4.3.2 日立企業固有MIBオブジェクトの内容

グループごとの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を,表4-29~表4-55に示します。なお,表中では次の凡例を使用しています。

(凡例)
-:該当なし。

MIBオブジェクトの内容は,/var/opt/OV/share/snmp_mibs/eagent配下の次のファイルでも参照できます。

<この項の構成>
(1) OpConfグループ
(2) SystemInfoグループ
(3) VirtualMemoryグループ
(4) Processグループ
(5) Processorグループ
(6) DiskInfoグループ
(7) SwapInfoグループ
(8) SwapSpaceグループ
(9) DiskBusyグループ
(10) SwapSystemグループ
(11) cpuUtilグループ
(12) virtualMemory64グループ
(13) systemInfo64グループ
(14) virtualMemory64Exグループ
(15) process64グループ
(16) processor64グループ
(17) diskInfo64グループ
(18) swapSystem64グループ
(19) diskBusyInfoグループ
(20) fileSystem64グループ
(21) diskBusyAvailグループ
(22) systemグループ(AIXの場合)
(23) diskグループ(AIXの場合)
(24) pageグループ(AIXの場合)
(25) systemグループ(Solarisの場合)
(26) LinuxSystemグループ(Linuxの場合)
(27) Tru64systemグループ(Tru64の場合)

(1) OpConfグループ

OpConfグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-29 OpConfグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.SubSystems.cometOP.OpConf)(1.116.5.1.1.2.10)

IDオブジェクト名内容単位
1OpConfCharCode操作支援がコード変換に使用する文字コード。

(2) SystemInfoグループ

SystemInfoグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-30 SystemInfoグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.systemInfo)(1.116.5.1.2.1.1)

IDオブジェクト名内容単位
1systemInfoTTYMajor制御端末のメジャー番号。
2systemInfoTTYMinor制御端末のマイナー番号。
3systemInfoBootTimeシステムがブートしてからの経過時間。1/100秒
4systemInfoActiveProcessorsシステムコールを発行した時点で動作しているプロセッサ数。
5systemInfoProcessorsシステムがブートされてから今までに同時に動作したことがある最大のプロセッサの数。
6systemInfoMaxProcessesシステムが動作させることのできる最大のプロセス数。
7systemInfoRunQue
Processes
システムプロセス以外の実行待ち状態のプロセスで,主記憶装置上にロードされているプロセスの数。
8systemInfoXferWait
Processes
ディスクからのデータ転送を待っているプロセス数。
9systemInfoPageInWait
Processes
ディスクからぺージインされるのを待っているプロセス数。
10systemInfoSleepProcesses物理メモリー中でスリープしているプロセス数。ただし,次の状態のプロセスは含まれない。
  • I/O待ちでスリープしているプロセス
  • 連続して20秒以上スリープしているプロセス
11systemInfoSwapOut
Processes
スワップアウトされているプロセス数。ただし,スワップインされたらすぐに実行待ち状態になるプロセスだけである。
12systemInfoPhysicalMemory
Size
システムにインストールされている最大物理メモリーのサイズ。バイト
13systemInfoPhysicalMemory
FreeSize
未使用でかつ,システムがプロセスに割り当てできるとみなした物理メモリーのサイズ。バイト
14systemInfoVirtualMemory
ProcessSize
システムプロセス以外のすべてのプロセスのテキスト,データ,スタックとして割り当てられている仮想メモリーのサイズ。バイト
15systemInfoVirtualMemoryWaitProcessSize実行待ち状態のすべてのプロセスに割り当てられている仮想メモリーのサイズ。バイト
16systemInfoPhysicalMemory
ProcessSize
システム内にあるすべてのプロセスの,テキスト,データ,スタックに割り当てられている物理メモリーのサイズ。バイト
17systemInfoPhysicalMemory
WaitProcessSize
実行待ち状態のすべてのプロセスに割り当てられている物理メモリーのサイズ。バイト
18systemInfoCPUStatesシステムが持つCPU状態の数。
19systemInfoOpenLogical
Volumes
オープン済みの論理ボリュームの数。
20systemInfoOpenLogical
VolumeGrps
オープン済みの論理ボリュームグループの数。
21systemInfoAllocPBUFs論理ボリューム用に割り当てられているpbufの数。
22systemInfoUsedPBUFs論理ボリュームで使用しているpbufの数。
23systemInfoMaxPBUFs今までに論理ボリュームによって使用されたpbufの最大数。
24systemInfoActiveProcess
Entries
プロセステーブルの総エントリー数の内で現在使用中のエントリー数。エントリー
25systemInfoActiveInode
Entries
iノードテーブルの総エントリー数の内で現在使用中のエントリー数。エントリー
26systemInfoActiveFile
Entries
ファイルテーブルの総エントリー数の内で現在使用中のエントリー数。エントリー

(3) VirtualMemoryグループ

VirtualMemoryグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-31 VirtualMemoryグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.virtualMemory)(1.116.5.1.2.1.2)

IDオブジェクト名内容単位
1vmPageSize仮想記憶システムでの1ページのバイト数。バイト
2vmDaemonFreePagesページアウトデーモンにフリーにされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
3vmInterruptionsデバイスからの(ハードウェア)割り込み回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
4vmPageInPagesページインされたぺージ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
5vmPageOutPagesページアウトされたぺージ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
6vmPageReclaimsページリクレームの合計数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
7vmTLBFlashesTLBフラッシュの回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
8vmDaemonScanPagesページアウトデーモンにスキャンされたぺージ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
9vmContextSwitchesコンテキストスイッチの回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
10vmSystemCallsシステムコールの発行回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
11vmXFileSystemFreelist
Pages
ファイルシステムからではなく,ぺージフリーリストから見つかったぺージ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
12vmXSwapDeviceFreeList
Pages
スワップデバイスからではなく,ぺージフリーリストから見つかったぺージ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
13vmFreeMemoryPagesフリーメモリーページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
14vmTotalSwapInsブート以降のスワップインの回数。
15vmTotalSwapOutsブート以降のスワップアウトの回数。
16vmTotalDaemonFreePagesブート以降にぺージアウトデーモンにフリーにされたぺージ数。ぺージ
17vmTotalDemandLoadPagesブート以降に,実行可能ファイルにデマンドロードされたページ数。ページ
18vmTotalPageFaultsブート以降のページフォルトの回数。
19vmTotalInterruptionsブート以降のデバイス(ハードウェア)割り込みの回数。
20vmTotalIntransitPage
Faults
ブート以降のintransitブロックページフォルトの回数。
21vmTotalDemandLoadCreate
Pages
ブート以降に,新たに作成されたデマンドロードぺージ数。ページ
22vmTotalZeroFillCreate
Pages
ブート以降に,新たに作成されたゼロクリアページ数。ページ
23vmTotalFreeListReclaimed
Pages
ブート以降に,フリーリストから再利用されたぺージ数。ページ
24vmTotalPageInsブート以降のぺージインの回数。
25vmTotalPageOutsブート以降のぺージアウトの回数。
26vmTotalPageInPagesブート以降にぺージインされたぺージ数。ぺージ
27vmTotalPageOutPagesブート以降にぺージアウトされたぺージ数。ページ
28vmTotalSwapInPagesブート以降にスワップインされたぺージ数。ページ
29vmTotalSwapOutPagesブート以降にスワップアウトされたぺージ数。ページ
30vmTotalDaemonTicksNumブート以降にページアウトデーモンがページアウトした回数。
31vmTotalContextSwitchesブート以降のコンテキストスイッチの回数。
32vmTotalSystemCallsブート以降に発行されたシステムコールの回数。
33vmTotalTrapsブート以降に発生したトラップの回数。
34vmTotalXFileSystemFree
ListPages
ブート以降にファイルシステムからではなくフリーリストから見つかったぺージ数。ページ
35vmTotalXSwapDeviceFree
ListPages
ブート以降にスワップデバイスからではなくフリーリストから見つかったぺージ数。ページ
36vmTotalDemandZeroFill
Pages
ブート以降にオンデマンドでゼロクリアされたぺージ数。ページ
37vmTotalDaemonScanPagesブート以降にぺージアウトデーモンにスキャンされたぺージ数。ページ
38vmTotalReclaimedPagesブート以降に再利用されたぺージ数。ページ
39vmTotalDeficitPages新たにスワップインされようとしているプロセスに必要と思われるぺージ数。ページ
40vmTotalReadCharsブート以降にttyデバイスから読み込まれたキャラクタ数。キャラクタ
41vmTotalWriteCharsブート以降にttyデバイスに書き込まれたキャラクタ数。キャラクタ
42vmTotalForksブート以降のforkの回数。
43vmTotalForkPagesブート以降にforkされたぺージ数。ページ
44vmTotalDiskBlockReadsブート以降に発行されたディスクブロック読み出しの回数。
45vmTotalDiskBlockWritesブート以降に発行されたディスクブロック書き込みの回数。
46vmTotalProcessSwapOutsシステムが実行できるプロセスをスワップアウトした回数。この値は1秒ごとに更新される。
47vmTotalSwapOutProcessesシステムがスワップアウトした実行できるプロセス数。この値は1秒ごとに更新される。

