3.1.8 ワークディレクトリの設定

このダイアログボックスは,「中継システム」または「クライアント」をインストールする場合に表示されます。インストールするコンポーネントによって「中継システム」または「クライアント」が項目名に表示されます。

各項目の右側の[変更]ボタンをクリックすると,それぞれのワークディレクトリを変更できます。ワークディレクトリは,半角英数字,半角かたかな,半角スペース,および次に示す半角記号で指定してください。

「_」「¥」「.」「:」「(」「)」

図3-9 [ワークディレクトリの設定]ダイアログボックス

[図データ]

<この項の構成>
(1) ワークディレクトリの変更
(2) 日立PPインストールワークディレクトリの変更

(1) ワークディレクトリの変更

中継システムまたはクライアントをリモートインストールするときに使用する,各デフォルトワークディレクトリが表示されます。ワークディレクトリを変更する場合,他の目的では使用しない,各々専用のディレクトリを設定してください。ディレクトリを変更したい場合は,ディレクトリを変更したあと,[OK]ボタンをクリックすると[ワークディレクトリの設定]ダイアログボックスに戻ります。

図3-10 [ワークディレクトリの変更]ダイアログボックス

[図データ]

インストールワークディレクトリ
中継システムまたはクライアントがパッケージをインストールするときに使用します。インストールするパッケージと同じ容量が必要です。通常,空き容量が50メガバイト以上のドライブを指定することをお勧めします。
インストール失敗時のリストア用バックアップディレクトリ
中継システムまたはクライアントがリモートインストールするソフトウェアのバックアップを保存するときに使用します。
リモートコレクトディレクトリ
配布管理システムから実行した「中継までのリモートコレクト」ジョブで,中継システムまで収集したファイルを保管するディレクトリを設定します。配布管理システムから「中継サーバからのコレクトファイル収集」ジョブ,「中継サーバのコレクトファイル削除」ジョブを実行するまで,収集したファイルを保管します。クライアントの場合は表示されません。
中継パッケージ保管ディレクトリ
中継システムがパッケージを保管するディレクトリを設定します。配布管理システムから転送したパッケージは,中継システムでのパッケージ保管期限で自動削除するまで保管します。クライアントの場合は表示されません。

(2) 日立PPインストールワークディレクトリの変更

日立プログラムプロダクトのインストールワークディレクトリ(NETMDMWKディレクトリ)のドライブを変更できます。設定したあとに[OK]ボタンをクリックすると[ワークディレクトリの設定]ダイアログボックスに戻ります。

図3-11 [日立PPインストールワークディレクトリの変更]ダイアログボックス

[図データ]

日立PPインストールワークディレクトリ作成ドライブ
日立プログラムプロダクトのインストールに使用するワークディレクトリを作成するドライブを選択してください。ここで選択したドライブの直下にNETMDMWKディレクトリが作成されます。なお,ネットワークドライブは指定しないでください。ネットワークドライブを指定した場合,動作は保証されません。
日立PPインストール時に作成・削除する
日立プログラムプロダクトをインストールしたあと,そのディレクトリを削除するかどうかを選択できます。ディレクトリを削除する場合は,「日立PPインストール時に作成・削除する」チェックボックスをオンにします。デフォルトはオンです。「日立PPインストール時に作成・削除する」チェックボックスをオンにした場合の注意事項を次に示します。
  • Windows NTで「日立PPインストール時に作成・削除する」チェックボックスをオンにする場合,作成したドライブの「読み取り」,「書き込み」,および「削除」のアクセス権が必要です。これらのアクセス権が設定されていないと日立プログラムプロダクトのインストールが失敗します。
  • 「日立PPインストール時に作成・削除する」チェックボックスをオンにした場合でも,インストールしたあとにNETMDMWKディレクトリが残る場合があります。その場合,PCの再起動時,またはポーリング時に削除されます。