4.2.1 [データベース環境]パネル

[データベース環境]パネルから,必要に応じてリレーショナルデータベースの設定を変更します。

なお,[データベース環境]パネルは,使用するリレーショナルデータベースによって表示される設定項目が異なります。

また,「Asset Information Manager Limited」を使用している場合に,[データベース環境]パネルからリレーショナルデータベースの設定を変更するときには,「Asset Information Manager Limited」の「データソース/ネット・サービスの作成」の再設定が必要になります。データソース/ネット・サービスの作成については,「10.3.8 データソースまたはネット・サービスを作成する」を参照してください。

<この項の構成>
(1) [データベース環境]パネル(Embedded RDBの場合)
(2) [データベース環境]パネル(Microsoft SQL ServerまたはOracleの場合)

(1) [データベース環境]パネル(Embedded RDBの場合)

Embedded RDBを使用する場合の,[データベース環境]パネルの設定方法について説明します。

[データベース環境]パネルは,「サーバ本体機能」をインストールする場合と,「リモートインストールマネージャ」だけをインストールする場合で,設定できる項目が異なります。

「サーバ本体機能」をインストールした場合と,「リモートインストールマネージャ」だけをインストールした場合の[データベース環境]パネルを,図4-2と図4-3に示します。

図4-2 [データベース環境]パネル(「サーバ本体機能」をインストールした場合)

[図データ]

図4-3 [データベース環境]パネル(「リモートインストールマネージャ」だけをインストールした場合)

[図データ]

ポート番号
データベースとの接続に使用するポート番号を指定します。ポート番号は,5001~65535で指定してください。デフォルトは,インストール時に[データベースの設定]に指定したポート番号です。
ポート番号をデフォルトから変更した場合,設定を有効にするためには,セットアップ完了後に次の操作を行う必要があります。
  1. Remote Install Serverサービスを停止する。
  2. JP1/NETM/DMのインストール先ディレクトリ¥BIN下に格納されているnetmdb_setup.batコマンドを実行する。
    netmdb_setup.batコマンドの終了時は,キー入力待ちの状態になります。キー入力なしでコマンドを終了させたい場合は,オプションに「/nopause」を指定してコマンドを実行してください。
  3. Remote Install Serverサービスを起動する。
管理者ユーザID
データベースにログインする管理者ユーザIDを指定します。デフォルトは,インストール時に指定した管理者ユーザIDです。
この項目は,「リモートインストールマネージャ」だけがインストールされている場合に活性化します。
パスワード
データベースにログインするためのパスワードを指定します。デフォルトは,インストール時に指定したパスワードです。
この項目は,「リモートインストールマネージャ」だけがインストールされている場合に活性化します。

(2) [データベース環境]パネル(Microsoft SQL ServerまたはOracleの場合)

Microsoft SQL ServerまたはOracleを使用する場合の,[データベース環境]パネルの設定方法について説明します。

なお,「リモートインストールマネージャ」だけをインストールしたPCでは,このパネルの設定は無効です。「リモートインストールマネージャ」のインストール時または起動時に指定した接続先のPCでの,[データベース環境]パネルの設定が有効になります。

図4-4 [データベース環境]パネル(Microsoft SQL ServerまたはOracleの場合)

[図データ]

データベースサーバのホスト名
データベースサーバとして使用するホスト名を指定します。
名前付きインスタンスを使用する場合は,次の形式でホスト名を指定してください。
データベースサーバのホスト名¥インスタンス名
データベース名
データベースの名称を指定します。設定は,データベースマネージャでの設定と合わせます。この項目はリレーショナルデータベースに,Microsoft SQL Serverを使用する場合だけ指定します。
SID
データベースのシステム識別子(SID)を指定します。SIDはOracleデータベース・インスタンスを表す英数字4文字で指定してください。デフォルトは,「NETM」です。この項目はリレーショナルデータベースに,Oracleを使用する場合だけ指定します。
管理者ユーザIDおよびパスワード
JP1/NETM/DMのデータベースにアクセス権のあるユーザIDおよびパスワードを設定します。ここで設定した管理者ユーザIDは,パッケージャおよびクライアント接続時に使用されます。なお,リレーショナルデータベースにOracleを使用する場合は,管理者ユーザIDにシステム権限として「UNLIMITED TABLESPACE」が必要です。