ソフトウェアの稼働時間および稼働率を月ごとに集計します。ソフトウェアの利用時間,稼働率の変化を把握できます。
ユーザが利用していないライセンスを調査したい場合は,業務メニュー「遊休ライセンス一覧」を使用してください。
ソフトウェアの稼働状況を管理するには,JP1/NETM/DM 08-10以降でソフトウェアの稼働時間を取得する必要があります。JP1/NETM/DMと連携する方法については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「5.1.1 JP1/NETM/DMと連携するために必要な作業の流れ」を参照してください。
ソフトウェアの稼働状況は,業務メニュー「ソフトウェア稼働状況」をクリックすると表示されるソフトウェア稼働状況画面から調査できます。ソフトウェア稼働状況画面を次の図に示します。
図2-73 ソフトウェア稼働状況画面
条件を指定して,[検索]ボタンをクリックすると,条件に一致するソフトウェアの稼働状況が表示されます。検索条件のうち,「検索開始月」,「ソフトウェア名」,「バージョン」および「部署」の指定方法を次に示します。
検索結果の「ソフトウェア稼働時間」のアンカーをクリックすると,部署ごとに,ソフトウェアの稼働率および稼働時間を表示できます。稼働率とは,機器が稼働していた時間に対するソフトウェア稼働時間の割合のことです。
部署ごとの稼働率の内訳が表示された画面を次の図に示します。
図2-74 部署ごとの稼働率の内訳が表示された画面
また,「部署」のチェックボックスをチェックして,[グラフ]ボタンをクリックすると,次の図に示すように,部署ごとに,検索期間内の稼働率をグラフで表示できます。グラフで表示できるのは稼働率だけです。部署は255個まで選択できます。
なお,稼働率をグラフで表示するには,グラフを表示するユーザのPCに,Microsoft Office Webコンポーネントをインストールする必要があります。Microsoft Office Webコンポーネントは,Microsoft Office 2003以前をインストールするか,Microsoft社のホームページからダウンロードしてください。
図2-75 ソフトウェア稼働状況のグラフ表示画面
部署ごとの内訳を表示した画面から「部署」のアンカーをクリックすると,該当するソフトウェアが使用されている機器の一覧を表示できます。ソフトウェア稼働状況画面の検索結果から「稼働台数」のアンカーをクリックしても,同様の画面が表示されます。表示される情報は,各機器でのソフトウェアの稼働率および稼働時間です。
該当するソフトウェアが使用されている機器が表示された画面を次の図に示します。
図2-76 使用されている機器が表示された画面
プルダウンで「稼働率」または「稼働時間」を選択して,[表示]ボタンをクリックすると,各機器でのソフトウェアの稼働率または稼働時間が表示されます。