7.5.4 データベースをアップグレードする
(1) JP1 Version 7iより前のバージョンを使用している場合の注意事項
JP1 Version 7iより前のバージョンで次に示すリレーショナルデータベースを使用している場合は,JP1/NETM/DM Managerをアップグレードする際に,リレーショナルデータベースもアップグレードする必要があります。
- Oracle8i R8.1.5またはR8.1.6
- Oracle8
- Microsoft SQL Server 6.5
JP1/NETM/DM Managerのアップグレードの際にリレーショナルデータベースをアップグレードする場合は,リレーショナルデータベースをアップグレードしたあとで,データベースマネージャを使用してJP1/NETM/DMのデータベースをアップグレードしてください。
(2) Microsoft SQL Server 7.0以前のバージョンからMicrosoft SQL Server 2008へアップグレードする場合の注意事項
Microsoft SQL Server 7.0以前のバージョンからMicrosoft SQL Server 2008へのアップグレードはサポートされていません。この場合,OSのバージョンアップとリレーショナルデータベースの移行が必要です。移行については,「付録A.2 データベースの種類の変更」を参照してください。
(3) Microsoft SQL Server 2000以前のバージョンからMicrosoft SQL Server 2012へアップグレードする場合の注意事項
Microsoft SQL Server 2000以前のバージョンからMicrosoft SQL Server 2012へのアップグレードはサポートされていません。この場合,OSのバージョンアップとリレーショナルデータベースの移行が必要です。移行については,「付録A.2 データベースの種類の変更」を参照してください。
(4) データベースのアップグレード(Microsoft SQL Serverの場合)
- 注意事項
- 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合は,「Asset Information Manager Limited」のサービスを次に示す順番で停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service,「Asset Information Manager Limited」のコマンドおよびタスク
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
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また,データベースマネージャの操作後に「Asset Information Manager Limited」を使用するときは,停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
- ODBCデータソースで接続プールが設定されている場合,「Asset Information Manager Limited」の業務を停止させてから,接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態になります。そのため,接続状態の解除を待ってから,データベースをアップグレードしてください。
Microsoft SQL Serverの場合の,データベースのアップグレード手順を次に示します。
- [Welcome]ダイアログボックスで,「使用するリレーショナルデータベースシステム」を選択し,「データベースをアップグレードする」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
[データベースの選択]ダイアログボックスが表示されます。
- アップグレード先のリレーショナルデータベースの情報を設定し,[次へ]ボタンをクリックする。
作成されていないデータベースファイルがある場合,[データベースの詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
図7-37 [データベースの詳細設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0135.gif)
ソフトウェア稼働監視履歴データベースファイルを設定できます。
- [次へ]ボタンをクリックする。
[データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックスが表示されます。
図7-38 [データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0140.gif)
- [実行]ボタンをクリックする。
リレーショナルデータベースがアップグレードされます。
(5) データベースのアップグレード(Oracleの場合)
- 注意事項
- 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合は,「Asset Information Manager Limited」のサービスを次に示す順番で停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service,「Asset Information Manager Limited」のコマンドおよびタスク
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
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また,データベースマネージャの操作後に「Asset Information Manager Limited」を使用するときは,停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
- ODBCデータソースで接続プールが設定されている場合,「Asset Information Manager Limited」の業務を停止させてから,接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態になります。そのため,接続状態の解除を待ってから,データベースをアップグレードしてください。
Oracleの場合の,データベースのアップグレード手順を次に示します。
- [Welcome]ダイアログボックスで,「使用するリレーショナルデータベースシステム」を選択し,「データベースをアップグレードする」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
[データソースの設定]ダイアログボックスが表示されます。設定内容については,「7.5.1(2) リレーショナルデータベースの新規作成(Oracleの場合)」を参照してください。
- [次へ]ボタンをクリックする。
作成されていないデータベースファイルがある場合,[表領域の設定]ダイアログボックスが表示されます。
図7-39 [表領域の設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0145.gif)
[詳細]ボタンをクリックすると,[表領域の詳細設定]ダイアログボックスが表示され,データベースファイルのパス,サイズの初期値,および上限値を設定できます。
図7-40 [表領域の詳細設定]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0147.gif)
- [次]ボタンをクリックする。
[データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックスが表示されます。
図7-41 [データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0140.gif)
- [実行]ボタンをクリックする。
リレーショナルデータベースがアップグレードされます。