2.20 エージェントの操作
コンピュータの利用者の操作が必要な場合は、エージェントによってバルーンヒントやダイアログが表示されます。例えば、セキュリティポリシーに違反した利用者に対策を指示したり、ソフトウェアのダウンロードのタイミングを利用者に選択させたりできます。表示されるメッセージに従って適切に対処してください。
- 利用者情報の入力
- 追加管理項目が設定された場合、利用者の情報を入力してもらうために、ダイアログが各コンピュータに表示されます。利用者は、ダイアログに情報を入力して、管理用サーバに送信します。管理者の入力の手間が省けるため便利です。利用者情報の入力の詳細については、「2.20.1 利用者情報の入力」を参照してください。
- バルーンヒントの表示
- 利用者に通知する情報がある場合、コンピュータのタスクトレイのアイコンにバルーンヒントが表示されます。利用者は、バルーンヒントを確認してメッセージに従ってコンピュータを操作します。バルーンヒントの詳細については、「2.20.2 バルーンヒントの表示」を参照してください。
- 電源OFFまたは再起動の指示があった場合の動作
- 管理用サーバからコンピュータのシャットダウンや再起動の指示があると、コンピュータにその処理を確認するダイアログが表示されます。利用者はすぐにシャットダウン(再起動)するか、あとでシャットダウン(再起動)するか選択できます。詳細な情報については、「2.20.3 電源OFFまたは再起動の指示を受けた場合の動作」を参照してください。
- 配布が実行された場合の動作
- ソフトウェアのダウンロード中に、タスクトレイのアイコンにバルーンヒントが表示されます。利用者は、バルーンヒントをクリックして、ダウンロードを一時停止できます。
- また、ダウンロードしたソフトウェアをインストールする場合、インストール前メッセージが設定されていると、利用者に通知されます。利用者はすぐにインストールするか、あとでインストールするか選択できます。
- 詳細な情報については、「2.20.4 配布が実行された場合の動作」を参照してください。
- 抑止機能を受けた場合の動作
- 不正なソフトウェアの起動や大量の印刷を行ったり、または禁止されている外部メディアを使用したりすると、機能が抑止されます。情報の持ち出し、持ち込みを制限する場合に使用すると便利です。詳細な情報については、「2.20.5 抑止機能を受けた場合の動作」を参照してください。
- リモートコントロールの接続要求
- コントローラから機器を参照できないNAT環境や、機器のIPアドレスが変化するNAPT環境の場合、コントローラ側からコンピュータにリモート接続することは困難です。このような場合、利用者のコンピュータからコントローラに対して接続要求を実行してもらうことで、リモートコントロールを開始できます。詳細な情報については、「2.7.15 接続先のコンピュータからコントローラへの接続要求」を参照してください。
- この節の構成
- 2.20.1 利用者情報の入力
- 2.20.2 バルーンヒントの表示
- 2.20.3 電源OFFまたは再起動の指示を受けた場合の動作
- 2.20.4 配布が実行された場合の動作
- 2.20.5 抑止機能を受けた場合の動作
- 2.20.6 エージェントからの通知対象となるユーザー