1.5 資料の採取方法

トラブル発生時に資料を採取する方法を次に示します。

<この節の構成>
(1) 資料採取ツールを実行する
(2) OSのログ情報を採取する
(3) オペレーション内容を確認する
(4) 画面上のエラー情報を採取する
(5) そのほかの情報を採取する

(1) 資料採取ツールを実行する

資料採取ツールを実行する前に,資料採取ツールをセットアップしてください。資料採取ツールのセットアップについては,マニュアル「JP1/Cm2/Network Element Configuration 機能・構築ガイド」を参照してください。

トラブルの発生したプログラムに対応した資料採取ツールを実行して,トラブルの解決に必要な資料を採取します。資料採取ツールの実行結果は,デフォルトでは次のフォルダに出力されます。

資料採取ツールの実行結果を格納するフォルダを変更したい場合は,資料採取ツールの引数として,採取資料を格納するフォルダを指定します。資料採取ツールの実行例を次に示します。

C:¥>c:¥temp¥ncmlog.bat 資料格納フォルダ

注意事項
資料格納フォルダはフルパスで指定してください。また,スペースを含むフォルダ(例:¥program files)を資料格納フォルダに指定する場合,「"」(引用符)で囲んでください。

引数を指定してツールを実行すると,資料格納フォルダとして指定したフォルダの下に各プログラムのフォルダ(ncm,ncv,ncaaxなど)が作成され,採取した資料がコピーされます。採取した資料を保存する場合は,圧縮ツールを使用して圧縮してください。

(2) OSのログ情報を採取する

(a) Windowsイベントログの採取手順

Windowsの[イベントビューア]ウィンドウ-[アプリケーションログ]の内容をエクスポートしてください。詳細情報は,個々のログウィンドウの内容をクリップボードにコピーしたあと,テキストファイルなどに貼り付けて採取してください。

(3) オペレーション内容を確認する

トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。

(4) 画面上のエラー情報を採取する

操作画面やエラーダイアログボックスのハードコピーを採取してください。なお,[コマンドプロンプト]のハードコピーを採取する場合は,["コマンドプロンプト"のプロパティ]画面で次の設定をしてください。

(5) そのほかの情報を採取する

上記以外で必要な情報を印刷したり,書き留めておいたりしてください。