5.1.3 アクセス制御情報を設定する

スイッチに適用するアクセス制御の内容を定義するために,ネットワーク構成情報のアクセス制御情報を設定します。アクセス制御情報の設定として,アクセス制御リスト情報の設定で定義したフィルターをインターフェースに適用することで,アクセス制御が有効になります。

アクセス制御情報は,スイッチに直接設定される情報です。スイッチの状態が「正常」のときにだけ設定できます。

アクセス制御情報は,スイッチ構成情報で設定するフロー制御の状態と関連しています。そのため,アクセス制御情報を設定する場合は,スイッチ構成情報との関連を意識して設定してください。

アクセス制御情報の設定で使用する画面について,マニュアルの参照先を次の表に示します。適宜参照してください。

表5-3 アクセス制御情報の設定で使用する画面についてのマニュアル参照先

画面名用途参照先
[アクセス制御情報の設定]ダイアログボックスアクセス制御情報の設定14.20
[設定結果]ダイアログボックス設定結果の確認14.21.2
<この項の構成>
(1) ポートにフィルターを適用する
(2) VLANインターフェースにフィルターを適用する

(1) ポートにフィルターを適用する

ポートに対し,アクセス制御として適用するフィルターを設定する手順を次に示します。

  1. スイッチ構成ビューを表示する。
  2. スイッチ構成ビューのツリーエリアに表示されているネットワーク構成ツリーから,フィルターを適用するスイッチまたはポートを選択する。
  3. メニューバーから[編集]-[アクセス制御情報]-[アクセス制御情報の設定]を選択する。
    [アクセス制御情報の設定]ダイアログボックスが表示されます。
    [アクセス制御情報の設定]ダイアログボックスは,ショートカットメニューの[アクセス制御]-[アクセス制御情報の設定]を選択したり,ツールバーにあるアクセス制御情報の設定ボタンをクリックしたりしても表示できます。
  4. [選択可能ポート]で,フィルターを適用したいポートを選択する。
    ポートを選択して[アクセス制御情報の設定]ダイアログボックスを表示した場合は,そのポートが[選択可能ポート]で選択された状態になっています。
    ポートは複数選択できます。
  5. [変更後のMACフィルター],[変更後のIPv4フィルター],および[変更後のIPv6フィルター]に,適用したいフィルターを指定する。
    適用したいフィルターのフィルター名を直接入力,またはプルダウンメニューから選択します。
    フロー検出モードによって,指定できないフィルターもあります。
  6. [変更]ボタンをクリックする。
    [選択可能ポート]で選択したポートの[MACフィルター],[IPv4フィルター],および[IPv6フィルター]を,変更後のフィルターのフィルター名に変更します。
    変更後のフィルターに何も指定していない場合は,フィルターは変更されません。変更後のフィルターに「フィルターの適用を削除する。」を選択していた場合は,フィルターの適用が解除され,対応するフィルターの欄は空白になります。
  7. [OK]ボタンをクリックする。
    アクセス制御情報の設定処理の開始を確認するダイアログボックスが表示されます。
  8. 確認ダイアログボックスの[はい]ボタンをクリックする。
    設定処理中を示すダイアログボックスが表示され,設定内容がスイッチに反映されます。処理が完了すると,[設定結果]ダイアログボックスが表示されます。
    ただし,途中で設定処理中を示すダイアログボックスを閉じると,[設定結果]ダイアログボックスは表示されません。また,設定処理中を示すダイアログボックスを閉じても処理は続行されています。処理が完了するまで,ほかの設定はできません。
  9. 設定結果を確認し,[設定結果]ダイアログボックスの[閉じる]ボタンをクリックする。

(2) VLANインターフェースにフィルターを適用する

VLANインターフェースに対し,アクセス制御として適用するフィルターを設定する手順を次に示します。

  1. スイッチ構成ビューを表示する。
  2. スイッチ構成ビューのツリーエリアに表示されているネットワーク構成ツリーから,フィルターを適用するスイッチまたはポートを選択する。
  3. メニューバーから[編集]-[アクセス制御情報]-[アクセス制御情報の設定]を選択する。
    [アクセス制御情報の設定]ダイアログボックスが表示されます。
    [アクセス制御情報の設定]ダイアログボックスは,ショートカットメニューの[アクセス制御]-[アクセス制御情報の設定]を選択したり,ツールバーにあるアクセス制御情報の設定ボタンをクリックしたりしても表示できます。
  4. [VLANインターフェース]タブを選択する。
    [VLANインターフェース]ページが表示されます。
  5. [選択可能VLAN]で,フィルターを適用したいVLANインターフェースを選択する。
    VLANインターフェースは複数選択できます。
  6. [変更後のMACフィルター]および[変更後のIPv4フィルター]に,適用したいフィルターを指定する。
    適用したいフィルターのフィルター名を直接入力,またはプルダウンメニューから選択します。
    フロー検出モードによって,指定できないフィルターもあります。
  7. [変更]ボタンをクリックする。
    [選択可能VLAN]で選択したVLANインターフェースの[MACフィルター]および[IPv4フィルター]を,変更後のフィルターのフィルター名に変更します。
    変更後のフィルターに何も指定していない場合は,フィルターは変更されません。変更後のフィルターに「フィルターの適用を削除する。」を選択していた場合は,フィルターの適用が解除され,対応するフィルターの欄は空白になります。
  8. [OK]ボタンをクリックする。
    アクセス制御情報の設定処理の開始を確認するダイアログボックスが表示されます。
  9. 確認ダイアログボックスの[はい]ボタンをクリックする。
    設定処理中を示すダイアログボックスが表示され,設定内容がスイッチに反映されます。処理が完了すると,[設定結果]ダイアログボックスが表示されます。
    ただし,途中で設定処理中を示すダイアログボックスを閉じると,[設定結果]ダイアログボックスは表示されません。また,設定処理中を示すダイアログボックスを閉じても処理は続行されています。処理が完了するまで,ほかの設定はできません。
  10. 設定結果を確認し,[設定結果]ダイアログボックスの[閉じる]ボタンをクリックする。