9.7.3 [JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックスの操作

[JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックスでは,JP1/NETM/DM未導入ホストを検出したり,JP1/NETM/DM未導入ホストを管理したりできます。また,ホスト探索を実行する[ホスト探索]ダイアログボックスも,ここから表示します。

[JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックスは,リモートインストールマネージャで[オプション]-[JP1/NETM/DM未導入ホストの検出]を選択して表示します。

[JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックスを次に示します。

図9-41 [JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックス

[図データ]

ダイアログボックスの左枠には,検出されたホストがネットワークアドレスごとにツリー形式で表示されます。ただし,サブネットマスクの情報を持たないホストは「不明」として表示されます。

右枠には,左枠で選択した項目ごとに,ネットワークアドレスに含まれるホストの情報や,選択したホストの情報が表示されます。ホストの情報では,ホストが初めて検出された日時(検出日時)と,ホストが最後に検出された日時(最終更新日時)を確認できます。検出日時は,ホストが初めて検出されたときに設定され,以降の検出時には更新されません。最終更新日時は,ホストが再度検出されたり,検出対象外に指定したりして,ホストの情報が更新されたときに設定されます。これらの日時を比較することで,ホストにJP1/NETM/DMがインストールされていない期間を確認できます。

[JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックスのアイコンおよびボタンについて説明します。

[保留]アイコン
JP1/NETM/DM Managerのセットアップで,[サーバカスタマイズオプション]パネルの「新規検出結果を保留とする」チェックボックスをオンにしている場合,検出されたJP1/NETM/DM未導入ホストは,すべて[保留]アイコン下に表示されます。
[保留]アイコンを使用する運用では,検出されたコンピュータのうち,任意のコンピュータを手動でJP1/NETM/DM未導入ホストまたは検出の対象外に指定できます。そのため,OSがWindowsのホストと,OSがUNIXのホストが混在している環境で,OSがWindowsのホストだけを未導入ホストとして管理したい場合などに有効です。
[未導入ホスト]アイコン
JP1/NETM/DM未導入ホストとして管理するホストが表示されます。デフォルトでは,検出されたJP1/NETM/DM未導入ホストは,すべて[未導入ホスト]アイコン下に表示されます。
[検出対象外]アイコン
JP1/NETM/DM未導入ホストの検出の対象外として管理するホストが表示されます。ここに表示されているホストは,次回検出時にJP1/NETM/DMがインストールされていなくても,JP1/NETM/DM未導入ホストとして検出されません。
JP1/NETM/DM未導入ホスト検出時に,種別が「コンピュータ」以外のホストが存在した場合は,自動的に[検出対象外]アイコン下に表示されます。
[最新情報]ボタン
[JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックスの表示を更新します。ホスト探索を実行したあと,JP1/NETM/DM未導入ホストの検出結果を表示する場合などに使用します。
[JP1/NETM/DM未導入ホスト検出]ダイアログボックスの表示の更新が必要なタイミングについては,「9.7.5 検出結果の更新」を参照してください。
[探索/検出]ボタン
[探索/検出]ボタンをクリックすると,次のメニューが表示されます。
[ホスト探索画面を起動する]メニュー
[ホスト探索]ダイアログボックスが表示されます。[ホスト探索]ダイアログボックスでは,ネットワーク上のホストを探索してJP1/NETM/DM未導入ホストを検出できます。
ネットワーク上のホストを探索してJP1/NETM/DM未導入ホストを検出する方法については,「9.7.4 JP1/NETM/DM未導入ホストの検出」を参照してください。
[未導入ホストを検出する]メニュー
以前に実行したホスト探索の探索結果に登録されているホストのMACアドレスと,配布管理システムに登録されているホストのMACアドレスを比較して,JP1/NETM/DM未導入ホストを検出します。
以前にホスト探索を実行したときと,ネットワーク上のホストの構成に変更がない場合は,ホスト探索を実行する必要がないため,このメニューを使用してJP1/NETM/DM未導入ホストを検出します。
[未導入ホストを検出する]メニューからJP1/NETM/DM未導入ホストを検出するタイミングについては,「9.7.5 検出結果の更新」を参照してください。
[未導入ホスト]ボタン
選択したホストをJP1/NETM/DM未導入ホストに指定できます。[保留]アイコンまたは[検出対象外]アイコン下に表示されているホストを選択した場合に活性化します。
[検出対象外]ボタン
選択したホストが,次回検出時にJP1/NETM/DM未導入ホストとして検出されないよう,「検出対象外」に指定できます。[保留]アイコンまたは[未導入ホスト]アイコン下に表示されているホストを選択した場合に活性化します。
ホストを検出対象外として管理する方法については,「9.7.6 ホストを検出対象外にする方法」を参照してください。
[CSV入力]ボタン
ネットワーク構成情報ファイルを入力するダイアログボックスが表示されます。
ホスト探索を実行する代わりに,ネットワーク構成情報ファイルを入力してJP1/NETM/DM未導入ホストを検出する場合に使用します。
[CSV出力]ボタン
[CSV出力]ボタンをクリックすると,次のメニューが表示されます。
[ホスト探索結果]メニュー
ホストの探索結果をCSV形式ファイルに出力します。
[未導入ホスト情報]メニュー
JP1/NETM/DM未導入ホストの検出結果をCSV形式ファイルに出力します。
ホストの探索結果,およびJP1/NETM/DM未導入ホストの検出結果をCSV形式ファイルへ出力する方法,出力される項目などについては,「9.7.7 検出結果のCSV形式ファイルへの出力」を参照してください。