JP1/Cm2/NCを使用すると,JP1/Cm2/NC - Managerによってネットワークに散在するスイッチの設定情報を取得し,画面に一覧で表示できます。各スイッチから取得した情報は,ネットワーク構成情報としてJP1/Cm2/NC - ManagerのDBに一括管理されます。ネットワーク構成情報については「2.1 ネットワーク構成情報」を参照してください。
JP1/Cm2/NCを使用してスイッチのネットワーク構成情報を表示する流れを次の図に示します。
図2-1 JP1/Cm2/NCを使用してスイッチのネットワーク構成情報を表示する流れ
スイッチから取得した設定情報は,JP1/Cm2/NC - Viewのメイン画面である[Network Element Configuration - View]ウィンドウから確認できます。
[Network Element Configuration - View]ウィンドウの表示イメージを次に示します。
図2-2 [Network Element Configuration - View]ウィンドウ
[Network Element Configuration - View]ウィンドウは「ツリーエリア」と「リストエリア」から構成されています。ツリーエリアには,スイッチの構成状況がツリー形式で表示されます。これを「ネットワーク構成ツリー」といいます。ネットワーク構成ツリーを構成している要素を「ネットワーク構成要素」といいます。リストエリアには,ネットワーク構成ツリーの構成要素を選択したときに,その構成要素の詳細情報が表示されます。
スイッチのネットワーク構成情報をJP1/Cm2/NC - Viewから変更すると,ネットワーク構成ツリーは,自動的に最新のネットワーク構成情報を反映して再構成されます。
[Network Element Configuration - View]ウィンドウは,用途に合わせてビューが分かれています。[Network Element Configuration - View]ウィンドウで表示できるビューと表示用途について次の表に示します。
表2-40 [Network Element Configuration - View]ウィンドウで表示できるビューと表示用途
表示ビュー名 | 用途 |
---|---|
管理対象ビュー | JP1/Cm2/NCが管理しているスイッチを参照するために使用します。 |
VLANビュー | JP1/Cm2/NCが管理しているスイッチのVLANの設定状況を参照するために使用します。 |
SLBビュー | JP1/Cm2/NCが管理しているスイッチのSLBの設定状況を参照するために使用します。 |
スイッチ構成ビュー | JP1/Cm2/NCが管理しているスイッチのVLANおよびSLB以外(アクセス制御,QoS制御またはアップリンクフェイルオーバー)の設定状況を参照するために使用します。 |
各ビューの概要について次に説明します。