4.2.5 動作オプションの設定
[IGS環境設定]画面の[オプション]ボタンからは,JP1/Cm2/IGSおよびJP1/Cm2/IGS間の動作オプションとして,次の設定ができます。
- ポート統合モードの場合
- JP1/Cm2/IGSマシンに複数のIPアドレスがある場合,JP1/Cm2/IGSで使用するIPアドレスの設定
- IGSコネクションが確立されるまでのタイムアウトの設定
- IGSコネクションの生存監視の設定
- リモート環境設定を許可するための設定
- プロキシ専用マシンとして使用する場合の設定
- シングルサーバモードの場合
次にそれぞれの設定手順を示します。
- <この項の構成>
- (1) IPアドレスの設定
- (2) IGSコネクションのオプション設定
- (3) リモート環境設定の許可の設定
- (4) プロキシ専用マシンとしての設定
(1) IPアドレスの設定
JP1/Cm2/IGSマシンに複数のIPアドレスがある場合,JP1/Cm2/IGSで使用するIPアドレスを定義します。IPアドレスは,IGSコネクションで使用するIPアドレス(接続元のJP1/Cm2/IGSが定義する「IGSノードアドレス」のIPアドレスと同じIPアドレス)を指定します。なお,この設定は,動的変更には対応していません。設定変更後はJP1/Cm2/IGSの再起動が必要です。
- [IGS環境設定-オプション]画面の[IPアドレス]タブをクリックする。
[IGS環境設定-オプション]画面([IPアドレス]タブ)が表示されます。
図4-26 [IGS環境設定-オプション]画面([IPアドレス]タブ)
![[図データ]](figure/zu042320.gif)
- [IPアドレス]タブの各項目を設定する。
- IGSコネクションのIPアドレスを指定する
JP1/Cm2/IGSマシンに複数のIPアドレスがある場合に,チェックします。
- IPアドレス
IGSコネクションとして使用するIPアドレス(16文字以内の半角英数字)を指定します。IPアドレスは,1バイトずつ「.(ピリオド)」で区切って指定します(例:100.100.100.1)。
- [完了]ボタンをクリックする。
[IGS環境設定]画面に戻ります。
- [IGS環境設定]画面で[終了]ボタンをクリックする。
[設定ファイルだけ変更]ボタンをクリックし,環境設定を終了する。
- JP1/Cm2/IGSを再起動する。
(a) IPアドレスの設定を変更する
- [IGS環境設定-オプション]画面([IPアドレス]タブ)で,各項目の値の変更またはチェックボックスのチェックを解除する。
- [完了]ボタンをクリックする。
[IGS環境設定]画面に戻ります。
- [IGS環境設定]画面で[終了]ボタンをクリックする。
[設定ファイルだけ変更]ボタンをクリックし,環境設定を終了する。
- JP1/Cm2/IGSを再起動する。
(2) IGSコネクションのオプション設定
IGSコネクションのタイムアウト時間および生存監視の設定をします。
- [IGS環境設定-オプション]画面の[IGSコネクション]タブをクリックする。
[IGS環境設定-オプション]画面([IGSコネクション]タブ)が表示されます。
図4-27 [IGS環境設定-オプション]画面([IGSコネクション]タブ)
![[図データ]](figure/zu042350.gif)
- [IGSコネクション]タブの各項目を設定する。
- タイムアウト時間の設定
TCP接続および送信ビジーが生じた場合の,それぞれの制限時間を指定します。
TCP接続タイムアウト時間((1~86400))《60》:IGSコネクションが接続するまでの制限時間を指定します。単位は秒です。指定した時間内に接続されなかったときは,エラーが表示されます。
ビジー監視タイムアウト時間((1~86400))《60》:IGSコネクションの送信ビジー監視制限時間を指定します。単位は秒です。指定した時間内に送信ビジーが解除されなかったときは,エラーが表示されます。
- IGSコネクションの生存監視を行う
IGSコネクションの生存監視を行う場合に,チェックします。IGSコネクションを複数設定している場合は,すべてのIGSコネクションに適用されます。あわせて以下の項目を設定します。
監視時間((10~86400))《600》:生存監視時間を指定します。ここで指定した時間,IGSコネクション間が無通信だった場合に,生存監視用パケットが送信されます。単位は秒です。
