JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent
SNMPエージェントは,snmptrapコマンドを使用してトラップを送信します。また,シェルスクリプトからsnmptrapコマンドを実行してトラップを送信できます。
マネージャーがエージェントの状態を監視するには,次に示す二つの方法があります。
- マネージャーから継続的にエージェントをポーリングして情報を得る方法
- エージェントからマネージャーにトラップを送信する方法
ポーリングするとネットワークには大量のトラフィックが発生します。このため,ポーリング直後に異常が発生しても,マネージャーは長時間その内容を検知できないことが考えられます。snmptrapコマンドを使用すれば,ネットワーク上のSNMPトラフィックを減少でき,より早く異常を検知できます。
なお,NNMでは[イベント設定]の選択およびsnmptrapコマンドを組み合わせることで,ユーザーの環境をカスタマイズできます。例えば,SNMPエージェントが動作するシステムの特定のプロセスに不調が発生したときにsnmptrapコマンドを実行するスクリプトをSNMPエージェントに記述した場合,[イベント設定]を選択して,SNMPエージェントからその特定のトラップを受け取った場合に対処できるようになります。
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