4.4.2 エージェントレス構成
管理対象となるコンピュータにエージェントを導入して管理するだけでなく、エージェントを導入しないでコンピュータを管理することもできます。エージェントレスのコンピュータを配置した構成をエージェントレス構成といいます。エージェントレス構成を次の図に示します。
![[図]](graphics/zu030030.gif)
この図のシステム構成では、エージェントレスのコンピュータだけで構成されていますが、エージェントレスのコンピュータとエージェント導入済みのコンピュータが混在した構成にすることもできます。
エージェントレス構成の前提条件について説明します。
- 管理用サーバから探索機能で直接参照できるコンピュータが対象になります。探索機能とは、指定されたネットワークに接続されている管理対象となる機器を検索する機能です。
- 次のどちらかの認証をできるようにします。
- 管理対象コンピュータのOSで管理共有を設定し、OSのログオンアカウントを、JP1/IT Desktop Managementが認証できるようにする。
- 管理対象コンピュータをSNMPで認証できるようにする。
また、エージェントレスのコンピュータを管理するためには、次の設定が必要です。
- エージェントレスの各コンピュータに管理共有を設定する。
- 管理対象の全コンピュータで共通のアクセスアカウントを設定する。
注意- エージェントレスのコンピュータの場合、エージェントを導入したコンピュータと比較して、機能差異があります。