4.2.11 [イベントサービス]パネル

JP1/Baseのイベントサービス機能を使用してJP1/IMに通知するイベントについて設定するパネルです。「イベントサービス機能を使用する」チェックボックスをオンにすると,JP1/NETM/DMで実行したジョブの結果,およびJP1/NETM/DM Managerに異常が発生したことをJP1イベントとしてJP1/IMに通知できます。また,クライアントから通知されたアラート情報を,JP1イベントとしてJP1/IMに通知することもできます。デフォルトはチェックボックスがオフです。

JP1/IMに実行結果を通知できるジョブ種別を次に示します。

これらのジョブについては,ジョブの実行結果を詳細な単位(指令)で通知することもできます。指令とは,JP1/NETM/DM Managerで作成するジョブの最小単位で,あて先または配布するソフトウェアごとに作成されます。例えば,二つのあて先に対し,二つのソフトウェアを配布するジョブを作成した場合,一つのジョブに対し,四つの指令が作成されます。

JP1/NETM/DM Managerをクラスタ構成で使用している場合,イベントの転送先は物理ホストのイベントサービスになります。

図4-14 [イベントサービス]パネル

[図データ]

ジョブ完了イベント
ジョブの実行結果をJP1/IMに通知する場合,オンにします。
ジョブ正常終了
すべてのあて先に対するジョブがすべて正常終了したことを通知します。
ジョブエラー終了
エラーのジョブが発生したことを通知します。
指令完了イベント
JP1/NETM/DMで実行したジョブの実行結果を指令で通知する場合,オンにします。
指令正常終了
すべての指令が正常終了したことを通知します。
指令エラー終了
エラーの指令が発生したことを通知します。
サーバダウンイベント
JP1/NETM/DM Managerに異常が発生した場合に通知します。
クライアントアラートイベント
クライアントからアラート情報が通知された場合に,JP1/IMに通知します。
稼働監視不正操作イベント
クライアントが次に示す不正操作をした場合に,JP1/IMに通知します。
  • 操作が抑止されているデバイスを接続した場合
  • 抑止されているソフトウェアを起動した場合
  • 印刷操作を抑止されているクライアントが印刷操作をした場合