JP1/NETM/DMの任意のノード間に,Internet GatewayとHTTP Gatewayを配置すると,その間の通信プロトコルが,JP1/NETM/DM固有のプロトコルからHTTPに変換されます。そのため,Webが利用できる環境であれば,複雑な設定をしなくても,インターネットを介したJP1/NETM/DMの運用ができます。ファイアウォールでHTTPが使用できるように設定されている場合,インターネットオプションを使用すると,マニュアル「導入・設計ガイド」の「6.1.5 ファイアウォール環境でのJP1/NETM/DMの運用」で説明しているファイアウォールの設定は不要になります。
インターネットオプションを介したプロトコルの変換を,次の図に示します。
図E-1 インターネットオプションを介したプロトコルの変換
SSLを用いたHTTPS通信に対応していますので,セキュリティのレベルを下げません。
ご使用になっているプロキシサーバやWebサーバによっては,一度に転送できるデータサイズが制限されている場合があります。このような場合には,JP1/NETM/DMが転送するファイルデータを分割して転送できます。
ノートパソコンにHTTP Gatewayとクライアントを導入し,ダイヤルアップでインターネットに接続するような場合,ダイヤルアップ接続を自動で行う機能を提供しています。