JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド
機器の管理を始めるためには、はじめに機器を管理対象にする必要があります。機器を管理対象にすると、自動的に収集された情報から現状を把握したり、セキュリティ管理、資産管理、および配布管理をしたりできます。
機器を管理対象にするには、次の方法があります。
- 機器を探索する方法
- 機器を探索して、発見された機器を管理対象にする方法です。
- 機器の現状を把握できていない場合に、ネットワークに接続されている機器を検出して管理対象にできます。また、Active Directoryを探索することで、Active Directoryで管理している機器をそのままJP1/IT Desktop Managementの管理対象にできます。
- コンピュータにエージェントをインストールする方法
- 管理したいコンピュータにエージェントをインストールして、ネットワークに接続します。エージェント導入済みのコンピュータが管理用サーバに接続されると自動的に管理対象になります。
- ネットワークモニタ機能で検知する方法
- ネットワークモニタ機能を利用して、新規にネットワークに接続しようとした機器を検知して発見する方法です。発見した機器をJP1/IT Desktop Managementの管理対象にできます。
- MDM製品と連携してスマートデバイスを管理する方法
- MDM製品と連携することで、MDM製品で管理しているスマートデバイスを、JP1/IT Desktop Managementの管理対象にできます。
組織内の機器を管理する場合、すべてのコンピュータにエージェントを導入することをお勧めします。
コンピュータにエージェントをインストールするためには、ワンタッチでインストールとセットアップを完了できるエージェントのインストーラー(エージェントインストールセット)を作成して手動でインストールするか、機器を探索すると同時にエージェントを配信して自動でインストールします。
コンピュータ以外の機器を管理するためには、機器を探索して、発見された機器を管理対象にしてください。
[始めましょう]ボタンをクリックしてください。クリックすると、[機器の管理を始めましょう]ウィザードが起動します。
このウィザードで、機器を探索したり、エージェントインストールセットを作成したりできます。
参考
- [機器の管理を始めましょう]ウィザードは、[実行]メニュー-[機器の管理を始めましょう]からも起動できます。
探索やネットワークモニタの検知で発見した機器が、すでに管理対象になっているかどうかは、次の情報を基に判定されます。
- ホスト識別子※1
- IMEI※2
- ホスト名
- MACアドレス
- IPアドレス
注※1 ホスト識別子とは、エージェントによって生成される、機器を識別するためのユニークなIDです。
注※2 MDM製品と連携してスマートデバイスを管理している場合に使用されます。
上の情報を基に、一致する管理対象の機器が存在しないと判定された場合は、新規に発見した機器として扱われます。
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