付録C.1 Windows XP Mode環境でJP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストール・セットアップする際の注意事項

<この項の構成>
(1) インストールする際の注意事項
(2) クライアントセットアップの注意事項

(1) インストールする際の注意事項

インストール手順について

Windows XP Mode環境にJP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールする手順は,通常のインストール手順と同じです。JP1/NETM/DM Client(クライアント)のインストール手順の詳細は,「3. JP1/NETM/DM Clientをインストールする」を参照してください。

使用できるコンポーネントについて

Windows XP Mode環境のJP1/NETM/DM Client(クライアント)では,使用できるコンポーネントに制限があります。そのため,インストールする際は,[コンポーネントの選択]ダイアログボックスでWindows XP Mode環境で使用できるコンポーネントだけを選択してください。使用できないコンポーネントについても選択できますが,正常に動作しないおそれがあるため選択しないでください。

Windows XP Mode環境のJP1/NETM/DM Client(クライアント)で使用できるコンポーネントを,表C-1~表C-3に示します。

表C-1  Windows XP Mode環境で使用できるコンポーネント(JP1/NETM/DM ClientおよびJP1/NETM/DM Client - Base)

コンポーネント使用の可否
JP1/NETM/DM ClientJP1/NETM/DM Client - Base
クライアントクライアント
付加機能
パッケージセットアップマネージャ
Visual Test 6.0による配布機能
AMT連携機能××
中継システム××
パッケージャ
リモートコントロールエージェントリモートコントロールエージェント×
チャット××
Automatic Installation Tool
スタートアップキット機能支援ツール××
オンラインヘルプ

(凡例)○:使用できる ×:使用できない -:該当なし

注※
Windows XP Mode環境を遠隔操作したい場合は,ホストOS(Windows 7)にリモートコントロールエージェントをインストールして,ホストOS(Windows 7)経由で操作してください。

表C-2  Windows XP Mode環境で使用できるコンポーネント(JP1/NETM/DM Client - Operation Log Feature)

コンポーネント使用の可否
JP1/NETM/DM Client - Operation Log Feature

(凡例)○:使用できる


表C-3  Windows XP Mode環境で使用できるコンポーネント(JP1/NETM/DM Client - Delivery Feature)

コンポーネント使用の可否
JP1/NETM/DM Client - Delivery FeatureJP1/NETM/DM Client - Delivery Feature
Visual Test 6.0による配布機能

(凡例)○:使用できる


(2) クライアントセットアップの注意事項

[クライアント常駐・ポーリング]パネルについて

仮想アプリケーションを使用する場合は,「クライアントを常駐する」チェックボックスまたは「ポーリングする」チェックボックスをオンにしても,起動要求の受付やポーリングがされないことがあります。

これは,仮想アプリケーションを終了するとWindows XP Modeが休止状態になり,Windows XP Mode環境のJP1/NETM/DM Client(クライアント)が停止してしまうためです。Windows XP Modeが休止状態のときに実行を要求された配布管理システムからの指示は,仮想アプリケーションが起動されると実行されます。そのため,ジョブに設定した実行間隔や実行日時は無効になることがあります。

[ダイヤルアップ]パネルについて

Windows XP Mode環境のJP1/NETM/DM Client(クライアント)は,ダイアルアップ接続に対応していません。「ダイヤルアップ接続」チェックボックスはオンにしないでください。