新しいパーティションのためにディスクを用意できない場合,不要となった履歴を削除してデータパーティションを再割り当てする必要があります。ここでは,2011年3月以前履歴のデータを削除して,2012年1月から3月の履歴を格納するようにデータパーティションを再割り当てする手順を示します。
データパーティションを再割り当てするためのクエリスクリプトを用意します。
表7-13 クエリスクリプト(データパーティションを再割り当てする場合)
項番 | クエリスクリプト名 | 説明 | サンプル |
---|---|---|---|
1 | CreateArchTable.sql | 削除データを移動するためのnetmdm_monitoring_security_archテーブルを作成します。 サンプルを基にクエリスクリプトを作成する場合,次の項目を変更してください。
| 付録F.10 |
2 | SwitchPartition.sql | 2011年3月以前の履歴をnetmdm_monitoring_securityテーブルからnetmdm_monitoring_security_archテーブルに切り替えます。 サンプルを基にクエリスクリプトを作成する場合,次の項目を変更してください。
| 付録F.11 |
3 | DropArchTable.sql | netmdm_monitoring_security_archテーブルを削除します。 サンプルを基にクエリスクリプトを作成する場合,次の項目を変更してください。
| 付録F.12 |
4 | MergeRange.sql | 今後は,2011年3月以前の履歴がnetmdm_moni_segに格納されるようにパーティション関数を変更します。 サンプルを基にクエリスクリプトを作成する場合,次の項目を変更してください。
| 付録F.13 |
5 | AlterPartition2nd.sql | 2012年1月から3月の履歴が,履歴を削除した既存のファイルグループに格納されるように,パーティション関数とパーティション構成を変更します。 サンプルを基にクエリスクリプトを作成する場合,次の項目を変更してください。
| 付録F.14 |
表7-13のクエリスクリプトを実行して古い履歴を削除し,パーティション構成とパーティション関数を変更することで,稼働監視履歴は次の表に示すように格納されます。
表7-14 格納される稼働監視履歴(データパーティションを再割り当てする場合)
項番 | ファイルグループ名 | パーティション番号 | 格納される稼働監視履歴 |
---|---|---|---|
1 | netmdm_moni_seg | 1 | イベントの開始時刻<2011/04/01 |
2 | netmdm_moni_dp_0004 | 2 | 2011/04/01≦イベントの開始時刻<2011/05/01 |
3 | netmdm_moni_dp_0005 | 3 | 2011/05/01≦イベントの開始時刻<2011/06/01 |
4 | netmdm_moni_dp_0006 | 4 | 2011/06/01≦イベントの開始時刻<2011/07/01 |
5 | netmdm_moni_dp_0007 | 5 | 2011/07/01≦イベントの開始時刻<2011/08/01 |
6 | netmdm_moni_dp_0008 | 6 | 2011/08/01≦イベントの開始時刻<2011/09/01 |
7 | netmdm_moni_dp_0009 | 7 | 2011/09/01≦イベントの開始時刻<2011/10/01 |
8 | netmdm_moni_dp_0010 | 8 | 2011/10/01≦イベントの開始時刻<2011/11/01 |
9 | netmdm_moni_dp_0011 | 9 | 2011/11/01≦イベントの開始時刻<2011/12/01 |
10 | netmdm_moni_dp_0012 | 10 | 2011/12/01≦イベントの開始時刻<2012/01/01 |
11 | netmdm_moni_dp_0001 | 11 | 2012/01/01≦イベントの開始時刻<2012/02/01 |
12 | netmdm_moni_dp_0002 | 12 | 2012/02/01≦イベントの開始時刻<2012/03/01 |
13 | netmdm_moni_dp_0003 | 13 | 2012/03/01≦イベントの開始時刻 |
SQL Server Management Studioを使って表7-13のクエリスクリプトを実行することで,データパーティションを追加します。