10.6.1 Webサーバの設定(Microsoft Internet Information Services 6.0の場合)

Microsoft Internet Information Services 6.0を使用している場合,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたときに必要な設定および注意について説明します。

<この項の構成>
(1) アプリケーションプールの作成
(2) Asset Information Manager Limitedのサイトの追加
(3) サイトを作成する場合の注意事項

(1) アプリケーションプールの作成

既存のアプリケーションプールを「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリに関連づける場合は,ここで説明する設定内容に合わせてください。「Asset Information Manager Limited」のセットアップからアプリケーションプールを新規に作成した場合は,この設定は不要です。

インターネットインフォメーションサービスマネージャを使用して「アプリケーションプール」を設定する手順を次に示します。

  1. インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動する。
  2. 「Asset Information Manager Limited」のサーバの「アプリケーションプール」を選択する。
  3. メニューから「操作」-「新規作成」-「アプリケーションプール」を選択する。
    [新しいアプリケーションプールの追加]ダイアログボックスが表示されます。
  4. 「アプリケーションプールID」に,任意のアプリケーションプール名を入力して,[OK]ボタンをクリックする。
  5. アプリケーションプール名には,「=」,「:」および「,」を指定しないでください。[仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスのコンボボックスに表示されなくなります。
  6. 作成したアプリケーションプールのプロパティを表示する。
  7. 「リサイクル」タブ,「パフォーマンス」タブ,「状態」タブで,オプションのチェックをすべてオフにする。
  8. [識別]タブで,「アプリケーションプールID」に「定義済み」-「Local System」を選択する。
  9. 「Asset Information Manager Limited」の「Webサイト」から,「既定のWebサイト」-「jp1asset」を選択し,プロパティを表示する。
  10. 手順4.で作成したアプリケーションプールを選択して,[OK]ボタンをクリックする。
  11. World Wide Web Publishing Serviceを再起動する。

なお,[仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスの「Webサイト」に指定した仮想ディレクトリには,ワーカープロセスをリサイクルするWebサイトを作成しないでください。

(2) Asset Information Manager Limitedのサイトの追加

Microsoft Internet Information Services 6.0を使用している場合,Microsoft Internet Explorerから「Asset Information Manager Limited」を使用するためには,「Asset Information Manager Limited」のサイトの追加が必要です。

「Asset Information Manager Limited」のサイトを追加する手順を次に示します。

  1. Microsoft Internet Explorerの[ツール]-[インターネットオプション]を選択する。
    [インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [セキュリティ]タブの[イントラネット]アイコンを選択して,[サイト]ボタンをクリックする。
  3. 表示されたダイアログボックスから「Asset Information Manager Limited」のサイトを追加して,[閉じる]ボタンをクリックする。

(3) サイトを作成する場合の注意事項

Microsoft Internet Information Services 6.0の場合,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたときは,[仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスの「Webサイト」に指定した仮想ディレクトリに,ワーカープロセスをリサイクルするサイトを作成しないでください。「Webサイト」には,デフォルトでは「既定のWebサイト」が指定されています。