2.11.7 資産情報のインポート

CSVファイルを利用して資産情報をインポートできます。インポートすることで、資産情報を一括で追加したり編集したりできます。資産情報のインポートには、[資産情報をインポートしましょう]ウィザードで実行する方法と、ioutils importassetコマンドを実行する方法があります。インポートできる資産情報は次の5種類です。

この項の構成
(1) ハードウェア資産情報の項目とCSVファイルの記述形式
(2) ソフトウェアライセンス情報の項目とCSVファイルの記述形式
(3) 管理ソフトウェア情報の項目とCSVファイルの記述形式
(4) 契約情報の項目とCSVファイルの記述形式
(5) 契約会社リストの項目とCSVファイルの記述形式

(1) ハードウェア資産情報の項目とCSVファイルの記述形式

インポートするCSVファイルのデータは、規定された記述形式に従っている必要があります。インポートできるハードウェア資産情報の項目と記述形式を次の表に示します。

参考
インポート時は、「資産管理番号」、「シリアルナンバー」、「IPアドレス」、「MACアドレス」、「ホスト名」、「IMEI」、および「契約電話番号」の中から一つをマッピングキーとして、既存のハードウェア資産情報と引き当てます。ハードウェア資産情報が引き当てられた場合は、各項目の対応づけに従ってハードウェア資産情報が更新されます。ハードウェア資産情報が引き当てられなかった場合は、新規のハードウェア資産情報として登録されます。
参考
資産画面の[ハードウェア資産]画面でインフォメーションエリアに「-」が表示されている項目は、ハードウェア資産情報をエクスポートすると、「-」の部分が空文字で出力されます。これは、エクスポートしたハードウェア資産情報をそのままインポートする際に、正常にインポートできるようにするためです。
管理項目データの記述形式省略可否
資産管理番号32文字以内の半角英数字、および次に示す半角記号。
「!」、「"」、「#」、「$」、「%」、「&」、「'」、「(」、「)」、「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、「:」、「;」、「<」、「=」、「>」、「?」、「@」、「[」、「¥」、「]」、「^」、「_」、「`」、「{」、「|」、「}」、「~」
△ 
機器名称256文字以内の任意の文字列。○ 
棚卸日次の形式で記述します。
yyyy/mm/dd
yyyy:年、mm:月、dd:日
省略すると、新規にハードウェア資産情報が登録されるときは[1970/01/01]が設定されます。
○ 
説明1,024文字以内の任意の文字列。○ 
資産状態[資産状態]に登録されている項目のどれか一つ。
ただし、「未確認」は指定できません。
省略すると、新規にハードウェア資産情報が登録されるときは「運用中」が設定されます。
○ 
予定資産状態※1[資産状態]に登録されている項目のどれか一つ。
ただし、「未確認」は指定できません。
○ 
変更予定日※1次の形式で記述します。
yyyy/mm/dd
yyyy:年、mm:月、dd:日
○ 
部署登録されている部署の階層構成。
階層構成を、512文字以内かつ40階層以内で指定します。各階層名は256文字以内で指定してください。また、階層は「/」(スラッシュ)で区切って記述します。最初と最後の「/」は任意です。ただし、省略した場合も1文字としてカウントされます。※2
(例)/総務部/総務課/
指定した階層が存在しない場合は、インポート時に新規に階層が作成されます。
省略すると、新規にハードウェア資産情報が登録されるときは「不明」が設定されます。
○ 
設置場所登録されている設置場所の階層構成。
階層構成を、512文字以内かつ40階層以内で指定します。各階層名は256文字以内で指定してください。また、階層は「/」(スラッシュ)で区切って記述します。最初と最後の「/」は任意です。ただし、省略した場合も1文字としてカウントされます。※2
(例)/A棟/1F/
指定した階層が存在しない場合は、インポート時に新規に階層が作成されます。
