付録M.1 旧バージョンからの移行手順

旧バージョンのSSOから最新バージョンのSSOに移行するときの移行手順について説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 移行対象ファイル
(3) 移行手順
(4) 注意事項

(1) 前提条件

移行時の前提条件を次に示します。

(a) 移行元サーバ

JP1/Cm2/SSOおよびJP1/Cm2/SSO - Report Featureのバージョンは,07-00以降かつ09-00より前であることが前提です。

(b) 移行先サーバ

(2) 移行対象ファイル

移行対象のファイルを次に示します。

(a) UNIXの場合

表M-1 移行対象ファイル一覧(UNIXの場合)

項番分類移行元製品名ファイル移行元ファイルパス※1移行先ファイルパス
1定義・設定ファイルSSO全監視アプリケーション設定の格納ファイル$SSO_CONF/ssoap.conf移行元と同じ
2全プロセス監視条件設定の格納ファイル$SSO_CONF/ssoapmon.conf
3ssoapmon動作定義ファイル$SSO_CONF/ssoapmon.def
4全リソース収集条件設定の格納ファイル$SSO_CONF/ssocollectd.conf
5ssocollectd動作定義ファイル$SSO_CONF/ssocollectd.def
6ssocolmng動作定義ファイル$SSO_CONF/ssocolmng.def
7イベント送信先定義ファイル$SSO_CONF/ssodest.conf
8GUI定義ファイル$SSO_CONF/ssogui.conf
9SNMP定義ファイル$SSO_CONF/ssosnmp.conf
10TCPエージェント定義ファイル$SSO_CONF/ssotcpagent.conf
11しきい値定義ファイル$SSO_CONF/ssothreshold.conf
12ユーザリソース設定ファイル群$SSO_CONF/rsc/user*
13ユーザリソースのリソースアイコンファイル群$SSO_IMAGE/user*
14収集条件定義ファイル※2任意任意
15監視AP定義ファイル※3
16監視サーバ定義ファイル※2
17監視条件定義ファイル
18グループ定義ファイル
19ユーザリソース定義ファイル※4
20監視状態定義ファイル
21収集状態定義ファイル
22しきい値検証定義ファイル
23SSO-RFレポート定義ファイル群$SSORF_CONF/rpt/*$SSO_CONF/rpt/*
24ssorptd動作定義ファイル$SSORF_CONF/ssorptd.def$SSO_CONF/ssorptd.def
25レポート定義ファイル(ssodemandrptコマンドで指定するファイル)任意任意
26リソース収集データベースSSOリソース収集データベース$SSO_DB/Coll/*移行元と同じ※5
27レポートファイルSSO-RFレポートファイル$SSORF_DB/Report/*$SSO_REPORT/*
28レポートファイル(ssodemandrptコマンドで作成したファイル)任意任意
(凡例)
SSO:JP1/Cm2/SSO
SSO-RF:JP1/Cm2/SSO - Report Feature
注※1
汎用パスが示す値については,移行元サーバのSSOのマニュアルを参照してください。同じ汎用パス名でも,移行元サーバと移行先サーバで実際のパスが異なることがありますので注意してください。
注※2
項番5のファイルを移行する場合は,移行先サーバでのファイルの再登録は不要になります。
注※3
項番1のファイルを移行する場合は,移行先サーバでのファイルの再登録は不要になります。
注※4
項番18のファイルを移行する場合は,移行先サーバでのファイルの再登録は不要になります。
注※5
ssoextractlog -logfileコマンドによるデータ抽出だけを目的とする移行の場合は,$SSO_DB/Coll/*以外のディレクトリに移行してください。

(b) Windowsの場合

表M-2 移行対象ファイル一覧(Windowsの場合)

