12.10 [物理サーバの設定]ダイアログボックス

[物理サーバの設定]ダイアログボックスは,SLBを構成しているスイッチへ物理サーバを追加したり,物理サーバの設定を変更したりするためのダイアログボックスです。各設定項目の詳細については,スイッチのマニュアルを参照してください。[物理サーバの設定]ダイアログボックスを次の図に示します。

図12-11 [物理サーバの設定]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[物理サーバ名]
物理サーバ名を32文字以内の英数字で指定します。この項目は[物理サーバ構成情報の設定]ダイアログボックスの[物理サーバ一覧]で[変更]ボタンをクリックした場合は編集できません。
この項目は,server real-nameコマンドを使用して設定します。
[IPアドレス]
該当する物理サーバのIPアドレスをIPv4形式(nnn.nnn.nnn.nnn)で指定します。この項目は[物理サーバ構成情報の設定]ダイアログボックスの[物理サーバ一覧]で[追加]ボタンをクリックした場合に必ず指定します。また,[変更]ボタンをクリックした場合は編集できません。
この項目は,server real-nameコマンドを使用して設定します。
[ウェイト]
[最少接続]
論理サーバのロードバランシング方法に「最少接続」を設定したときに設定します。この項目はオプションです。
サーバ上の接続数に関して,ほかの物理サーバに対する該当する物理サーバのウェイトを指定します。指定できる値は,0~65000の整数です。
server real-nameコマンドのweightサブコマンドを使用して設定します。
[応答時間]
論理サーバのロードバランシング方法に「応答時間」を設定したときに設定します。この項目はオプションです。
サーバに送信されたクライアント要求に対するサーバの応答時間に関して,ほかの物理サーバに対する該当する物理サーバのウェイトを指定します。指定できる値は,0~65000の整数です。
server real-nameコマンドのweightサブコマンドを使用して設定します。
[物理サーバポート]
該当する物理サーバに定義されている物理サーバポートの一覧が表示されます。表示内容は,SLBビューのリストエリアの「物理サーバポートリスト」と同様です。詳細については,「6.6.1(7)(f) 物理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)」の「表6-43 物理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示項目の説明」を参照してください。
[追加]ボタン
物理サーバポートを物理サーバに追加するために使用します。[物理サーバポートの設定]ダイアログボックスを表示します。
物理サーバポートを追加するとき,デフォルトで65535が必ず設定されます。この65535ポートは削除できません。
[変更]ボタン
物理サーバポートの設定を変更するために使用します。[物理サーバポートの設定]ダイアログボックスを表示します。[物理サーバポート]で任意の1行を選択するとクリックできます。
[削除]ボタン
物理サーバポートを物理サーバから削除するために使用します。[物理サーバポート]で任意の行を選択するとクリックできます。複数行を一度に選択できます。