JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド
各種機能が自動的に実行されるタイミングは、それぞれ異なります。実行されるタイミングを次の表に示します。
なお、レポートの集計タイミングについては、「2.14.5 レポートの集計スケジュール」を参照してください。
機能 説明 実行されるタイミング 機器管理 エージェントレスでの情報収集 エージェントレスの機器の情報を定期的に収集して、最新の状態に更新します。 1時間ごと※1 Active Directoryからの情報の取得 Active Directoryで管理しているコンピュータを探索して、JP1/IT Desktop Managementに登録します。探索時に自動的にエージェントを配信することもできます。また、部署の構成を自動的にJP1/IT Desktop Managementに登録します。 毎日23:00※1 利用者情報の収集 部署、設置場所、利用者名などの利用者情報の入力画面を定期的に利用者のコンピュータの画面に表示して、利用者が入力した情報を収集します。 毎月1日(指定された日)※2 セキュリティ管理 セキュリティ状況の判定 コンピュータから収集された機器情報を基に、セキュリティポリシーに応じて危険レベルを判定します。 毎日0:00※1 サポート情報の定期チェックおよび更新 設定画面の[サポートサービスの設定]に指定した更新スケジュールに従って、サポートサービスサイトに接続し、次に示す情報が自動的に最新の情報に更新されます。 サポートサービスサイトから最新の情報を取得すると、管理対象のコンピュータに最新の更新プログラムやウィルス対策製品が適用されているかどうかを、セキュリティポリシーで判定できるようになります。
- 更新プログラムの情報
- ウィルス対策製品の情報
- JP1/IT Desktop ManagementがサポートするOSやサービスパックの情報
- エージェントの修正パッチの情報
また、エージェントの修正パッチを自動的に適用したり、最新OSのコンピュータを自動的に判別したりできるようになります。毎日決められた時刻(JP1/IT Desktop Managementのセットアップが完了した時刻の分を切り上げた時刻)※1 ウィルス定義ファイルの更新 コンピュータから収集した情報を基に、セキュリティポリシーに設定されたウィルス対策製品のエンジンバージョンおよびウィルス定義ファイルを最新に更新して、セキュリティ判定を実施します。 ウィルス定義ファイルのバージョンが更新されたとき エージェントの更新確認 サポートサービスサイトに接続して、エージェントの最新バージョンまたは修正パッチがリリースされている場合に、自動的にダウンロードして適用します。 毎日決められた時刻(JP1/IT Desktop Managementのセットアップが完了した時刻の分を切り上げた時刻)※1 操作ログ 操作ログの自動バックアップ コンピュータから取得した操作ログをバックアップします。 毎日4:00 操作ログのバックアップ先フォルダに対する空き容量の監視 操作ログのバックアップ先フォルダに対する空き容量を取得します。空き容量が不足している場合、イベントを出力します。イベントのメール通知機能を利用することで、管理者が容量不足を把握できます。 毎日6:00 イベント イベント発生の監視 あらかじめ指定したカテゴリで重要度の高いイベントが発生した場合、管理者にメールで通知します。 30分ごと※1 その他 MDM製品からの情報取得 MDM製品で管理しているスマートデバイスの情報を取得します。新規に取得したスマートデバイスの場合、新規機器として発見されます。すでに管理対象になっているスマートデバイスの場合、機器情報およびハードウェア資産情報が更新されます。 毎日23:30※1 データベースの使用中空きページの定期解放 データベースのデータを削除したときに発生する使用中空きページを解放することで、データベース容量を効率良く使えるようにします。 管理用サーバの場合、毎日5:00
サイトサーバの場合、毎日2:00注※1 設定画面から実行のタイミングを設定できます。
注※2 機器画面から実行のタイミングを設定できます。
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