付録A.6 クラスタシステム環境の場合のデータ移行

クラスタシステム環境のサーバのリプレースに伴い,JP1/NETM/DM Managerのデータを移行したい場合の手順について説明します。

リプレース前のサーバでの作業

  1. 次の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
    • Asset Information Synchronous Service
    • Microsoft Internet Information Services
    • Remote Install Server
  2. バックアップを取得する。
    必要になるバックアップ内容については,マニュアル「運用ガイド2」の「5.3.1 JP1/NETM/DM Managerの手動バックアップ」を参照してください。なお,リレーショナルデータベースに,Embedded RDBを使用している場合,データベースのバックアップには移行用のコマンド(netmdb_unload.bat)を使用してください。

リプレース後のサーバでの作業

  1. JP1/NETM/DM Managerをインストールしてクラスタシステム環境を構築する。
    「Asset Information Manager Limited」を使用している場合は,インストールコンポーネントに「Asset Information Manager Limited」を選択して,JP1/NETM/DM Managerをインストールしてください。
    クラスタシステム環境を構築する方法については「11.1.2 JP1/NETM/DMをフェールオーバーさせる場合の環境構築」を参照してください。
  2. 次の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
    • 「Asset Information Synchronous Service」
    • 「Microsoft Internet Information Services」
    • 「Remote Install Server」
  3. リプレース前のサーバでの作業の手順2.で取得したバックアップを復元する。
    復元方法については,マニュアル「運用ガイド2」の「5.3.5 JP1/NETM/DM Managerの復元」を参照してください。
    なお,リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用している場合,データベースの復元には移行用のコマンド(netmdb_reload.bat)を使用してください。

注※ 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合に必要な作業です。