7.4.2 ファイルシステム上の管理ファイルを移行する
(1) リレーショナルデータベースへ移行するときの制限
リレーショナルデータベースは,作成できるグループの階層などで,次に示す制限があります。制限を超えた構成のJP1/NETM/DM Managerの簡易データベースから,リレーショナルデータベースへ移行する場合は,制限を超えた部分の情報だけが移行されません。
- [システム構成]ウィンドウでの階層
- [システム構成]ウィンドウで作成できる階層は,末端のホストを含めて7階層までです。また,階層ごとの文字数の合計(ホスト名とホスト名の間の区切り文字を含む)は,半角で255文字までです。
- [あて先]ウィンドウでの階層
- [あて先]ウィンドウで作成できる階層は,末端のホストを含めて7階層までです。また,最上層からあて先グループ名を連結した文字数(各あて先グループ名の先頭の区切り文字を含む)と,末端のホスト名の文字数(ホスト名の先頭の区切り文字を含む)の合計は半角で255文字までです。
- [ジョブ定義]および[ジョブ実行状況]ウィンドウでのフォルダの階層
- [ジョブ定義]および[ジョブ実行状況]ウィンドウで作成できるフォルダの階層は,4階層までです。
(2) リレーショナルデータベースへの移行方法
- 注意事項
- 簡易データベースからリレーショナルデータベースへ移行する際に,パッケージ格納ディレクトリを変更した場合は,以前のパッケージ格納ディレクトリのファイルを,新しく設定したパッケージ格納ディレクトリへ移動してから次の作業を実施してください。
- 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合は,「Asset Information Manager Limited」のサービスを次に示す順番で停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service,「Asset Information Manager Limited」のコマンドおよびタスク
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
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また,データベースマネージャの操作後に「Asset Information Manager Limited」を使用するときは,停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
- ODBCデータソースで接続プールが設定されている場合,「Asset Information Manager Limited」の業務を停止させてから,接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態になります。そのため,接続状態の解除を待ってから,リレーショナルデータベースに移行してください。
JP1 Version 7i以前のJP1/NETM/DM Managerの簡易データベースから,リレーショナルデータベースへ移行する手順を次に示します。
- [Welcome]ダイアログボックスで「ファイルシステム上の管理ファイルを移行する」を選択して,[次へ]ボタンをクリックする。
[データベースの認証情報]ダイアログボックスが表示されます。
- [データベースの認証情報]ダイアログボックスでパスワードを指定して,[次へ]ボタンをクリックする。
[簡易データベースの移行]ダイアログボックスが表示されます。
図7-10 [簡易データベースの移行]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/emb0335.gif)
- [実行]ボタンをクリックする。
簡易データベースからEmbedded RDBへデータが移行されます。