省略すると、新規にハードウェア資産情報が登録されるときは[不明]が設定されます。
○ 
利用者名256文字以内の任意の文字列。※2○ 
メールアドレス256文字以内の任意の文字列。※2○ 
電話番号256文字以内の任意の文字列。※2○ 
アカウント256文字以内の任意の文字列。※2○ 
モデル256文字以内の任意の文字列。○ 
シリアルナンバー256文字以内の任意の文字列。△ 
メモリ0~8,388,607の半角数字。
サイズの単位 「B」、「KB」、「MB」、「GB」、「TB」、または「PB」を最後に付けることもできます。なお、けた区切りの「,」(コンマ)は入力しないでください。
○ 
ストレージ容量0~8,388,607の半角数字。
サイズの単位 「B」、「KB」、「MB」、「GB」、「TB」、または「PB」を最後に付けることもできます。なお、けた区切りの「,」(コンマ)は入力しないでください。
○ 
ストレージ空き容量0~8,388,607の半角数字。
サイズの単位 「B」、「KB」、「MB」、「GB」、「TB」、または「PB」を最後に付けることもできます。なお、けた区切りの「,」(コンマ)は入力しないでください。
[機器種別]が「ディスプレイ」の場合、この項目はインポートされません。
○ 
IPアドレス次の形式で記述します。
nnn.nnn.nnn.nnn
0.0.0.0 ~ 255.255.255.255の範囲で指定してください。
△ 
サブネットマスク次の形式で記述します。
nnn.nnn.nnn.nnn
0.0.0.0 ~ 255.255.255.255の範囲で指定してください。
○ 
MACアドレス次の形式で記述します。xは、0~Fです。
  • xxxxxxxxxx
  • xx-xx-xx-xx-xx-xx
  • xx:xx:xx:xx:xx:xx
なお、区切り文字「-」および「:」は混在していてもインポートできます。
△ 
ホスト名256文字以内の任意の文字列。△ 
ディスプレイ種別[ディスプレイ種別]に登録されている項目のどれか一つ。○ 
ディスプレイサイズ0~8,388,607の半角数字。○ 
ディスプレイ解像度[ディスプレイ解像度]に登録されている項目のどれか一つ。○ 
UDID128文字以内の任意の文字列。○ 
IMEI64文字以内の任意の文字列。○ 
IMSI64文字以内の任意の文字列。○ 
ICCID64文字以内の任意の文字列。○ 
キャリア512文字以内の任意の文字列。○ 
契約電話番号半角数字、「-」、および「+」。○ 
機器種別[機器種別]に登録されている項目のどれか一つ。
省略すると、新規にハードウェア資産情報が登録されるときは「不明」が設定されます。
○ 
CPU256文字以内の任意の文字列。○ 
OS256文字以内の任意の文字列。○ 
メーカー256文字以内の任意の文字列。○ 
追加管理項目設定画面の[資産管理]-[資産管理項目の設定]画面で設定したデータ型。
コマンドを実行してハードウェア資産情報をインポートする場合、項目のデータ型が「選択型」のときは、CSVファイルのデータに正規表現を使用できます。
○ ※3

(凡例)○:設定を省略できる △:どれか一つは設定が必要

注※1 [予定資産状態]と[変更予定日]は必ずセットでインポートしてください。

注※2 データ型が「テキスト型」の場合、項目に文字制限を設定しているときは、CSVファイルのデータも従う必要があります。

注※3 入力を必須としている追加管理項目の場合は、必ず設定してください。

参考
インポートする項目は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲まれていてもいなくてもかまいません。ただし、インポートするデータに「,」(コンマ)が含まれる場合、そのデータを「"」で囲んでください。例えば、「AB,CD」をインポートする場合は、「"AB,CD"」と指定します。

(2) ソフトウェアライセンス情報の項目とCSVファイルの記述形式

インポートするCSVファイルのデータは、規定された記述形式に従っている必要があります。インポートできるソフトウェアライセンス情報の項目と記述形式を次の表に示します。

