JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


17.10 ioutils exportpolicy(セキュリティポリシーの設定のエクスポート)

セキュリティポリシーの設定をエクスポートするioutils exportpolicyコマンドについて説明します。

機能

セキュリティポリシーの設定情報を、指定したファイルにエクスポートします。

複数のJP1/IT Desktop Managementシステムを構築している場合、このコマンドを利用することで、ある管理用サーバで作成したセキュリティポリシーをほかの管理用サーバに流用できます。

なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。

形式

ioutils△exportpolicy△-export△エクスポートするファイル名△-name△セキュリティポリシー名[△-s]

引数

-export△エクスポートするファイル名
エクスポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-name△セキュリティポリシー名
エクスポートするセキュリティポリシーの名称を指定します。

-s
エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\bin\

JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

実行権限

Administrator権限を持つユーザーで実行してください。

管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。

注意事項

戻り値

ioutils exportpolicyコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値 説明
0 コマンドが正常に終了しました。
11 コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。
12 指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。
15 ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。
31 ほかのコマンドを実行中です。
51 コマンドの実行権限がありません。
54 管理用サーバがセットアップされていません。
75 指定されたセキュリティポリシーはありません。
85 パッケージがあります。
101 メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。
120 データベースのアクセスエラーです。
150 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

セキュリティポリシーの設定情報「開発部用ポリシー」を「C:\temp\exportpolicy.xml」にエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils exportpolicy -export C:\temp\exportpolicy.xml -name 開発部用ポリシー -s

関連リンク

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright (C) 2011, 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.