4.6.2 VLAN構成情報を設定する場合の例
構成パラメーター定義ファイルにVLAN構成情報を設定し,ncvclcmdコマンドで設定を実行する場合の構成パラメーター定義ファイルの作成例,およびncvclcmdコマンドの実行例について示します。
- <この項の構成>
- (1) 構成パラメーター定義ファイルの作成例
- (2) ncvclcmdコマンドの実行例
(1) 構成パラメーター定義ファイルの作成例
次の例題を使用して,構成パラメーター定義ファイルを作成します。
- 例題
- VLAN管理ドメインNCDomainにVLAN-ID=100で設定されているVLANについて,VLANの状態を無効にする。
- 該当VLANが設定されているスイッチの種別はBS1000,スイッチ名はBS01とする。
- 設定するためのワークのワーク名はTestWorkとする。
次に,構成パラメーター定義ファイルの作成手順を説明します。
- 構成パラメーター定義ファイルの共通部分を記述する。
まず,構成パラメーター定義ファイルの共通部分を記述します。
![[図データ]](figure/ncpd0300.gif)
- 実行するコマンドに対応するパラメーターを記述する。
VLAN構成情報は,SetVlanConfコマンドで設定します。
SetVlanConfコマンドの設定内容は,構成パラメーター定義ファイルにSetVlanConfパラメーターを使用します。次のように記述を追加します。
![[図データ]](figure/ncpd0700.gif)
- ワークを作成し,必要な属性を記述する。
![[図データ]](figure/ncpd0800.gif)
- ワーク内に,スイッチの種類に依存しない共通部分のパラメーターを記述する。
SetVlanConfパラメーターの内容のうち,名前空間nc-1.0を使用する共通部分を記述します。
![[図データ]](figure/ncpd0900.gif)
- ワーク内に,スイッチの種類に依存する部分を記述する。
この例では,BS1000について設定しているので,SetVlanConfパラメーターの内容のうち,BS1000固有の設定パラメーターを記述します。BS1000固有の設定パラメーターは,名前空間bs1000-1.0を使用して記述するので,名前空間bs1000-1.0を使用する最初のパラメーターには,属性xmlnsで名前空間bs1000-1.0を指定します。
![[図データ]](figure/ncpd1000.gif)
- 構成パラメーター定義ファイルを保存する。
作成した定義ファイルを,XMLファイルとして保存します。ファイル名および格納先は任意です。
保存例:c:¥temp¥test.xml
(2) ncvclcmdコマンドの実行例
(1)で作成した構成パラメーター定義ファイルの定義内容をスイッチに反映する場合は,ncvclcmdコマンドを次のように実行します。
ncvclcmd SetVlanConf -f c:¥temp¥test.xml -w TestWork