管理用サーバのインストール時のトラブルシュート用情報を取得するためのgetinstlogsコマンドについて説明します。
機能
管理者がJP1/IT Desktop Management - Managerをインストールした際に、原因不明なトラブルや、解決が困難なトラブルなどが発生した場合に、サポートサービスに問い合わせるときに必要なトラブルシュート用情報を一括で取得します。
なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。
形式
getinstlogs△[-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名]
引数
格納先
JP1/IT Desktop Managementの提供媒体のルート¥_PPDIR¥P0642749¥DISK1
実行権限
Administrator権限を持つインストールを実行したユーザーで実行してください。
管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。
注意事項
戻り値
getinstlogsコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 | 説明 |
---|---|
0 | コマンドが正常に終了しました。 |
1 | 一部のトラブルシュート用情報の取得に失敗しました。 |
11 | コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
12 | 指定されたフォルダにアクセスできない、またはフォルダがありません。 |
13 | 指定されたデータ格納フォルダに、バックアップファイルを書き込めません。 |
51 | コマンドの実行権限がありません。 |
101 | そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
使用例
インストール時のトラブルシュート用情報をC:¥tmp¥troubleshoot¥installに取得する場合のコマンドの使用例を次に示します。
getinstlogs -f C:¥tmp¥troubleshoot¥install