能・運用方式動作モード
ポート統合モードシングルサーバモード
機能ポート統合
シングルサーバ
NAT変換
リモート環境設定
コネクションの管理および監視
運用方式ゲートウェイサーバとして運用
プロキシサーバとして運用TCP/IP,UDP/IPプロキシサーバ
SNMPプロキシサーバ
(凡例)
○:実行できる。
-:実行できない。