JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド
形式
ncmisinfo [-u] ISAMファイル名
機能
索引順編成ファイルを構成するデータファイルに関する情報,およびキーファイルに関する情報を表示します。未使用領域率を表示することで,データファイルの無効領域を圧縮する時期(DB再編成の時期)を知ることができます。未使用領域率が50%以上の場合,ncmiscondコマンドを実行して,DBの再編成を実施してください。ncmiscondコマンドの詳細については,「ncmiscond」を参照してください。
次に示すキー定義ファイルの内容を表示します。
- データファイルに関する情報
- レコード形式,レコード長,フラグ類
- キーファイルに関する情報
- キーファイルページ長,キー項目名,キー項目数,キーファイル名,フラグ類,キーの要素数,キーの位置,キーの長さ,キーの属性
実行権限
Administrators権限
格納場所
JP1/Cm2/NC - Managerインストール先フォルダ\bin\
引数
-u
レコードの削除や更新によってデータファイルおよびキーファイルに未使用領域ができます。このファイルの未使用領域サイズの割合を表示する場合に指定します。なお,未使用領域率が高い場合は,ファイル圧縮ユーティリティ(ncmiscondコマンド)で未使用領域率を0にできます。
ISAMファイル名
キー定義情報を表示するファイルのファイル名を指定します。引数に指定するファイル名は,「表16-3 ISAM関連ファイル一覧」を参照してください。ドライブおよびディレクトリを省略した場合は,カレントドライブおよびカレントディレクトリが仮定されます。複数のファイルを指定する場合は,ファイル名を1文字以上のスペースで区切ります。また,ワイルドカード「*」を使用してファイルを指定できます。スペースを含むファイル名を指定する場合は,「"」(引用符)で囲みます。指定例を次に示します。
- (例)
- 「c:\data」フォルダにあるすべてのファイルを指定する場合
ncmisinfo c:\data\*
- 「c:\data」フォルダにある,ファイル名が「SAMPLE」で始まるファイルを指定する場合
ncmisinfo c:\data\SAMPLE*
注意事項
- 複数のファイルを指定してコマンドを実行した場合で,処理の途中で入出力エラーが発生したとき,またはファイルがなかったときは,その時点でコマンドの実行は終了します。
- 検証結果をテキストファイルなどに出力したい場合は,>のあとに出力先のファイル名を指定して,リダイレクトしてください。指定例を次に示します。
- (例)
- ncmisinfo sample > info.txt
- 未使用領域を表示するオプションを指定して実行した場合,キー定義情報が表示されるまでに時間が掛かることがあります。
- 未使用領域を表示するオプションを指定して実行した場合で,指定した索引順編成ファイルがほかの処理で使用中のとき,占有エラーとなります。
戻り値
0 正常終了。 1 異常終了。
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