2.14.2 セキュリティ診断レポートの評価の算出方法

[セキュリティ診断レポート]には、機器のセキュリティ状況の判定結果を集計し、分析、診断した結果が表示されます。セキュリティ状況の総合評価に加え、ウィルス対策状況やセキュリティ設定などのカテゴリ別の評価、評価推移などが表示されます。

セキュリティ診断レポートに表示される各評価は、A~Eの5段階です。Aが最も安全な状態で、Eに近づくほど危険な状態になります。この評価は、セキュリティの判定結果に基づく機器ごとのポイントによって決まります。ポイントは、すべて安全な状態は100ポイントになり、各セキュリティ判定項目の判定結果に応じて減点されていきます。ポイントの平均値が高くても、危険なコンピュータが判定期間中に1台でもあれば評価は低くなります。

危険レベルによって減点されるポイントを次の表に示します。

危険レベル減点ポイント
危険25
警告16
注意6
安全0

なお、セキュリティ判定で判定エラー、判定項目なし、および情報不足の場合は、減点されません。

総合セキュリティ評価の基準を次の表に示します。

評価ポイントの平均値ポイントの最小値判定結果の危険レベルカテゴリ別評価
A90~10090~100危険、警告ともに0件B以下がない
B80~8980~89危険が0件C以下がない
C65~7950~79危険が0件E以下がない
D50~64規定なし規定なし規定なし
E0~49規定なし規定なし規定なし

カテゴリ別評価の基準を次の表に示します。

評価ポイントの平均値ポイントの最小値判定結果の危険レベル
A90~10090~100危険、警告ともに0件
B80~8980~89危険が0件
C65~7950~79危険が0件
D50~64規定なし規定なし
E0~49規定なし規定なし