(1) 変換対象文字列MIB値定義ファイルの設定
SNMPメッセージ中のVarBind中のMIB値に,文字列形式で含まれるIPアドレスをNAT変換するための設定をします。設定は変換対象文字列MIB定義ファイル(igsnatstr.conf)で設定します。詳細については「7.4 変換対象文字列MIB値定義ファイル(igsnatstr.conf)」を参照してください。
(2) 変換対象MIB定義ファイルの設定
SNMPメッセージ中のVarBind中のオプジェクトIDに,インスタンス識別子として含まれるIPアドレスを変換させる設定をします。
なお,標準提供される変換対象MIB定義ファイルには,標準MIB-II,日立企業固有MIB,NNMiおよびNNMがMIB定義として標準提供している範囲のMIBオブジェクトが,あらかじめ定義されています。よって,通常は定義を変更する必要はありません。ユーザ拡張MIBや他社企業固有MIBなどデフォルトの定義で網羅されていない範囲のMIBオブジェクトに,インスタンス識別子としてIPアドレスが含まれ,そのIPアドレスを変換対象とする場合だけ,設定が必要です。詳細については「7.3 変換対象MIB定義ファイル(igsnatmib.conf)」を参照してください。