4.2.7 [システム構成関連]パネル

システム構成情報に関する設定をします。システム構成が変更になったとき,付随して変更する必要のある情報を,自動的に変更できます。また,システム構成情報からホストを削除したときの履歴を管理できます。

図4-10 [システム構成関連]パネル

[図データ]

<この項の構成>
(1) システム構成情報の自動反映
(2) システム構成変更時の連携
(3) システム構成情報の削除履歴

(1) システム構成情報の自動反映

下位システムから通知されるシステム構成情報を,自動的にシステム構成のデータベースに反映するかどうかを設定します。デフォルトはチェックボックスがオンです。チェックボックスをオフにすると,ユーザが手動でシステム構成を定義することになります。

JP1/NETM/DMを初めて導入する場合は,チェックボックスをオンにしてください。配布管理システムでシステム構成を定義する必要がなくなり,作業を軽減できます。

なお,チェックボックスをオンにすると,作成済みのシステム構成情報が自動的に変更されることになるので注意が必要です。

(2) システム構成変更時の連携

JP1/NETM/DM Managerのシステム構成情報が変更になった場合に,その変更を自動的に下位システムのシステム構成情報に反映させることができます。また,システム構成情報の変更に合わせて,IDの情報も自動的に編集させることができます。したがって,チェックボックスをオンにした場合は,配布管理システムまたはID管理中継から,システム管理者がシステム構成情報に合わせてIDを変更する必要がありません。チェックボックスをオフにした場合は,手動でIDの情報を編集する必要があります。

この設定は,「システム構成情報を自動反映する」チェックボックスがオンの場合だけ有効になります。デフォルトはチェックボックスがオンです。ただし,上書きインストールした場合,旧バージョンの設定がオフだったとき,デフォルトはオフになります。

なお,オンにした場合は,システム内のすべてのJP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM SubManagerをバージョン05-21以降にバージョンアップする必要があります。したがって,バージョンが05-21より前のJP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM SubManagerがシステム内に混在する場合は,オフにしてください。

システム構成情報とIDを連携させた運用の詳細については,「8.4 システム構成情報とIDを連携させる運用」を参照してください。

(3) システム構成情報の削除履歴

システム構成情報からホストを削除したとき,履歴を残すことができます。チェックボックスをオンにすると,いつ,どのような契機でホストが削除されたのかの履歴が記録されますので,管理情報として活用できます。また,削除履歴を基に,削除されたホストをシステム構成情報に復元することもできます。デフォルトはチェックボックスがオフで,削除履歴は保管されません。