JP1/NETM/DM 構築ガイド (Windows(R)用)
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10.6.2 Webサーバの設定(Microsoft Internet Information Services 7.0の場合)
Microsoft Internet Information Services 7.0を使用している場合,用途に応じた役割サービスをインストールする必要があります。
Microsoft Internet Information Services 7.0の役割サービスをインストールする手順を次に示します。
- [サーバーマネージャ]の「役割」を選択し,「役割サービスの追加」を選択する。
役割サービスを選択するダイアログボックスが表示されます。
- 用途に応じた役割サービスを選択し,[次へ]ボタンをクリックする。
インストールオプションを確認するダイアログボックスが表示されます。
「Asset Information Manager Limited」のサーバおよびWSUSサーバの構築時に選択する役割サービスを次の表に示します。
表10-7 「Asset Information Manager Limited」のサーバおよびWSUSサーバの構築時に選択する役割サービス
| 項目 |
役割サービス |
AIM Limited※サーバ |
WSUSサーバ |
| HTTP基本機能 |
静的なコンテンツ |
○ |
○ |
| 既定のドキュメント |
△ |
− |
| ディレクトリの参照 |
○ |
− |
| HTTPエラー |
△ |
△ |
| アプリケーション開発 |
ASP.NET |
− |
○ |
| ISAPI拡張 |
○ |
− |
| ISAPIフィルタ |
○ |
− |
| パフォーマンス |
静的なコンテンツの圧縮 |
△ |
− |
| IIS管理コンソール |
IIS管理コンソール |
○ |
○ |
| IIS6管理互換 |
IIS6メタベース互換 |
○ |
○ |
- (凡例)
- ○:選択が必要な役割サービス
- △:選択を推奨する役割サービス
- −:該当なし
注※ AIM Limited:Asset Information Manager Limited
- 手順2.で選択した役割サービスが表示されていることを確認し,[インストール]ボタンをクリックする。
インストールが完了すると,インストールの結果を示すダイアログボックスが表示されます。
- [閉じる]ボタンをクリックする。
既存のアプリケーションプールを「Asset Information Manager Limited」の仮想ディレクトリに関連づける場合は,ここで説明する設定内容に合わせてください。「Asset Information Manager Limited」のセットアップからアプリケーションプールを新規に作成した場合は,この設定は不要です。
インターネットインフォメーションサービスマネージャを使用して「アプリケーションプール」を設定する手順を次に示します。
- インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動する。
- 「Asset Information Manager Limited」のサーバの「アプリケーションプール」を選択する。
- 「操作」メニューから「アプリケーションプールの追加」を選択する。
[アプリケーションプールの追加]ダイアログボックスが表示されます。
- 「名前」に,任意のアプリケーションプール名を入力し,「マネージパイプラインモード」を「クラシック」にして[OK]ボタンをクリックする。
アプリケーションプール名には,「=」,「:」および「,」を指定しないでください。[仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスのコンボボックスに表示されなくなります。
- 作成したアプリケーションプールを選択し,「操作」メニューから「詳細設定」を選択する。
[詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 必要な項目を指定し,[OK]ボタンをクリックする。
[詳細設定]ダイアログボックスの各項目に,次のように指定してください。ほかの項目はデフォルトの設定でかまいません。
- (全般)
- キューの長さ:「4000」
- 32ビットアプリケーションの有効化:「True」(64ビット版のWindows Server 2012,Windows Server 2008の場合だけ)
- プロセスモデル
- ID:「LocalSystem」
- Pingの有効化:「False」
- アイドル状態のタイムアウト(分):「0」
- ラピッドフェール保護
- 有効:「False」
- リサイクル
- 異常が報告されたISAPI:「True」
- 手動リサイクル:「True」
- 特定の時間:「True」
- 変更されたアプリケーションプール構成:「True」
- 要求制限の超過:「True」
- 構成の変更時のリサイクルを無効にする:「True」
- 定期的な間隔(分):「0」
- 「操作」メニューから「リサイクルの設定」を選択する。
[アプリケーションプールのリサイクル設定の編集]ダイアログボックスが表示されます。
- リサイクル条件のチェックボックスをすべてオフにし,[次へ]ボタンをクリックする。
- ログを記録するリサイクルイベントのうち,アプリケーションプールのリサイクル時にログを記録するリサイクルイベントのチェックボックスをオンにして,[終了]ボタンをクリックする。
活性化されているチェックボックスをすべてオンにすることをお勧めします。アプリケーションプールのリサイクル時にログを記録したくないリサイクルイベントがある場合は,チェックボックスをオフにしてから[終了]ボタンをクリックしてください。
- World Wide Web Publishing Serviceを再起動する。
なお,[仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスの「Webサイト」に指定した仮想ディレクトリには,ワーカープロセスをリサイクルするWebサイトを作成しないでください。
役割サービスの「IIS6メタベース互換」を,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたあとで追加した場合は,インターネットインフォメーションサービスマネージャでのアプリケーション(仮想ディレクトリ)の設定が必要です。
アプリケーション(仮想ディレクトリ)を新規で作成する手順を次に示します。
- 「Asset Information Manager Limited」のサーバの「サイト」から,「Default Web Site」を選択して右クリックし,「アプリケーションの追加」を選択する。
[アプリケーションの追加]ダイアログボックスが表示されます。
- [選択]ボタンをクリックして,「アプリケーションプール」に作成したアプリケーションプールを指定する。
- 「物理パス」に「Asset Information Manager Limited」のサーバの仮想ディレクトリを指定し,[OK]ボタンをクリックする。
「Asset Information Manager Limited」のサーバの仮想ディレクトリは,デフォルトでは「Asset Information Manager Limited」のインストール先フォルダ\wwwrootです。
