4.17 dcmpkrm.exe(パッケージの削除)

パッケージを削除するdcmpkrmコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Client(中継システム)の配布管理システムで実行できます。

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) パラメタファイルの指定内容
(5) リターンコード

(1) 機能

配布管理システムのキャビネットから,パッケージを削除します。

(2) 形式

dcmpkrm.exe /i パラメタファイル名 [/LC {ON|OFF}]

(3) 引数

(4) パラメタファイルの指定内容

dcmpkrmコマンドでのパラメタファイルの指定内容を次の表に示します。このコマンドで使用するパラメタファイルの内容は,コマンドの引数で指定することはできません。

表4-16 パラメタファイルの指定内容(dcmpkrmコマンド)

パラメタファイルの指定内容内容指定の有無コマンドの引数
タグパラメタ
PACKAGING_INFORMATIONpackage_nameパッケージ名×
package_idパッケージ識別ID
version_revisionバージョン/リビジョン
generation世代番号
cabinet_nameキャビネット名×
cabinet_idキャビネット識別ID
package_codeコード種別
(凡例)
◎:必ず指定する ×:不要(指定しても無視される)
-:コマンドの引数では指定できない
このコマンドでは,PACKAGING_INFORMATIONタグのパラメタに予約語を使用できません。

(5) リターンコード

dcmpkrmコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。

コード意味対処
0正常終了した。なし。
1パラメタファイルがない,またはファイル形式が不正。パラメタファイルの指定または記述形式を確認してください。
2パラメタファイルに不正な値が指定されている。パラメタファイルの値を確認してください。
3配布管理システムへの接続でエラーが発生した。パッケージの削除を実行するPCの設定内容または通信環境を確認してください。
5クライアント,配布管理システム間の通信に失敗した。配布管理システムのセットアップで,通信環境の設定を確認してください。
12そのほかのエラーが発生した。イベントログを参照してください。

また,JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合は,「1.3.3 コマンドを実行するための設定」も合わせて参照してください。