2.5 エージェントの導入
JP1/IT Desktop Managementでコンピュータを管理する場合、対象のコンピュータにエージェントを導入することをお勧めします。エージェントを導入することで、操作画面からコンピュータの状況を把握したり、動作を制御したりするなど、JP1/IT Desktop Managementのすべての機能を利用して効率良く管理できます。
参考- エージェントを導入しなくても(エージェントレスでも)コンピュータを管理できますが、セキュリティの自動対策やメッセージの通知機能、ソフトウェアやファイルの配布など、一部の機能が利用できません。なお、コンピュータ以外の機器は、エージェントレスで管理します。
コンピュータにエージェントを導入するには、次の方法があります。
- 管理者がインストールする方法
次の二つの方法があります。
- 管理用サーバからプログラムを配信して利用者のコンピュータに自動的にインストールする方法
- 管理者がインストールセット(エージェントのプログラムおよびセットアップ情報を含んだインストーラーファイル)を作成し、ドメインコントローラにログオンスクリプトを登録しておく方法
利用者がWindowsにログオンすると、自動的にエージェントがインストールされます。
- 利用者がインストールする方法
管理者がインストールセットを作成し利用者へ展開します。そのあと、利用者がインストールセットを実行することでインストールする方法です。
参考- エージェントを導入するとコンピュータが自動的に管理対象になるため、1台につき製品ライセンスを一つ使います。
- この節の構成
- 2.5.1 エージェントの配信
- 2.5.2 エージェントを配信するための条件
- 2.5.3 エージェント設定の割り当て