8.3.5 IDを使用する場合の注意事項

IDを使用する場合の注意事項を次に示します。

<この項の構成>
(1) クライアントのホスト名を変更する場合
(2) IDに登録しているクライアントでシステム構成情報を削除した場合
(3) [IDグループの編集]フォルダが作成された場合

(1) クライアントのホスト名を変更する場合

IDを使用している環境では,IDの情報が連動して変更されません。そのため,ホスト名を変更する場合は,変更する前にクライアントで登録しているIDを解除してください。そして,ホスト名を変更したあと,再度クライアントでIDへの登録を実行してください。

(2) IDに登録しているクライアントでシステム構成情報を削除した場合

IDに登録しているクライアントがセットアップの設定でシステム構成情報を削除しても,登録しているIDの情報は連動して削除されません。そのため,クライアントのシステム構成情報を削除する前に,登録しているIDを解除してください。

IDを解除しないで,システム構成情報を削除した場合,リモートインストールマネージャから削除してください。削除方法については,「8.3.4 IDの編集」を参照してください。

なお,自動的にシステム構成情報とIDの情報を連携させる運用もできます。詳細については,「8.4 システム構成情報とIDを連携させる運用」を参照してください。

(3) [IDグループの編集]フォルダが作成された場合

[ジョブ実況状況]ウィンドウに[IDグループの編集]フォルダが作成された場合は,[IDグループの編集]フォルダ,およびフォルダ内のジョブを削除しないでください。

[IDグループの編集]フォルダには,クライアントをIDに登録したり,ID管理中継を追加したりするためのジョブが格納されます。これらのIDを編集するジョブは,自動的に作成され,正常終了すると自動的に削除されます。

IDを編集するジョブを手動で削除してしまった場合は,IDの編集が実施されなくなるため,IDを編集する操作(クライアントのIDへの登録やID管理中継の追加など)をし直してください。