4.2.1 [データベース環境]パネル
(1) [データベース環境]パネル(Embedded RDBの場合)
Embedded RDBを使用する場合の,[データベース環境]パネルの設定方法について説明します。
[データベース環境]パネルは,「サーバ本体機能」をインストールする場合と,「リモートインストールマネージャ」だけをインストールする場合で,設定できる項目が異なります。
「サーバ本体機能」をインストールした場合と,「リモートインストールマネージャ」だけをインストールした場合の[データベース環境]パネルを,図4-2と図4-3に示します。
図4-2 [データベース環境]パネル(「サーバ本体機能」をインストールした場合)
![[図データ]](figure/emb0420.gif)
図4-3 [データベース環境]パネル(「リモートインストールマネージャ」だけをインストールした場合)
![[図データ]](figure/emb0430.gif)
- ポート番号
- データベースとの接続に使用するポート番号を指定します。ポート番号は,5001~65535で指定してください。デフォルトは,インストール時に[データベースの設定]に指定したポート番号です。
- ポート番号をデフォルトから変更した場合,設定を有効にするためには,セットアップ完了後に次の操作を行う必要があります。
- Remote Install Serverサービスを停止する。
- JP1/NETM/DMのインストール先ディレクトリ¥BIN下に格納されているnetmdb_setup.batコマンドを実行する。
netmdb_setup.batコマンドの終了時は,キー入力待ちの状態になります。キー入力なしでコマンドを終了させたい場合は,オプションに「/nopause」を指定してコマンドを実行してください。
- Remote Install Serverサービスを起動する。
- 管理者ユーザID
- データベースにログインする管理者ユーザIDを指定します。デフォルトは,インストール時に指定した管理者ユーザIDです。
- この項目は,「リモートインストールマネージャ」だけがインストールされている場合に活性化します。
- パスワード
- データベースにログインするためのパスワードを指定します。デフォルトは,インストール時に指定したパスワードです。
- この項目は,「リモートインストールマネージャ」だけがインストールされている場合に活性化します。
(2) [データベース環境]パネル(Microsoft SQL ServerまたはOracleの場合)
Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用する場合の,[データベース環境]パネルの設定方法について説明します。
なお,「リモートインストールマネージャ」だけをインストールしたPCでは,このパネルの設定は無効です。「リモートインストールマネージャ」のインストール時または起動時に指定した接続先のPCでの,[データベース環境]パネルの設定が有効になります。
図4-4 [データベース環境]パネル(Microsoft SQL ServerまたはOracleの場合)
![[図データ]](figure/mse0020.gif)
- データベースサーバのホスト名
- データベースサーバとして使用するホスト名を指定します。
- 名前付きインスタンスを使用する場合は,次の形式でホスト名を指定してください。
- データベースサーバのホスト名¥インスタンス名
- データベース名
- データベースの名称を指定します。設定は,データベースマネージャでの設定と合わせます。この項目はリレーショナルデータベースに,Microsoft SQL Serverを使用する場合だけ指定します。
- SID
- データベースのシステム識別子(SID)を指定します。SIDはOracleデータベース・インスタンスを表す英数字4文字で指定してください。デフォルトは,「NETM」です。この項目はリレーショナルデータベースに,Oracleを使用する場合だけ指定します。
- 管理者ユーザIDおよびパスワード
- JP1/NETM/DMのデータベースにアクセス権のあるユーザIDおよびパスワードを設定します。ここで設定した管理者ユーザIDは,パッケージャおよびクライアント接続時に使用されます。なお,リレーショナルデータベースにOracleを使用する場合は,管理者ユーザIDにシステム権限として「UNLIMITED TABLESPACE」が必要です。