JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド

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17.23 reorgdb(データベースの再編成)

データベースを再編成するreorgdbコマンドについて説明します。

機能

データベースを再編成します。データベースのパフォーマンスの効率を上げるため、システム管理者は定期的にこのコマンドを実行することをお勧めします。

なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。

形式

reorgdb[△-s][△-w△作業用フォルダ名]

引数

-s
管理用サーバのサービスの停止(stopserviceコマンド)、データベースの再編成(reorgdbコマンド)、および管理用サーバのサービスの開始(startserviceコマンド)を自動で実行する場合に指定します。

-w△作業用フォルダ名
データベースの再編成処理時に使用する作業用フォルダを絶対パスで指定します。指定できるフォルダは、ローカルドライブのフォルダだけです。作業用フォルダのドライブには、30ギガバイトの空き容量が必要です。また、クラスタ構成の場合は、共有ディスクのフォルダを指定します。
空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名に使用できる文字は、150文字以内で半角英数字、半角スペース、および次に示す半角記号です。
「#」、「(」、「)」、「.」(ピリオド)、「@」、「¥」
JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ名にこれらの文字以外の文字を使用している場合は、この引数を必ず指定してください。指定したフォルダがない場合はエラーとなります。
この引数を省略した場合は、次に示すフォルダが作業用フォルダとなります。
JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\temp

格納先

JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\bin\

JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

実行権限

Administrator権限を持つユーザーで実行してください。

管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。

注意事項

戻り値

reorgdbコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値 説明
0 コマンドが正常に終了しました。
1 データベースの再編成に成功しましたが、管理用サーバの自動開始に失敗しました。
11 コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。
12 指定されたフォルダが不正、またはフォルダがありません。
31 ほかのコマンドを実行中です。
33 ディスク容量が不足しています。
34 データベースの開始に失敗しました。
35 コマンド実行時にマネージャが開始処理中です。
36 コマンド実行時にデータベースが停止処理中です。
51 コマンドの実行権限がありません。
52 クラスタ環境で、引数「-s」が指定されています。
53 管理用サーバが停止していません。
54 管理用サーバがセットアップされていません。
55 デフォルトの作業用フォルダが使用できません。
101 データベースの再編成に失敗しました。
102 管理用サーバの自動停止に失敗しました。
110 ライセンスに問題があるためコマンドの実行に失敗しました。
150 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

注※ 引数「-s」を指定した場合の戻り値です。

使用例

管理用サーバのサービスの停止、データベースの再編成、および管理用サーバのサービスの開始を自動で実行する場合のコマンドの使用例を示します。

reorgdb -s

関連リンク

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