参考
インポート時は、「ライセンス管理番号」をマッピングキーとして、既存のソフトウェアライセンス情報と引き当てます。ソフトウェアライセンス情報が引き当てられた場合は、各項目の対応づけに従ってソフトウェアライセンス情報が更新されます。ソフトウェアライセンス情報が引き当てられなかった場合は、新規のソフトウェアライセンス情報として登録されます。
管理項目データの記述形式省略可否
ライセンス管理番号32文字以内の半角英数字、および次に示す半角記号。
「!」、「"」、「#」、「$」、「%」、「&」、「'」、「(」、「)」、「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、「:」、「;」、「<」、「=」、「>」、「?」、「@」、「[」、「¥」、「]」、「^」、「_」、「`」、「{」、「|」、「}」、「~」
× 
ライセンス名256文字以内の任意の文字列。○ 
ライセンス種類[ライセンス種類]に登録されている項目のどれか一つ。
省略すると、新規にソフトウェアライセンス情報が登録されるときは「インストールライセンス」が設定されます。
○ 
ライセンス数0~2,147,483,647の半角数字。
省略すると、新規にソフトウェアライセンス情報が登録されるときは「無制限」が設定されます。なお、けた区切りの「,」(コンマ)は入力しないでください。
○ 
棚卸日次の形式で記述します。
yyyy/mm/dd
yyyy:年、mm:月、dd:日
○ 
説明1,024文字以内の任意の文字列。○ 
ライセンス状態[ライセンス状態]に登録されている項目のどれか一つ。
省略すると、新規にソフトウェアライセンス情報が登録されるときは「運用中」が設定されます。
○ 
予定ライセンス状態※1[ライセンス状態]に登録されている項目のどれか一つ。○ 
変更予定日※1次の形式で記述します。
yyyy/mm/dd
yyyy:年、mm:月、dd:日
○ 
追加管理項目設定画面の[資産管理]-[資産管理項目の設定]画面で設定したデータ型。○ ※2

(凡例)○:設定を省略できる ×:設定を省略できない

注※1 [予定ライセンス状態]と[変更予定日]は必ずセットでインポートしてください。

注※2 入力を必須としている追加管理項目の場合は、必ず設定してください。

参考
インポートする項目は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲まれていてもいなくてもかまいません。ただし、インポートするデータに「,」(コンマ)が含まれる場合、そのデータを「"」で囲んでください。例えば、「AB,CD」をインポートする場合は、「"AB,CD"」と指定します。

(3) 管理ソフトウェア情報の項目とCSVファイルの記述形式

インポートするCSVファイルのデータは、規定された記述形式に従っている必要があります。インポートできる管理ソフトウェア情報の項目と記述形式を次の表に示します。

参考
インポート時は、「管理ソフトウェア名」をマッピングキーとして、既存の管理ソフトウェア情報と引き当てます。管理ソフトウェア情報が引き当てられた場合は、各項目の対応づけに従って管理ソフトウェア情報が更新されます。管理ソフトウェア情報が引き当てられなかった場合は、新規の管理ソフトウェア情報として登録されます。
管理項目データの記述形式省略可否
管理ソフトウェア名512文字以内の任意の文字列。× 
メーカー128文字以内の任意の文字列。○ 
説明1,024文字以内の任意の文字列。○ 

(凡例)○:設定を省略できる ×:設定を省略できない

参考
インポートする項目は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲まれていてもいなくてもかまいません。ただし、インポートするデータに「,」(コンマ)が含まれる場合、そのデータを「"」で囲んでください。例えば、「AB,CD」をインポートする場合は、「"AB,CD"」と指定します。

