JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド

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17.19 ioutils importfilter(フィルタの設定のインポート)

フィルタの設定をインポートするioutils importfilterコマンドについて説明します。

機能

エクスポートしたフィルタをインポートします。インポートできるファイルは、フィルタをエクスポートしたファイルだけです。

複数のJP1/IT Desktop Managementシステムを構築している場合、あるシステムのフィルタをほかのシステムに流用できます。

なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。

形式

ioutils△importfilter△-import△インポートするファイル名[△-name△フィルタ名][△-s]

引数

-import△インポートするファイル名
インポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-name△フィルタ名
インポートするフィルタ名を指定します。フィルタ名を省略した場合、エクスポート時のフィルタ名で登録されます。

-s
同じ名称のフィルタがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のフィルタが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて入力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\bin\

JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

実行権限

Administrator権限を持つユーザーで実行してください。

管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。

注意事項

戻り値

ioutils importfilterコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値 説明
0 コマンドが正常に終了しました。
11 コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。
12 指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。
31 ほかのコマンドを実行中です。
51 コマンドの実行権限がありません。
54 管理用サーバがセットアップされていません。
77 指定されたフィルタ名が不正です。
80 インポートするファイルの形式が不正です。
84 エクスポート元とインポート先の追加資産管理項目が不整合です。
101 メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。
120 データベースのアクセスエラーです。
150 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

C:\temp\にエクスポート済みのハードウェア資産のフィルタ「exportfilter.xml」を、「滅却予定のPC」としてインポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils importfilter -import C:\temp\exportfilter.xml -name 滅却予定のPC -s

関連リンク

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