ssocollectd動作定義ファイルには,ssocollectdデーモンプロセスの動作を定義します。この定義ファイルの内容を変更した場合,次のどちらかを実行して変更した内容を有効にしてください。
(1) 書式
ssocollectd動作定義ファイルの書式を,次に示します。
ssocollectd動作定義ファイルを記述する場合の注意事項を次に示します。
(2) 定義内容
ssocollectd動作定義ファイルの定義内容を,次の表に示します。
キー名 | 値 |
---|---|
snmp-address: 《default》 | クラスタシステムで運用する場合に,論理IPアドレスを,「n.n.n.n」の形式で指定します(nは0~255の整数)。この指定によって,監視マネージャと監視サーバの間に存在するファイアウォールを通過させる監視マネージャのIPアドレスを,論理IPアドレスに固定できます。 これ以外の場合は「default」を指定します。「default」を指定した場合,ファイアウォールを通過させる監視マネージャのIPアドレスは,監視サーバと通信できる自ホストのIPアドレスとなります。複数のIPアドレスが該当する場合は,不定となります。 |
max-snmp-session:※1 《32》((1~99)) | 監視マネージャと同時に通信する監視サーバの数を指定します。 |
postponing-interval: 《1800》((10~86,400秒)) | 収集状態が「延期中※2」になった場合の,次回の収集を実行するまでの時間を指定します。リソース収集間隔より小さい値を指定した場合,次回の収集はリソース収集間隔の設定に従います。 |
postponing-retry: 《2》((0~99回)) | 収集状態が「延期中」になるまでのリトライ回数を指定します。 |
max-logfile-size: 《4》((1~32メガバイト)) | 一つのログファイルの最大サイズを指定します。 |
logfile-num: 《3》((1~10面)) | ログファイルの面数を指定します。 |
trace: 《off》 | 障害発生時の調査用としてトレースファイルを出力するかどうかを設定します。出力する場合は「on」,出力しない場合は「off」を指定します。 |
max-tracefile-size: 《4》((1~32メガバイト)) | 一つのトレースファイルの最大サイズを指定します。 |
tracefile-num: 《3》((1~10面)) | トレースファイルの面数を指定します。 |
snmp-dump: 《off》 | 障害発生時の調査用としてSNMPパケットダンプを出力するかどうかを設定します。出力する場合は「on」,出力しない場合は「off」を指定します。 |
max-dumpfile-size: 《8》((0~99メガバイト)) | SNMPパケットダンプトレースファイルの最大サイズを指定します。 0を指定した場合は上限サイズなくトレースを取得します。 |
注※1 値を変更した場合,ssocollectdデーモンプロセスを再起動する必要があります。
注※2 「延期中」については「図2-10」および「図2-11」を参照してください。