4.7 バインド構成情報を設定する(STMの場合)

STMに設定されているゾーンにグループまたは物理サーバを対応づけるために,ネットワーク構成情報のバインド構成情報を設定します。

バインド構成情報は,スイッチに直接設定される情報です。スイッチの状態が「正常」のときだけ設定できます。

STMのバインド構成情報の設定で使用する画面について,マニュアルの参照先を次の表に示します。STMでは,上位要素によって追加できる要素に制限があります。各ダイアログボックスの説明を参照し,追加できる要素を確認した上でバインド構成情報を設定してください。

注意
次に示す理由から,STMのバインド構成情報を設定する前および設定したあとには,必ず構成情報の同期を取り,最新の設定状況を取得および確認してください。また,意図しない設定になっている場合は,再度設定をし直してください。
  • STMは,過去に設定していたバインドの情報を記憶しているため,JP1/Cm2/NCでバインド構成情報を設定するときに過去の設定が復元され,意図しない設定になったり設定が失敗したりする場合があります。
  • あるグループに対してバインドを設定したとき,それ以降に別のバインドでそのグループを追加すると,該当するグループのバインド状況も含めてバインドされます。しかし,JP1/Cm2/NC - Viewによる設定では,該当するグループにバインドを設定した位置にだけ配下のバインド状況が表示され,それ以降別のバインドで使用する該当グループの配下には表示されません。
  • バインド構成情報の設定時,スイッチへの設定自体は成功していても,KDNV30153-E,KDNV31014-E,KDNV31020-Eメッセージが出力される場合があります。

表4-7 バインド構成情報の設定で使用する画面についてのマニュアル参照先

画面名用途参照先
[バインド構成情報の設定]ダイアログボックスバインドの設定の追加,変更,および削除13.4
[ゾーンの選択]ダイアログボックスバインドを定義するゾーンの選択13.5
[バインドの設定]ダイアログボックスバインドの設定13.6
[グループの選択]ダイアログボックスゾーンに追加するグループの選択13.7
[物理サーバの選択]ダイアログボックスゾーンに追加する物理サーバの選択13.8
[設定結果]ダイアログボックス設定結果の参照13.9.2

バインド構成情報を設定する手順を次に示します。

<この節の構成>
4.7.1 バインドの設定を追加する
4.7.2 バインドの設定を変更する
4.7.3 バインドの設定を削除する