(4) Processグループ

Processグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-32 Processグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.process)(1.116.5.1.2.1.3)

IDオブジェクト名内容単位
1processNum実行中のプロセス数。
2processTable実行中のプロセス情報テーブル。
2.1processEntry各エントリーは,processIDの値で識別される。
2.1.1processIDプロセスID。
2.1.2processIndexプロセスのエントリー番号。
2.1.3processStatusプロセスの実行状態。
sleep(1),run(2),stop(3),zombie(4),other(5),idle(6)
2.1.4processStateFlagsプロセスフラグ。
incore(1),sys(2),locked(4),trace(8),trace2(16)
2.1.5processUserIDプロセスの実ユーザーID。
2.1.6processSavedUserIDプロセスのセーブされたユーザーID。
2.1.7processParentID親プロセスID。
2.1.8processGroupIDプロセスグループID。
2.1.9processCPUUtilizationプロセスのCPU利用率。
2.1.10processPriorityプロセスの優先度。
2.1.11processCPUNiceプロセスのナイス値。
2.1.12processProcessorプロセスを最後に実行したプロセッサ。
2.1.13processStartTimeプロセスが開始してからの経過時間。1/100秒
2.1.14processPhysicalMemory
TextSize
プロセスのテキスト領域物理メモリーサイズ。バイト
2.1.15processPhysicalMemory
DataSize
プロセスのデータ領域物理メモリーサイズ。バイト
2.1.16processPhysicalMemory
StackSize
プロセスのスタック領域物理メモリーサイズ。バイト
2.1.17processPhysicalMemory
SharedMemorySize
プロセスの共用メモリー領域物理メモリーサイズ。バイト
2.1.18processPhysicalMemory
MemoryMappedSize
プロセスのメモリーマップドファイル領域物理メモリーサイズ。バイト
2.1.19processPhysicalMemory
UserSize
プロセスのプロセスデータ(uエリア)領域物理メモリーサイズ。バイト
2.1.20processPhysicalMemory
IOSize
プロセスのI/O空間物理メモリーサイズ。バイト
2.1.21processVirtualMemory
TextSize
プロセスのテキスト領域仮想メモリーサイズ。バイト
2.1.22processVirtualMemory
DataSize
プロセスのデータ領域仮想メモリーサイズ。バイト
2.1.23processVirtualMemory
StackSize
プロセスのスタック領域仮想メモリーサイズ。バイト
2.1.24processVirtualMemory
SharedMemorySize
プロセスの共用メモリー領域仮想メモリーサイズ。バイト
2.1.25processVirtualMemory
MemoryMappedSize
プロセスのメモリーマップドファイル領域仮想メモリーサイズ。バイト
2.1.26processVirtualMemory
UserSize
プロセスのプロセスデータ(uエリア)領域仮想メモリーサイズ。バイト
2.1.27processVirtualMemoryIOSizeプロセスのI/O空間仮想メモリーサイズ。バイト
2.1.28processResidentSizeプロセスの使用メモリーのうちで,ディスクにぺージアウトされないでメモリー上に残っているメモリーサイズ。バイト
2.1.29processAddressプロセスのユーザー領域アドレス。値は,プロセスがメモリー上にロードされている場合はメモリー中の物理アドレス,スワップアウトされている場合はディスク上のアドレスを示す。
2.1.30processSleepAddressプロセスがスリープしているアドレス。スリープしていなければ0。
2.1.31processUserTimeプロセスがユーザーモードで実行した経過時間。1/100秒
2.1.32processSystemTimeプロセスがシステム(カーネル)モードで実行した経過時間。1/100秒
2.1.33processTTYMajorプロセスが制御端末を持っている場合,ttyデバイスメジャー番号を示す。メジャー,マイナーが共に-1なら,プロセスは制御端末を持たない。
2.1.34processTTYMinorプロセスが制御端末を持っている場合,ttyデバイスマイナー番号を示す。メジャー,マイナーが共に-1なら,プロセスは制御端末を持たない。
2.1.35processCommandプロセスを実行したコマンドライン文字列。
2.1.36processExecutableプロセスの実行ファイル名称文字列。
2.1.37processResidentTimeプロセスのインコアでの経過時間。
2.1.38processCPUTimeTicks現在のタイムスライス中にプロセスが消費したCPUのティック数。
2.1.39processTotalCPUTime
Ticks
プロセス生成以降,プロセスが消費したCPUティック数。
2.1.40processFssIDプロセスが所属する均等割り当てスケジューラグループのID。
2.1.41processResidentTime
CPU
インコアでの経過時間に占めるCPU使用時間の割合。
2.1.42processMinorFaultsプロセスによるぺージリクレーム数。
2.1.43processMajorFaultsプロセスによって発生したディスクへのアクセスが必要なぺージフォルト数。
2.1.44processSwapOutsプロセスがスワップアウトされた回数。
2.1.45processSignalsプロセスが受信したシグナル数。
2.1.46processReceivedMessagesプロセスが受信したメッセージ数。
2.1.47processSentMessagesプロセスが送信したメッセージ数。
2.1.48processMaxResidentSizeプロセスが取得できる最大のインコアメモリーサイズ。バイト
2.1.49processUserプロセスを起動したユーザー。

(5) Processorグループ

Processorグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-33 Processorグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.pocessor)(1.116.5.1.2.1.4)

