(1) 使用可能な変数
自動アクションで使用するコマンドに使用できる変数を説明します。なお,自動アクションについては「2.5.2(4) 自動アクションおよびリモートコマンド」を参照してください。
自動アクションで使用できる変数を,次の表に示します。
表J-1 自動アクションで定義できる変数
変数名 | 値 | リソース収集での使用可否 | プロセス監視での使用可否 | サービス監視での使用可否 |
---|---|---|---|---|
$DATE$ | 事象発生時の日付(形式:yyyy/mm/dd) | ○ | ○ | ○ |
$TIME$ | 事象発生時の時刻(形式:hh:mm:ss) | ○ | ○ | ○ |
$SERVERNAME$ | 対象被監視サーバのサーバ名 | ○ | ○ | ○ |
$IPADDRESS$ | 対象被監視サーバのIPアドレス | ○ | ○ | ○ |
$RSCID$ | 対象リソースのリソースID | ○ | - | - |
$CATEGORY$ | 対象リソースのカテゴリ名 | ○ | - | - |
$RSCNAME$ | 対象リソースのリソース名 | ○ | - | - |
$SUBRSCNAME$ | 対象リソースのサブリソース名 | ○ | - | - |
$INSTANCE$ | 対象となるインスタンス名 | ○ | - | - |
$DATAVALUE$ | 対象となるデータ値 | ○ | - | - |
$THRESHOLD_WAR$ | 対象リソースの警戒しきい値 | ○ | - | - |
$THRESHOLD_CRI$ | 対象リソースの危険しきい値 | ○ | - | - |
$APPLICATION$ | 対象となるアプリケーション名 | - | ○ | ○ |
$PROCESSNAME$ | 対象となるプロセス名
実行ファイル名:"F" コマンドライン名:"C" | - | ○※ | - |
$PROCESSCOUNT$ | 対象プロセスの動作個数 | - | ○※ | - |
$THRESHOLD_UP$ | 対象プロセスの上限しきい値 | - | ○※ | - |
$THRESHOLD_LOW$ | 対象プロセスの下限しきい値 | - | ○※ | - |
$STATUS$ | 変更後のリソース,アプリケーション,またはプロセスの状態
| ○ | ○ | ○ |
$SERVICENAME$ |
| - | - | ○ |
$SERVICESTATUS$ |
| - | - | ○ |
注※ プロセスの状態変更時に実行する場合だけ指定できます。
(2) リソース収集時の自動アクションの設定
リソース収集時の自動アクションで使用可能な変数を次の表に示します。なお,ここで設定した自動アクションは,SSO側のホストで実行されます。
表J-2 リソース収集に関する自動アクションの設定
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 参照先 |
---|---|---|
収集条件変更ウィンドウ | [コマンド設定]タブの[コマンド]欄 | 5.3.2 |
収集条件定義ファイル | commandUM,commandUK,commandNM,commandWR,commandCR | 7.3.1(4) |
(3) プロセス監視時の自動アクションの設定
プロセス監視時の自動アクションで使用可能な変数を以下に示します。なお,自動アクションの設定は,監視サーバの各監視アプリケーションに対して行います。
(a) 監視アプリケーションの状態変化に合わせてSSO側で実行する場合
監視しているアプリケーションの状態が変化した場合にSSO側のホストで実行する自動アクションを定義するには,以下の表に示す個所でコマンドを定義します。
表J-3 監視アプリケーション状態変化時の自動アクションの設定(SSO側)
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 使用可能な変数 | 参照先 |
---|---|---|---|
自動アクションウィンドウ | [コマンド名] | $DATE$ $TIME$ $SERVERNAME$ $IPADDRESS$ $APPLICATION$ $STATUS$※ | 5.6.7 |
監視条件定義ファイル | ssocommandNW,ssocommandWN,ssocommandWC,ssocommandCW,ssocommandNC,ssocommandCN,ssocommandNU,ssocommandUN,ssocommandWU,ssocommandUW,ssocommandCU,ssocommandUC | 7.3.4(2) |
注※ アプリケーションの状態を表します。
(b) 監視アプリケーションの状態変化に合わせてAPM側で実行する場合
監視しているアプリケーションの状態が変化した場合にAPM側のホストで実行する自動アクションを定義するには,以下の表に示す個所でコマンドを定義します。
表J-4 監視アプリケーション状態変化時の自動アクションの設定(APM側)
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 使用可能な変数 | 参照先 |
---|---|---|---|
リモートコマンドウィンドウ | [設定コマンド名] | $DATE$ $TIME$ $SERVERNAME$ $IPADDRESS$ $APPLICATION$ $STATUS$※ | 5.6.8 |
監視条件定義ファイル | apmcommandNW,apmcommandWN,apmcommandWC,apmcommandCW,apmcommandNC,apmcommandCN,apmcommandNU,apmcommandUN,apmcommandWU,apmcommandUW,apmcommandCU,apmcommandUC | 7.3.4(2) |
注※ アプリケーションの状態を表します。
