14.19 [IPv6フィルター条件の設定]ダイアログボックス

[IPv6フィルター条件の設定]ダイアログボックスは,スイッチに設定するフィルターのIPv6フィルター条件を設定するためのダイアログボックスです。[IPv6フィルター条件の設定]ダイアログボックスを次の図に示します。

図14-25 [IPv6フィルター条件の設定]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[優先番号]
該当するIPv6フィルター条件の優先番号を1~4294967294の整数で指定します。デフォルト値は,既存のフィルター条件に設定されている優先番号の最大値+10の値になります。フィルター条件が一つもない場合は10になります。設定されている優先番号の最大値+10が設定できる値を超える場合は,デフォルト値が設定されないため,指定する必要があります。
同じフィルターのフィルター条件で,すでに設定されている優先番号は指定できません。
[動作]
フィルター条件に一致したときの動作を指定します。
  • 「転送」
    フィルター条件に一致したパケットを転送します。
  • 「廃棄」
    フィルター条件に一致したパケットを廃棄します。
デフォルト値は「転送」です。
[送信元IP]
フィルター条件に送信元IPアドレスを指定します。
[IPアドレス]
送信元IPアドレスを,「nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn」形式で指定します。使用できる文字は,数字,a~f,A~F,および「:」(コロン)です。また,すべてのIPアドレスを指定したい場合は,プルダウンメニューから「any」を選択できます。
[IPマスク]
送信元IPアドレスを複数指定したいときに,[IPアドレス]と合わせて指定します。1~127の整数で指定します。[IPアドレス]が「any」の場合は指定できません。設定しない場合は,[IPアドレス]に設定したアドレスだけが有効になります。
[あて先IP]
フィルター条件にあて先IPアドレスを指定します。
[IPアドレス]
あて先IPアドレスを,「nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn:nnnn」形式で指定します。使用できる文字は,数字,a~f,A~F,および「:」(コロン)です。また,すべてのIPアドレスを指定したい場合は,プルダウンメニューから「any」を選択できます。
[IPマスク]
あて先IPアドレスを複数指定したいときに,[IPアドレス]と合わせて指定します。1~127の整数で指定します。[IPアドレス]が「any」の場合は指定できません。設定しない場合は,[IPアドレス]に設定したアドレスだけが有効になります。
[VLAN-ID]
該当するIPv6フィルター条件のVLAN-IDを1~4094の整数で指定します。実際のVLANの存在有無は関係なく指定できます。この項目は省略できます。
[ユーザー優先度]
IPv6フィルター条件としてユーザー優先度を0~7の整数で指定します。値が大きいほど優先度が高くなります。この項目は省略できます。