10.10 [ポートVLAN-基本設定]ダイアログボックス

[ポートVLAN-基本設定]ダイアログボックスは,VLANを構成するスイッチのポートに,ポートVLANを設定するためのダイアログボックスです。VLAN管理ドメインの配下にあるすべてのスイッチから,ポートVLANを構成するスイッチを選択します。また,スイッチのポート種別および所属ポートを選択します。各設定項目の詳細については,スイッチのマニュアルを参照してください。[ポートVLAN-基本設定]ダイアログボックスを次の図に示します。

図10-11 [ポートVLAN-基本設定]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[VLAN-ID]
ポートVLANを設定するVLANのVLAN-IDが表示されます。
スイッチ名
[VLAN構成情報の設定]ダイアログボックス,または[スイッチの選択]ダイアログボックスで選択したスイッチ名が表示されます。
[ポート指定種別]
該当するVLANに所属するポートのポート種別を指定します。プルダウンメニューにポート種別の一覧が表示され,ポート種別を指定できます。デフォルトでは「アクセスポート」が表示されます。
  • アクセスポート
    VLANにアクセスポートとして所属しています。
  • ネイティブ指定トランクポート
    該当するVLANにネイティブ指定のトランクポートとして所属しています。
  • トランクポート
    該当するVLANにトランクポートとして所属しています。
  • プルーニング適用トランクポート
    該当するVLANのプルーニングを適用するトランクポートとして所属していいます。VLAN-IDが1,1002~1005,または拡張範囲VLAN(VLAN-ID:1006~4094)の場合は,「プルーニング適用トランクポート」は表示されません。
    指定したポート種別に応じて「所属ポート」のリストの表示が切り替わります。
ポート情報
[ポート一覧]
該当するスイッチに設定されているレイヤー2モードのポートとポートの情報(インターフェースタイプ,スタック,スロット,ポート)がすべて表示されます。
所属ポートに追加したい場合は,ポートを選択し[追加>>]ボタンをクリックします。一度に複数のポートを選択して追加できます。追加したポートは[所属ポート]に表示されます。
なお,[所属ポート]にポートを追加しても,[ポート一覧]からは削除されません。[ポート一覧]には常にすべてのポートが表示されます。
[所属ポート]に追加する場合は,config-ifモードのswitchport trunk(トランクポートの場合)またはswitchport access vlan(アクセスポートの場合)コマンドを使用して設定します。
[所属ポート]
所属ポートに設定されているポートとポートの情報(インターフェースタイプ,スタック,スロット,ポート)が表示されます。
設定を解除したい場合は,ポートを選択し[<<削除]ボタンをクリックします。一度に複数のポートを選択して設定を解除できます。選択したポートは[所属ポート]から削除されます。[ポート指定種別]で「アクセスポート」または「ネイティブ指定トランクポート」が指定されていた場合,削除されたポートはデフォルトVLAN(VLAN-ID:1)に変更されます。
注※
[所属ポート]へ追加したポートの設定が有効になるかどうかは,設定したポートのVLANメンバーシップモードやカプセル化フォーマットによって異なります。JP1/Cm2/NCでは設定が有効かどうかをチェックしませんので,設定前に必ず確認してください。
[拡張設定]ボタン
[ポートVLAN-拡張設定]ダイアログボックスを表示します。