説明
CLIの環境設定をするコマンドです。CLI制御プログラムが接続するマネージャーサーバを設定します。
CLI制御プログラムは,ncvclsetupコマンドで設定した情報を起動時に読み込みます。ncvclsetupコマンドでは,次の内容を設定します。
形式
ncvclsetup
[-mh 接続先マネージャーサーバのホスト名]
[-mp 接続先マネージャーサーバのポート番号]
[-u マネージャーサーバへ接続するユーザー名]
[-p ユーザーのパスワード]
[-rc 接続リトライ回数]
[-ri 接続リトライ間隔]
実行権限
Administrators権限
格納先
JP1/Cm2/NC - Viewインストール先フォルダ¥bin¥
引数
オプション指定なし
現在の設定内容を表示します。表示例を次に示します。
mgr_host :接続先マネージャーサーバのホスト名
mgr_port :マネージャーサーバが接続に使用しているポート番号
userid :現在CLI制御プログラムを使用しているユーザー名
retry_count :接続リトライ回数
retry_interval :接続リトライ間隔
-mh 接続先マネージャーサーバのホスト名 ((255バイト以内))
CLI制御プログラムが,起動時に接続するマネージャーサーバのホスト名を指定します。
-mp 接続先マネージャーサーバのポート番号 ((1~65535)) 《20344》
CLI制御プログラムが,起動時に接続するマネージャーサーバのポート番号を指定します。
ポート番号が設定されていない状態でこのオプションを省略した場合は,デフォルト値として20344が設定されます。ポート番号が設定されている状態でこのオプションを省略した場合は,設定されている内容を変更しません。なお,すべてのオプションを省略した場合は,デフォルト値を設定しません。
-u マネージャーサーバへ接続するユーザー名 ((31バイト以内))
マネージャーサーバへ接続するユーザー名を指定します。マネージャーサーバへのログイン用に,ncmuserコマンドで設定したユーザー名と同じユーザー名を指定します。
-p ユーザーのパスワード ((32バイト以内))
マネージャーサーバへ接続するユーザーのパスワードを指定します。マネージャーサーバへのログイン用に,ncmuserコマンドで設定したパスワードと同じパスワードを指定します。
-rc 接続リトライ回数 ((0~999 | infinite)) 《120》
マネージャーサーバとの接続が失敗したときに,リトライする回数を指定します。infiniteを指定した場合は,マネージャーサーバとの接続が成功するまでリトライします。
接続リトライ回数が設定されていない状態でこのオプションを省略した場合は,デフォルト値として120が設定されます。接続リトライ回数が設定されている状態でこのオプションを省略した場合は,設定されている内容を変更しません。なお,すべてのオプションを省略した場合は,デフォルト値を設定しません。
-ri 接続リトライ間隔 ((5~300)) 《30》
マネージャーサーバとの接続が失敗したときに,リトライする間隔を指定します。単位は秒です。
接続リトライ間隔が設定されていない状態でこのオプションを省略した場合は,デフォルト値として30が設定されます。接続リトライ間隔が設定されている状態でこのオプションを省略した場合は,設定されている内容を変更しません。なお,すべてのオプションを省略した場合は,デフォルト値を設定しません。
注意事項
戻り値
0 | 正常終了。 |
-1 | 異常終了(実行エラー)。標準出力にエラーメッセージを出力します。 |
使用例
コマンドの使用例を次に示します。なお,オプションを誤って指定した場合,コマンドの用法が表示されます。
新しいマネージャーサーバを登録する
C:¥>ncvclsetup -mh HostName -mp 999 -u NCuser -p PASSWORD -rc 100 -ri 50