配布指令の登録および実行は,配布管理機能のrdsafindコマンドを使用します。次の個所を参照してください。
(1) UNIX版他社ソフトウェアの配布指令実行時の注意事項
UNIX版の他社ソフトウェアの配布指令を実行する際,注意する必要のある事項について説明します。
(a) 配布指令の実行時に指定できないオプション
UNIX版の他社ソフトウェアの配布指令をrdsafindコマンドで登録または実行するとき,次のオプションは指定しないでください。
(b) 配布先システムで必要な設定
UNIX版の他社ソフトウェアの配布指令を実行すると,配布先システムでは表2-10に示すOS標準のインストールコマンドが実行されます。そのため,OS標準のインストールコマンドは,表2-10に示すディレクトリに格納しておく必要があります。
表2-10 OS標準のインストールコマンドおよびオプション
OS | インストールコマンド | オプション | インストールコマンドを格納するディレクトリ |
---|---|---|---|
HP-UX | swinstall | -s,-x autoreboot=false, -x reinstall=true(強制配布時), -x autorecover_product=true(リカバリ機能使用時), -c(レスポンスファイル指定時) | /usr/sbin |
Solaris | pkgadd | -d,-n,-r(レスポンスファイル指定時), -a(インストール管理ファイル指定時) | |
AIX | geninstall | -d,-Z,-I F(強制配布時) | |
Linux | rpm | -i,-v,-h,--force(強制配布時) | /bin |
なお,配布先システムのバージョンは08-00以降である必要があります。