GUI定義ファイルには,GUIの動作を定義します。GUIの起動時に読み込まれ,定義した内容に従って動作します。
(1) 書式
ウィンドウごとに項目を定義する場合,ウィンドウ名を示すグループキー名を記述し,その下に定義する項目を記述します。GUI定義ファイルの書式例を次に示します。
デフォルトとウィンドウごとで同じ項目を設定した場合,ウィンドウごとの設定(グループキー内の設定)が有効になります。ウィンドウとグループキー名の対応を,次の表に示します。
ウィンドウ名 | グループキー名 | 省略 |
---|---|---|
リソースブラウザウィンドウ | browser | 可 |
リソース収集条件設定ウィンドウ | collect-c | 可 |
リソース収集データ参照ウィンドウ | collect-m | 可 |
プロセス監視条件設定ウィンドウ | process-c | 可 |
プロセスモニタウィンドウ | process-m | 可 |
リソースブラウザウィンドウ(Webブラウザ) | web-browser | 可 |
リソース収集条件設定ウィンドウ(Webブラウザ) | web-collect-c | 可 |
リソース収集データ参照ウィンドウ(Webブラウザ) | web-collect-m | 可 |
プロセス監視条件設定ウィンドウ(Webブラウザ) | web-process-c | 可 |
プロセスモニタウィンドウ(Webブラウザ) | web-process-m | 可 |
レポート設定ウィンドウ(Webブラウザ) | web-report-c | 可 |
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。各定義内容を定義できない位置に記述した場合,その記述は無視されます。
キー名 | 値 | 定義位置 |
---|---|---|
CONNECT_TIME 《60》((1~300)) | 各ウィンドウとデーモンプロセスとの接続確認間隔を秒単位で指定します。 |
|
SMS_SERVER | リソースブラウザウィンドウからリソース参照するSMSサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。このキーは複数指定できます。 | ウィンドウごとの定義(グループキー内(browserグループだけで指定できる)) |
WEB_BROWSER※ | 各ウィンドウからオンラインヘルプを参照する場合に,Webブラウザの実行ファイルを絶対パスで指定します。 | ウィンドウ共通の定義(グループキー外) |
REGULAR_QUERY 《20,000》 ((1~20,000)) | リソースブラウザウィンドウのパフォーマンスデータ参照ウィンドウおよびPing応答時間参照ウィンドウでの定期照会の最大照会回数を指定します。 | ウィンドウごとの定義(グループキー内(browserグループだけで指定できる)) |
MAX_HEAP_SIZE 《128》((32~1,024メガバイト)) | GUI起動時のJava VMのヒープ領域のサイズを指定します。 |
|
注※ Windows上のウィンドウ,およびSSOコンソールから起動したウィンドウでは,この定義は無効です。
(3) 定義例
GUI定義ファイルの定義例を次に示します。
(4) 注意事項
ウィンドウ共通の定義部分とウィンドウごとの定義部分のどちらにも定義できるキーの場合,ウィンドウ共通の定義部分に定義した値ではなく,ウィンドウごとの定義部分で定義した値が有効になります。