IDオブジェクト名内容単位
1processorNumプロセッサ情報のエントリー数。
2processorTableプロセッサ情報テーブル。
2.1processorEntry各エントリーはプロセッサのprocessorIndexの値で識別される。
2.1.1processorIndexプロセッサのインデックス番号。
2.1.2processorFileSystemRead
Bytes
ブート以降にファイルシステムから読み込んだ総バイト数。バイト
2.1.3processorFileSystem
WriteBytes
ブート以降にファイルシステムに書き込んだ総バイト数。バイト
2.1.4processorDiskBlockRead
Requests
ブート以降にNFSマウントされたディスクブロックに対して発行したread要求の総数。
2.1.5processorDiskBlockWrite
Requests
ブート以降にNFSマウントされたディスクブロックに対して発行したwrite要求の総数。
2.1.6processorNFSReadBytesブート以降にNFSから読み込んだ総バイト数。バイト
2.1.7processorNFSWriteBytesブート以降にNFSに書き込んだ総バイト数。バイト
2.1.8processorPhysicalReadsブート以降にプロセッサによるrowデバイスに対する物理読み出しの総数。
2.1.9processorPhysicalWritesブート以降にプロセッサによるrowデバイスに対する物理書き込みの総数。
2.1.10processorRunQueuesブート以降にプロセッサ上に実行待ちプロセスが存在した回数。この値は1秒ごとに更新される。
2.1.11processorRunQueue
Processes
ブート以降にプロセッサ上の実行待ちプロセス数。この値は1秒ごとに更新される。
2.1.12processorSysExecsブート以降にプロセッサ上で発行されたexecシステムコールの総数。
2.1.13processorSysReadsブート以降にプロセッサ上で発行されたreadシステムコールの総数。
2.1.14processorSysWritesブート以降にプロセッサ上で発行されたwriteシステムコールの総数。
2.1.15processorSysNamisブート以降にプロセッサ上で発行されたsysnami()関数の総数。
2.1.16processorSysIgetsブート以降にプロセッサ上で発行されたsysiget()関数の総数。
2.1.17processorDirFileSystem
ReadBytes
ブート以降にプロセッサ上で行われたディレクトリ参照を伴うファイルシステムリードの総バイト数。バイト
2.1.18processorSemaphore
Operations
ブート以降にプロセッサ上で行われたsystem V系のセマフォ操作の回数。
2.1.19processorMessage
Operations
ブート以降にプロセッサ上で行われたsystem V系のメッセージ操作の回数。
2.1.20processorInMUX
Interruptions
ブート以降にプロセッサが受け取ったMUX割り込みの回数。
2.1.21processorOutMUX
Interruptions
ブート以降にプロセッサが送信したMUX割り込みの回数。
2.1.22processorTTYRawCharsブート以降にプロセッサによって行われたrawデバイス読み取りのキャラクタ数。キャラクタ
2.1.23processorTTYCanon
Chars
ブート以降にプロセッサによって行われたcanon操作のキャラクタ数。キャラクタ
2.1.24processorTTYOutCharsブート以降にプロセッサによって行われた,出力キャラクタ数。キャラクタ
2.1.25processorCPULoadAvg1このプロセッサでの過去1分間のロードアベレージ * 100。
ロードアベレージとはこのプロセッサで,過去1分間に「実行状態」または「実行可能状態」であったプロセス数やスレッド数の平均値のことです。
例えば,ロードアベレージが「1」であった場合,過去1分間で「実行状態」または「実行可能状態」となっていたプロセス数やスレッド数が平均的に一つ存在していて,常にこのプロセッサは処理を実行していた状況であったと推測できます。
2.1.26processorCPULoadAvg5このプロセッサでの過去5分間のロードアベレージ * 100。
2.1.27processorCPULoadAvg15このプロセッサでの過去15分間のロードアベレージ * 100。
2.1.28processorUserCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのユーザープロセスのCPU時間。ただし,Solaris,AIXではSNMPエージェントが起動してからのユーザープロセスのCPU時間。1/100秒
2.1.29processorNiceCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのnice値21以上で実行されたユーザープロセスのCPU時間。ただし,Solaris,AIXではSNMPエージェントが起動してからのnice値が21以上で実行されたユーザープロセスのCPU時間。1/100秒
2.1.30processorSysCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのシステム(カーネル)モードで実行されたユーザープロセスのCPU時間。ただし,Solaris,AIXではSNMPエージェントが起動してからのシステム(カーネル)モードで実行されたユーザープロセスのCPU時間。1/100秒
2.1.31processorIdleCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのCPUアイドル時間。ただし,Solaris,AIXではSNMPエージェントが起動してからのCPUアイドル時間。1/100秒
2.1.32processorWaitCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのCPUウェイト時間。ただし,Solaris,AIXではSNMPエージェントが起動してからのCPUウェイト時間。1/100秒
2.1.33processorBlockCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのスピンロックブロックCPU時間。1/100秒
2.1.34processorSwaitCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのカーネルセマフォブロックCPU時間。1/100秒
2.1.35processorIntrCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのCPUインタラプト時間。1/100秒
2.1.36processorSsysCPUTimeプロセッサでの,システムがブートしてからのカーネルモードで実行されたカーネルプロセスのCPU時間。1/100秒

(6) DiskInfoグループ

DiskInfoグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-34 DiskInfoグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.diskInfo)(1.116.5.1.2.1.5)

IDオブジェクト名内容単位
1diskNumシステムにアタッチされているディスク情報エントリー数。
2diskTableディスク情報テーブル。
2.1diskEntry各エントリーは,diskIndexの値で識別される。
2.1.1diskIndexディスクのインデックス番号。
2.1.2diskTTYMajorディスクのTTYデバイスメジャー番号。
2.1.3diskTTYMinorディスクのTTYデバイスマイナー番号。
2.1.4diskBusyTimeTicksデバイスビジーのTimeTicks数。
2.1.5diskSeeksシーク回数。
2.1.6diskXfersデータ転送回数。
2.1.7diskWordsXfers2バイト1ワードデータの転送回数。
2.1.8diskWordsWriteTime2バイト1ワードデータの書き込みに要する時間。ミリ秒/
バイト

(7) SwapInfoグループ

SwapInfoグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-35 SwapInfoグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.swapInfo)(1.116.5.1.2.1.6)

IDオブジェクト名内容単位
1swapTotalSizeスワップ領域の全サイズ。バイト
2swapTotalEnabledSizeスワップ領域の使用できる全サイズ。バイト
3swapTotalFreeSizeスワップ領域の全空きサイズ。バイト
4swapTotalBlockDevice
Size
ブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全サイズ。バイト
5swapTotalBlockDevice
EnabledSize
ブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の使用できる全サイズ。バイト
6swapTotalBlockDevice
FreeSize
ブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全空きサイズ。バイト
7swapTotalFileSystem
Size
ファイルシステム上に確保されたスワップ領域の全サイズ。バイト
8swapTotalFileSystem
EnabledSize
ファイルシステム上に確保されたスワップ領域の使用できる全サイズ。バイト
9swapTotalFileSystem
FreeSize
ファイルシステム上に確保されたスワップ領域の全空きサイズ。バイト
10swapNumスワップ領域情報のエントリー数。
11swapTableスワップ領域情報テーブル。
11.1swapEntry各エントリーはswapIndexの値で識別される。
11.1.1swapIndexスワップ領域のインデックス番号。
11.1.2swapPlaceスワップ領域がどこに確保されているかを示すフラグ。スワップ領域がブロックデバイス上にある場合はswblock(1),ファイルシステム上にある場合はswfs(2)を値として持つ。
11.1.3swapFlagsスワップ領域が有効かどうかを示す。
有効の場合enable(1),無効の場合disable(0)を値として持つ。
11.1.4swapPriorityスワップ領域の優先順位。値の小さいスワップ領域から先に使用される。
11.1.5swapFreeSize現在使用できるスワップ領域中のフリーサイズ。バイト
11.1.6swapBlockDeviceMajorスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合に,デバイス情報(Major)が格納される。
11.1.7swapBlockDeviceMinorスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合に,デバイス情報(Minor)が格納される。
11.1.8swapBlockDeviceStart
Num
スワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合に,使用を開始するブロック番号が格納される。
11.1.9swapBlockDeviceSizeスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合の,確保されたサイズ。バイト
11.1.10swapFileSystemSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,確保されたサイズ。バイト
11.1.11swapFileSystemMinSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,最低限割り当てられるサイズ。バイト
11.1.12swapFileSystemMax
Size
スワップ領域がファイルシステム上に確保された場合に,今までに割当てられた最大のサイズ。バイト
11.1.13swapFileSystem
ReservedSize
スワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,現在リザーブ中のサイズ。バイト
11.1.14swapFileSystemMount
Point
スワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,ファイルシステムがマウントされている場所。

(8) SwapSpaceグループ

SwapSpaceグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-36 SwapSpaceグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.swapSpace)(1.116.5.1.2.1.7)

IDオブジェクト名内容単位
1swapSpaceConfigスワップ空間のサイズ。キロバイト
2swapSpaceEnable使用できるスワップ空間のサイズ。キロバイト
3swapSpaceFree空きスワップ空間のサイズ。キロバイト

(9) DiskBusyグループ

DiskBusyグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-37 DiskBusyグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.diskBusy)(1.116.5.1.2.1.8)

