Windowsのタスクスケジューラに作成された「Asset Information Manager Limited」のタスクは，デフォルトでは無効になっているので，使用するには，タスクを有効にする必要があります。

また，64ビット版のOSでタスクを使用する場合は，「10.11(2)　64ビット版のOSでコマンドやタスクを実行する場合の注意事項」を参照してください。

タスクスケジューラに登録されているタスクの有効，無効を切り換える手順を次に示します。

1. Windowsの［コントロールパネル］で，［タスク］アイコンをダブルクリックする。
   タスクスケジューラの画面が表示されます。
   
2. 有効にしたいタスクを選択して，プロパティを表示する。
   選択したタスクのプロパティダイアログボックスが表示されます。
   
3. ［タスク］タブの「実行する（スケジュールされたタスクは指定の時間に実行されます）」チェックボックスをチェックする。
4. ［OK］ボタンをクリックする。
   タスクが有効になって，タスクのプロパティダイアログボックスが閉じます。
   タスクの実行結果は，Windowsの［コントロールパネル］で，［タスク］をダブルクリックすると表示される，タスクスケジューラの画面で確認します。
   タスクスケジューラの画面を詳細表示に切り換えて，「前回の結果」に表示される戻り値を確認してください。なお，内容の詳細はASTMESn.logを参照してください。
   

各タスクの「実行するファイル名」の指定内容を次の表に示します。

なお，表中の「<INSTALL>」は「Asset Information Manager Limited」のインストール先フォルダを示しています。

表10-9　各タスクの「実行するファイル名」の指定内容

タスクの名称	「実行するファイル名」の指定内容
データメンテナンス	"<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\DataMaintenance.txt"
履歴情報の削除	"<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\RemoveRecord.txt" -s TARGET=A -s MONTH=6
インベントリ情報の取込み	"<INSTALL>\exe\jamTakeDMInventory.bat"
ディレクトリ情報の取込み	"<INSTALL>\exe\jamscript.exe" -f "<INSTALL>\scriptbatch\DMDirectory.txt"

タスクを実行する日時を変更できます。また，スケジュールを追加することもできます。

• 実行日時の変更
  タスクが実行される日時を変更する手順を次に示します。
  
  1. Windowsのコントロールパネルで，［タスク］アイコンをダブルクリックする。
     タスクスケジューラの画面が表示されます。
     
  2. 実行日時を変更したいタスクを選択して，プロパティを表示する。
     選択したタスクのプロパティダイアログボックスが表示されます。
     
  3. ［スケジュール］タブの「タスクのスケジュール」および「開始時刻」を変更する。
  4. ［OK］ボタンをクリックする。
     指定したスケジュールでタスクが変更されて，タスクのプロパティダイアログボックスが閉じます。
     
• 実行スケジュールの追加
  タスクが実行されるスケジュールを追加する手順を次に示します。
  
  1. Windowsのコントロールパネルで，［タスク］アイコンをダブルクリックする。
     タスクスケジューラの画面が表示されます。
     
  2. スケジュールを追加したいタスクを選択して，プロパティを表示する。
     選択したタスクのプロパティダイアログボックスが表示されます。
     
  3. ［スケジュール］タブの「複数のスケジュールを表示する」チェックボックスをチェックする。
     ［スケジュール］タブの上部に，スケジュールのプルダウンリストと，［新規］ボタン，［削除］ボタンが表示されます。
     
  4. ［新規］ボタンをクリックする。
     プルダウンリストに，スケジュールが追加されます。
     
  5. 追加されたスケジュールの「タスクのスケジュール」および「開始時刻」を設定する。
  6. ［OK］ボタンをクリックする。
     タスクにスケジュールが追加されて，タスクのプロパティダイアログボックスが閉じます。
     

不要なタスクを削除する手順を次に示します。

1. Windowsのコントロールパネルで，［タスク］アイコンをダブルクリックする。
   タスクスケジューラの画面が表示されます。
   
2. 削除したいタスクを選択して，「ファイル」−「削除」を選択する。
   選択したタスクが削除されます。
   

タスクの実行結果は，Windowsのコントロールパネルで，［タスク］アイコンをダブルクリックすると表示される，タスクスケジューラの画面で確認します。

タスクスケジューラの画面を詳細表示に切り換えて，「前回の結果」に表示される戻り値を確認してください。内容の詳細はASTMESn.logを参照してください。

各戻り値の内容を次の表に示します。

戻り値	内容
0x0	正常終了。
0x1	該当するデータが存在しません。
0x2以上	そのほかのエラーで終了しました。