稼働情報を手動で格納する運用方法の場合,データパーティションを使用して稼働監視履歴を格納できます。
ここでは,Microsoft SQL Server 2012,Microsoft SQL Server 2008,またはMicrosoft SQL Server 2005の機能であるデータパーティションを使用して稼働監視履歴を格納する場合について説明します。
- 大規模ユーザ
- 1日に発生する稼働情報件数が,1,000万件を超える場合は,日単位にデータパーティションを作成して格納することをお勧めします。
- 中規模ユーザ
- ひとつきに発生する稼働情報件数が,1,000万件を超える場合は,月単位にデータパーティションを作成して格納することをお勧めします。
- 小規模ユーザ
- 次のような場合は,データパーティションは不要です。
- 取得する操作ログの種類が限定されていて,管理対象となる操作ログ件数が,ひとつき当たり数百万件程度のユーザ
- 管理ユーザが少なく,管理対象となる操作ログ件数が,ひとつき当たり数百万件程度のユーザ
- 操作ログを管理しないユーザ
データパーティションは,データベースマネージャで通常のリレーショナルデータベースを新規作成,またはアップグレードしたあとに,SQL Server Management Studioを使って別途作成する必要があります。ここでは,データパーティションを作成して運用する方法について説明します。
- <この節の構成>
- 7.6.1 データパーティション作成の手順
- 7.6.2 データパーティション追加の手順
- 7.6.3 データパーティションの再割り当ての手順
- 7.6.4 大規模ユーザの場合