監査ログ管理サーバの環境を設定します。
実行系サーバ,待機系サーバの順に,[マネージャセットアップ]ダイアログで実施します。実行系サーバの環境設定は共有ディスクを実行系に切り替えてから,待機系サーバの環境設定は共有ディスクを待機系に切り替えてから実施してください。各項目には,実行系サーバ,待機系サーバで同じ内容を設定してください。なお,待機系サーバでの初回設定時に,「KDSO2044-W」のメッセージが表示されることがあります。
ここでは,[マネージャセットアップ]ダイアログでの設定のうち,監査ログ管理サーバをクラスタ環境で運用する場合に特に必要な情報について説明します。このほかの設定については「5.5.6 監査ログ管理サーバの環境設定をする」を参照し,環境に合わせて実施してください。
クラスタ環境の場合に必要な設定は次のとおりです。
表6-2 「クラスタ情報」の設定内容(クラスタシステムの場合)
項番 | 項目 | 内容 | 設定値 | デフォルト値 | 必須 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | クラスタ情報 | クラスタ運用 | 監査ログ管理サーバをクラスタ環境で運用するかどうかを設定します。 | 次のどちらかを選択します。
| 運用しない | ○ |
2 | 論理ホスト名 | クラスタ環境での運用の場合に,論理ホスト名を設定します。 「クラスタ運用」を「運用する」に指定した場合は,必ず指定してください。 なお,クラスタ環境でシステムを運用中は変更できません。 | 195バイト以内の文字列を設定します。 使用できる文字を次に示します。
| なし | ○ | |
3 | 共有ディスク | クラスタ環境での運用の場合に,共有ディスクのディレクトリ名をフルパスで設定します。 「クラスタ運用」を「運用する」に指定した場合は,必ず設定してください。 なお,クラスタ環境でシステムを運用中は変更できません。 | 共有ディスクのパスを200バイト以内で設定します。 使用できない文字の種類は次のとおりです。
JP1/NETM/Audit - Managerは,ここで指定された共有ディスク上のフォルダに,実行系・待機系の切り替え時に引き継ぎが必要な情報を作成します。 | なし | ○ |