統合トレースログとは,各プログラムが出力するトレース情報を,統合トレース機能(HNTRLib2)を通じて,一つの出力先ファイルにまとめて採取するログ情報のことです。必ず出力するように設定されています。
統合トレースログの出力先(デフォルト)は,各プログラム共通で,次のとおりです。
システムドライブ¥Program Files¥Hitachi¥HNTRLib2¥spool¥hntr2[n].log
統合トレースログファイルは,任意のテキストエディターで参照できます。統合トレースログファイルの出力例と,出力項目の説明を次に示します。
図1-1 統合トレースログファイルの出力例
表1-1 統合トレースログファイルの出力項目の説明
出力項目 | 説明 |
---|---|
番号(4けた) | トレースレコードの通番 |
日付(10バイト) | トレースの取得日付:yyyy/mm/dd(年/月/日) |
時刻(12バイト) | トレースの取得時刻(ローカル時刻):hh:mm:ss.sss(時:分:秒.ミリ秒) |
AP名(16バイト以内) | アプリケーションを識別するための名称(アプリケーション識別名)。この製品で使用するAP名は,次のとおりです。
|
pid | プロセスID。OSが付けるプロセスID。 |
tid | スレッドID。スレッドを識別するためのID。 |
メッセージID | メッセージの出力形式で説明したメッセージID。この製品で使用するメッセージID。 |
メッセージテキスト | 統合トレースログに出力されるメッセージのテキスト。この製品から出力されるメッセージテキスト。 |