8.8 getinstlogs(インストール時のトラブルシュート用情報の取得)

管理用サーバのインストール時のトラブルシュート用情報を取得するためのgetinstlogsコマンドについて説明します。

機能

管理者がJP1/IT Desktop Management - Managerをインストールした際に、原因不明なトラブルや、解決が困難なトラブルなどが発生した場合に、サポートサービスに問い合わせるときに必要なトラブルシュート用情報を一括で取得します。

なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。

形式

getinstlogs△[-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名]

引数

-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名
トラブルシュート用情報格納先フォルダを絶対パスで指定します。ネットワークドライブも指定できます。
空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名に使用できる文字は、150文字以内でWindowsでフォルダ名に使用できる文字です(全角は2文字として数えてください)。
この引数を省略した場合、トラブルシュート用情報ファイルはデスクトップに格納されます。

格納先

JP1/IT Desktop Managementの提供媒体のルート¥_PPDIR¥P0642749¥DISK1

実行権限

Administrator権限を持つインストールを実行したユーザーで実行してください。

管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。

注意事項

戻り値

getinstlogsコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値説明
0コマンドが正常に終了しました。
1一部のトラブルシュート用情報の取得に失敗しました。
11コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。
12指定されたフォルダにアクセスできない、またはフォルダがありません。
13指定されたデータ格納フォルダに、バックアップファイルを書き込めません。
51コマンドの実行権限がありません。
101そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

インストール時のトラブルシュート用情報をC:¥tmp¥troubleshoot¥installに取得する場合のコマンドの使用例を次に示します。

getinstlogs -f C:¥tmp¥troubleshoot¥install