Embedded RDBを使用したJP1/NETM/DM Managerをバージョンアップした場合,Embedded RDBをアップグレードする必要があります。また,JP1 Version 7iのJP1/NETM/DM Manager Embedded RDB Editionから,Embedded RDBを使用したJP1 Version 8のJP1/NETM/DM Managerへ移行する場合にも,この項目からデータベースをアップグレードします。
08-00以前のバージョンから08-02以降のバージョンへアップグレードする場合,データベースの構造が変更されているため,データベースの所要量が異なります。そのため,アップグレード時に容量の不足によるエラーが発生するおそれがあります。
この場合,データベースの所要量を見積もり直してからアップグレードを実行してください。データベースの容量は,アップグレードするときに変更できます。08-00以前のバージョンから08-02以降のバージョンへアップグレードする場合の容量の見積もりについては,マニュアル「導入・設計ガイド」の「5.4.1(9) 08-00以前と08-02以降の容量の差分について」を参照してください。
データベースのアップグレード前に取得したバックアップファイルは,アップグレードしたあとはデータベースの構造が異なるため復元できません。データベースをアップグレードしたあと,再度バックアップを取得してください。
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データベースをアップグレードする手順を次に示します。
図7-11 [クラスタシステム環境の設定]ダイアログボックス
図7-12 [管理データベースの設定]ダイアログボックス
図7-13 [データベースの詳細設定]ダイアログボックス
図7-14 更新プログラム管理機能で取得したパッチを移行するかどうかを選択するダイアログボックス
図7-15 [アップグレード用一時ファイル出力先の指定]ダイアログボックス
図7-16 [データベースのアップグレードの実行]ダイアログボックス
項番 | ソース | 種類 | イベントID | メッセージID |
---|---|---|---|---|
1 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | 警告 | 30001 | KFPH22004-W |
2 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | 警告 | 30001 | KFPH22012-W |
3 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | 警告 | 30001 | KFPS04604-W |
4 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | 警告 | 30001 | KFPX24231-W |
5 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | エラー | 30001 | KFPH00142-E |
6 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | エラー | 30001 | KFPH00306-E |
7 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | エラー | 30001 | KFPH22003-E |
8 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | エラー | 30001 | KFPS00349-E |
9 | HiRDBEmbeddedEdition_JN1 | エラー | 30001 | KFPX14236-E |
リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用している場合,データベースにパッチを移行するDPTInptコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM Managerの「サーバ本体機能」インストールされているPCで実行できます。このコマンドを実行するには,Embedded RDBが起動している必要があります。
DPTInpt.exe /U ユーザ名 /P パスワード
コード | 意味 | 対処 |
---|---|---|
0 | 正常終了した。 | なし。 |
1 | 引数に不正な値が指定されている。 | コマンドの引数の設定値を確認してください。 |
2 | 内部エラーが発生した。 | Embedded RDBが起動しているかどうか確認してください。 |
DPTInpt.exe /U netmdm /P abcde12345