JP1 Version 7i以前のJP1/NETM/DM Managerの簡易データベースからリレーショナルデータベースに移行する場合,あらかじめ,新規にリレーショナルデータベースを作成します。その後,作成したリレーショナルデータベースに,既存のJP1/NETM/DM Managerの簡易データベースの内容を移行します。
簡易データベースから,リレーショナルデータベースへ移行した場合に,制限される内容については,「7.4.2(1) リレーショナルデータベースへ移行するときの制限」を参照してください。
- 注意事項
- 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合は,「Asset Information Manager Limited」のサービスを次に示す順番で停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service,「Asset Information Manager Limited」のコマンドおよびタスク
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
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また,データベースマネージャの操作後に「Asset Information Manager Limited」を使用するときは,停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
- ODBCデータソースで接続プールが設定されている場合,「Asset Information Manager Limited」の業務を停止させてから,接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態になります。そのため,接続状態の解除を待ってから,ファイルシステム上の管理ファイルを移行してください。
- 簡易データベースからリレーショナルデータベースへ移行する際に,パッケージ格納ディレクトリを変更した場合は,以前のパッケージ格納ディレクトリのファイルを,新しく設定したパッケージ格納ディレクトリへ移動してから次の作業を実施してください。
JP1 Version 7i以前のJP1/NETM/DM Managerの簡易データベースから,リレーショナルデータベースへ移行する手順を次に示します。
- [Welcome]ダイアログボックスで,「使用するリレーショナルデータベースシステム」を選択し,「ファイルシステム上の管理ファイルを移行する」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
[簡易データベースの移行]ダイアログボックスが表示されます。
図7-34 [簡易データベースの移行]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/rdb0100.gif)
JP1/NETM/DMインストール先ディレクトリまたはパッケージ格納ディレクトリを変更するときは,それぞれの項目に付けられている[...]ボタンをクリックします。また,パッケージを移行する場合は,「パッケージ格納ディレクトリ」のチェックボックスをオンにしてください。
- [実行]ボタンをクリックする。
データベースが,JP1/NETM/DM Managerの簡易データベースから,リレーショナルデータベースに移行されます。