10.7 [ポートの設定]ダイアログボックス

[ポートの設定]ダイアログボックスは,次に示す内容をポートに設定するためのダイアログボックスです。

[ポートの設定]ダイアログボックスを次の図に示します。

図10-8 [ポートの設定]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[選択可能ポート]
選択できるポートの設定内容が表示されます。
設定を変更するポートをクリックで指定します。一度に複数のポートを選択できます。
[変更後のポートモード]
変更後のポートモード(VLANメンバーシップモード)を指定します。プルダウンメニューにポートモードの一覧が表示され,指定できます。
デフォルトでは空白となり,何も表示されません。プルダウンメニューから「(空白)」を指定した場合,変更前のポートモードのまま設定内容は変更されません。
  • dynamic desirable
    動的判断モードです。対向のポートがトランク,desirableまたはautoのどれかに設定されている場合,モードがトランクになります。
  • アクセス
    アクセスモードです。
  • トランク
    トランクモードです。
    なお,[変更後のカプセル化フォーマット]の「negotiate」と組み合わせて設定することはできません。
  • 802.1Q
    802.1Qトンネルモードです。Cisco Catalyst3750の場合は,表示されません。
  • dynamic auto
    動的判断モードです。対向のポートがトランクまたはdesirableに設定されている場合,モードがトランクになります。
  • プライベートVLANホスト
    プライベートVLANホストモードです。Cisco Catalyst3550の場合は,表示されません。
  • プライベートVLAN混合
    プライベートVLAN混合モードです。Cisco Catalyst3550の場合は,表示されません。
この項目はconfig-ifモードのswitchport modeコマンドを使用して設定します。
[変更後のカプセル化フォーマット]
変更後のカプセル化フォーマットを指定します。プルダウンメニューにカプセル化フォーマットの一覧が表示され,指定できます。
デフォルトでは空白となり何も表示されません。プルダウンメニューから「(空白)」を指定した場合,変更前のカプセル化フォーマットのまま設定内容は変更されません。
  • negotiate
    DISL(Dynamic Inter-Switch Link)およびDTP(Dynamic Trunking Protocol)ネゴシエーションがカプセル化フォーマットを解決できないときに,ISLが選択される形式です。
    なお,[変更後のポートモード]の「トランク」と組み合わせて設定することはできません。
  • ISL
    スイッチ間リンクヘッダーを使用してカプセル化する形式です。
  • 802.1Q
    IEEE802.1Q形式です。
この項目はconfig-ifモードのswitch trunk encapsulationコマンドを使用して設定します。
[変更]ボタン
ポートモードおよびカプセル化フォーマットを指定した内容に変更します。どちらか一方の内容を変更することもできます。