JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド
組織内には、コンピュータ、サーバ、スマートデバイス、プリンタ、ネットワーク装置、USBデバイスなど、業務で利用するさまざまなハードウェア資産があります。組織の運用に応じた定期的な機器の入れ替えや突発的なトラブルに対応するためには、ハードウェア資産の状況把握が必要です。
JP1/IT Desktop Managementを利用すると、次に示すような機能を使って効率良くハードウェア資産を管理できます。
- 所有している資産を台帳のように一覧で把握できる
- パネルやレポートなどのグラフィカルな画面から、資産の状況を簡単に把握できる
- フィルタを活用して、作業対象のハードウェア資産の情報を素早く把握できる
ハードウェア資産の管理は、資産画面の[ハードウェア資産]画面で実行します。ハードウェア資産を管理するためには、ハードウェア資産情報を登録し、ハードウェア資産を管理する流れに沿って情報をメンテナンスしていきます。ハードウェア資産を管理する流れを次の図に示します。
ハードウェア資産を購入したら、ハードウェア資産の環境を構築し、ハードウェア資産情報を登録します。その後、ハードウェア資産を利用者に配布します。ハードウェア資産を利用しない場合は在庫として保管しておきます。リプレースや代替機貸し出しなどの運用に応じて、使用中のハードウェア資産を回収したり、在庫のハードウェア資産を配布したりします。ハードウェア資産が不要になった場合は、滅却処理をして廃棄します。
このヘルプでは、次に示す業務でのJP1/IT Desktop Managementの利用方法を説明しています。
- 機器を購入する
- 従業員の増加や設備の追加などに伴って組織内に新しい機器を購入します。購入した機器の情報をJP1/IT Desktop Managementに登録して、資産管理できるようにします。
- 機器をリプレースする
- 従業員の異動や機器の入れ替えなどに伴って組織内の機器をリプレースします。
- 機器を棚卸する
- 組織内の機器を棚卸します。
- 利用されていない機器を確認する
- 組織内の余剰資産を確認します。
- 機器を滅却する
- 古い機器を職場から回収して滅却します。
- 機器の障害に対応する
- 組織内の機器に障害が発生した場合に、保守サービスに修理を依頼したり、代替機を貸し出したりします。
- この節の構成
- 1.8.1 手持ちの管理台帳の情報を登録する
- 1.8.2 ハードウェア資産情報をメンテナンスする
- 1.8.3 機器を購入する
- 1.8.4 機器をリプレースする
- 1.8.5 機器を棚卸する
- 1.8.6 利用されていない機器を確認する
- 1.8.7 機器を滅却する
- 1.8.8 機器の障害に対応する
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