7.4 データベースマネージャの操作方法(Embedded RDBの場合)

JP1/NETM/DMで使用するリレーショナルデータベースを作成したり,メンテナンスをしたりするには,JP1/NETM/DM Managerのコンポーネントの一つであるデータベースマネージャを使用します。データベースマネージャは,メニューから[JP1_NETM_DM Manager]-[データベースマネージャ]を選択して起動します。

なお,データベースマネージャを使用するときは次のことに注意してください。

データベースマネージャが起動すると,データベースマネージャでの操作を選択する[Welcome]ダイアログボックスが表示されます。

図7-3 [Welcome]ダイアログボックス

[図データ]

なお,Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用している場合は,[Welcome]ダイアログボックスに表示される項目が異なります。Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用している場合のデータベースマネージャの操作については,「7.5 データベースマネージャの操作方法(Microsoft SQL ServerまたはOracleの場合)」を参照してください。

データベースマネージャで実行したい操作を選択します。

データベースを新規作成する
データベースを新規に作成します。JP1/NETM/DM Managerのインストール後,この項目からデータベースを新規に作成する必要があります。
ファイルシステム上の管理ファイルを移行する
JP1 Version 7i以前のJP1/NETM/DMの簡易データベースから,リレーショナルデータベース(Embedded RDB)へデータベースを移行します。なお,この項目を選択する場合は,リレーショナルデータベースが作成されている必要があります。
データベースをアップグレードする
リレーショナルデータベースをアップグレードします。JP1/NETM/DMをバージョンアップした場合や,JP1 Version 7iのJP1/NETM/DM Manager Embedded RDB EditionからJP1 Version 8のJP1/NETM/DM Managerへ移行したあとで選択します。
また,作成済みのデータベース領域のサイズを変更する場合も選択してください。
データベースをバックアップする
データベースのバックアップを実行します。データベースの定期的なバックアップを取得する場合などに選択します。
データベースをバックアップから復元する
バックアップファイルからデータベースを復元します。「データベースをバックアップする」で取得したバックアップを復元する場合に選択します。
データベースを再編成する
データベースの使用率が80%を超えた場合は,データベースを編成し直してください。データベースの使用率が80%を超えたかどうかは,イベントログに出力されるメッセージから判断できます。出力されるメッセージについては,「7.4.6 データベースを再編成する」を参照してください。
データベースのパスワードを変更する
データベースにログインするためのパスワードを変更します。
データベース上の不要インベントリ情報を削除する
データベース上に残っている不要なインベントリ情報を削除し,データベースの空き領域を増やします。

操作を選択して[次へ]ボタンをクリックすると,[データベースの認証情報]ダイアログボックスが表示されます。

図7-4 [データベースの認証情報]ダイアログボックス

[図データ]

データベースにログインするためのパスワードを入力してください。データベースマネージャからデータベースを操作するには,ユーザ認証を行う必要があります。

次に,ユーザ認証後の各操作について説明します。

<この節の構成>
7.4.1 データベースを新規作成する
7.4.2 ファイルシステム上の管理ファイルを移行する
7.4.3 データベースをアップグレードする
7.4.4 データベースをバックアップする
7.4.5 データベースをバックアップから復元する
7.4.6 データベースを再編成する
7.4.7 データベースのパスワードを変更する
7.4.8 データベース上の不要なインベントリ情報を削除する