「Asset Information Manager Limited」のデータベースをCSV形式ファイルでバックアップするには,「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャを使用する方法とjamdbexport.batを使用する方法があります。
データベースに障害が発生したときに,データベースを回復するために,定期的にバックアップすることをお勧めします。
また,障害回復のためのバックアップのほかに,次の目的にも利用できます。
- OSのバージョンアップ時やPCリプレース時などに,このバックアップファイルを「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャを使用してリストアすると,データベースを移行できます。
- Embedded RDBの場合にデータベースの容量を拡張するには,「Asset Information Manager Limited」のデータベースマネージャを使用してデータベースを再作成したあとに,このバックアップファイルをリストアします。
- 注意事項
- 「Asset Information Manager Limited」のデータベースをバックアップするときは,次に示す順番でサービスを停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service,「Asset Information Manager Limited」のコマンドおよびタスク
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
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また,データベースマネージャの操作後に「Asset Information Manager Limited」を使用するときは,停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
- ODBCデータソースで接続プールが設定されている場合,「Asset Information Manager Limited」の業務を停止させてから,接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態になります。そのため,接続状態の解除を待ってから,データベースをバックアップしてください。
次に,「Asset Information Manager Limited」のデータベースをCSV形式ファイルでバックアップする方法を説明します。
- <この項の構成>
- (1) データベースをCSV形式ファイルでバックアップする手順
- (2) コマンドを使用したCSV形式ファイルでのデータベースのバックアップ
[データベースマネージャ]ダイアログボックスからのバックアップと同等のバックアップを,「Asset Information Manager Limited」のサーバ上のコマンドラインから実行するjamdbexport.batの機能,形式,オプションおよびコマンド実行時の注意事項について説明します。
jamdbexport.batは次のフォルダに格納されています。
「Asset Information Manager Limited」のインストール先フォルダ¥exe
(a) 機能
「Asset Information Manager Limited」のデータベースのバックアップを取得します。「Asset Information Manager Limited」のデータベースのデータをすべてCSV形式ファイルで出力します。jamdbexport.batを実行すると,バックアップ用フォルダに「Asset Information Manager Limited」のデータベースの内容が格納されます。
(b) 形式
jamdbexport.bat [バックアップ用フォルダのパス] [-rp]
(c) オプション
- バックアップ用フォルダのパス
- バックアップ用フォルダをフルパスで指定します。バックアップ用フォルダに指定するドライブには,十分な空き容量を確保してください。パスを指定する際は,次のことに注意してください。
- フォルダ名にスペースを含めないでください。
- フォルダ名を"(ダブルクォーテーション)で囲まないでください。
- 既存のフォルダ名を指定しないでください。
- パスを省略した場合,「Asset Information Manager Limited」のインストール先フォルダ¥backupが設定されます。
- -rp
- このオプションを指定すると,バックアップの実行前にキー応答を待たないで実行を開始します。
- このオプションを指定しないとキー応答待ちになります。このとき,実行を中止したい場合は,[Ctrl]+[C]を押してください。
(d) コマンド実行時の注意事項
- オプション「-rp」を指定した場合,処理が終了するとコマンドプロンプトが閉じてしまうため,エラーが発生したかどうかを確認できません。
- jamdbexport.batを実行して取得したCSV形式ファイルのファイル名および内容は変更しないでください。「Asset Information Manager Limited」のデータベースをリストアできなくなります。