また,すでにアプリケーション(仮想ディレクトリ)がある場合の,設定の変更手順を次に示します。
- 「Asset Information Manager Limited」のサーバの「サイト」から,「Default Web Site」−「jp1asset」を選択して,操作メニューから「詳細設定」を選択する。
[詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 「アプリケーションプール」に作成したアプリケーションプール,「物理パス」に「Asset Information Manager Limited」のサーバの仮想ディレクトリを指定し,[OK]ボタンをクリックする。
「Asset Information Manager Limited」のサーバの仮想ディレクトリは,デフォルトでは「Asset Information Manager Limited」のインストール先フォルダ\wwwrootです。
役割サービスの,「IIS6メタベース互換」および「ISAPI拡張」を,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたあとで追加した場合は,インターネットインフォメーションサービスマネージャでのISAPIの制限の設定が必要です。
ISAPIの制限の設定手順を次に示します。
- 「Asset Information Manager Limited」のサーバを選択して,「ISAPIおよびCGIの制限」を選択する。
- 「操作」メニューから「追加」を選択する。
[ISAPIまたはCGIの制限の追加]ダイアログボックスが表示されます。
- 「ISAPIまたはCGIパス」にファイルのパスを指定し,「拡張パスの実行を許可する」チェックボックスをオンにして,[OK]ボタンをクリックする。
「ISAPIまたはCGIパス」には,「Asset Information Manager Limited」のサーバの仮想ディレクトリに格納された次のファイルのパスを指定します。
- jamwscript.dll
- bin\jamlogin.dll
- jamenter.dll
- jamfile.dll
- jamhtmlfile.dll
手順1.〜手順3.を繰り返して,これらのファイルをすべて追加してください。
「Asset Information Manager Limited」のサーバの仮想ディレクトリは,デフォルトでは「Asset Information Manager Limited」のインストール先フォルダ\wwwrootです。
役割サービスの,「IIS6メタベース互換」および「ISAPIフィルタ」を,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたあとで追加した場合は,インターネットインフォメーションサービスマネージャでのISAPフィルタの設定が必要です。
ISAPIフィルタの設定手順を次に示します。
- 「Asset Information Manager Limited」のサーバの「サイト」から,「Default Web Site」を選択して,「ISAPIフィルタ」を選択する。
- 「操作」メニューから「追加」を選択する。
[ISAPIフィルタの追加]ダイアログボックスが表示されます。
- 「実行可能ファイル」にファイルのパスを指定し,[OK]ボタンをクリックする。
「実行可能ファイル」には,「Asset Information Manager Limited」のインストール先フォルダに格納された「bin\jamssessionfilter.dll」のパスを指定します。
「フィルタ名」は変更する必要はありません。
役割サービスの「IIS6メタベース互換」を,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたあとで追加した場合は,インターネットインフォメーションサービスマネージャでのハンドラマッピングの設定が必要です。
ハンドラマッピングの設定手順を次に示します。
- 「Asset Information Manager Limited」のサーバの「サイト」から,「Default Web Site」−「jp1asset」を選択して,「ハンドラマッピング」を選択する。
- 「操作」メニューから「機能のアクセス許可の編集」を選択する。
[機能のアクセス許可の編集]ダイアログボックスが表示されます。
- すべてのチェックボックス(「読み取り」,「スクリプト」および「実行」)をオンにし,[OK]ボタンをクリックする。
役割サービスの,「IIS6メタベース互換」および「ディレクトリの参照」を,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたあとで追加した場合は,インターネットインフォメーションサービスマネージャでのディレクトリの参照の設定が必要です。
ディレクトリの参照の設定手順を次に示します。
- 「Asset Information Manager Limited」のサーバの「サイト」から,「Default Web Site」−「jp1asset」−「log」を選択して,「ディレクトリの参照」を選択する。
- 「操作」メニューから「有効にする」を選択する。
Microsoft Internet Information Services 7.0を使用している場合,Microsoft Internet Explorerから「Asset Information Manager Limited」を使用するためには,「Asset Information Manager Limited」のサイトの追加が必要です。
「Asset Information Manager Limited」のサイトを追加する手順を次に示します。
- Microsoft Internet Explorerの[ツール]−[インターネットオプション]を選択する。
[インターネットオプション]ダイアログボックスが表示されます。
- [セキュリティ]タブの「ローカルイントラネット」アイコンを選択して,[サイト]ボタンをクリックする。
- 表示されたダイアログから「Asset Information Manager Limited」のサイトを追加して,[閉じる]ボタンをクリックする。
(9) サイトを作成する場合の注意
64ビット版のOSにAsset Information Manager Limitedをインストールする場合の注意事項については,「10.11(1) 64ビット版のOSにAsset Information Manager Limitedをインストールする場合の注意事項」を参照してください。
- Microsoft Internet Information Services 7.0の場合,「Asset Information Manager Limited」をインストールしたときは,[仮想ディレクトリの設定]ダイアログボックスの「Webサイト」に指定した仮想ディレクトリに,ワーカープロセスをリサイクルするサイトを作成しないでください。「Webサイト」には,デフォルトでは「Default Web Site」が指定されています。
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