2.1 機能一覧

JP1/IT Desktop Managementで使用できる主な機能の一覧を次に示します。

機能概要
システムの概況表示ホーム画面や各画面のダッシュボードから、さまざまな観点で、運用状況を把握できます。
ユーザーアカウントの管理権限や管轄範囲を設定することで、JP1/IT Desktop Managementを利用する管理者の役割に応じたユーザーアカウントを作成できます。
運用準備の支援ウィザードを利用して、JP1/IT Desktop Managementの運用を開始するための準備ができます。
エージェントの導入利用者のコンピュータにエージェントを導入することで、JP1/IT Desktop Managementの管理対象となり、各種機能を実行できます。
エージェントは、管理者が手動でインストールしたり、管理用サーバから自動で配信したり、さまざまな方法で導入できます。
機器の管理機器を管理対象にすると、情報を収集して確認したり、電源状態を把握して制御したりできます。また、セキュリティポリシーによる判定、レポートの集計など、各種機能の対象になります。
探索機能、ネットワーク監視機能を利用することで、組織内の機器を自動で発見して管理対象にできます。
機器のリモートコントロールコントローラから利用者のコンピュータの画面を呼び出して遠隔操作できます。このほかに、ファイルの送受信、操作内容の録画と再生、チャットなどもできます。
機器のネットワーク接続の管理ネットワークを監視して、未許可の機器のネットワーク接続を防いだり、危険なコンピュータを自動的にネットワークから切断したりできます。
セキュリティの管理セキュリティポリシーを作成し、コンピュータに適用することでセキュリティ状況を判定できます。セキュリティ上問題のあるコンピュータを自動対策することもできます。
また、コンピュータに対してリモートで対策したり、メッセージを通知したりできます。
操作ログの管理利用者がコンピュータ上で操作した履歴を、操作ログとして収集できます。収集した操作ログは、操作画面から一覧で確認できます。
また、情報漏えいにつながるような不審操作を検知して、操作の履歴を追跡調査できます。
資産の管理組織が所有するハードウェア資産やソフトウェアライセンスを登録して、運用状況を管理できます。
ソフトウェアおよびファイルの配布管理者が利用者のコンピュータの場所まで行くことなく、ソフトウェアを配布してインストールできます。同様に、ファイルを配布したり、ソフトウェアをアンインストールしたりできます。
イベントの表示JP1/IT Desktop Managementの各機能の実行結果、発生した事象などをイベントとして確認できます。
レポートの表示システム全体の運用状況、セキュリティの診断結果、省電力化の状況、資産に掛かっている費用など、目的に応じた多様なレポートを表示できます。
フィルタの利用フィルタを利用して、操作画面の各一覧に表示されている情報を絞り込めます。設定したフィルタの条件は、保存しておくこともできます。
サイトサーバの利用サイトサーバを設置することで、操作ログの管理に掛かる負荷と、ソフトウェアおよびファイルの配布に掛かる負荷を分散できます。
クラスタシステムでの運用クラスタシステムでJP1/IT Desktop Managementを運用できます。
データベースの管理データベースマネージャを利用して、JP1/IT Desktop Managementのデータベースのバックアップやメンテナンスを実行できます。
コマンドの利用コマンドを利用して、管理情報のインポート、エクスポート、データベースのバックアップ、メンテナンスなどを実行できます。
エージェントの操作エージェント導入済みのコンピュータでは、管理用サーバから通知されるメッセージを確認したり、利用者情報を入力したりできます。
スマートデバイスの制御MDM製品と連携して、スマートデバイスをロックしたり、初期化したりできます。