3.1.10 運用キーの設定

ネットワーク上でホストを管理したり,あて先を識別したりするためのキー(運用キー)を設定します。このダイアログボックスは,「中継システム」をインストールする場合に表示されます。

なお,この設定はセットアップ時に変更できます。

図3-13 [運用キーの設定]ダイアログボックス

[図データ]

運用キーには,ノード識別キーとホスト識別子があります。「キー項目」では,ノード識別キーを選択します。

キー項目
ホスト間で通信するときに,通信する相手先ホストを決定する情報の種類を「ホスト名」または「IPアドレス」で指定します。相手先ホストの運用キーの設定に合わせて「ホスト名」または「IPアドレス」のどちらかを指定してください。デフォルトは「ホスト名」です。ホスト名を選択した場合は,「アドレス解決できないあて先へのジョブ」を設定してください。
アドレス解決できないあて先へのジョブ
ジョブ実行時にあて先のアドレス解決ができなかった場合に,そのジョブをエラーとするかどうかを選択します。デフォルトは「エラーとしない」です。「エラーとしない」を選択した場合,アドレス解決ができないジョブの実行状態は「実行待ち」となります。実在しないあて先へのジョブの実行状態も「実行待ち」のまま変化しません。
WINSサーバを使用している環境では,ジョブ実行時にクライアントPCの電源がOFFの場合,あて先のアドレス解決ができません。したがって「エラーとする」の設定では,休日や夜間にジョブを実行してシステム起動時ポーリングでインストールする運用ができなくなります。このような場合は,「エラーとしない」を設定してください。
なお,「エラーとしない」を選択した場合,実行したジョブにアドレス解決できないあて先が含まれていると,リモートインストールマネージャの動作が遅くなるなどの影響があります。