4.3.5 操作ログ取得の前提条件

操作ログを取得するには、操作ログを取得したいコンピュータにエージェントが導入されている必要があります。

また、操作ログの保管先を分散させて、管理用サーバの負荷を軽減するためには、システム構成にサイトサーバが必要です。

操作ログは、種類ごとに取得のための前提条件が異なります。操作ログの種類ごとの前提条件を次の表に示します。

取得する操作ログの種類前提条件
コンピュータの操作コンピュータの起動および停止
OSへのログオンおよびログオフ
プログラムの起動および終了
ファイルおよびフォルダの操作コンピュータ内のファイルおよびフォルダの操作
Web上へのアップロードおよびダウンロード使用しているWebブラウザがFirefoxの場合、[ツール]-[アドオン]を選択すると表示される[拡張機能]で、「JP1/IT Desktop Management - Agent」と表示されるアドオンが有効になっている必要があります。
メールの送受信
メールに添付されているファイルの保存
FTPの送受信
印刷操作
  • 各プリンタのプロパティで、すべてのログオンユーザーに[印刷]と[ドキュメントの管理]が許可されている
  • ネットワーク共有プリンタの場合、プリンタサーバとなる機器で、印刷操作をした機器の名前解決ができる
  • ネットワーク共有プリンタの場合、プリンタサーバとなる機器で、プリンタの[プロパティ]ダイアログの[セキュリティ]タブで[ドキュメントの管理]が許可されている
  • ネットワーク共有プリンタ、またはほかのコンピュータに接続されたプリンタの場合、 コントロールパネルの[Windows ファイアウォール]-[Windows ファイアウォールによるプログラムの許可]-[例外]タブで[ファイルとプリンタの共有]が許可されている
  • ネットワーク共有プリンタ、またはほかのコンピュータに接続されたプリンタの場合、抑止対象のコンピュータでWin32_PrintJobクラスがサポートされたWMI が起動されている
Webアクセス
  • 使用しているWebブラウザがInternet Explorerの場合、[インターネットのプロパティ]ダイアログで、[詳細設定]タブにある[サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする(再起動が必要)]がチェックされている
  • 使用しているWebブラウザがInternet Explorerの場合、[ツール]-[アドオンの管理]から表示されるダイアログで、[JP1/IT Desktop Management - Agent]の状態が[有効]になっている
  • 使用しているWebブラウザがFirefoxの場合、[ツール]-[アドオン]を選択すると表示される[拡張機能]で、「JP1/IT Desktop Management - Agent」と表示されるアドオンが有効になっている必要があります。
外部メディアの接続および切断
ウィンドウ操作

(凡例)-:特になし