4.4.7 ネットワーク監視構成
ネットワークを監視して機器のネットワーク接続を制御できます。また、セキュリティ対策が不十分と判断されたコンピュータのネットワーク接続を自動的に遮断できます。ネットワークモニタ機能を利用して、ネットワークを監視するシステム構成を次の図に示します。
![[図]](graphics/zu140005.gif)
ネットワークを監視するためには、ネットワークセグメントごとにネットワークモニタを有効にしたエージェント導入済みのコンピュータ(監視用のコンピュータ)が必要です。機器画面の[機器一覧(ネットワーク)]画面に表示されたネットワークセグメントのグループごと(ブロードキャストドメイン単位)に、コンピュータを1台選んで、ネットワークモニタを有効にしてください。
注意- ネットワークモニタ機能を使用する場合、NX NetMonitorおよびJP1/NETM/Network MonitorはJP1/IT Desktop Managementと併用できません。ネットワークセグメント内のコンピュータにNX NetMonitorやJP1/NETM/Network Monitorをインストールされている場合は、先にアンインストールしてから、ネットワークモニタ機能を使用してください。
参考- ネットワークモニタを有効にすると、そのコンピュータにネットワークモニタエージェントがインストールされます。
- エージェント導入済みのコンピュータに、提供媒体から「JP1/IT Desktop Management - Network Monitor」をインストールして、ネットワークモニタを有効にすることもできます。
ネットワークモニタを有効にすることで、新規にネットワーク接続した機器を自動的に発見できます。また、ネットワークモニタの設定に従って、そのネットワークセグメント内のネットワーク接続が制御されるようになります。なお、同じネットワークセグメント内でネットワークモニタを有効にできるのは1台だけです。
参考- ネットワークモニタを有効化したコンピュータは、24時間稼働させてください。コンピュータの電源がOFFになっている間は、ネットワーク接続を制御したり、機器を発見したりできません。
参考- VLAN(Virtual LAN)のトランク接続機能を使用して複数のVLANを束ねることで、1台のコンピュータ(かつ、一つのネットワークカード)で複数のサブネットワーク(VLAN)を監視できます。ただし、次の前提条件を満たす必要があります。
- 監視用のコンピュータのネットワークカードが 、IEEE 802.1Q(VLAN)に対応している
- 監視用のコンピュータを接続するスイッチのポートが、タグVLANおよびトランク接続(複数のVLANを通過させる)を設定できる