マスターエージェントの詳細トレースには,次に示す内容が出力されます。
マスターエージェントの詳細トレースに出力された内容を利用すると,何が原因で,マスターエージェントとマネージャーの間の通信,またはマスターエージェントとサブエージェントの間の通信が失敗したのかを調査することができます。マスターエージェントの詳細トレースを取得する方法を次に示します。
Kill -15 snmpdmのプロセス番号
/opt/CM2/ESA/bin/snmpcheck
snmpdm running pid=11293
mib2agt running pid=11330
hp_unixagt running pid=11331
trapdestagt running pid=11348
extsubagt running pid=11384
htc_unixagt1 running pid=11366
htc_unixagt2 running pid=11367
SR_SNMP_TEST_PORT=SNMPエージェントのポート番号(通常は161です)
export SR_SNMP_TEST_PORT
/usr/sbin/snmpdm -tcplocal -hexdump -vbdump -apall
/sbin/init.d/SnmpMib2 start
/sbin/init.d/SnmpHpunix start
/opt/CM2/ESA/bin/snmpcheck
SolarisおよびAIXの場合,詳細トレースを取得中にコマンドを実行した端末からログアウトすると,このコマンドで生成したプロセスにHUPシグナルが送信され,詳細トレースが取得できないときがあります。端末からログアウトしなければ,この現象は発生しません。ログアウトしなければいけない場合は次の方法で実施してください。
詳細トレースコマンド実行後にそのコマンドのプロセスIDを検索してから,次のコマンドを実行してください。
/usr/bin/nohup -p -a "プロセスのPID"
nohupコマンドの詳細については,manページなどを参照してください。