JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド
[優先制御の設定]ダイアログボックスは,ポートに優先条件を設定するためのダイアログボックスです。[優先条件の設定]ダイアログボックスを次の図に示します。
図15-12 [優先条件の設定]ダイアログボックス
表示項目について説明します。
- [QoS番号]
- 優先条件を追加するための識別子として,番号を指定します。プルダウンメニューから選択することもできます。QoS番号には,1〜32の整数から,まだ対象ポートに割り当てられていない番号を指定できます。
- この項目は,[QoS制御の設定]ダイアログボックスで[変更]をクリックした場合は編集できません。
- この項目は,flow cosコマンドのlistサブコマンドを使用して設定します。
- [VLAN-ID]
- 優先条件の対象となるVLANのVLAN-IDを2〜4063の整数の範囲で指定します。
- この項目には,対象ポートが所属しているVLAN-IDのうち,まだ対象ポートに対して優先条件が指定されていないIDを指定できます。
- プルダウンメニューから選択することもできます。
- [QoS制御の設定]ダイアログボックスで複数ポートを[選択ポート]に選択した場合,プルダウンメニューには,該当する複数ポートについて選択できるすべてのVLAN-IDがすべて表示されます。
- この項目は,flow cosコマンドのlistサブコマンドを使用して設定します。
- [優先度]
- 該当する優先条件の優先度を指定します。プルダウンメニューから選択することもできます。0〜7の整数から指定できます。ほかの優先条件に使用している優先度と同じ値も指定できます。
- 優先度は,1が最も低く,1,2,0,3,4,5,6,7の順に高くなります。
- なお,この項目は,IEEE802.1p標準が推奨する優先度値を使用しています。IEEE802.1p標準が推奨する各優先度の用途について,次の表に示します。
表15-1 各優先度の用途
優先度値 用途分類 IEEE802.1p標準が推奨する用途 7 特殊用途 ネットワーク制御 6 音声 5 ビデオ 4 制御された負荷 3 一般用途 エクセレントエフォート(優先度高に指定するとき使用) 0 ベストエフォート(普通の優先度に指定するとき使用) 2 予備(未定義) 1 バックグラウンド(優先度低に指定するとき使用) - この項目は,flow cosコマンドのlistサブコマンドを使用して設定します。
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