6.2.9 [システム監視]パネル

クライアントが,自PCのハードウェアを監視する機能を,システム監視と呼びます。ここでは,クライアントのシステム監視について設定します。

図6-10 [システム監視]パネル

[図データ]

システムを監視する
自PCのハードウェアの状態を監視するかどうかを指定します。デフォルトは,チェックボックスがオフです。
このチェックボックスをオンにすると,ローカルシステムビューアの[システム監視の状態]パネルに,ハードディスクやメモリの状態を表示できます。また,監視対象で異常を検知したとき,アラートを通知させることができます。
システム監視の対象項目やアラート通知の出力方法の詳細は,[システム監視の条件設定]ウィンドウで設定してください。ただし,クライアントセットアップで「システムを監視する」をオンにしたときだけ,[システム監視の条件設定]ウィンドウでの設定が有効になります。
「システムを監視する」をオンにすると,次に示す三つの設定ができます。
システム監視アイコンをタスクバーの通知領域に表示する
[システム監視]アイコンをタスクバーの通知領域に表示するかどうかを選択します。デフォルトは,チェックボックスがオフです。
[システム監視]アイコンを表示すると,アイコンの状態によって,システム監視中の有無,およびアラートの有無を確認できます。また,[システム監視]アイコンをダブルクリックするとローカルシステムビューアが起動し,アラートが発生した項目を確認できます。
[システム監視]アイコンの詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「11.8.3 [システム監視]アイコンの利用」を参照してください。
アラートメッセージを表示する
アラート発生時にポップアップメッセージを表示して,ユーザに通知するかどうかを選択します。デフォルトは,チェックボックスがオフです。無人のPCをリモートコントロールしている場合は,このチェックボックスをオフにしてください。
なお,[システム監視の条件設定]ウィンドウで,監視項目ごとに設定した「アラートメッセージの表示」オプションを有効にするには,ここで「アラートメッセージを表示する」をオンにする必要があります。
アラートを上位システムに通知する
アラート発生時にアラートメッセージを上位システムに通知するかどうかを選択します。デフォルトは,チェックボックスがオフです。
この設定は,クライアントが上位システムに接続している場合だけ有効です。通知された上位システムでは,CSV形式のアラート情報の履歴ファイル,Windows NTのイベントビューア,またはJP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面でアラートメッセージを確認できます。
なお,[システム監視の条件設定]ウィンドウで,監視項目ごとに設定した「アラートを上位システムへ通知」オプションを有効にするには,ここで「アラートを上位システムに通知する」をオンにする必要があります。
システム変更時にインベントリ情報を上位システムへ通知する
ホスト名の変更やソフトウェアのアンインストールといった,システム情報やソフトウェア情報の更新時に,自動的にインベントリ情報を上位システムへ通知するかどうかを選択します。デフォルトはチェックボックスがオフです。
自動的に上位システムへインベントリ情報を通知する機能,および通知されるインベントリ情報の詳細については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.13.4(3) 更新されたインベントリ情報の自動通知」を参照してください。