付録I.3 APMが発行するイベント

APMが発行するイベントについて説明します。

<この項の構成>
(1) 起動・停止イベント
(2) プロセスの状態変更イベント
(3) サービス状態変更イベント
(4) プロセス状態の確認終了イベント
(5) 監視間隔変更イベント
(6) 監視の開始・停止イベント

(1) 起動・停止イベント

APMが起動,または停止した場合にSSOにイベントを通知します。APMの起動・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表I-34 APMの起動・停止イベントの内容

項目内容
enterprise1.3.6.1.4.1.116.7.1.11
agent addressAPMのIPアドレス
generic trapenterpriseSpecific(6)
specific trap1000003~1000004
time stamp0
variable bindings$1:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。


また,NNMのイベント・データベースに出力されるAPMの起動・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表I-35 イベント・データベースに出力されるAPMの起動・停止イベントの内容

specific trap重大度メッセージ
1000003正常域JP1/Cm2/SSO - Agent for Processが起動しました。
1000004注意域JP1/Cm2/SSO - Agent for Processが停止しました。

(2) プロセスの状態変更イベント

APMが監視しているプロセスの状態が変化した場合にSSOにイベントを通知します。プロセスの状態変更イベントには,親プロセスの状態変更イベントと,子プロセスの状態変更イベントがあります。SSOは,これらのイベントを基に,プロセスやアプリケーションの状態を決定します。プロセスの状態変更イベントの内容を,次の表に示します。

表I-36 親プロセスの状態変更イベントの内容

項目内容
enterprise1.3.6.1.4.1.116.7.1.11
agent addressAPMのIPアドレス
generic trapenterpriseSpecific(6)
specific trap1000005~1000007
time stamp0
variable bindings$1:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$2:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$3:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$4:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$5:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$6:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。


次に,子プロセスの状態変更イベントの内容を,次の表に示します。

表I-37 子プロセスの状態変更イベントの内容

項目内容
enterprise1.3.6.1.4.1.116.7.1.11
agent addressAPMのIPアドレス
generic trapenterpriseSpecific(6)
specific trap1000009~1000011
time stamp0
variable bindings$1:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$2:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$3:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$4:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$5:プロセス名,監視モード,プロセスID,親プロセスID,起動コマンド名長,起動コマンド,実行ファイル名長,実行ファイル名
$6:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。


また,NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態変更イベントの内容を示します。

表I-38 NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態変更イベントの内容

specific trap重大度メッセージ
1000005正常域監視プロセスが起動しました。プロセス名 : $*
1000006正常域監視プロセスが停止しました。プロセス名 : $*
1000007正常域監視プロセスがゾンビ状態になりました。プロセス名 : $*

次に,NNMのイベント・データベースに出力される子プロセス状態変更イベントの内容を示します。

表I-39 NNMのイベント・データベースに出力される子プロセス状態変更イベントの内容

specific trap重大度メッセージ
1000009正常域監視プロセスの子プロセスが起動しました。プロセス名 : $*
1000010正常域監視プロセスの子プロセスが停止しました。プロセス名 : $*
1000011正常域監視プロセスの子プロセスがゾンビ状態になりました。プロセス名 : $*

(3) サービス状態変更イベント

APMが監視しているサービスの状態が変化した場合にSSOにイベントを通知します。サービス状態変更イベントの内容を,次の表に示します。

表I-40 サービス状態変更イベントの内容

項目内容
enterprise1.3.6.1.4.1.116.7.1.11
agent addressAPMのIPアドレス
generic trapenterpriseSpecific(6)
specific trap1000016~1000023
time stamp0
variable bindings$1:サービス名,監視モード $2:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。


また,NNMのイベント・データベースに出力されるサービス状態変更イベントの内容を示します。

表I-41 NNMのイベント・データベースに出力されるサービス状態変更イベントの内容

specific trap重大度メッセージ
1000016正常域監視サービスが起動しました。サービス名:$*
1000017正常域監視サービスが停止しました。サービス名:$*
1000018正常域監視サービスが中断しました。サービス名:$*
1000019正常域監視サービスが起動処理中になりました。サービス名:$*
1000020正常域監視サービスが停止処理中になりました。サービス名:$*
1000021正常域監視サービスが中断処理中になりました。サービス名:$*
1000022正常域監視サービスが再開処理中になりました。サービス名:$*
1000023正常域指定したサービスは存在しません。サービス名:$*

(4) プロセス状態の確認終了イベント

プロセス状態の監視をすべて終了した場合にSSOにイベントを通知します。プロセス状態の確認終了イベントの内容を,次の表に示します。

表I-42 プロセス状態確認終了イベントの内容

項目内容
enterprise1.3.6.1.4.1.116.7.1.11
agent addressAPMのIPアドレス
generic trapenterpriseSpecific(6)
specific trap1000008
time stamp0
variable bindings$1:監視状態 $2:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。


また,NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態確認終了イベントの内容を,次の表に示します。

表I-43 NNMのイベント・データベースに出力されるプロセス状態確認終了イベントの内容

specific trap重大度メッセージ
1000008正常域監視プロセスの状態確認が終了しました。$*

(5) 監視間隔変更イベント

APMの監視間隔が変更された場合にSSOにイベントを通知します。監視間隔変更イベントの内容を,次の表に示します。

表I-44 監視間隔変更イベントの内容

項目内容
enterprise1.3.6.1.4.1.116.7.1.11
agent addressAPMのIPアドレス
generic trapenterpriseSpecific(6)
specific trap1000012
time stamp0
variable bindings$1:変更後の監視間隔 $2:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。


また,NNMのイベント・データベースに出力される監視間隔変更イベントの内容を,次の表に示します。

表I-45 NNMのイベント・データベースに出力される監視間隔変更イベントの内容

specific trap重大度メッセージ
1000012正常域JP1/Cm2/SSO - Agent for Processの監視間隔が$1分に変更されました。$*

(6) 監視の開始・停止イベント

APMがプロセスの監視を開始,停止または中断した場合にSSOにイベントを通知します。監視の開始・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表I-46 監視の開始・停止イベントの内容

項目内容
enterprise1.3.6.1.4.1.116.7.1.11
agent addressAPMのIPアドレス
generic trapenterpriseSpecific(6)
specific trap1000013~1000015
time stamp0
variable bindings$1:監視サーバのIPアドレス

注※ イベントがトラップインシデントに変換されるとNNMiのインシデントフォームに表示されるカスタムインシデント属性は,.1.3.6.1.4.1.11.2.17.2.2.0になります。


また,NNMのイベント・データベースに出力される監視の開始・停止イベントの内容を,次の表に示します。

表I-47 NNMのイベント・データベースに出力される監視の開始・停止イベントの内容

specific trap重大度メッセージ
1000013正常域JP1/Cm2/SSO - Agent for Processがプロセス監視を開始しました。$*
1000014正常域JP1/Cm2/SSO - Agent for Processがプロセス監視を停止しました。$*
1000015正常域JP1/Cm2/SSO - Agent for Processがプロセス監視を中断しました。$*