1.3.3 コマンドを実行するための設定

ユーザ管理機能を利用している場合にJP1/NETM/DMのコマンドを実行するときは,コマンドを実行するコンピュータに,システムの環境変数を登録しておく必要があります。

環境変数に設定する内容を次に示します。

設定項目内容
変数名NETM_USERID
変数値JP1/NETM/DMのコマンドを実行する権限を持ったJP1ユーザ名

なお,パスワードは設定不要です。

また,ユーザ管理機能を利用している場合に,JP1/AJSやユーザプログラムなどからJP1/NETM/DMのコマンドを実行するときも,コマンドの実行を要求するコンピュータに環境変数の設定が必要です。

JP1/NETM/DMのコマンドの実行時に,ユーザ管理機能によるエラーが発生した場合のリターンコードおよび対処を次に示します。

コード意味対処
41環境変数NETM_USERIDにユーザが指定されていない,またはJP1/Baseからユーザ権限の取得に失敗した。環境変数NETM_USERIDを確認してください。または,JP1/Baseが停止していないかどうか確認してください。
42環境変数NETM_USERIDに指定されたユーザにコマンドを実行する権限がない。環境変数NETM_USERIDにコマンドを実行する権限があるユーザを指定してください。
43環境変数NETM_USERIDに指定されたユーザは,JP1/Baseに登録されていない。環境変数NETM_USERIDにJP1/Baseに登録されているユーザを指定してください。