実行系サーバのクラスタソフトで,フェールオーバーさせるリソースを作成します。作成するリソースを次に示します。
なお,クラスタソフトの初期導入時には,あらかじめ「クラスタグループ」というグループが作成されています。これとは別に監査ログ管理サーバ用のクラスタグループを作成します。以降,ここで作成したグループを監査ログ管理サーバクラスタグループと呼びます。
次に,各リソースの登録内容を説明します。HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースは,必ず最初に登録してください。なお,監査ログ管理サーバのOSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合とでリソースの設定方法が異なります。クラスタソフトの操作方法については,各クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
(1) HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソース
HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-4 HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 | 登録リソース | 設定項目 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | HiRDB/ClusterService _AL1 | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
2 | リソースの種類 | 「汎用サービス」を設定します。 | |
3 | グループ | 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 | |
4 | 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
5 | 依存関係 | クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 | |
6 | 汎用サービスパラメーター | 次の値を設定します。
| |
7 | レジストリの複製 | 指定しません。 |
表6-5 HiRDB/ClusterService _AL1サービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 | リソースの種類 | 選択するサービス名 | 依存関係 |
---|---|---|---|
1 | 汎用サービス | HiRDB/ClusterService _AL1 | 「共有ディスク」と「クライアントアクセスポイント」のリソースを設定します。 |
(2) JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-6 JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 | 登録リソース | 設定項目 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | JP1/NETM/Audit - Manager | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
2 | リソースの種類 | 「汎用サービス」を設定します。 | |
3 | グループ | 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 | |
4 | 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
5 | 依存関係 | 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 | |
6 | 汎用サービスパラメーター | 次の値を設定します。
| |
7 | レジストリの複製 | 指定しません。 |
表6-7 JP1/NETM/Audit - Managerサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 | リソースの種類 | 選択するサービス名 | 依存関係 |
---|---|---|---|
1 | 汎用サービス | JP1/NETM/Audit - Manager | 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 |
(3) JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-8 JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 | 登録リソース | 設定項目 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | JP1/NETM/Audit - Manager Convert | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
2 | リソースの種類 | 「汎用サービス」を設定します。 | |
3 | グループ | 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 | |
4 | 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
5 | 依存関係 | 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 | |
6 | 汎用サービスパラメーター | 次の値を設定します。
| |
7 | レジストリの複製 | 指定しません。 |
表6-9 JP1/NETM/Audit - Manager Convertサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 | リソースの種類 | 選択するサービス名 | 依存関係 |
---|---|---|---|
1 | 汎用サービス | JP1/NETM/Audit - Manager Convert | 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 |
(4) JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-10 JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 | 登録リソース | 設定項目 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | JP1/NETM/Audit - Manager Define | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
2 | リソースの種類 | 「汎用サービス」を設定します。 | |
3 | グループ | 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 | |
4 | 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
5 | 依存関係 | 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 | |
6 | 汎用サービスパラメーター | 次の値を設定します。
| |
7 | レジストリの複製 | 指定しません。 |
表6-11 JP1/NETM/Audit - Manager Defineサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 | リソースの種類 | 選択するサービス名 | 依存関係 |
---|---|---|---|
1 | 汎用サービス | JP1/NETM/Audit - Manager Define | 「HiRDB/ClusterService _AL1サービス」のリソースを設定します。 |
(5) JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソース
JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-12 JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 | 登録リソース | 設定項目 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | JP1/NETM/Audit - Manager SubCollect | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
2 | リソースの種類 | 「汎用サービス」を設定します。 | |
3 | グループ | 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 | |
4 | 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
5 | 依存関係 | クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 | |
6 | 汎用サービスパラメーター | 次の値を設定します。
| |
7 | レジストリの複製 | 指定しません。 |
表6-13 JP1/NETM/Audit - Manager SubCollectサービスのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 | リソースの種類 | 選択するサービス名 | 依存関係 |
---|---|---|---|
1 | 汎用サービス | JP1/NETM/Audit - Manager SubCollect | クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 |
(6) Microsoft Internet Information Servicesのリソース
Microsoft Internet Information Servicesサービスのリソースの登録内容について,OSがWindows Server 2003の場合とWindows Server 2008の場合を,それぞれ次の表に示します。
表6-14 Microsoft Internet Information Servicesのリソースの登録内容(Windows Server 2003の場合)
項番 | 登録リソース | 設定項目 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | Microsoft Internet Information Services | 名前 | 任意の名称を指定します。 |
2 | リソースの種類 | 「汎用スクリプト」を設定します。 | |
3 | グループ | 監査ログ管理サーバクラスタグループを設定します。 | |
4 | 実行可能な所有者 | 実行系および待機系の2台のノードを設定します。 | |
5 | 依存関係 | クラスタソフトで登録したネットワーク名および物理ディスクを設定します。 | |
6 | スクリプトのファイルパス | 次の値を設定します。 %SystemRoot%¥System32¥Inetsrv¥Clusweb.vbs |
表6-15 Microsoft Internet Information Servicesのリソースの登録内容(Windows Server 2008の場合)
項番 | リソースの種類 | スクリプトファイルパス への入力内容 | 依存関係 |
---|---|---|---|
1 | 汎用スクリプト | %SystemRoot%¥System32¥Inetsrv¥Clusweb.vbs | 「共有ディスク」と「クライアントアクセスポイント」のリソースを設定します。 |