機能
監査ログ専用イベントサーバの環境を作成または削除します。また,作成済みの監査ログ専用イベントサーバの環境情報を表示します。Windows環境ではAdministrator権限を持つユーザで実行してください。UNIX環境ではスーパーユーザ権限を持つユーザで実行してください。
なお,このコマンドで監査ログ専用イベントサーバの環境を作成する際,環境情報の指定方法は,次に示す二つの方法があります。
形式
admagtsetup △-h△監査ログ収集対象サーバのホスト名
[△-c△{online | standby}]
△-i△監査ログ収集対象サーバのIPアドレス
△-d△監査ログ専用フォルダ(監査ログ専用ディレクトリ)
[△-t△転送用ポート番号]
[△-a△AP用ポート番号]
[△-s△監査ログ専用イベントデータベースのサイズ]
△-mh△監査ログ管理サーバのホスト名
△-mi△監査ログ管理サーバのIPアドレス
[△-mt△転送用ポート番号]
admagtsetup △-f△監査ログ収集対象サーバセットアップ定義ファイル名
admagtsetup △-h△監査ログ収集対象サーバのホスト名
[△-c△{online | standby}]
△-u
admagtsetup △-v
[△-h△監査ログ収集対象サーバのホスト名]
コマンドを実行できるサーバ
格納先フォルダまたはディレクトリ
引数
-h△監査ログ収集対象サーバのホスト名
監査ログ収集対象サーバのホスト名を指定します。64バイト以内の文字列で指定してください。使用できる文字を次に示します。
-c△{online | standby}
クラスタ環境で論理ホスト用の監査ログ専用イベントサーバを作成または削除する場合に指定します。実行系サーバ上で作成または削除する場合は,「-c online」を指定します。待機系サーバ上で作成または削除する場合は,「-c standby」を指定します。
-i△監査ログ収集対象サーバのIPアドレス
監査ログ収集対象サーバのIPアドレスを指定します。使用できる文字を次に示します。
-d△監査ログ専用フォルダ(監査ログ専用ディレクトリ)
監査ログ専用フォルダ(監査ログ専用ディレクトリ)をフルパスで指定します。128バイト以内の文字列で指定してください。指定するフォルダ(ディレクトリ)はコマンド実行前にあらかじめ作成しておいてください。クラスタシステムで運用する場合は,共有ディスク上のフォルダ(ディレクトリ)を指定してください。フォルダ(ディレクトリ)名に使用できる文字を次に示します。
この引数で指定した監査ログ専用フォルダ(監査ログ専用ディレクトリ)の配下に,「jp1netmaudit¥event」(「jp1netmaudit/event」)が作成され,監査ログ専用イベントサーバに必要なファイルが生成されます。なお,クラスタ環境で運用する場合は,共有ディスク上の監査ログ専用フォルダ(監査ログ専用ディレクトリ)を指定してください。
-t△転送用ポート番号
監査ログ専用イベントサーバの転送用ポート番号を指定します。監査ログ収集対象サーバで使用されていないポート番号を5001~65535の整数で指定してください。この引数を省略した場合は,転送用ポート番号に「24101」が指定されます。
-a△AP用ポート番号
監査ログ専用イベントサーバのAP用ポート番号を指定します。監査ログ収集対象サーバで使用されていないポート番号を5001~65535の整数で指定してください。この引数を省略した場合は,AP用ポート番号に「24102」が指定されます。
-s△監査ログ専用イベントデータベースのサイズ
監査ログ専用イベントデータベースのサイズをバイト単位で指定します。10000000~2147483647の整数で指定してください。この引数を省略した場合は,監査ログ専用イベントデータベースのサイズに「10000000」が指定されます。
-mh△監査ログ管理サーバのホスト名
監査ログ管理サーバのホスト名を指定します。64バイト以内の文字列で指定してください。使用できる文字を次に示します。
-mi△監査ログ管理サーバのIPアドレス
監査ログ管理サーバのIPアドレスを指定します。使用できる文字を次に示します。
-mt△転送用ポート番号
監査ログ管理サーバ上のJP1/Baseのイベントサーバの転送用ポート番号を指定します。監査ログ管理サーバで使用されていないポート番号を5001~65535の整数で指定してください。この引数を省略した場合は,JP1/Baseのデフォルトの転送用ポート番号「jp1imevt」が指定されます。
-u
監査ログ収集対象サーバから,監査ログ専用イベントサーバの環境を削除する場合に指定します。-uオプションを指定してコマンドを実行すると,実行確認のメッセージが表示されます。実行する場合はYまたはyを,中断する場合はNまたはnを入力してください。Y,N,y,n以外の値を入力した場合は,YまたはNの入力を促すメッセージが表示されます。
監査ログ専用イベントサーバの環境を削除する場合,次に示す操作を実施してから,コマンドを実行してください。
-f△監査ログ収集対象サーバセットアップ定義ファイル名
監査ログ収集対象サーバセットアップ定義ファイル名をフルパスで指定します。255バイト以内の文字列で指定してください。フォルダ名やファイル名に使用できる文字を次に示します。
指定した監査ログ収集対象サーバセットアップ定義ファイルの定義内容に従って,監査ログ専用イベントサーバの環境が作成されます。監査ログ収集対象サーバセットアップ定義ファイルの詳細については「13.9 監査ログ収集対象サーバセットアップ定義ファイル」を参照してください。
-v
監査ログ専用イベントサーバの環境情報を表示させる場合に指定します。-hオプションを指定している場合は,-hオプションの引数で指定したホストだけを対象として監査ログ専用イベントサーバの環境情報を表示します。-hオプションを省略している場合は,admagtsetupコマンドでセットアップしたすべてのホストを対象として監査ログ専用イベントサーバの環境情報を表示します。
注意事項
戻り値
戻り値 | 説明 |
---|---|
0 | コマンドの処理が正常に終了しました。 |
1 | コマンド引数の指定に誤りがあります。 |
2 | コマンドの実行権限がありません。 |
3 | 同一マシン上で,すでにコマンドが実行されています。 |
4 | サービスの登録に失敗しました。 |
5 | サービスの登録削除に失敗しました。 |
6 | コマンドの引数に指定されたフォルダまたはディレクトリは存在しません。 |
7 | フォルダまたはディレクトリの作成に失敗しました。 |
8 | フォルダまたはディレクトリの削除に失敗しました。 |
9 | 環境設定ファイルのアクセスでエラーが発生しました。 |
10 | すでに環境が設定されています。 |
11 | 環境が設定されていないホスト名が指定されました。 |
12 | 指定されたフォルダまたはディレクトリは,ほかのホストで使用されています。 |
13 | ユーザによってコマンドの実行が中止されました。 |
14 | 前提プログラムがインストールされていません。 |
15 | 監査ログ収集対象サーバセットアップ定義ファイルに誤りがあります。 |
16 | 監査ログ専用イベントサーバが停止されていません。 |
99 | その他のエラーが発生しました。 |