10.5.1 収集ツールを使用した資料の採取方法
トラブル発生時に採取が必要な資料の採取方法を,次に示します。
- メモリダンプファイルの確認をする。
障害発生時,Internet Gateway Serverのメモリダンプが格納されるディレクトリにigsabend.dmpファイルが自動出力されます。下記ディレクトリにigsabend.dmpファイルがあるか,また障害発生時刻に出力されたものかを確認します。
Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥dump
- メモリダンプファイルがある場合は,手順3に進む。メモリダンプファイルがない場合,または障害発生時刻のファイルでない場合は,igsdumpコマンドを実行する。
Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥bin¥igsdump.exe
- コマンドが正常に完了すると,以下のメッセージが出力され,igsdump.txtが採取されます。
KDJI904-I:ダンプの採取を開始しました。
KDJI905-I:ダンプの採取が終了しました。
- 障害解析に必要な資料を,igscollectコマンドで1か所のフォルダに収集する。
自動(igsabend.dmp),または手動(igsdump.txt)で採取したメモリダンプファイルと,その他の障害解析に必要な資料を指定したフォルダに収集します。
Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ¥JP1Cm2IGS¥bin¥igscollect.exe 資料先フォルダ
- 注意
- 資料格納フォルダは,フルパスで指定してください。また,既存のフォルダを指定しないでください。
各コマンドの詳細については,「6. コマンド」を参照してください。