(1) JP1/Cm2/NCで扱うポートについて
Cisco Catalystのポートには,レイヤー2モードとレイヤー3モードがありますが,JP1/Cm2/NCではレイヤー2モードのポートだけ扱います。レイヤー3モードに設定されているポートは,JP1/Cm2/NC上には表示されません。
(2) 拡張範囲VLANの作成について
拡張範囲VLANは,1006~4094の範囲のうち,4094に近いVLAN-IDで作成するようにしてください。
JP1/Cm2/NCでは,スイッチで内部的に使用されているVLAN(Internal VLAN)を扱わないため,Internal VLANに割り当て済みの拡張範囲VLANのIDを使用してVLANを作成しようとすると,設定が失敗します。Internal VLANは,拡張範囲VLANのID(1006~4096)のうち,1006番寄りに設定されています。
(3) VTPの扱いについて
JP1/Cm2/NCでは,VTP情報について,表示だけサポートしています。設定はできません。したがって,JP1/Cm2/NCを使用してVLANを設定するスイッチは,VTPサーバモードまたはVTPトランスペアモードである必要があります。
(4) VTPアドバタイズによる情報の更新について
VTPサーバモードのスイッチにVLANの設定を実行すると,VTPドメイン内の各CiscoスイッチにVTPアドバタイズが送信され,各Ciscoスイッチは必要に応じてVLAN設定を更新します。このため,JP1/Cm2/NC - Viewに表示されている各Ciscoスイッチの設定内容が,実際にスイッチに設定されている内容より古くなるおそれがあります。したがって,VLANを設定する前に,必ずスイッチの構成情報の同期を取ってください。また,VLANを設定したあとも,必要に応じてスイッチの構成情報の同期を取ってください。