8.6 [スイッチ構成情報の設定]ダイアログボックス
[スイッチ構成情報の設定]ダイアログボックスは,スイッチ構成情報を設定するためのダイアログボックスです。各設定項目の詳細については,スイッチのマニュアルを参照してください。[スイッチ構成情報の設定]ダイアログボックスを次の図に示します。
図8-7 [スイッチ構成情報の設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/ncvl070a.gif)
表示項目について説明します。
- [スイッチ名]
- 該当するスイッチの名称が表示されます。スイッチ定義ファイル(ncaswitch.conf)に定義したスイッチ名が表示されます。
- [TPID]
- 該当するスイッチが付けるVLAN-TagのTPIDを指定します。指定できる値は,0000~FFFF(4けたの16進数)です。ただし,ネットワーク上にTPIDの値が固定のスイッチがある場合は,そのスイッチが付けるTPIDの値に準じます。
- この項目はオプションです。
- この項目は,vlan-tpidコマンドを使用して設定します。ただし,次の条件は,JP1/Cm2/NCではチェックしませんので,設定前に必ず確認してください。誤って設定すると,設定が失敗します。
- line定義コマンドのtpid_9100パラメーターは同時に利用できない。
- default定義コマンドのethernet_tpid_9100,gigabit_ethernet_tpid_9100,10gigabit_ethernet_tpid_9100パラメーターは同時に利用できない。
- [VLANごとのMACアドレス]
- VLAN単位に使用するMACアドレスのプレフィックスを指定します。VLANごとのMACアドレスは,該当するスイッチがレイヤー3を中継(該当するスイッチからの中継,または該当するスイッチあての中継を含む)する場合に使用します。MACアドレスは,「nn:nn:nn:nn:nn:nn/マスク長」形式で指定してください。
- MACアドレスは,MACアドレスとして形式が正しければ,マルチキャストMACアドレス(先頭バイトの最下位ビットが1のアドレス)以外は,任意の値を指定できます。ただし,JP1/Cm2/NCでは値の妥当性まではチェックしません。
- 「マスク長」は,8~34の範囲で指定します。
- この項目はオプションです。
- この項目は,vlan-mac-prefixコマンドを使用して設定します。
- [未定義フレーム破棄ポート]
- 未定義のVLAN-Tagを持つフレームを廃棄するポートを指定します。
- [ポートの選択]ボタンをクリックすると,[ポートの選択]ダイアログボックスが表示されます。[ポートの選択]ダイアログボックスでポート番号を[選択可能ポート]から[選択済みポート]に移動し,[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログボックスが閉じます。そのあと,未定義フレーム破棄ポートに設定したポートとNIF番号が,[未定義フレーム破棄ポート]に一覧で表示されます。
- 指定したポートはデフォルトVLANには自動的に加入しません。
- この項目は,オプションです。
- この項目は,vlan-drop-unknownコマンドを使用して設定します。ただし,次の条件は,JP1/Cm2/NCではチェックしませんので,設定前に必ず確認してください。誤って設定すると,設定が失敗します。
- Line名称またはリンクアグリゲーション名称に対してIPアドレスを設定しているポートは指定できない。
- Tag-VLAN連携機能を設定しているポートは指定できない。
- link-aggregationコマンドのaggregated-portに指定されているポートの場合,該当するaggregated-portすべてを同時に指定する必要がある。
- [ポートの選択]ボタン
- [ポートの選択]ダイアログボックスを表示します。