拡張MIBオブジェクトは次のどちらかの拡張MIB定義ファイルで定義します。
このマニュアルでは,拡張MIB定義ファイル名として/etc/SnmpAgent.d/snmpd.extendを使用して,拡張MIBオブジェクトの定義の手順を説明しています。/opt/Cm2/ESA/estディレクトリ配下に拡張MIB定義ファイルを格納する場合,複数の拡張MIB定義ファイルを追加する方法と同じです。「2.6.10 複数の拡張MIB定義ファイルの設定」を参照してください。
SNMPエージェントに定義されたMIBオブジェクトにマネージャーがアクセスするには,次に示すRFCで指定された規則に従ってMIBモジュールを記述します。
拡張MIBオブジェクトを定義する手順と参照先を次の図に示します。
図2-4 拡張MIBオブジェクトの定義の流れ
なお,複数の拡張MIB定義ファイルをSNMPエージェントに設定できます。複数の拡張MIB定義ファイルを定義する場合の手順については,「2.6.10 複数の拡張MIB定義ファイルの設定」を参照してください。
SNMPエージェントでは,拡張MIB定義のサンプルとして,/opt/OV/prg_samples/eagent/snmpd.extendファイルを提供しています。また,MIBオブジェクトの定義および拡張MIB定義ファイル(/etc/SnmpAgent.d/snmpd.extend)の作成例を,「2.6.11 拡張MIBオブジェクトの定義例」に記載しています。