2.12.6 配布時の注意事項
ソフトウェアのインストール、ファイルの配布、およびソフトウェアをアンインストールする場合の注意事項を次に示します。
- EXEファイルのソフトウェアを配布してインストールする場合、インストール後に再起動されない場合があります。
- インストールするソフトウェアがEXEファイルの場合、インストーラーからの戻り値を判定できないため、インストール結果が正しく出力されないことがあります。
- インストールするソフトウェアで、EXEファイルから別のMSIファイルを起動して、インストールの結果を待たないでEXEファイルが終了してしまう場合、インストール結果が正しく表示されないことがあります。
- 配布後に実行するコマンドによって、配布先以外にファイルが配布される場合、ファイル配布の結果が正しく表示されないことがあります。
- 管理用サーバとエージェント導入済みのコンピュータの時刻が異なっている場合、正常に電源を制御できないことがあります。
- アンインストールするソフトウェアがMSIファイルの場合、サイレントアンインストールとして実行されます。EXEファイルの場合は、コンピュータにダイアログが表示されます。ダイアログに従って、手動でアンインストールしてください。
- コントロールパネルの[プログラムと機能]からアンインストールできないソフトウェアやOSは、 アンインストールタスクに指定しないでください。指定した場合、アンインストールが失敗します。
- 次に示すソフトウェアおよびファイルはアンインストールしないでください。アンインストールすると、OSやJP1/IT Desktop Managementが正しく動作しなくなるおそれがあります。
- OSの動作に関係するソフトウェアおよびファイル
- JP1/IT Desktop ManagementおよびJP1/IT Desktop Managementのコンポーネント
- JP1/IT Desktop Managementの動作に関係するソフトウェアおよびファイル
- インストール時に特定のユーザー権限でファイルやフォルダが作成されるソフトウェアを、配布機能を利用してアンインストールした場合、一部のファイルやフォルダが削除されないときがあります。このとき、アンインストール後に、利用者がファイルやフォルダを削除する必要があります。
- インストール時にデスクトップにショートカットアイコンが作成されるソフトウェアを、配布機能を利用してアンインストールした場合、デスクトップのショートカットアイコンが削除されないときがあります。このとき、アンインストール後に、利用者がショートカットアイコンを削除する必要があります。
- セキュリティポリシーの使用必須ソフトウェアと使用禁止ソフトウェアに同じソフトウェアを指定して、インストールおよびアンインストールの自動対策を設定しないでください。この場合、常にどちらかのセキュリティ設定項目に違反しているため、インストールとアンインストールの自動対策が交互に繰り返されます。
- インストーラーおよびアンインストーラーのダイアログが表示された場合、1時間経過すると、自動的にインストーラーおよびアンインストーラーは強制終了されます。
- 配布機能を利用してソフトウェアをインストールおよびアンインストールする場合、ローカルシステムアカウント権限で実行されます。
- エージェント、ネットワークモニタエージェント、サイトサーバプログラムをインストールする場合、インストール結果は[タスク一覧]画面下部の[タスク情報]タブのリンクから[タスク状態の詳細]ダイアログを表示して確認してください。[詳細情報]に表示されるリターンコードが「0」の場合、インストールに成功しています。