rdsafenvコマンド環境の設定管理ファイルの初期化削除

機能

設定ファイル/NETMAF/dmprm/RDMSET(OSがHP-UXの場合は,/etc/opt/NETMAF/dmprm/RDMSET)に指定された内容で,JP1/NETM/DM Clientの動作環境を設定します。設定した情報を変更したい場合もこのコマンドを使用します。ただし,2度目からは,最初に環境を設定したユーザ,またはスーパユーザだけがこのコマンドを使用できます。

また,環境設定と同時に,次の1.,2.の機能を実行します。

  1. JP1/NETM/DM Clientの管理ファイルを初期化します。
  2. JP1/NETM/DM Clientの管理ファイルを削除します。

このコマンドは,JP1/NETM/DM Clientが停止している状態で使用します。

形式

  1. 環境の設定,および管理ファイルの初期化

    rdsafenv〔-i〕
           〔-f設定ファイル名〕

  2. 環境の設定,および管理ファイルの削除

    rdsafenv -r
            -k管理ファイル種別

オプション

-f 設定ファイル名 ~<半角英数字>((1~128文字))
ユーザ任意の名称の設定ファイルを使用する場合に,設定ファイル名を指定します。ただし,JP1/NETM/DM Clientが生成するファイル(/NETMAF/dmprm/RDMSET.bak,および/NETMAF/dmprm/RDMSET.errなど)は指定しないでください。指定するとこれらのファイルは削除されます。また,このオプションを省略する場合,次のファイル名で設定ファイルを作成しておく必要があります。
HP-UX以外の場合:/NETMAF/dmprm/RDMSET
HP-UXの場合:/etc/opt/NETMAF/dmprm/RDMSET
-i
環境設定と同時にJP1/NETM/DM Clientの管理ファイルを初期化する場合に指定します。ただし,最初の環境設定時は,指定しなくても自動的に初期化されます。なお,動作環境の設定に失敗した場合は,管理ファイルは初期化されません。
初期化の対象となる管理ファイルは,実行管理ファイルおよび運用情報ファイルです。
-k 管理ファイル種別 ~ ((G,X))
削除する管理ファイルの種別を指定します。
G
運用情報ファイル
X
実行管理ファイル
-r
管理ファイルの削除を指示します。

終了コード

終了コード意味
0コマンドの処理が正常に終了しました。
253パラメタエラー。
254管理ファイルの初期化,または削除に失敗しました。
255動作環境の設定,または変更に失敗しました。