4.2.2 [通信関連]パネル

ポート番号と起動プロトコルを設定します。

図4-5 [通信関連]パネル

[図データ]

<この項の構成>
(1) ポート番号
(2) 起動プロトコル
(3) インターバル転送をする

(1) ポート番号

JP1/NETM/DMが通信するときに使用する,次の4種類のポート番号を設定します。

通常はデフォルトで表示されるポート番号を使用しますが,ほかのプログラムと重複するときは変更してください。TCP/IPのservicesファイルにポート番号を設定しているときは,servicesファイルの設定が有効になります。

「サーバ本体機能」と「リモートインストールマネージャ」を別のPCにインストールした場合は,「JP1/NETM/DM Manager」および「JP1/NETM/DM Client(中継システム)またはJP1/NETM/DM SubManager」のポート番号が,両方のPCで同じになるよう設定してください。ポート番号が異なる場合は,リモートインストールマネージャからサーバに接続できません。

なお,JP1/NETM/DM HTTP Gatewayのポート番号は,JP1/NETM/DM HTTP Gatewayを利用する場合にだけ使用されます。詳細については,「付録E インターネットオプションを使ったJP1/NETM/DMの導入」を参照してください。

(2) 起動プロトコル

ダイヤルアップ接続を使用しない場合に,自システムを起動するときに使用するプロトコルを,UDPまたはTCPで設定します。デフォルトは「UDPプロトコル」です。

「TCPプロトコル」を選択し,servicesファイルにポート番号を設定しているときは,servicesファイルにnetmdm xxxxx/tcpのエントリを追加してください(xxxxxはポート番号)。

「UDPプロトコル」を選択した場合,WAN環境などで起動に失敗することがあるので注意してください。

(3) インターバル転送をする

下位システムへファイル転送が発生する場合,指定した単位ごとにファイルが分割され,インターバルを置いて実行されます。これによって,ファイル転送時のネットワークの負荷を軽減できます。デフォルトはチェックボックスがオフです。

インターバル転送は下位システムから上位システムへのファイル転送時は実行されません。

連続転送バッファ数
ファイルの転送先システムでのセットアップで指定した「ファイル転送バッファサイズ」を,ここでの1単位(個)とします。例えば「ファイル転送バッファサイズ」が4,096バイトであるとき,「連続転送バッファ数」に2個を指定すると,ジョブは8,192バイト単位で分割されます。
連続転送バッファ数は0~4,294,967,295個で指定してください。デフォルトは1個です。0個を指定するとインターバル転送されません。
転送休止時間
インターバル転送時に転送と転送との間のインターバルをどのくらいにするか指定します。0~4,294,967,295ミリ秒で指定してください。デフォルトは1,000ミリ秒です。0ミリ秒を指定するとインターバル転送されません。