10.1.7 データベースのCSVバックアップ

データベースに格納されているデータをCSV形式ファイルでバックアップします。データベースのサイズ変更およびデータベースのデータ移行で使用します。

データベースのCSVバックアップは,次のどちらかの方法で実施します。

ここでは,データベースマネージャからデータベースのCSVバックアップを取得する方法を説明します。コマンドからCSVバックアップを取得する方法については「12. コマンド」の「admdbexport(データベースのCSVバックアップ)」を参照してください。

注意事項
データベースのCSVバックアップを実行する前に,バックアップ先に十分な空き容量があることを確認してください。
  1. [データベースマネージャ]ダイアログで,[データベースのCSVバックアップ]を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
    次の図に示す[データベースのCSVバックアップ設定]画面が表示されます。

    図10-7 [データベースのCSVバックアップ設定]画面

    [図データ]

  2. CSVバックアップフォルダ名を指定する。
    「バックアップフォルダ名」に,CSVバックアップファイルを格納するフォルダを指定します。[...]ボタンをクリックすると,フォルダを参照するダイアログからフォルダを指定できます。
    CSVバックアップフォルダのパスを指定するとき,次のことに注意してください。
    • CSVバックアップフォルダのパスは,200バイト以内の文字列で指定してください。
    • CSVバックアップファイルの格納先として,ローカルディスク上のフォルダを指定してください。ネットワークドライブ上のフォルダにはCSVバックアップファイルを格納できません。
    • CSVバックアップファイルの格納先として,NTFS上のフォルダを指定してください。FATまたはFAT32上のフォルダを指定した場合,利用する環境によっては,ファイルシステムの制限によってバックアップに失敗するおそれがあります。
    • CSVバックアップファイルの名称は固定です。すでにCSVバックアップファイルが存在する場合,ファイルは上書きされます。
    デフォルトのCSVバックアップフォルダのパスを次に示します。

    JP1/NETM/Audit - Managerのインストール先フォルダ¥db¥export

  3. [次へ]ボタンをクリックする。
    [データベースのCSVバックアップ実行]画面が表示されます。
  4. [実行]ボタンをクリックする。
    データベースのCSVバックアップが取得されます。CSVバックアップが完了すると,CSVバックアップが完了したことを示すメッセージが表示されます。
    なお,CSVバックアップの取得に掛かる時間は,データベースの容量と取得するCSVバックアップファイルのデータ量に比例します。
  5. [OK]ボタンをクリックする。
    [データベースマネージャ]ダイアログが終了します。
    必要に応じて,コントロールパネルの「管理ツール」から「サービス」を開いて,JP1/NETM/Audit - Managerのサービスを開始します。開始するサービスの詳細は「5.7.1 監査ログ管理サーバを開始する」を参照してください。

 

注意
取得したCSVバックアップファイルのファイル名および内容は変更しないでください。データベースのCSVリストアができなくなります。データベースのCSVリストアについては「10.1.8 データベースのCSVリストア」を参照してください。