admexport監査ログのバックアップ

機能

監査ログをCSV形式でバックアップします。また,バックアップの実行履歴を監査ログ管理データベースに登録します。Administrator権限を持つユーザで実行してください。バックアップする監査ログの範囲は,次のどちらかで指定します。

形式

コマンドを実行できるサーバ

格納先フォルダ

JP1/NETM/Audit - Managerのインストール先フォルダ¥bin

引数

-s△開始日時

どの時点からの監査ログのデータをバックアップするか,バックアップの開始日時を指定します。日時は,YYYY=年,MM=月,DD=日,hh=時,mm=分,ss=秒として次の形式で指定します。

なお,次の場合はエラーとなります。

-e△終了日時

どの時点までの監査ログのデータをバックアップするか,バックアップの終了日時を指定します。日時は,YYYY=年,MM=月,DD=日,hh=時,mm=分,ss=秒として次の形式で指定します。

なお,次の場合はエラーとなります。

-o△出力ファイル名

バックアップファイル名をフルパスで指定します。ローカルディスク上のパスを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダには監査ログのバックアップファイルを格納できません。

また,すでにあるバックアップファイル名を指定すると,ファイルは上書きされないでコマンドが終了します。

-f△バックアップオプション定義ファイル名

バックアップ実行履歴にバックアップ名称およびコメントを登録したい場合に,バックアップオプション定義ファイル名をフルパスで指定します。

バックアップオプション定義ファイルは,バックアップ名称およびコメントの内容を記述したファイルです。ユーザが作成します。バックアップオプション定義ファイルについては「13.7 バックアップオプション定義ファイル」を参照してください。

この引数を省略した場合,次のようになります。

-v

インポートするバックアップファイルが改ざんされていないことを確認したい場合に指定します。インポートするためのバックアップファイルを出力したい場合に,この引数を指定することをお勧めします。ただし,ほかの製品と連携するためにバックアップファイルを使用するなどの場合には,この引数を指定しないでください。

-d

差分バックアップを取得する場合に指定します。

このオプションを指定してコマンドを実行すると,前回の差分バックアップ以降からコマンド実行日の前日までの監査ログが,-bオプションで指定したフォルダに出力されます。コマンドの初回実行時の開始日時は,データベース内に格納されている監査ログで最も古い日付の00時00分00秒が設定されます。

なお,差分バックアップを取得したあと,同日に差分バックアップを再度取得しようとしても,バックアップは取得できません。また,このオプションを-sオプション,-eオプションまたは-oオプションと同時には指定できません。

-b△出力先フォルダ名

差分バックアップファイルを出力するフォルダ名をフルパスで指定します。ローカルディスク上のパスを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダには監査ログのバックアップファイルを格納できません。

指定したフォルダが存在しない場合は,指定したフォルダが新規に作成されます。

-r

差分バックアップを初期化するときに指定します。この引数では,差分バックアップは取得されません。

-y

確認メッセージの出力を省略して,コマンドの実行と同時に,差分バックアップ出力情報の初期化を開始したい場合に指定します。

この引数を省略した場合,コマンドを実行すると確認メッセージが表示され,メッセージに応答するまで処理が実行されません。実行する場合はYまたはyを,実行を中断する場合はNまたはnを入力してください。

戻り値

戻り値説明
0コマンドの処理が正常に終了しました。
1コマンド引数の指定に誤りがあります。
2コマンドの実行権限がありません。
3同一マシン上で,すでにほかのデータベース管理コマンドが実行されています。
5定義ファイルの内容に誤りがあります。
11指定した出力ファイルまたはフォルダに,すでに同じファイルが存在します。
99その他のエラーが発生しました。