4.6 レジストリの設定(JP1/NETM/DM Manager)

レジストリを設定することで,セットアップ項目にはない内容を設定できます。設定できる内容について説明します。

<この節の構成>
(1) Windowsをログオフしてもコマンド処理を継続させる
(2) UnicodeのCSV形式ファイルを出力する

(1) Windowsをログオフしてもコマンド処理を継続させる

JP1/NETM/DM ManagerがインストールされているPCが次に示すOSの場合,dcmmonrst.exe(稼働情報のデータベースへの格納)およびdcmstdiv.exe(オフラインマシン情報の入力)以外のコマンド処理中にWindowsをログオフしても,コマンド処理を継続できるようになります。

実行できるコマンドについては,「運用ガイド2」の「4.2.1 コマンドの種類」を参照してください。

Windowsをログオフしてもコマンド処理を継続させるには,レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥NETM/DM」に,次に示すレジストリ値を作成してください。なお,OSが32ビット版の場合は,レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥NETM/DM」に,レジストリ値を作成してください。

名前
CmdLogoffContinue
種類
REG_SZ
データ
YES
注意事項
  • Windowsをログオフしても,コマンド処理を継続したい場合は,サービスからコマンドを実行してください。コマンドをサービス以外の方法で実行した場合,レジストリを設定していても,Windowsをログオフするとコマンド処理は継続されません。
  • JP1/NETM/DM ManagerがインストールされているPCのOSがWindows Vista,Windows Server 2012,Windows Server 2008およびWindows 8,Windows 7の場合は,レジストリの設定に関係なく,サービスから実行したコマンドであれば,Windowsをログオフしてもコマンド処理は継続されます。
  • レジストリでの設定と,コマンドの引数「/LC」での指定の組み合わせで,動作が異なります。詳細については,マニュアル「運用ガイド2」の「4.28 レジストリ設定とログオフオプションによるログオフ時のコマンドの動作」を参照してください。

(2) UnicodeのCSV形式ファイルを出力する

CSV出力ユティリティおよびCSV出力コマンド(dcmcsvu.exe)を使用して,UnicodeのCSV形式ファイルを出力できます。UnicodeのCSV形式ファイルを出力するには,次に示す条件をすべて満たす必要があります。

UnicodeのCSV形式ファイルを出力するには,レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Hitachi¥NETM/DM」に,次に示すレジストリ値を作成してください。なお,OSが32ビット版の場合は,レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥NETM/DM」に,レジストリ値を作成してください。

名前
UnicodeOption
種類
REG_SZ
データ
YES