構成パラメーター定義ファイルは,ncvclcmdコマンドで実行を指示するコマンドの設定内容をあらかじめ定義しておくファイルです。ncvclcmdコマンド実行時に,構成パラメーター定義ファイルに定義した内容を指定し,管理対象スイッチに反映させます。
構成パラメーター定義ファイルはXMLファイルで作成します。定義ファイルの名前および格納場所は任意です。ただし,必ずローカルディスクへ格納してください。
構成パラメーター定義ファイルのアクセス権限は,CLI制御プログラムがファイルを読み込む都合上,必ず「SYSTEM」または「SYSTEM」を含む権限にしてください。
構成パラメーター定義ファイルの構成概要を次の図に示します。
図4-1 構成パラメーター定義ファイルの構成概要
図4-1中の番号(1)~(3)の内容と説明の記載個所を次の表に示します。
図4-1内の番号 | 内容 | 参照先 |
---|---|---|
(1) | XML宣言 | 4.1.1 |
(2) | 名前空間(ルート) | 4.1.2 |
(3) | パラメーターをスイッチごとに区別するために使用する名前空間 | 4.1.3 |
パラメーターは,開始タグと終了タグで構成されます。パラメーターは階層になっています。このマニュアルでは,該当するパラメーターの上位にあるパラメーターを上位パラメーター,下位にあるパラメーターを下位パラメーターと呼びます。構成パラメーター定義ファイルは,上位パラメーターで下位パラメーターを挟むように作成します。
各パラメーターの構成および関係について,次の図に示します。
図4-2 各パラメーターの構成および関係
パラメーターには,属性を指定するパラメーターがあります。属性を指定する場合は,パラメーターの開始タグ内に,次のように指定します。
<パラメーター名 属性1="属性の内容1" 属性2="属性の内容2" ・・・・>
:
</パラメーター名>
また,最下位のパラメーターが,パラメーターによって指定する値がなく,属性だけ指定するパラメーターの場合は,次のように指定します。
<上位パラメーター>
<パラメーター名 属性1="属性の内容1" 属性2="属性の内容2" ・・・・/>
</上位パラメーター>