(c) 監視プロセスの状態変化に合わせてAPM側で実行する場合
監視しているプロセスの状態が変化した場合にAPM側のホストで実行する自動アクションを定義するには,以下の表に示す個所でコマンドを定義します。
表J-5 監視プロセス状態変化時の自動アクションの設定
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 使用可能な変数 | 参照先 |
---|---|---|---|
コマンド設定ウィンドウ | [設定コマンド名] | $DATE$ $TIME$ $SERVERNAME$ $IPADDRESS$ $APPLICATION$ $PROCESSNAME$ $PROCESSCOUNT$ $THRESHOLD_UP$ $THRESHOLD_LOW$ $STATUS$※ | 5.6.9 |
監視条件定義ファイル | pscommandNC,pscommandCN,pscommandNU,pscommandUN,pscommandCU,pscommandUC | 7.3.4(3) |
注※ プロセスの状態を表します。
(d) 監視子プロセスの状態変化に合わせてAPM側で実行する場合
監視している子プロセスの状態が変化した場合にAPM側のホストで実行する自動アクションを定義するには,以下の表に示す個所でコマンドを定義します。
表J-6 監視子プロセス状態変化時の自動アクションの設定
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 使用可能な変数 | 参照先 |
---|---|---|---|
コマンド設定ウィンドウ | [設定コマンド名] | $DATE$ $TIME$ $SERVERNAME$ $IPADDRESS$ $APPLICATION$ $PROCESSNAME$ $PROCESSCOUNT$ $THRESHOLD_UP$ $THRESHOLD_LOW$ $STATUS$※ | 5.6.9 |
監視条件定義ファイル | cpscommandNC,cpscommandCN,cpscommandNU,cpscommandUN,cpscommandCU,cpscommandUC | 7.3.4(4) |
注※ 子プロセスの状態を表します。
(4) サービス監視時の自動アクションの設定
サービス監視時の自動アクションで使用可能な変数を以下に示します。なお,自動アクションの設定は,監視サーバの各監視アプリケーションに対して行います。
(a) 監視アプリケーションの状態変化に合わせてSSO側で実行する場合
監視しているアプリケーションの状態が変化した場合にSSO側のホストで実行する自動アクションを定義するには,以下の表に示す個所でコマンドを定義します。
表J-7 監視アプリケーション状態変化時の自動アクションの設定(SSO側)
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 使用可能な変数 | 参照先 |
---|---|---|---|
自動アクションウィンドウ | [コマンド名] | $DATE$ $TIME$ $SERVERNAME$ $IPADDRESS$ $APPLICATION$ $STATUS$※ | 5.6.7 |
監視条件定義ファイル | ssocommandNW,ssocommandWN,ssocommandWC,ssocommandCW,ssocommandNC,ssocommandCN,ssocommandNU,ssocommandUN,ssocommandWU,ssocommandUW,ssocommandCU,ssocommandUC | 7.3.4(2) |
注※ アプリケーションの状態を表します。
(b) 監視アプリケーション状態変化に合わせてAPM側で実行する場合
監視しているアプリケーションの状態が変化した場合にAPM側のホストで実行する自動アクションを定義するには,以下の表に示す個所でコマンドを定義します。
表J-8 監視アプリケーション状態変化時の自動アクションの設定(APM側)
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 使用可能な変数 | 参照先 |
---|---|---|---|
リモートコマンドウィンドウ | [設定コマンド名] | $DATE$ $TIME$ $SERVERNAME$ $IPADDRESS$ $APPLICATION$ $STATUS$※ | 5.6.8 |
監視条件定義ファイル | apmcommandNW,apmcommandWN,apmcommandWC,apmcommandCW,apmcommandNC,apmcommandCN,apmcommandNU,apmcommandUN,apmcommandWU,apmcommandUW,apmcommandCU,apmcommandUC | 7.3.4(2) |
注※ アプリケーションの状態を表します。
(c) 監視サービスの状態変化に合わせてAPM側で実行する場合
監視しているサービスの状態が変化した場合にAPM側のホストで実行する自動アクションを定義するには,以下の表に示す個所でコマンドを定義します。
表J-9 監視サービス状態変化時の自動アクションの設定
ウィンドウ名/定義ファイル名 | 項目名/キー名 | 使用可能な変数 | 参照先 |
---|---|---|---|
コマンド設定ウィンドウ | [設定コマンド名] | $DATE$ $TIME$ $SERVERNAME$ $IPADDRESS$ $APPLICATION$ $STATUS$※1 $SERVICENAME$ $SERVICESTATUS$※2 | 5.6.9 |
監視条件定義ファイル | svccommandNC,svccommandCN,svccommandNU,svccommandUN,svccommandCU,svccommandUC | 7.3.4(5) |
注※1 アプリケーションの状態を表します。
注※2 サービスの状態を表します。