付録A.3 OSバージョンアップ時のデータ移行

ここでは,JP1/NETM/DMがインストールされているコンピュータのOSをバージョンアップする場合の手順について説明します。

JP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM ClientがインストールされているコンピュータのOSをバージョンアップする場合は,バックアップを取得してから,いったんJP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Clientをアンインストールする必要があります。

JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ)またはJP1/NETM/DM Clientで「AMT連携機能」を使用してホスト識別子を保管しておくと,データ移行後にホスト識別子を復元できるため,上位システムから移行前と同じ資産として認識されます。クライアントのホスト識別子を保管しておく方法については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「6.5.1 クライアントでのホスト識別子の保管」を参照してください。

なお,バックアップの取得時および復元時には,JP1/NETM/DM のサービスを停止する必要があります。JP1/NETM/DM Managerの場合は,Remote Install Serverサービスを停止してください。JP1/NETM/DM Clientの場合は,クライアントマネージャからクライアントを停止してください。

次に,OSのバージョンアップ時の手順を示します。

  1. JP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Clientのバックアップを取得する。
    必要になるバックアップ内容については,マニュアル「運用ガイド2」の「5.3 システムのバックアップと復元」を参照してください。
  2. JP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Clientをアンインストールする。
    アンインストールの方法については,「1.4 JP1/NETM/DMをアンインストールする」を参照してください。
  3. OSをバージョンアップする。
  4. JP1/NETM/DM ManagerおよびJP1/NETM/DM Clientを新規にインストールする。
    JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ)またはJP1/NETM/DM Clientで「AMT連携機能」を使用してホスト識別子を保管している場合,アンインストール前に使用していたホスト識別子が復元されます。
  5. バックアップを復元する。