3.3.2 float型

float型は,32ビット浮動小数点数を含む基本データ型です。float型変数および定数は,+3.40282347e+38~+1.175494351e-38の絶対値を持てます。

キーワード「float」を使用すると,float型変数または定数を宣言し初期化できます。このキーワードはDEFINEセクションでだけ使用できます。複数の変数を宣言するときは,変数を「,」(コンマ)で区切ってください。

また,キーワード「float」と組み合わせて,キーワード「const」を使用すると,定数を宣言できます。DEFINEセクションで宣言した定数は,値を参照できるようになりますが,MAINセクションやERRORセクションで値を変更することはできません。

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 記述例
(3) 備考

(1) 形式

DEFINE
{
   [const] float variable_name1 [= float_constant1] [, variable_name2 [= float_constant2] ] ;
}

浮動小数点数には,小数点または指数表現("E"または"e")を含められます。指数部には,"E"または"e"と,その後に整数値を指定します。整数値には符号("+"または"-")を付けられます。浮動小数点定数には,1けた以上の数字が必要で,小数点または指数を指定する必要があります。

(2) 記述例

DEFINE
{
   float DefaultTimeOut = 0.01, DefaultSleep=5.0 ; // 有効
   float SleepMax;                                 // 有効
}

(3) 備考