リモートコントロール中に、接続先のコンピュータとファイルの送受信ができます。
接続先のコンピュータのファイルをメンテナンスする際に、接続先のコンピュータのファイルを管理者のコンピュータにコピーして作業したり、トラブルシュートの際に対策ツールを転送して接続先のコンピュータで実行したりするような場合に活用できます。
ファイルの転送は、コントローラから起動できる[ファイル転送]ウィンドウを利用します。
[ファイル転送]ウィンドウでは、Windowsのエクスプローラと同様の操作でファイルを参照したり、ドラッグ&ドロップの簡単な操作でファイルを転送したりできます。また、複数の接続先に一括でファイルを転送することもできます。
(1) ファイルの転送状況の表示と中断
ファイル転送が開始されると、コントローラとコンピュータの両方で[ファイル転送状況]ダイアログが表示されます(コンピュータでは最小化して表示されます)。
ファイル転送を中断するには、[ファイル転送状況]ダイアログの[キャンセル]ボタンをクリックします。[キャンセル]ボタンは、コントローラとコンピュータの両方からクリックできます。コントローラからキャンセルした場合は、ファイル転送を中断するかどうかを確認するダイアログが表示されますが、コンピュータからキャンセルした場合は、すぐにファイル転送が中断されます。
ファイル転送を中断すると、その時点で転送が完了しているファイルだけが転送先に残ります。また、移動の場合は転送が完了したファイルが転送元から削除されます。
なお、コンピュータ内およびコンピュータからコンピュータへのファイル転送では、直接ではなく、コントローラの一時フォルダを経由して転送されます。このため、コンピュータから一時フォルダまでの転送と、一時フォルダからコンピュータまでの転送の両方で、1回ずつ(合計2回)[ファイル転送状況]ダイアログが表示されます。
(2) ファイル転送時の注意事項
ファイル転送機能を使用する場合の注意事項を次に示します。