ここでは,Asset Information Managerがサンプルとして提供している案件「障害連絡票」を例に,案件の作成方法を説明します。
実際に「障害連絡票」を運用する場合は,案件の状態を「公開」に変更する必要があります。案件の状態を変更する手順については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「10.4.6 案件画面の定義例」を参照してください。
「障害連絡票」の処理ルートと,状態の遷移を次の図に示します。
図3-2 「障害連絡票」の処理ルートと状態の遷移
「障害連絡票」では,資産に対する障害が発生した場合に,対策の申請,依頼,対策完了,確認までの一連の業務を実行できます。
これ以降で,各作業者の案件画面の指定方法を説明します。各タイトルの()内には,作業の担当者または担当部署を示します。
障害が発生したことを連絡し,対策を申請します。項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。そのほかの項目は,必要に応じて値を入力してください。
申請者用の「障害連絡票」の各項目を指定する方法を次に示します。
図3-3 申請時の「障害連絡票」(申請者)
申請された「障害連絡票」の内容を確認して,対策を依頼します。このとき編集できる項目は,「障害番号」,「重大度」,「備考」および「却下理由」です。項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。
障害受付窓口用の「障害連絡票」の各項目を指定する方法を次に示します。
図3-4 依頼時の「障害連絡票」(障害受付窓口)
障害の対策が完了したら,対策完了したことを申請者に通知します。このとき編集できる項目は,「対策者名」,「対策部署名」,「対策完了日」,「費用」,「対策内容」,「重大度」および「備考」です。項目名に「★」の付いた項目は,必ず指定してください。
障害対策部署用の「障害連絡票」の各項目を指定する方法を次に示します。
図3-5 対策完了時の「障害連絡票」(障害対策部署)
申請した対策が完了したことを確認します。申請者が対策結果を確認することで案件の処理が完了します。申請者用の確認時の「障害連絡票」を次に示します。
図3-6 確認時の「障害連絡票」(申請者)
このとき申請者は,案件の内容を確認できますが,編集できません。対策結果に問題がある場合は,新規に案件を作成してください。
案件の内容を参照して確認の処理をします。