AITファイルとPP識別情報ファイルを所定の場所に格納したあと,配布するソフトウェアをパッケージャでパッケージングします。パッケージングの方法は通常と同じです。
トランスフォームをサーバの共有フォルダなどに格納し,クライアントから参照させる場合は,MSIEXECコマンドのコマンドラインにトランスフォームの固定パスを指定してください。
トランスフォームをMSIファイルと一緒に配布する場合は,媒体に格納されているファイルをハードディスクなどにコピーし,トランスフォームと一緒にパッケージングしてください。このとき,トランスフォームは,MSIファイルから参照できるディレクトリに格納してください。MSIEXECコマンドのコマンドラインで指定するTRANSFORMSプロパティには,パッケージングするディレクトリからの相対パスを指定してください。
パッケージングするファイルがEドライブに入っていると仮定して,AITファイルおよびPP識別情報ファイルでの指定方法を説明します。
- トランスフォームをMSIファイルと同じディレクトリに格納した場合
![[図データ]](figure/fss0270.gif)
- パッケージングするディレクトリ
- E:¥
- AITファイルのパッケージ情報で指定する「インストールプログラム名」
- setup.msi
- PP識別情報ファイルで指定する「識別用ファイル名」
- xxx.ini;yyy.exe
- MSIEXECコマンドのコマンドラインに指定するTRANSFORMSプロパティ
- TRANSFORMS="setup.mst"
- トランスフォームをMSIファイルのサブディレクトリに格納した場合
![[図データ]](figure/fss0280.gif)
- パッケージングするディレクトリ
- E:¥
- AITファイルのパッケージ情報で指定する「インストールプログラム名」
- setup.msi
- PP識別情報ファイルで指定する「識別用ファイル名」
- xxx.ini;yyy.exe
- MSIEXECコマンドのコマンドラインに指定するTRANSFORMSプロパティ
- TRANSFORMS="install¥setup.mst"
- トランスフォームをMSIファイルと同じ階層のディレクトリに格納した場合
![[図データ]](figure/fss0290.gif)
- パッケージングするディレクトリ
- E:¥
- AITファイルのパッケージ情報で指定する「インストールプログラム名」
- disk1¥setup.msi
- PP識別情報ファイルで指定する「識別用ファイル名」
- disk1¥xxx.ini;disk1¥yyy.exe
- MSIEXECコマンドのコマンドラインに指定するTRANSFORMSプロパティ
- TRANSFORMS="install¥setup.mst"