(4) 契約情報の項目とCSVファイルの記述形式

インポートするCSVファイルのデータは、規定された記述形式に従っている必要があります。インポートできる契約情報の項目と記述形式を次の表に示します。

参考
インポート時は、「契約管理番号」をマッピングキーとして、既存の契約情報と引き当てます。契約情報が引き当てられた場合は、各項目の対応づけに従って契約情報が更新されます。契約情報が引き当てられなかった場合は、新規の契約情報として登録されます。
管理項目データの記述形式省略可否
契約管理番号32文字以内の半角英数字、および次に示す半角記号。
「!」、「"」、「#」、「$」、「%」、「&」、「'」、「(」、「)」、「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、「:」、「;」、「<」、「=」、「>」、「?」、「@」、「[」、「¥」、「]」、「^」、「_」、「`」、「{」、「|」、「}」、「~」
× 
契約名256文字以内の任意の文字列。○ 
契約種別[契約種別]に登録されている項目のどれか一つ。
省略すると、新規に契約情報が登録されるときは「購入」が設定されます。
○ 
契約日次の形式で記述します。
yyyy/mm/dd
yyyy:年、mm:月、dd:日
○ 
契約開始日次の形式で記述します。
yyyy/mm/dd
yyyy:年、mm:月、dd:日
○ ※1
契約終了日次の形式で記述します。
yyyy/mm/dd
yyyy:年、mm:月、dd:日
○ ※1
契約状態[契約状態]に登録されている項目のどれか一つ。
省略すると、新規に契約情報が登録されるときは「契約中」が設定されます。
○ 
支払い方法次のどちらかを記述します。
  • 月払い
  • 一括
× 
月額0~9,223,372,036,854,775,807の半角数字。
[支払い方法]が「月払い」の場合に記述します。なお、けた区切りの「,」(コンマ)は入力しないでください。
○ ※1
総額0~9,223,372,036,854,775,807の半角数字。
[支払い方法]が「一括」の場合に記述します。なお、けた区切りの「,」(コンマ)は入力しないでください。
○ ※2
説明1,024文字以内の任意の文字列。○ 
追加管理項目設定画面の[資産管理]-[資産管理項目の設定]画面で設定したデータ型。○ ※3

(凡例)○:設定を省略できる ×:設定を省略できない

注※1 支払い方法が[月払い]の場合は[契約開始日]、[契約終了日]、および[月額]を必ず設定してください。

注※2 支払い方法が[一括]の場合は必ず設定してください。

注※3 入力を必須としている追加管理項目の場合は、必ず設定してください。

参考
インポートする項目は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲まれていてもいなくてもかまいません。ただし、インポートするデータに「,」(コンマ)が含まれる場合、そのデータを「"」で囲んでください。例えば、「AB,CD」をインポートする場合は、「"AB,CD"」と指定します。

(5) 契約会社リストの項目とCSVファイルの記述形式

インポートするCSVファイルのデータは、規定された記述形式に従っている必要があります。インポートできる契約会社リストの項目と記述形式を次の表に示します。

参考
インポート時は、「契約会社名」をマッピングキーとして、既存の契約会社情報と引き当てます。契約会社情報が引き当てられた場合は、各項目の対応づけに従って契約会社情報が更新されます。契約会社情報が引き当てられなかった場合は、新規の契約会社情報として登録されます。
管理項目データの記述形式省略可否
契約会社名256文字以内の任意の文字列。× 
所在地256文字以内の任意の文字列。○ 
電話番号256文字以内の半角数字、「-」、または「+」。○ 
メールアドレス256文字以内の任意の文字列。○ 
担当者名256文字以内の任意の文字列。○ 
説明1,024文字以内の任意の文字列。○ 

(凡例)○:設定を省略できる ×:設定を省略できない

参考
インポートする項目は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲まれていてもいなくてもかまいません。ただし、インポートするデータに「,」(コンマ)が含まれる場合、そのデータを「"」で囲んでください。例えば、「AB,CD」をインポートする場合は、「"AB,CD"」と指定します。