6.6.1 ジョブを実行した場合のエラーコード一覧

Windows CE版JP1/NETM/DM ClientをインストールしたPDAに対して,ジョブを実行した場合の処理について説明します。

<この項の構成>
(1) ジョブを実行したときの処理
(2) [ジョブの作成]ダイアログボックスで指定した項目に対する処理

(1) ジョブを実行したときの処理

ジョブ種別によってはジョブがエラーになります。ご注意ください。

ジョブ種別結果保守コード
パッケージのインストールジョブを実行する900090109000​または900090009000​1
中継システムまでパッケージ転送未サポートのためエラー300093010000​
中継システムのパッケージ一括削除
クライアントユーザによるインストール
リモートコレクトジョブを実行する900030100000​2
中継までのリモートコレクト
中継サーバからのコレクトファイル収集未サポートのためエラー300093010000​
中継サーバのコレクトファイル削除
システム情報の取得ジョブを実行する9000e0000000​
ソフトウェア情報の取得未サポートのためエラー300093010000​
ユーザインベントリ情報の転送
システム構成情報の取得
ユーザインベントリ情報の取得
中継サーバからの結果通知保留
中継サーバの結果通知保留解除
レジストリ項目の転送
ファイル転送の中断
ファイル転送の再開
メッセージの通知
ソフトウェア稼働監視の制御
ソフトウェア稼働情報の取得
注※1
900090109000:初回インストール時または強制インストールした場合
900090009000:インストール済みパッケージを再インストールした場合
注※2
正常終了した場合は,90003010XX00になります。XXはジョブ作成時の詳細オプションの指定によって異なります。組み合わせを次に示します。

圧縮指定XX
あり30
なし20

(2) [ジョブの作成]ダイアログボックスで指定した項目に対する処理

[ジョブの作成]ダイアログボックスでの指定で,項目ごとの処理とエラーが発生した場合の主な保守コードを,パネル単位に説明します。

(a) [あて先]パネル

正常に処理されます。

(b) [パッケージ]パネル

[パッケージ]パネルから表示される[インストール条件の変更]ダイアログボックスの各パネルの処理を次に示します。

(c) [コレクトファイル]パネル
項目処理保守コード
収集対象先頭に設定された収集対象だけ収集する300021000000​
300025000000​
300028000000​
収集ファイル格納ディレクトリ名左欄の設定に従って処理されるなし
収集タイミング左欄の設定を無視するが,正常として処理されるなし
圧縮指定圧縮なしが仮定され,正常として処理される300022000000​または30002200​XX001
クライアントでの外部プログラム起動収集直前左欄の設定に従って処理されるなし
収集直後左欄の設定に従って処理される300023000000​または30002300​XX002
収集エラー左欄の設定を無視するが,正常として処理されるなし
(凡例)
XX:リターンコード
注※1
300022000000:外部プログラムのパスが不正の場合
30002200XX00:外部プログラムのリターンコードが0以外の場合
注※2
300023000000:外部プログラムのパスが不正の場合
30002300XX00:外部プログラムのリターンコードが0以外の場合

(d) [スケジュール]パネル
項目処理保守コード
サーバでのジョブ実行日時左欄の設定を無視するが,正常として処理されるなし
クライアントでのジョブ実行日時エラーとして処理される300077020000​
(e) [オプション]パネル
項目処理保守コード
システム情報常に「すべての情報を取得する」として処理されるなし
レジストリ情報左欄の設定を無視するが,正常として処理されるなし
(f) [クライアント制御]パネル
項目処理保守コード
クライアントを起動させる起動されないなし
ジョブ実行後クライアントをシャットダウンさせる左欄の設定を無視するが,正常として処理されるなし
(g) [ジョブの配布属性]パネル
項目処理保守コード
中断中のあて先への配布左欄の設定を無視するが,正常として処理されるなし
配布の方式常に「ユニキャスト配布」として処理されるなし
分割配布の設定左欄の設定を無視するが,正常として処理されるなし