項番分類移行元製品名ファイル移行元ファイルパス※1移行先ファイルパス
1定義・設定ファイルSSO全監視アプリケーション設定の格納ファイル$SSO_CONF¥ssoap.conf移行元と同じ
2全プロセス監視条件設定の格納ファイル$SSO_CONF¥ssoapmon.conf
3ssoapmon動作定義ファイル$SSO_CONF¥ssoapmon.def
4全リソース収集条件設定の格納ファイル$SSO_CONF¥ssocollectd.conf
5ssocollectd動作定義ファイル$SSO_CONF¥ssocollectd.def
6ssocolmng動作定義ファイル$SSO_CONF¥ssocolmng.def
7イベント送信先定義ファイル$SSO_CONF¥ssodest.conf
8GUI定義ファイル$SSO_CONF¥ssogui.conf
9SNMP定義ファイル$SSO_CONF¥ssosnmp.conf
10TCPエージェント定義ファイル$SSO_CONF¥ssotcpagent.conf
11しきい値定義ファイル$SSO_CONF¥ssothreshold.conf
12ユーザリソース設定ファイル群$SSO_CONF¥rsc¥user*$SSO_CONF¥rsc¥user*
13ユーザリソースのリソースアイコンファイル群$SSO_IMAGE¥user*$SSO_IMAGE¥user*
14収集条件定義ファイル※2任意任意
15監視AP定義ファイル※3
16監視サーバ定義ファイル※2
17監視条件定義ファイル
18グループ定義ファイル
19ユーザリソース定義ファイル※4
20監視状態定義ファイル
21収集状態定義ファイル
22しきい値検証定義ファイル
23SSO-RFレポート定義ファイル群$SSORF_CONF¥rpt¥*$SSO_CONF¥rpt¥*
24ssorptd動作定義ファイル$SSORF_CONF¥ssorptd.def$SSO_CONF¥ssorptd.def
25レポート定義ファイル(ssodemandrptコマンドで指定するファイル)任意任意
26リソース収集データベースSSOリソース収集データベース$SSO_DB¥Coll¥*移行元と同じ※5
27レポートファイルSSO-RFレポートファイル$SSORF_DB¥Report¥*$SSO_REPORT¥/*
28レポートファイル(ssodemandrptコマンドで作成したファイル)任意任意
(凡例)
SSO:JP1/Cm2/SSO
SSO-RF:JP1/Cm2/SSO - Report Feature
注※1
汎用パスが示す値については,移行元サーバのSSOのマニュアルを参照してください。同じ汎用パス名でも,移行元サーバと移行先サーバで実際のパスが異なることがありますので注意してください。
注※2
項番5のファイルを移行する場合は,移行先サーバでのファイルの再登録は不要になります。
注※3
項番1のファイルを移行する場合は,移行先サーバでのファイルの再登録は不要になります。
注※4
項番18のファイルを移行する場合は,移行先サーバでのファイルの再登録は不要になります。
注※5
ssoextractlog -logfileコマンドによるデータ抽出だけを目的とする移行の場合は,$SSO_DB/Coll/*以外のフォルダに移行してください。

(3) 移行手順

移行手順を次に示します。なお,移行作業はroot権限(UNIXの場合)またはAdministrator権限(Windowsの場合)を持つユーザが実施してください。

(a) 移行元サーバでの作業

  1. SSOを停止する。
    SSOのウィンドウが開いている場合は,ウィンドウを閉じます。また,SSOが動作している場合は,次のコマンドを実行してSSOを停止します。

    ovstop ssotopo

  2. 移行先サーバに移行対象ファイルを転送する。
    移行対象ファイルについては,「(2) 移行対象ファイル」を参照してください。

(b) 移行先サーバでの作業

  1. 移行元サーバから転送された移行対象ファイルを移動する。
    ファイルの移動先については,「(2) 移行対象ファイル」を参照してください。
    移行先サーバのOSがUNIXの場合は,移行対象ファイルの移動時に,ファイルの所有者,グループ,およびアクセス権を設定し直す必要があります。ファイルの所有者,グループ,およびアクセス権を次の表に示します。

    表M-3 移行対象ファイルの設定内容

    所有者グループアクセス権
    binbin-rw-r--r-- (0644)
    なお,移行先ファイルパスが任意のファイルについては,表M-3に示す所有者やグループ以外にもアクセス権を付与できます。
  2. 必要に応じて,定義ファイルや設定ファイルを変更する。
    移行先サーバの環境や,移行後のシステムの運用方法に合わせて,定義ファイルや設定ファイルを変更します。

(4) 注意事項

移行時の注意事項を次に示します。