IDオブジェクト名内容単位
1diskBusyNumdiskBusyTableのエントリー数。
2diskBusyTableディスクビジー率を表すテーブル。
2.1diskBusyEntry各エントリーはdiskBusyDeviceNameで識別される。
2.1.1diskBusyDeviceNameディスクデバイス名。
SNMPエージェントをSolarisにインストールしている場合,ディスク単位にエントリーを作成する。ディスク内の個々のパーティション,またはスライスと呼ばれる区画のエントリーは作成しない。
例えば,dad0やsd3などが表示される。
ここでは,“dad”は内蔵IDEディスク,“sd”はSCSIディスクを表している。そのあとの数字は,ターゲットIDを表している。
2.1.2diskBusyUtil過去5秒間のディスクビジー率。
  • ディスクビジー率
    カーネルは,アプリケーションプログラムから出されたI/O要求をデバイスドライバーに送る。デバイスドライバーから,デバイスに対してI/O要求を出す。この要求は,デバイス内に持っているキューバッファーにためられる。このキューの要求でディスクがシークし,実際に読み込みをし,逆の経路をたどって戻る。ディスクビジー率は,このディスクそのものが処理している時間の割合を示す。
    このディスクビジー率は,収集した時点のディスクビジー率である。このディスクビジー率が複数回同じ状態が継続するなどの状況からディスクの状態を判断できる。
  • 取得時の注意事項
    SNMPエージェントをSolarisにインストールしている場合,diskBusyTableのインスタンスを取得するには6秒以上掛かる。そのため,マネージャーシステムのSNMPリクエストのタイムアウト時間には,6秒以上を指定する。

(10) SwapSystemグループ

SwapSystemグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-38 SwapSystemグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.swapSystem)(1.116.5.1.2.1.9)

IDオブジェクト名内容単位
1swapSystemTotalSizeスワップ領域の全サイズ。キロバイト
2swapSystemTotalEnableSizeスワップ領域の使用できる全サイズ。キロバイト
3swapSystemTotalFreeSizeスワップ領域の全空きサイズ。キロバイト
4swapSystemTotalBlockDeviceSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全サイズ。キロバイト
5swapSystemTotalBlockDeviceEnabledSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の使用できる全サイズ。キロバイト
6swapSystemTotalBlockDeviceFreeSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全空きサイズ。キロバイト
7swapSystemTotalFileSystemSizeファイルシステム上に確保されたスワップ領域の全サイズ。キロバイト
8swapSystemTotalFileSystemEnabledSizeファイルシステム上に確保されたスワップ領域の使用できる全サイズ。キロバイト
9swapSystemTotalFileSystemFreeSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全空きサイズ。キロバイト
10swapSystemNumスワップ領域情報のエントリー数。
11swapSystemTableスワップ領域情報テーブル。
11.1swapSystemEntry各エントリーはswapSystemIndexの値で識別される。
11.1.1swapSystemIndexスワップ領域のインデックス番号。
11.1.2swapSystemPlaceスワップ領域がどこに確保されているかを示すフラグ。
swblock(1):ブロックデバイス上にある。
swfs(2):ファイルシステム上にある。
11.1.3swapSystemFlagsスワップ領域が有効かどうかを示す。
disable(0):無効
enable(1):有効
11.1.4swapSystemPriorityスワップ領域の優先順位。値の小さいスワップ領域から先に使用される。
11.1.5swapSystemFreeSize現在使用できるスワップ領域中のフリーサイズ。キロバイト
11.1.6swapSystemBlockDeviceMajorスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合に,デバイス情報(Major)が格納される。
11.1.7swapSystemBlockDeviceMinorスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合に,デバイス情報(Minor)が格納される。
11.1.8swapSystemBlockDeviceStartNumスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合に,使用を開始するブロック番号が格納される。
11.1.9swapSystemBlockDeviceSizeスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合に,確保されたサイズ。キロバイト
11.1.10swapSystemFileSystemSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合に,確保されたサイズ。キロバイト
11.1.11swapSystemFileSystemMinSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合に,今まで割り当てられた最大のサイズ。キロバイト
11.1.12swapSystemFileSystemMaxSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合に,今までに割り当てられた最大のサイズ。キロバイト
11.1.13swapSystemFileSystemReservedSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合に,リザーブ中のサイズ。キロバイト
11.1.14swapSystemFileSystemMountPointスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合に,ファイルシステムがマウントされている場所を示す。

(11) cpuUtilグループ

cpuUtilグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-39 cpuUtilグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.cpuUtil)(1.116.5.1.2.1.10)

IDオブジェクト名内容単位
1cpuUtilTableCPU利用率情報。
1.1cpuUtilEntry各エントリーはcpuUtilNumの値で識別される。SNMPエージェントは指定されたインターバル時間(デフォルトは5分)のCPU利用率をOSから取得してMIB値とする。また,このCPU利用率の取得を連続して実行する。マネージャーからこのMIBを定期的に収集することで個々のCPU利用率を監視することができる。
1.1.1cpuUtilNumCPU番号(CPUが1個の場合は0)
1.1.2cpuUtilUser指定されたインターバル時間内のユーザーCPU利用率
1.1.3cpuUtilSystem指定されたインターバル時間内のシステムCPU利用率
1.1.4cpuUtilWio指定されたインターバル時間内のウェイトCPU利用率
1.1.5cpuUtilIdle指定されたインターバル時間内のアイドルCPU利用率
1.1.6cpuUtilTimeCPU利用率をOSから取得した時刻
例:2003/01/16 19:00:00
2cpuUtilIntervalインターバル時間
3cpuUtilTotalUserすべてのCPUの指定されたインターバル時間内でのユーザーCPU利用率の平均値
4cpuUtilTotalSystemすべてのCPUの指定されたインターバル時間内でのシステムCPU利用率の平均値
5cpuUtilTotalWioすべてのCPUの指定されたインターバル時間内でのウェイトCPU利用率の平均値
6cpuUtilTotalIdleすべてのCPUの指定されたインターバル時間内でのアイドルCPU利用率の平均値

●注意事項

cpuUtilグループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(12) virtualMemory64グループ

virtualMemory64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-40 virtualMemory64グループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.virtualMemory64)(1.116.5.1.2.1.13)

