2.20.2 バルーンヒントの表示

コンピュータの利用者の操作が必要な場合、タスクトレイのアイコンにバルーンヒントが表示されます。利用者はバルーンヒントを確認することで、どのような操作が必要か把握できます。バルーンヒントの表示例を次の図に示します。

[図]

バルーンヒントのタイトルの先頭には、メッセージ種別を示すアイコンが表示されます。メッセージ種別を示すアイコンの意味を次に示します。

バルーンヒントが表示される事象とクリック時の動作を次の表に示します。

事象表示されるメッセージクリック時の動作
システム管理者からセキュリティ判定結果のメッセージを受信した場合※1
Windows 2000以外の場合
システム管理者から、「メッセージのタイトル」についてのメッセージが届いています。 メッセージを表示するには、ここをクリックしてください。
Windows 2000の場合
システム管理者から、「(メッセージのタイトル)」についてのメッセージが届いています。 メッセージを表示するためには、このアイコンを右クリックして、[メッセージの表示]を選択してください。
セキュリティ状況の判定結果のメッセージが表示されます。
システム管理者から利用者情報の入力を要求された場合
Windows 2000以外の場合
利用者情報を入力してください。 利用者情報を入力するには、ここをクリックしてください。
Windows 2000の場合
利用者情報を入力してください。 利用者情報を入力するためには、このアイコンを右クリックして、[利用者情報の入力]を選択してください。
[利用者情報の入力]ダイアログが表示されます。
コンピュータの再起動が必要なセキュリティポリシーが適用された場合※2システム管理者から通知されたセキュリティポリシーを適用して、コンピュータの設定を変更しました。 コンピュータを再起動してください。なし。

注※1 セキュリティ判定で、機器単位のメッセージ通知とユーザー単位のメッセージ通知をどちらとも受信し、表示条件に合致した場合は、二つのメッセージが表示されます。

注※2 再起動が必要なセキュリティポリシーは、「匿名接続の無効化」、「Windows自動更新の有効化」、「リモートデスクトップ接続の無効化」、「管理共有の無効化」、「DCOMの無効化」、「外部メディア抑止」、「操作ログ/不審操作の有効・無効化」です。なお、「Windowsファイアウォールの有効化」は、コンピュータが Windows 7、Windows Server 2008、Windows Vistaの場合は、再起動が必要です。

参考
バルーンヒントはソフトウェアのダウンロード中にも表示されます。詳細については、「2.20.4 配布が実行された場合の動作」を参照してください。

複数の事象が重なった場合、バルーンヒントは上記の表の順に重なって表示されます。表示されているバルーンヒントを閉じると、次のバルーンヒントが表示されます。

バルーンヒントは、表示されてから10秒経過するか、[図]ボタンをクリックすると閉じます。また、バルーンヒントをクリックしたときは、必要に応じて動作します。 ただし、Windows Server 2000では、[図]ボタンの表示はありません。バルーンヒントが表示されてから10秒経過すると、自動的に閉じます。また、バルーンヒントをクリックしても動作しません。 なお、利用者がバルーンヒントの表示内容に沿った操作を実施しない場合は、前回のバルーンヒントが表示されてから30分後に、バルーンヒントが再表示されます。バルーンヒントの表示契機を次の表に示します。

コンピュータの状態バルーンヒントの表示契機
ログオン中セキュリティ判定結果のメッセージを受信するなどの事象発生後、すぐに表示されます。
利用者がバルーンヒントの表示内容に沿った操作を実施しない場合は、前回のバルーンヒント表示から30分経過後に表示されます。
利用者がバルーンヒントの表示内容に沿った操作を実施しない場合は、エージェントサービスの再起動時に表示されます。
ログオフ中次回ログオン時に表示されます。
コンピュータのロック中コンピュータのロック解除時に表示されます。ただし、Windows 2000の場合、ロック解除時にバルーンヒントは表示されません。
注意
コンピュータのOSがWindows 7またはWindows Server 2008 R2の場合は、タスクトレイのアイコンは通常、非表示になっています。バルーンヒントの表示以外のときも常にアイコンを表示させる場合は、タスクバーの通知領域をカスタマイズして、「jdnglogon」アイコンの動作を「アイコンと通知を表示」に設定してください。