5.3.5 JP1/NETM/DM Managerの復元
(1) レジストリ(インストールおよびセットアップの情報)
エクスポートしたレジストリファイルを,レジストリエディタでインポートします。
ただし,レジストリにはマシン固有の情報が含まれるため,PCリプレースなどで異なる環境に移行する場合はインポートしないでください。
(2) JP1/NETM/DM Managerデータベース
- Embedded RDBを使用している場合
- データベースマネージャまたはnetmdb_backup.batコマンドを使用して取得したバックアップファイルは,データベースマネージャの[データベースの復元]ダイアログボックスから復元してください。詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「7.4.5 データベースをバックアップから復元する」を参照してください。
- netmdb_unload.batコマンドを使用して取得したバックアップファイルは,netmdb_reload.batコマンドを使用して復元してください。詳細については,「5.3.9(3) netmdb_reload.batコマンド」を参照してください。
- Microsoft SQL Serverを使用している場合
- Management Studioを使用してバックアップファイルを復元してください。
- Oracleを使用している場合
- オフラインバックアップで取得したバックアップファイルから復元してください。対象は,制御ファイル,データファイル,Redoログファイル,およびパラメタファイルの,すべてのデータベースファイルです。
(3) 「Asset Information Manager Limited」
CSVファイルでバックアップを取得した場合,「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャの「データベースのCSVリストア」からバックアップファイルを復元してください。詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「10.3.4 データベースをCSV形式ファイルからリストアする」を参照してください。
Embedded RDBを使用している場合,「Embedded RDBのバックアップ」からバックアップを取得したときは,マニュアル「構築ガイド」の「10.3.6 Embedded RDB環境でデータベースをリストアする」を参照してください。
(4) 各種ファイル
JP1/NETM/DMの各種ファイルで復元が必要なファイルについて説明します。
(a) パッケージファイルおよび操作履歴ファイル
- Embedded RDBを使用している場合
データベースの復元時に,パッケージファイルおよび操作履歴ファイルもあわせてバックアップから復元できます。
- Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用している場合
netmfile_restore.batコマンドを実行します。netmfile_restore.batコマンドについては,「5.3.9(5) netmfile_restore.batコマンド」を参照してください。
(b) 操作履歴ファイル(操作履歴退避ディレクトリ)
操作履歴のバックアップファイルを,[サーバセットアップ]ダイアログボックスの[稼働監視]パネルで指定した,操作履歴退避ディレクトリ下に格納してください。
(c) 監査ログファイル
監査ログのバックアップファイルを,[サーバセットアップ]ダイアログボックスの[監査ログ]パネルで指定した,監査ログの出力先ディレクトリ下に格納してください。
(d) リモートコレクトファイル(中継マネージャの場合だけ)
リモートコレクトファイルのバックアップを,インストール時に[ワークディレクトリの設定]ダイアログボックスで指定した,リモートコレクトディレクトリ下に格納してください。指定したリモートコレクトディレクトリの値は,次のレジストリに設定されています。
- OSが32ビット版の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥NETM/DM/P¥CollectionSitePath
- OSが64ビット版の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥HITACHI¥NETM/DM/P¥CollectionSitePath
(e) 各種管理ファイル(中継マネージャの場合だけ)
管理ファイルのバックアップを,次のディレクトリ下に格納してください。
- JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ¥MASTER¥DB
- JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ¥SITESRV
(f) ホスト識別子管理ファイル(中継マネージャの場合だけ)
netmdmp.hidファイルのバックアップを,Windowsのインストール先ディレクトリ下に格納してください。
(5) 環境変数(JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合)
控えておいたJP1ユーザ名を,システムの環境変数NETM_USERIDに登録してください。