4.16 dcmpkput.exe(パッケージのバックアップからの復元)

パッケージをバックアップから復元するdcmpkputコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Client(中継システム)の配布管理システムで実行できます。なお,このコマンドでは,パラメタファイルを使用しません。

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) リターンコード
(5) 注意事項
(6) 実行例

(1) 機能

バックアップファイルからパッケージを復元し,指定したキャビネットに保管します。

(2) 形式

dcmpkput.exe [/C キャビネット識別ID] /i 入力先ディレクトリ
            [/of 入力ファイル名] [/f] [/LC {ON|OFF}]

(3) 引数

(4) リターンコード

dcmpkputコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。

コード意味対処
0パッケージの復元が成功した。なし。
1dcmpkgetコマンドの結果出力ファイルをオープンできない,またはファイル形式に誤りがある。結果出力ファイルのパス,またはファイル形式を確認してください。
2コマンドの引数に不正な値が指定されている。コマンドの引数の設定値を確認してください。
3配布管理システムへの接続でエラーが発生した。配布管理システムのバージョンを確認してください。
4指定したバックアップファイルが存在しない。バックアップファイルのパスを確認してください。
5すでにパッケージが存在する,またはキャビネットにこれ以上のパッケージを登録できない。キャビネット内のパッケージ名,およびパッケージ数を確認してください。
12そのほかのエラーが発生した。イベントログを参照してください。

また,JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合は,「1.3.3 コマンドを実行するための設定」も合わせて参照してください。

(5) 注意事項

(6) 実行例

dcmpkgetコマンドで取得したバックアップファイルからパッケージを復元する例を次に示します。

C:¥Dmbat¥backupに取得したすべてのバックアップファイルを,キャビネット識別ID「01」のキャビネットに復元する場合は,次のように指定します。

dcmpkput.exe /C 01 /i C:¥Dmbat¥backup /of *