IDオブジェクト名内容単位
1vm64PageSize仮想記憶システムでの1ページのバイト数。バイト
2vm64DaemonfreePagesページアウトデーモンにフリーされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
3vm64Interruptionsデバイスからの割り込み回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
4vm64PageInPagesページインされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
5vm64PageOutPagesページアウトされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
6vm64PageReclaimsページリクレームの合計数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
7vm64TLBFlashesTLBフラッシュの回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
8vm64DaemonScanPagesページアウトデーモンにスキャンされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
9vm64ContextSwitchesコンテキストスイッチの回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
10vm64SystemCallsシステムコールの発行回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
11vm64XFileSystemFreelistPagesファイルシステムからではなく,ページフリーリストから見つかったページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
12vm64XSwapDeviceFreeListPagesスワップデバイスからではなく,ページフリーリストから見つかったページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
13vm64FreeMemoryPagesフリーメモリーページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
14vm64TotalSwapInsブート以降のスワップインの回数。
15vm64TotalSwapOutsブート以降のスワップアウトの回数。
16vm64TotalDaemonFreePagesブート以降に,ページアウトデーモンにフリーされたページ数。ページ
17vm64TotalDemandLoadPagesブート以降に,実行可能ファイルにデマンドロードされたページ数。ページ
18vm64TotalPageFaultsブート以降のページフォルト回数。
19vm64TotalInterruptionsブート以降のデバイス割り込み回数。
20vm64TotalIntransitPageFaultsブート以降のintransitブロックページフォルトの回数。
21vm64TotalDemandLoadCreatePagesブート以降に,デマンドロードページで新たに作成されたページ数。ページ
22vm64TotalZeroFillCreatePagesブート以降に,ゼロフィルページで新たに作成されたページ数。ページ
23vm64TotalFreeListReclaimedPagesブート以降に,フリーリストからリクレームされたページ数。ページ
24vm64TotalPageInsブート以降のページイン回数。
25vm64TotalPageOutsブート以降のページアウト回数。
26vm64TotalPageInPagesブート以降にページインされたページ数。ページ
27vm64TotalPageOutPagesブート以降にページアウトされたページ数。ページ
28vm64TotalSwapInPagesブート以降にスワップインされたページ数。ページ
29vm64TotalSwapOutPagesブート以降にスワップアウトされたページ数。ページ
30vm64TotalDaemonTicksNumブート以降にページアウトデーモンがページアウトした回数。
31vm64TotalContextSwitchesブート以降のコンテキストスイッチの回数。
32vm64TotalSystemCallsブート以降に発行されたシステムコールの回数。
33vm64TotalTrapsブート以降に発生したトラップの回数。
34vm64TotalXFileSystemFreeListPagesブート以降に,ファイルシステムからではなくフリーリストから見つかったページ数。ページ
35vm64TotalXSwapDeviceFreeListPagesブート以降に,スワップデバイスからではなくフリーリストから見つかったページ数。ページ
36vm64TotalDemandZeroFillPagesブート以降にオンデマンドでゼロフィルされたページ数。ページ
37vm64TotalDaemonScanPagesブート以降にページアウトデーモンにスキャンされたページ数。ページ
38vm64TotalReclaimedPagesブート以降にリクレームされたページ数。ページ
39vm64TotalDeficitPages新たにスワップインされようとしているプロセスに必要と思われるページ数。ページ
40vm64TotalReadCharsブート以降にttyデバイスから読み込まれたキャラクタ数。キャラクタ
41vm64TotalWriteCharsブート以降にttyデバイスに書き込まれたキャラクタ数。キャラクタ
42vm64TotalForksブート以降のfork回数。
43vm64TotalForkPagesブート以降にforkされたページ数。ページ
44vm64TotalDiskBlockReadsブート以降に発行されたディスクブロックリードの回数。
45vm64TotalDiskBlockWritesブート以降に発行されたディスクブロックライトの回数。
46vm64TotalProcessSwapOutsシステムが実行可能なプロセスをスワップアウトした回数。この値は1秒ごとに更新される。
47vm64TotalSwapOutProcessesシステムがスワップアウトした実行可能なプロセス数。この値は1秒ごとに更新される。

●注意事項

virtualMemory64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(13) systemInfo64グループ

systemInfo64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-41 systemInfo64グループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.systemInfo64)(1.116.5.1.2.1.14)

IDオブジェクト名内容単位
1systemInfo64TTYMajor制御端末のメジャー番号。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
2systemInfo64TTYMinor制御端末のマイナー番号。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
3systemInfo64BootTimeシステムがブートしてからの経過時間。1/100秒
4systemInfo64ActiveProcessorsシステムコールを発行した時点で動作しているプロセッサ数。
5systemInfo64MaxProcessorsシステムがブートされてから今までに同時に動作したことがある最大のプロセッサの数。
6systemInfo64MaxProcessesシステムが動作させることのできる最大のプロセス数。
7systemInfo64RunQueProcessesシステムプロセス以外の実行待ち状態のプロセスで,主記憶装置上にロードされているプロセスの数。
8systemInfo64XferWaitProcessesディスクからのデータ転送を持っているプロセス数。
9systemInfo64PageInWaitProcessesディスクからページインされるのを待っているプロセスの数。
10systemInfo64SleepProcesses物理メモリー中でスリープしているプロセス数。ただし,次の状態のプロセスは含まない。
  • I/O待ちでスリープしているプロセス
  • 連続して20秒以上スリープしているプロセス
11systemInfo64SwapOutProcessesスワップアウトされているプロセスの数。ただし,スワップインされたらすぐに実行待ち状態になるプロセスだけである。
12systemInfo64PhysicalMemorySizeシステムに搭載されている物理メモリーの最大のサイズ。バイト
13systemInfo64PhysicalMemoryFreeSize未使用で,かつシステムがプロセスに割り当てできるとみなした物理メモリーのサイズ。バイト
14systemInfo64VirtualMemoryProcessSizeシステムプロセス以外のすべてのテキスト,データ,スタックとして割り当てられている仮想メモリーのサイズ。バイト
15systemInfo64VirtualMemoryWaitProcessSize実行待ち状態のすべてのプロセスに割り当てられている仮想メモリーのサイズ。バイト
16systemInfo64PhysicalMemoryProcessSizeシステム内のすべてのプロセスの,テキスト,データ,スタックに割り当てられている物理メモリーのサイズ。バイト
17systemInfo64PhysicalMemoryWaitProcessSize実行待ち状態のすべてのプロセスに割り当てられている物理メモリーのサイズ。バイト
18systemInfo64CPUStatesシステムが持つCPU状態の数。
19systemInfo64OpenLogicalVolumesオープン済みの論理ボリュームの数。
20systemInfo64OpenLogicalVolumeGrpsオープン済みの論理ボリュームグループの数。
21systemInfo64AllocPBUFs論理ボリューム用に割り当てられているpbufの数。
22systemInfo64UsedPBUFs論理ボリュームで使用しているpbufの数。
23systemInfo64MaxPBUFs今まで論理ボリュームによって使用されたpbufの最大数。
24systemInfo64ActiveProcessEntriesプロセステーブルの総エントリー数のうちで現在使用中のエントリー数。エントリー
25systemInfo64ActiveInodeEntriesiノードテーブルの総エントリー数のうちで現在使用中のエントリー数。エントリー
26systemInfo64ActiveFileEntriesファイルテーブルの総エントリー数のうちで現在使用中のエントリー数。エントリー

●注意事項

systemInfo64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(14) virtualMemory64Exグループ

virtualMemory64Exグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-42 virtualMemory64Exグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.virtualMemory64Ex)(1.116.5.1.2.1.15)

