配布管理システムを階層化したシステムでは,マネージャで中継マネージャ配下のシステム構成情報を作成,変更することはできません。中継マネージャが管理するシステム構成情報を「システム構成情報の取得」ジョブを実行して取得し,マネージャのシステム構成情報に追加します。システム構成の自動登録機能を使用して取得することもできますが,下位システムより先に上位システムの設定を完了させておく必要があります。そのため,導入時やシステム構成情報を大きく変更するときなど,設定の順番を考慮できない場合は,「システム構成情報の取得」ジョブを実行して取得してください。
マネージャ配下のシステム構成情報を取得したあとのメンテナンスには,システム構成の自動登録機能を使用します。中継マネージャ配下のシステム構成情報に変更が発生した時点で,中継マネージャから自動的に変更内容が通知され,マネージャのシステム構成情報に反映されます。
なお,3階層以上の大規模システムで,中継マネージャまたは中継システムの接続先を変更した場合,変更先の配布管理システムに,移動したシステム配下の情報が反映されないことがあります。反映されていない場合には,変更先の配布管理システムで,移動した中継マネージャまたは中継システムに対して,「システム構成情報の取得」ジョブを実行してください。
システム構成情報を取得するための,ジョブの作成手順を次に示します。操作および設定内容の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「8.2 ジョブを作成する」を参照してください。
ジョブを実行するとマネージャの[システム構成]ウィンドウに,中継マネージャ配下のシステム構成情報が反映されます。
図8-3 [システム構成]ウィンドウ
「システム構成情報の取得」ジョブを実行すると,システム構成情報だけでなく,中継マネージャ配下のあて先グループの情報もマネージャの[あて先]ウィンドウに反映されます。しかし,中継マネージャ配下のIDの情報は,システム構成情報とIDを連携させる運用をしていたとしても,マネージャの[あて先]ウィンドウには反映されません。
マネージャで次の設定をすると,中継マネージャが管理するシステム構成情報が自動的にマネージャに通知され,マネージャのシステム構成情報に反映されます。