CLI制御プログラムは,構成パラメーター定義ファイルの記述およびncvclcmdコマンドの-pで指定した変数の値を基に,マネージャーサーバへの設定要求内容を作成します。構成パラメーター定義ファイルのワーク内の,ある設定パラメーター(例えば同じポートに対する設定)に対して重複した記述がある場合,CLI制御プログラムは,それらを連続した命令と考え,構成パラメーター定義ファイルの上位に記述されている内容から順番に処理を実行します。
例えば,SetVlanConfパラメーターについて,次のように構成パラメーター定義ファイルを作成したとします。
: |
例は,SetVlanConfパラメーターの構成パラメーターのうち,BS1000固有の設定に使用するVlanPortパラメーターの設定内容です。VlanPortパラメーターは,対象スイッチに対してポートを設定するパラメーターです。SetVlanConfパラメーターについては,「4.3.2 VLAN構成情報を設定する(SetVlanConf)」を参照してください。
設定内容は次のとおりです。
この構成パラメーター定義ファイルの設定内容をスイッチに反映するとき,上位の設定内容から順にスイッチへ設定されます。したがって,結果としてNIF番号が0,ポート番号が10のポートは削除されず,untaggedポートに変更されることになります。
構成パラメーター定義ファイルには,SetVlanConfパラメーターのVlanPortパラメーターのように,操作種別が「add」(追加)または「delete」(削除)だけで,「change」(変更)がないパラメーターが幾つかあります。このようなパラメーターを設定する場合,例のように設定することで,結果として「change」と同等の設定ができます。