IDオブジェクト名内容単位
1vm64ExPageSize仮想記憶システムでの1ページのバイト数。バイト
2vm64ExDaemonfreePagesページアウトデーモンにフリーされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
3vm64ExInterruptionsデバイスからの割り込み回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
4vm64ExPageInPagesページインされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
5vm64ExPageOutPagesページアウトされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
6vm64ExPageReclaimsページリクレームの合計数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
7vm64ExTLBFlashesTLBフラッシュの回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
8vm64ExDaemonScanPagesページアウトデーモンにスキャンされたページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
9vm64ExContextSwitchesコンテキストスイッチの回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
10vm64ExSystemCallsシステムコールの発行回数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。
11vm64ExXFileSystemFreelistPagesファイルシステムからではなく,ページフリーリストから見つかったページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
12vm64ExXSwapDeviceFreeListPagesスワップデバイスからではなく,ページフリーリストから見つかったページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
13vm64ExFreeMemoryPagesフリーメモリーページ数。この値は1秒当たりの平均値で,5秒ごとに更新される。ページ
14vm64ExTotalSwapInsブート以降のスワップインの回数。
15vm64ExTotalSwapOutsブート以降のスワップアウトの回数。
16vm64ExTotalDaemonFreePagesブート以降に,ページアウトデーモンにフリーされたページ数。ページ
17vm64ExTotalDemandLoadPagesブート以降に,実行可能ファイルにデマンドロードされたページ数。ページ
18vm64ExTotalPageFaultsブート以降のページフォルト回数。
19vm64ExTotalInterruptionsブート以降のデバイス割り込み回数。
20vm64ExTotalIntransitPageFaultsブート以降のintransitブロックページフォルトの回数。
21vm64ExTotalDemandLoadCreatePagesブート以降に,デマンドロードページで新たに作成されたページ数。ページ
22vm64ExTotalZeroFillCreatePagesブート以降に,ゼロフィルページで新たに作成されたページ数。ページ
23vm64ExTotalFreeListReclaimedPagesブート以降に,フリーリストからリクレームされたページ数。ページ
24vm64ExTotalPageInsブート以降のページイン回数。
25vm64ExTotalPageOutsブート以降のページアウト回数。
26vm64ExTotalPageInPagesブート以降にページインされたページ数。ページ
27vm64ExTotalPageOutPagesブート以降にページアウトされたページ数。ページ
28vm64ExTotalSwapInPagesブート以降にスワップインされたページ数。ページ
29vm64ExTotalSwapOutPagesブート以降にスワップアウトされたページ数。ページ
30vm64ExTotalDaemonTicksNumブート以降にページアウトデーモンがページアウトした回数。
31vm64ExTotalContextSwitchesブート以降のコンテキストスイッチの回数。
32vm64ExTotalSystemCallsブート以降に発行されたシステムコールの回数。
33vm64ExTotalTrapsブート以降に発生したトラップの回数。
34vm64ExTotalXFileSystemFreeListPagesブート以降に,ファイルシステムからではなくフリーリストから見つかったページ数。ページ
35vm64ExTotalXSwapDeviceFreeListPagesブート以降に,スワップデバイスからではなくフリーリストから見つかったページ数。ページ
36vm64ExTotalDemandZeroFillPagesブート以降にオンデマンドでゼロフィルされたページ数。ページ
37vm64ExTotalDaemonScanPagesブート以降にページアウトデーモンにスキャンされたページ数。ページ
38vm64ExTotalReclaimedPagesブート以降にリクレームされたページ数。ページ
39vm64ExTotalDeficitPages新たにスワップインされようとしているプロセスに必要と思われるページ数。ページ
40vm64ExTotalReadCharsブート以降にttyデバイスから読み込まれたキャラクタ数。キャラクタ
41vm64ExTotalWriteCharsブート以降にttyデバイスに書き込まれたキャラクタ数。キャラクタ
42vm64ExTotalForksブート以降のfork回数。
43vm64ExTotalForkPagesブート以降にforkされたページ数。ページ
44vm64ExTotalDiskBlockReadsブート以降に発行されたディスクブロックリードの回数。
45vm64ExTotalDiskBlockWritesブート以降に発行されたディスクブロックライトの回数。
46vm64ExTotalProcessSwapOutsシステムが実行可能なプロセスをスワップアウトした回数。この値は1秒ごとに更新される。
47vm64ExTotalSwapOutProcessesシステムがスワップアウトした実行可能なプロセス数。この値は1秒ごとに更新される。

●注意事項

virtualMemory64Exグループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(15) process64グループ

process64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-43 process64グループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.process64)(1.116.5.1.2.1.16)

IDオブジェクト名内容単位
1process64Num実行中のプロセス数。
2process64Table実行中のプロセス情報テーブル。
2.1process64Entry各エントリーはプロセスIDで識別される。
2.1.1process64IDプロセスID。
2.1.2process64Indexプロセスのインデックス番号。
2.1.3process64Statusプロセスの実行状態。sleep(1),run(2),stop(3),zombie(4),other(5),idle(6)
2.1.4process64StatusFlagsプロセス状態フラグ。incore(1),sys(2),locked(4),trace(8),trace2(16)
2.1.5process64UserIDプロセスの実ユーザーID。
2.1.6process64SavedUserIDプロセスのセーブされたユーザーID。
2.1.7process64ParentID親プロセスID。
2.1.8process64GroupIDプロセスグループID。
2.1.9process64CPUUtilizationプロセスのCPU利用率。
2.1.10process64Priorityプロセスの優先度。
2.1.11process64CPUNiceプロセスのナイス値。
2.1.12process64Processorプロセスを最新に実行したプロセッサ。
2.1.13process64StartTimeプロセスが開始してからの経過時間。1/100秒
2.1.14process64PhysicalMemoryTextSizeテキストとして割当てられた物理メモリーのサイズ。バイト
2.1.15process64PhysicalMemoryDataSizeデータとして割当てられた物理メモリーのサイズ。バイト
2.1.16process64PhysicalMemoryStackSizeスタックとして割当てられた物理メモリーのサイズ。バイト
2.1.17process64PhysicalMemorySharedMemorySize共有メモリーとして割当てられた物理メモリーのサイズ。バイト
2.1.18process64PhysicalMemoryMemoryMappedSizeメモリーマップドファイルとして割当てられた物理メモリーのサイズ。バイト
2.1.19process64PhysicalMemoryUserSizeプロセスデータ(uエリア)として割当てられた物理メモリーのサイズ。バイト
2.1.20process64PhysicalMemoryIOSizeI/O空間として割当てられた物理メモリーのサイズ。バイト
2.1.21process64VirtualMemoryTextSizeテキストとして割当てられた仮想アドレス空間のサイズ。バイト
2.1.22process64VirtualMemoryDataSizeデータとして割当てられた仮想アドレス空間のサイズ。バイト
2.1.23process64VirtualMemoryStackSizeスタックとして割当てられた仮想アドレス空間のサイズ。バイト
2.1.24process64VirtualMemorySharedMemorySize共有メモリーとして割当てられた仮想アドレス空間のサイズ。バイト
2.1.25process64VirtualMemoryMemoryMappedSizeメモリーマップドファイルとして割当てられた仮想アドレス空間のサイズ。バイト
2.1.26process64VirtualMemoryUserSizeプロセスデータ(uエリア)として割当てられた仮想アドレス空間のサイズ。バイト
2.1.27process64VirtualMemoryIOSizeI/O空間として割当てられた仮想アドレス空間のサイズ。バイト
2.1.28process64ResidentSizeプロセスの使用メモリーの内で,ディスクにページアウトされないで,メモリー上に残っているメモリーサイズ。バイト
2.1.29process64Addressプロセスのユーザー領域アドレス。その値は,プロセスがメモリー上にロードされている場合はメモリー中の物理アドレス,スワップアウトされている場合はディスク上のアドレスを示す。
2.1.30process64SleepAddressプロセスが休眠しているアドレス。休眠していなければ0。
2.1.31process64UserTimeプロセスがユーザーモードで実行した経過時間。1/100秒
2.1.32process64SystemTimeプロセスがシステムモードで実行した経過時間。1/100秒
2.1.33process64TTYMajorプロセスが制御端末を持っている場合,ttyデバイスメジャー番号を示す。メジャー,マイナー共に-1なら,このプロセスは制御端末を持たない。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
2.1.34process64TTYMinorプロセスが制御端末を持っている場合,ttyデバイスマイナー番号を示す。メジャー,マイナー共に-1なら,このプロセスは制御端末を持たない。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
2.1.35process64Commandコマンドライン文字列。
2.1.36process64Executable実行ファイル名称文字列。
2.1.37process64ResidentTimeインコアでの経過時間。
2.1.38process64CPUTimeTicks現在のタイムスライス中にプロセスが消費したCPUのティック数。
2.1.39process64TotalCPUTimeTicksプロセス生成以降,プロセスが消費したCPUティック数。
2.1.40process64FssIDプロセスが所属する均等割り当てスケジュラーグループのID。
2.1.41process64ResidentTimeCPUインコアでの経過時間に占めるCPU使用時間の割合。
2.1.42process64MinorFaultsこのプロセスによって行われたページリクレーム数。
2.1.43process64MajorFaultsこのプロセスによって発生したディスクアクセスが必要なページフォルト数。
2.1.44process64SwapOutsこのプロセスがスワップアウトされた回数。
2.1.45process64Signalsこのプロセスが受信したシグナル数。
2.1.46process64ReceivedMessagesこのプロセスが受信したメッセージ数。
2.1.47process64SentMessagesこのプロセスが送信したメッセージ数。
2.1.48process64MaxResidentSizeこのプロセスが取得できる最大のインコアメモリーサイズ。バイト
2.1.49process64Userこのプロセスを起動したユーザー。

●注意事項

process64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(16) processor64グループ

processor64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-44 processor64グループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.processor64)(1.116.5.1.2.1.17)

