14.18 [IPv6フィルターの設定]ダイアログボックス

[IPv6フィルターの設定]ダイアログボックスは,スイッチのインターフェースに適用できるIPv6フィルターを設定するためのダイアログボックスです。[IPv6フィルターの設定]ダイアログボックスを次の図に示します。

図14-24 [IPv6フィルターの設定]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[フィルター名]
該当するIPv6フィルターのフィルター名を31文字以内の文字列で指定します。先頭は必ず英字にしてください。また,スイッチ内で同じフィルター名は指定できません。使用できる文字は,次のとおりです。
  • 英数字
  • 「-」(ハイフン)
  • 「_」(アンダーバー)
  • 「.」(ピリオド)
[アクセス制御リスト情報]ダイアログボックスの[IPv6フィルター一覧]で,[追加]ボタンをクリックした場合に必ず指定します。また,[変更]ボタンをクリックした場合は編集できません。
[説明]
該当するIPv6フィルターの説明を64文字以内の文字列で指定します。使用できる文字は,英数字と特殊文字です。ただし,次に示す記号は使用できません。
  • 「"」(引用符)
  • 「{ }」(波括弧)
  • 「'」(シングルクォーテーション)
  • 「`」(逆シングルクォーテーション)
  • 「;」(セミコロン)
  • 「$」(ドル記号)
  • 「¥」(円記号)
[フィルター条件]を設定しない場合は,指定する必要があります。
[フィルター条件]
該当するフィルターに設定されているIPv6フィルター条件の一覧が表示されます。また,フィルター条件の追加,変更,削除および優先順位を変更できます。一覧に表示される項目は[優先番号],[動作],[送信元IP],[あて先IP],[VLAN-ID]および[ユーザー優先度]です。[優先番号]の昇順にソートして表示されます。各項目の表示内容は,[IPv6フィルター情報]ダイアログボックスと同じです。詳細については,「14.6 [IPv6フィルター情報]ダイアログボックス」を参照してください。なお,[フィルター条件]は,カラムごとにソートできません。
[説明]を設定しない場合は,指定する必要があります。
[追加]ボタン
フィルター条件を追加するために使用します。[IPv6フィルター条件の設定]ダイアログボックスを表示します。
スイッチに設定されているすべてのIPv6フィルターのフィルター条件の総数がすでに1,024件の場合は,エラーになって追加できません。
[変更]ボタン
フィルター条件の設定内容を変更するために使用します。[IPv6フィルター条件の設定]ダイアログボックスを表示します。[フィルター条件]で,任意の1行を選択するとクリックできます。
[削除]ボタン
フィルター条件を削除するために使用します。[フィルター条件]で任意の行を選択するとクリックできます。複数行を一度に選択できます。
[上に移動]ボタン
選択したフィルター条件を上位にあるフィルター条件の一つ上に移動するために使用します。このとき,設定されている優先番号が入れ替わります。例えば,優先番号1と優先番号3のフィルター条件が並んでいて,優先番号3のフィルター条件を選択した状態で[上に移動]ボタンをクリックした場合,上に移動したフィルター条件の優先番号が3から1に変更され,下に移動したフィルター条件の優先番号が1から3に変更されます。
[下に移動]ボタン
選択したフィルター条件を下位にあるフィルター条件の一つ下に移動するために使用します。このとき,設定されている優先番号が入れ替わります。例えば,優先番号3と優先番号5のフィルター条件が並んでいて,優先番号3のフィルター条件を選択した状態で[下に移動]ボタンをクリックした場合,下に移動したフィルター条件の優先番号が3から5に変更され,上に移動したフィルター条件の優先番号が5から3に変更されます。

[アクセス制御リスト情報の設定]ダイアログボックスの[変更]ボタンをクリックして表示された場合,[フィルター名]以外を設定していない状態で[OK]ボタンをクリックすると,フィルターを削除するための確認ダイアログボックスが表示されます。確認ダイアログボックスの[はい]ボタンをクリックするとフィルターは削除されます。ただし,インターフェースに適用されていて,かつスイッチに実在しているフィルターは削除されません。