2.7.3 接続方法の違いによる機能差異

リモートコントロールの機能は、接続方法やコンピュータの環境によって機能差異があります。接続方法の違いによる機能差異を次の表に示します。

機能説明機能有無
標準RFB
コントローラ機能コンピュータへの接続コンピュータに接続できる機能○ ○ 
認証情報の利用接続時に認証情報を利用できる機能○ ○ 
接続モード接続時にコントローラとコンピュータの操作を制限できる機能○ △ 
接続状態の表示接続中の状態を表示できる機能○ ○ 
接続中の画面表示接続先のコンピュータの画面をコントローラに表示できる機能○ ○ 
キーボード、マウスの操作接続先のコンピュータに対して、キーボードとマウスの操作を実行できる機能○ ○ 
クリップボードの利用接続先のコンピュータとクリップボードを同期できる機能○ △ 
リモートコントロールの切断コンピュータとの接続を切断し、リモートコントロールを終了できる機能○ ○ 
電源制御接続先のコンピュータの電源を制御できる機能○ △ 
リモートCD-ROMコントローラのCD/DVDドライブ(ドライブ種別がCD-ROMのドライブ)を、接続先のコンピュータでも使えるようにする機能△ △ 
リモートコントロールの録画、再生、ファイル形式変換
  • リモートコントロール中の画面を録画し、動画ファイルを再生できる機能
  • 動画ファイルをAVIファイルに変換できる機能
○ ○ 
コントローラの環境設定コントローラの各種設定をカスタマイズできる機能○ ○ 
接続先の管理接続リストの管理接続先のコンピュータをJP1/IT Desktop Managementの操作画面とは別に管理できる機能○ ○ 
コンピュータの検索ネットワーク上の接続できるコンピュータを検索できる機能○ ○ 
コンピュータ側からの接続要求コンピュータ側からコントローラに対して接続要求をして、リモートコントロールを開始できる機能○ × 
リモコンエージェント機能接続の確認コントローラからの接続を受け付け、接続するかどうかを選択できる機能○ × 
接続モードの確認接続モードの状況を確認できる機能○ × 
接続状態の確認コンピュータ側で、コントローラとの接続状態を確認できる機能○ × 
接続の切断コントローラとの接続を切断できる機能○ × 
画面の非表示リモートコントロール中に、コンピュータ側の画面を非表示またはロックできる機能○ × 
リモコンエージェントの環境設定リモコンエージェントの各種設定をカスタマイズできる機能○ × 
ファイル転送機能ファイル一覧の表示コントローラと接続先のコンピュータのハードディスクの内容を表示できる機能○ × 
ファイルプロパティの編集コントローラと接続先のコンピュータのファイルのプロパティを編集できる機能○ × 
ファイルの編集コントローラと接続先のコンピュータのファイルを編集できる機能○ × 
ファイルの転送コントローラと接続先のコンピュータ間でファイルを送受信できる機能○ × 
マルチ転送複数のコンピュータに対して、ファイルを一括で転送できる機能○ × 
転送情報の管理接続先のコンピュータのファイルを開いたときに、ファイルを自動的にダウンロードしキャッシュする機能○ × 
チャット機能チャットサーバ機能ほかのコンピュータからのチャット接続を受け付けて、チャットを開始できる機能○ × 
チャットクライアント機能チャットサーバに接続してチャットを開始できる機能○ × 
チャットのログの記録チャット中の対話のログを保存できる機能○ × 
ログの印刷チャットのログを印刷できる機能○ × 
リモートコントロールの開始チャット中のコンピュータに接続してリモートコントロールを開始できる機能○ × 
操作画面との連携機能コントローラのインストールコントローラが未インストールのコンピュータに対して、自動的にコントローラをダウンロードしてインストールできる機能○ ○ 
コントローラの自動更新コントローラがインストールされているコンピュータに対して、自動的にコントローラを更新できる機能○ ○ 
コントローラの起動と接続操作画面で選択したコンピュータに対して、コントローラを起動して接続できる機能○ ○ 
他プログラム連携コマンドによってほかのプログラムからコントローラを呼び出し、コンピュータに接続できる機能○ ○ 
VNCサーバとの接続VNCサーバ機能を持つソフトウェアを利用してリモートコントロールできる機能× ○ 
BIOSの操作コンピュータのBIOSを表示させて設定変更できる機能× ○ 

(凡例)○:機能あり △:一部機能あり、または機能はあるがコンピュータの環境によって動作しないことがある ×:機能なし