IDオブジェクト名内容単位
1processor64Numプロセッサ情報のエントリー数。
2processor64Tableプロセッサ情報テーブル。
2.1processor64Entry各エントリーはプロセッサのprocessor64Indexの値で識別される。
2.1.1processor64Indexプロセッサのインデックス番号。
2.1.2processor64FileSystemReadBytesブート以降にファイルシステムから読み込んだ総バイト数。バイト
2.1.3processor64FileSystemWriteBytesブート以降にファイルシステムから書き込んだ総バイト数。バイト
2.1.4processor64DiskBlockReadRequestsブート以降にNFSマウントされたディスクブロックに対して発行したread要求の総数。
2.1.5processor64DiskBlockWriteRequestsブート以降にNFSマウントされたディスクブロックに対して発行したwrite要求の総数。
2.1.6processor64NFSReadBytesブート以降にNFSから読み込んだ総バイト数。バイト
2.1.7processor64NFSWriteBytesブート以降にNFSから書き込んだ総バイト数。バイト
2.1.8processor64PhysicalReadsブート以降にプロセッサによるrowデバイスに対する物理読み出しの総数。
2.1.9processor64PhysicalWritesブート以降にプロセッサによるrowデバイスに対する物理書き込みの総数。
2.1.10processor64RunQueuesブート以降にプロセッサ上に実行待ちプロセスがあった回数。この値は1秒ごとに更新される。
2.1.11processor64RunQueueProcessesブート以降にプロセッサ上に実行待ちプロセス数。この値は1秒ごとに更新される。
2.1.12processor64SysExecsブート以降にプロセッサ上で発行されたexecシステムコールの総数。
2.1.13processor64SysReadsブート以降にプロセッサ上で発行されたreadシステムコールの総数。
2.1.14processor64SysWritesブート以降にプロセッサ上で発行されたwriteシステムコールの総数。
2.1.15processor64SysNamisブート以降にプロセッサ上で発行されたsysnami()関数の総数。
2.1.16processor64SysIgetsブート以降にプロセッサ上で発行されたsysiget()関数の総数。
2.1.17processor64DirFileSystemReadBytesブート以降にプロセッサ上で行われたディレクトリ参照を伴うファイルシステムリードの総バイト数。バイト
2.1.18processor64SemaphoreOperationsブート以降にプロセッサ上で行われたsystemV系のセマフォ操作の回数。
2.1.19processor64MessageOperationsブート以降にプロセッサ上で行われたsystemV系のメッセージ操作の回数。
2.1.20processor64InMUXInterruptionsブート以降にプロセッサが受け取ったMUX割り込みの回数。
2.1.21processor64OutMUXInterruptionsブート以降にプロセッサが送信したMUX割り込みの回数。
2.1.22processor64TTYRawCharsブート以降にプロセッサによって行われたrawデバイス読み取りのキャラクタ数。キャラクタ
2.1.23processor64TTYCanonCharsブート以降にプロセッサによって行われたcanon操作のキャラクタ数。キャラクタ
2.1.24processor64TTYOutCharsブート以降にプロセッサによって行われた,出力キャラクタ数。キャラクタ
2.1.25processor64CPULoadAvg1このプロセッサでの過去1分間のロードアベレージ * 100。
ロードアベレージとはこのプロセッサで過去1分間に「実行状態」または「実行可能状態」であったプロセス数やスレッド数の平均値のことである。
例えば,ロードアベレージが「1」であった場合,過去1分間で「実行状態」または「実行可能状態」となっていたプロセス数やスレッド数が平均的に一つ存在していて,常にこのプロセッサは処理を実行していた状況であったと推測できる。
2.1.26processor64CPULoadAvg5このプロセッサでの過去5分間のロードアベレージ * 100。
2.1.27processor64CPULoadAvg15このプロセッサでの過去15分間のロードアベレージ * 100。
2.1.28processor64UserCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのユーザープロセスのCPU時間。1/100秒
2.1.29processor64NiceCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのnice値21以上で実行されたユーザープロセスのCPU時間。1/100秒
2.1.30processor64SysCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのシステム(カーネル)モードで実行されたユーザープロセスのCPU時間。1/100秒
2.1.31processor64IdleCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのCPUアイドル時間。1/100秒
2.1.32processor64WaitCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのウェイト時間。1/100秒
2.1.33processor64BlockCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのスピンロックブロックCPU時間。1/100秒
2.1.34processor64SwaitCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのカーネルセマフォブロックCPU時間。1/100秒
2.1.35processor64IntrCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのCPUインタラプト時間。1/100秒
2.1.36processor64SsysCPUTimeこのプロセッサでの,システムがブートしてからのカーネルモードで実行されたカーネルプロセスのCPU時間。1/100秒

●注意事項

processor64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(17) diskInfo64グループ

diskInfo64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-45 diskInfo64グループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.diskInfo64)(1.116.5.1.2.1.18)

IDオブジェクト名内容単位
1disk64Numシステムにアタッチされているディスク情報エントリー数。
2disk64Tableディスク情報テーブル。
2.1disk64Entry各エントリーは,disk64Indexの値で識別される。
2.1.1disk64Indexディスクのインデックス番号。
2.1.2disk64TTYMajorディスクのTTYデバイスメジャー番号。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
2.1.3disk64TTYMinorディスクのTTYデバイスマイナー番号。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
2.1.4disk64BusyTimeTicksデバイスビジーのTimeTicks数。
2.1.5disk64Seeksシーク数。
2.1.6disk64Xfersデータ転送回数。
2.1.7disk64WordsXfers2バイト1ワードデータの転送回数。
2.1.8disk64WordsWriteTime2バイト1ワードデータの書き込みに要する時間。ミリ秒/バイト

●注意事項

diskInfo64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(18) swapSystem64グループ

swapSystem64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-46 swapSystem64グループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.swapSystem64)(1.116.5.1.2.1.19)

IDオブジェクト名内容単位
1swapSystem64TotalSizeスワップ領域の全サイズ。キロバイト
2swapSystem64TotalEnabledSizeスワップ領域の使用できる全サイズ。キロバイト
3swapSystem64TotalFreeSizeスワップ領域の全空きサイズ。キロバイト
4swapSystem64TotalBlockDeviceSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全サイズ。キロバイト
5swapSystem64TotalBlockDeviceEnabledSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の使用できる全サイズ。キロバイト
6swapSystem64TotalBlockDeviceFreeSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全空きサイズ。キロバイト
7swapSystem64TotalFileSystemSizeファイルシステム上に確保されたスワップ領域の全サイズ。キロバイト
8swapSystem64TotalFileSystemEnabledSizeファイルシステム上に確保されたスワップ領域の使用できる全サイズ。キロバイト
9swapSystem64TotalFileSystemFreeSizeブロックデバイス上に確保されたスワップ領域の全空きサイズ。キロバイト
10swapSystem64Numスワップ領域情報のエントリー数。
11swapSystem64Tableスワップ領域情報テーブル。
11.1swapSystem64Entry各エントリーはswapSystem64Indexの値で識別される。
11.1.1swapSystem64Indexスワップ領域のインデックス番号。
11.1.2swapSystem64Placeスワップ領域がどこに確保されているかを示すフラグ。
swblock(1):ブロックデバイス上にある
swfs(2):ファイルシステム上にある
11.1.3swapSystem64Flagsスワップ領域が有効かどうかを示す。
disable(0):無効
enable(1):有効
11.1.4swapSystem64Priorityスワップ領域の優先順位。値の小さいスワップ領域から先に使用される。
11.1.5swapSystem64FreeSize現在使用できるスワップ領域中のフリーサイズ。キロバイト
11.1.6swapSystem64BlockDeviceMajorスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合,デバイス情報(Major)が格納される。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
11.1.7swapSystem64BlockDeviceMinorスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合,デバイス情報(Minor)が格納される。値が(231-1)以上なら,(231-1)にする。
11.1.8swapSystem64BlockDeviceStartNumスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合,使用を開始するブロック番号が格納される。
11.1.9swapSystem64BlockDeviceSizeスワップ領域がブロックデバイス上に確保された場合の,確保されたサイズ。キロバイト
11.1.10swapSystem64FileSystemSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,確保されたサイズ。キロバイト
11.1.11swapSystem64FileSystemMinSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,今まで割り当てられた最大のサイズ。キロバイト
11.1.12swapSystem64FileSystemMaxSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,今までに割り当てられた最大のサイズ。キロバイト
11.1.13swapSystem64FileSystemReservedSizeスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,リザーブ中のサイズ。キロバイト
11.1.14swapSystem64FileSystemMountPointスワップ領域がファイルシステム上に確保された場合の,ファイルシステムがマウントされている場所を示す。

