2.3.1 システム上の問題点を管理する(問題点一覧)
JP1イベント,JP1イベントに変換されたSNMPトラップ,インシデントから登録した問題点およびAsset Information Managerで登録した障害情報から,資産管理システムの問題点を管理します。
問題点の情報は,業務メニュー「問題点一覧」をクリックすると表示される問題点一覧画面から参照できます。問題点一覧画面を次の図に示します。
図2-23 問題点一覧画面
![[図データ]](figure/zu082000.gif)
JP1イベント,JP1イベントに変換されたSNMPトラップ,インシデントから登録した問題点および登録した障害情報の一覧が表示されます。「登録日」のアンカーをクリックすると,詳細情報を参照できます。
- 注意事項
- SNMPトラップの「障害発生ホスト」には,SNMPトラップを収集したJP1/Baseが起動しているサーバのIPアドレス(またはホスト名)が表示されます。
- <この項の構成>
- (1) 目的に合わせて検索条件を指定する
- (2) 障害情報を登録する
- (3) 障害情報を変更する
- (4) 対処完了をJP1/IMに通知する
- (5) 障害情報を削除する
(1) 目的に合わせて検索条件を指定する
資産管理システム上の問題点を検索する場合の,条件の指定例を次に示します。
- 重大な障害を検索する
重大な障害がないかどうかを調査するため,条件を指定して障害情報を検索するには,検索条件の「重大度」を指定します。
- 過去の障害対策を参考にする
過去の障害対策を参照するには,障害の内容,対策の内容などを検索条件に指定します。類似した障害の対策情報を参考にすることで,発生した障害に迅速に対応できます。
(2) 障害情報を登録する
障害情報を登録する手順を次に示します。
- [新規登録]ボタンをクリックする。
[問題点登録]ダイアログが表示されます。
- 障害内容を指定して,[登録]ボタンをクリックする。
項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。
「障害種別」は,デフォルトでは「ユーザ登録」だけが選択できます。必要に応じて追加または変更してください。「障害種別」の追加・変更方法は,「4.8 種別や状態を追加および変更する(コード管理)」を参照してください。
- [閉じる]ボタンをクリックする。
[問題点登録]ダイアログが閉じて,指定した内容が登録されます。
登録内容を指定した[問題点登録]ダイアログを次に示します。
図2-24 [問題点登録]ダイアログ
![[図データ]](figure/zu082100.gif)
(3) 障害情報を変更する
登録されている障害情報を変更する手順を次に示します。
- 検索結果の一覧で,変更したい情報の「登録日」のアンカーをクリックする。
[問題点詳細]ダイアログが表示されます。
- [編集]ボタンをクリックする。
[問題点編集]ダイアログが表示されます。
- 情報を変更して,[更新]ボタンをクリックする。
項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。
[問題点編集]ダイアログが閉じて,指定した内容で更新されます。
[問題点編集]ダイアログを次に示します。
図2-25 [問題点編集]ダイアログ
![[図データ]](figure/zu082010.gif)
(4) 対処完了をJP1/IMに通知する
資産管理システムでの問題が解決した場合,JP1/IMへ対処が完了したことを通知できます。通知されたJP1イベントの状態は,JP1/IMで「対策済」に変更されます。対処完了を通知するための設定については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「6.4.1(2) 障害の対処完了通知の設定」を参照してください。
JP1/IMに対処完了を通知する手順を次に示します。
- 検索結果の一覧で,対処を完了したJP1イベントまたはSNMPトラップの「登録日」のアンカーをクリックする。
[問題点詳細]ダイアログが表示されます。
- [編集]ボタンをクリックする。
[問題点編集]ダイアログが表示されます。
- 対策内容を指定して,[対処完了]ボタンをクリックする。
[対処完了]ボタンは,JP1/IMから取得したJP1イベントおよびSNMPトラップの場合だけ表示されます。
項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。
JP1/IMへ対処が完了したことが通知されます。
- [閉じる]ボタンをクリックする。
[問題点編集]ダイアログが閉じます。
(5) 障害情報を削除する
検索結果の一覧で,削除したい障害情報のチェックボックスをチェックして,[削除]ボタンをクリックすると,障害情報を削除できます。