4.7.6 プロキシ通信を使用する定義例

次のようなシステム構成での例を説明します。

運用例
ネットワークAのクライアントアプリケーションが,ネットワークBのサーバアプリケーションに対してプロキシ通信をする。
システム構成・設定例
  • Internet Gateway Serverはプロキシサーバおよびゲートウェイサーバとして動作する。
  • ネットワークAのクライアントマシンAはプロキシ通信を利用する。アプリケーションとInternet Gateway Serverとのインターフェースには,Proxy Optionを利用する。
  • クライアントBはプロキシ通信を利用しない。アプリケーションとInternet Gateway Serverとのインターフェースにはrawソケットを使用する。
  • IGSコネクションの接続はTCP/IP接続をする。

    図4-40 プロキシ通信の例

    [図データ]

<この項の構成>
(1) クライアントマシンAでの設定
(2) クライアントマシンA以外の設定

(1) クライアントマシンAでの設定

プロキシ通信をするための設定をします。

  1. Proxy Optionの[IGSプロキシ設定]画面で,次の情報を設定する。
    • APノードアドレス:172.16.10.10
    • ポート番号:23
    • プロトコル種別:TCP
    • IGSアドレス:10.10.10.1
    • プロキシゲートウェイポート番号:20304
    詳細については「3.2.3 Proxy Optionの設定」を参照してください。

(2) クライアントマシンA以外の設定

4.7.4 ゲートウェイサーバとして運用する定義例」の各マシンの設定を参照してください。