●注意事項

swapSystem64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(19) diskBusyInfoグループ

diskBusyInfoグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-47 diskBusyInfoグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.diskBusyInfo)(1.116.5.1.2.1.20)

IDオブジェクト名内容単位
1diskBusyInfoTableディスクビジー時間を表すテーブル。
1.1diskBusyInfoEntry各エントリーはdiskBusyInfoDeviceNameで識別される。
1.1.1diskBusyInfoDeviceNameディスクデバイス名。
ディスク単位にエントリーを作成する。ディスク内の個々のパーティションまたはスライスと呼ばれる区画のエントリーは作成しない。
1.1.2diskBusyInfoDeviceIndexSNMPエージェントが付加するインデックス値で,OSからの取得情報で同一デバイス名があった場合にカウントアップする。
1.1.3diskBusyInfoTimeSNMPエージェント起動時からのディスクビジーの累計時間。1/100秒
2diskBusyInfoNumdiskBusyInfoTableのエントリー数。

(20) fileSystem64グループ

fileSystem64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-48 fileSystem64グループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.fileSystem64)(1.116.5.1.2.1.21)

IDオブジェクト名内容単位
1fileSystem64Mountedマウントされているファイルシステムの数。
2fileSystem64Tableファイルシステム情報テーブル。
2.1fileSystem64Entry各エントリーはfileSystem64HighID1,fileSystem64LowID1,およびfileSystem64ID2の値で識別される。
2.1.1fileSystem64HighID1ファイルシステムIDのhigh bit。
2.1.2fileSystem64LowID1ファイルシステムIDのlow bit。
2.1.3fileSystem64ID2OSから取得したfileSystem64HighID1とfileSystem64LowID1が同一の場合にカウントアップする。
2.1.4fileSystem64Nameマウントされているファイルシステム名。
2.1.5fileSystem64Blockファイルシステム中のトータルブロック数。ブロック
2.1.6fileSystem64Bfreeファイルシステム中のフリーブロック数。ブロック
2.1.7fileSystem64Bavailスーパーユーザーではない場合の利用できるフリーブロック数。ブロック
2.1.8fileSystem64Bsize基本ファイルシステムのブロックサイズ。バイト
2.1.9fileSystem64Filesファイルシステム中のiノード総数。
2.1.10fileSystem64Ffreeファイルシステム中の未使用iノード総数。
2.1.11fileSystem64Dirファイルシステムのpath。

●注意事項

fileSystem64グループの日立企業固有MIBオブジェクトの注意事項を次に示します。

(21) diskBusyAvailグループ

diskBusyAvailグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-49 diskBusyAvailグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.hiux.diskBusyAvail)(1.116.5.1.2.1.22)

IDオブジェクト名内容単位
1diskBusyAvailTableディスクビジー利用率を表すテーブル。
1.1diskBusyAvailEntry各エントリーはdiskBusyAvailDeviceName, diskBusyAvailDeviceIndexで識別される。
1.1.1diskBusyAvailDeviceNameディスクデバイス名。ディスク単位にエントリーを作成する。ディスク内の個々のパーティションまたはスライスと呼ばれる区画のエントリーは作成しない。
1.1.2diskBusyAvailDeviceIndexSNMPエージェントが付加するインデックス値で,OSからの取得情報で同一デバイス名があった場合にカウントアップする。
1.1.3diskBusyAvailDiskBusy指定されたインターバル時間内のディスクビジー利用率。
1.1.4diskBusyAvailTimeディスクビジー利用率をOSから取得した時刻。
例:2004/11/11 14:47:00
2diskBusyAvailNumDiskBusyAvailのエントリー数。
3diskBusyAvailIntervalインターバル時間

注※ インターバル時間(分)はhtc_monagt1のオプションで変更できます。


(22) systemグループ(AIXの場合)

systemグループ(AIXの場合)の日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-50 systemグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.aix.system)(1.116.5.1.2.3.1)

IDオブジェクト名内容単位
1systemCPUutilUserユーザーCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
2systemCPUutilSystemシステムCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
3systemCPUutilIdleアイドルCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
4systemCPUutilWaitウェイトCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
5systemActVirtualPageアクティブな仮想ページ数。ページ

(23) diskグループ(AIXの場合)

diskグループ(AIXの場合)の日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-51 diskグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.aix.disk)(1.116.5.1.2.3.2)

IDオブジェクト名内容単位
1diskNumディスク情報のエントリー数。
2diskTableディスクの入出力情報。
2.1diskTableEntry各エントリーはdiskIndexの番号で識別される。
2.1.1diskIndexインデックス情報。
2.1.2diskNameディスク名称。
2.1.3diskReadこのディスクが読み込んだデータ量。キロバイト
2.1.4diskWriteこのディスクが書き込んだデータ量。キロバイト

(24) pageグループ(AIXの場合)

pageグループ(AIXの場合)の日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-52 pageグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.aix.page)(1.116.5.1.2.3.3)

IDオブジェクト名内容単位
1pageNumページングスペースのエントリー数。
2pageTableページングスペースの構成および使用率。
2.1pageTableEntry各エントリーは,pageIndexの番号で識別される。
2.1.1pageIndexインデックス番号。
2.1.2pageSpaceNameページングスペースの名称。
2.1.3pagePhysicalVolページングスペースの物理ボリューム名。
2.1.4pageVolGroupページングスペースのボリュームグループ名。
2.1.5pageSizeページングスペースのサイズ。メガバイト
2.1.6pageUsedページングスペースの使用率。
2.1.7pageActiveページングスペースが現在使用されているかどうか。
1:inactive(使用されていない)
2:active(使用されている)
2.1.8pageAutoページングスペースがOSの起動時から使用されるかどうか。
1:not auto(使用されない)
2:auto(使用される)
2.1.9pageTypeページングスペースのタイプ。
1:lv(論理ボリューム)
2:nfs(NFSボリューム)

(25) systemグループ(Solarisの場合)

systemグループ(Solarisの場合)の日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-53 systemグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.solaris.system)(1.116.5.1.2.4.1)

IDオブジェクト名内容単位
1systemCPUutilUserユーザーCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
2systemCPUutilSystemシステムCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
3systemCPUutilIdleアイドルCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
4systemCPUutilWaitウェイトCPU利用率(過去1秒間の平均値)。

(26) LinuxSystemグループ(Linuxの場合)

LinuxSystemグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-54 LinuxSystemグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.Linux.linuxsystem)(1.116.5.1.2.5.1)

IDオブジェクト名内容単位
1linuxSystemCPUutilUserユーザーCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
2linuxSystemCPUutil
System
システムCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
3linuxSystemCPUutilIdleアイドルCPU利用率(過去1秒間の平均値)。

(27) Tru64systemグループ(Tru64の場合)

Tru64systemグループの日立企業固有MIBオブジェクトの内容を次の表に示します。

表4-55 Tru64systemグループ(enterprises.hitachi.systemExMib.CometMibs.systems.Tru64.Tru64system)(1.116.5.1.2.6.1)

IDオブジェクト名内容単位
1tru64SystemCPUutilUserユーザーCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
2tru64SystemCPUutil
System
システムCPU利用率(過去1秒間の平均値)。
3tru64SystemCPUutilIdleアイドルCPU利用率(過去1秒間の平均値)。