再送間隔時間((10~86400))《10》:生存監視用パケットが再送される間隔を指定します。単位は秒です。
再送最大回数((1~100))《5》:生存監視用パケットが再送される最大回数を指定します。
指定した間隔および回数の生存監視パケットを送信しても,応答がない場合は,IGSコネクションが切断されます。
- [IGS環境設定-オプション]画面([IGSコネクション]タブ)で[完了]ボタンをクリックする。
[IGS環境設定]画面に戻ります。
(a) IGSコネクションのオプション設定を変更する
- [IGS環境設定-オプション]画面([IGSコネクション]タブ)で,各項目の値の変更またはチェックボックスのチェックを解除する。
- [完了]ボタンをクリックする。
(3) リモート環境設定の許可の設定
リモート環境設定の許可をするかどうかを設定します。
- [IGS環境設定-オプション]画面の[リモート環境設定]タブをクリックする。
[IGS環境設定-オプション]画面([リモート環境設定]タブ)が表示されます。
図4-28 [IGS環境設定-オプション]画面([リモート環境設定]タブ)
![[図データ]](figure/zu042400.gif)
- [リモート環境設定]タブの各項目を設定する。
- リモート環境設定を許可する
他のJP1/Cm2/IGSからのリモート環境設定を許可する場合に,チェックします。
特定IGSのみ許可:リモート環境設定を許可するJP1/Cm2/IGSを特定したい場合にチェックします。[追加]ボタンをクリックすると,[リモートIGSアドレスの設定]画面が表示されます。
図4-29 [リモートIGSアドレスの設定]画面
![[図データ]](figure/zu042420.gif)
リモートIGSアドレス:リモート環境設定を許可するJP1/Cm2/IGSのIPアドレスまたはホスト名(16文字以内の半角英数字)を指定します。IPアドレスで指定する場合は,1バイトずつ「.(ピリオド)」で区切って指定します(例:100.100.100.1)。
- [リモートIGSアドレスの設定]画面で[追加]ボタンをクリックする。
[IGS環境設定-オプション]画面([リモート環境設定]タブ)に戻り,追加したIPアドレスまたはホスト名が表示されます。
- [IGS環境設定-オプション]画面([リモート環境設定]タブ)で[完了]ボタンをクリックする。
[IGS環境設定]画面に戻ります。
(a) リモート環境設定の許可の解除,または特定マシンからのリモート環境設定の許可を解除する
- [IGS環境設定-オプション]画面([リモート環境設定]タブ)で,許可の解除をする。
- リモート環境設定の許可を解除する場合
[リモート環境設定を許可する]チェックボックスのチェックを解除します。
- 特定マシンの許可を解除する場合
解除するマシンのIPアドレスまたはホスト名を[↑][↓]キーで選択し,[削除]ボタンをクリックします。
- [完了]ボタンをクリックする。
(4) プロキシ専用マシンとしての設定
JP1/Cm2/IGSをプロキシ専用マシンとして使用する場合に設定します。なお,この設定は,動的変更に対応していません。設定変更後はJP1/Cm2/IGSの再起動が必要です。
- [IGS環境設定-オプション]画面の[プロキシ専用]タブをクリックする。
[IGS環境設定-オプション]画面([プロキシ専用]タブ)が表示されます。
図4-30 [IGS環境設定-オプション]画面([プロキシ専用]タブ)
![[図データ]](figure/zu042450.gif)
- [プロキシサーバとしてのみ使用する]チェックボックスをチェックする。
- [完了]ボタンをクリックする。
[IGS環境設定]画面に戻ります。
- [IGS環境設定]画面で[終了]ボタンをクリックする。
[設定ファイルだけ変更]ボタンをクリックし,環境設定を終了する。
- JP1/Cm2/IGSを再起動する。
(a) プロキシ専用マシンの設定を解除する
- [IGS環境設定-オプション]画面([プロキシ専用]タブ)で,チェックボックスのチェックを解除する。
- [完了]ボタンをクリックする。
[IGS環境設定]画面に戻ります。
- [IGS環境設定]画面で[終了]ボタンをクリックする。
[設定ファイルだけ変更]ボタンをクリックし,環境設定を終了する。
- JP1/Cm2/IGSを再起動する。