JP1/NETM/Asset Information Manager 運用ガイド
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CSVファイルの資産情報を一括で更新するには,更新する情報の種類,更新する項目を指定して,インポートの条件を作成します。
インポートの条件を作成する手順を次に示します。
- [パターン登録]ボタンをクリックする。
[資産種別選択]ダイアログが表示されます。
- 「資産種別」でインポートする情報の種類を選択する。
選択できる情報の種類については,「(1) 資産種別の選択」を参照してください。
- [決定]ボタンをクリックする。
インポート画面が,インポートの条件を作成する画面に切り換わります。
- インポートするCSVファイルを指定する。
CSVファイルのフォーマットについては,「4.10.1(1) CSVファイルのフォーマット」を参照してください。
- 処理方式を選択する。
「追加」,「更新」,「追加更新」または「削除」を選択します。各処理方式を選択した場合の処理の詳細については,「(2) 処理方式の選択」を参照してください。
- 引き当て項目を設定する。
各管理項目の引き当て項目を設定します。項目名に「★」の付いた項目は,必ず設定してください。引き当て項目の設定方法については,「(3) 引き当て項目の設定」を参照してください。
なお,カスタマイズ関連の資産種別を選択した場合は,引き当て項目は設定できません。そのまま手順7.に進んでください。
キャンセルする場合は,[閉じる]ボタンをクリックしてください。
- [登録]ボタンをクリックする。
[引き当て条件保存]ダイアログが表示されます。
- 任意の名称を指定して,[決定]ボタンをクリックする。
指定した名称で,インポートの条件が保存されます。
「資産種別」で「機器に関する情報」を選択した場合の,インポートの条件を作成する画面を次の図に示します。
図4-30 インポート画面(条件作成時)
![[図データ]](FIGURE/ZU102200.GIF)
- <この項の構成>
- (1) 資産種別の選択
- (2) 処理方式の選択
- (3) 引き当て項目の設定
「資産種別」で選択できる種類を次に示します。各資産種別でインポートの対象となる項目については,マニュアル「設計・構築ガイド」の「14.4 業務メニューからのインポートおよびエクスポートの対象となる項目」を参照してください。
- 機器に関する情報
- インストールソフトウェア情報
- インストールソフトウェアリスト
- ソフトウェア情報
- ソフトウェアリスト
- 組織管理情報
- ユーザ管理情報
- 設置場所情報
- 保守契約情報
- レンタル契約情報
- リース契約情報
- ボリューム契約
- IPグループ情報
- 機器カタログ
- 問題点管理
- ライセンス割り当て
- パッチ情報
- ウィルス定義情報
- 関連資産情報
- 分掌情報
- 分掌割り当て
- カスタマイズ(ユーザレポート)※
- カスタマイズ(書式)※
- カスタマイズ(インベントリ定義)※
- カスタマイズ(インポート/エクスポート定義)※
- カスタマイズ(案件定義)※
- カスタマイズ(契約履歴)※
- 注※
- カスタマイズの情報は,条件の内容を指定できません。主に,バックアップ目的などで資産情報のエクスポート画面からエクスポートしたCSVファイルを,復元する場合に使用してください。
- エクスポートしたカスタマイズ情報のバージョンは,CSVファイルの1行目を見て確認してください。
- 注意事項
- 業務メニュー「管理項目編集」で管理項目の名称を変更した場合,サンプルで提供されている条件が使用できなくなります。そのため,インポートの条件を新規に作成してください。
インポートの処理方式は,「追加」,「更新」,「追加更新」および「削除」の中から選択します。それぞれの処理方式について説明します。
- 「追加」
CSVファイルの情報が新規に登録されます。資産管理データベースに登録されている情報の中に,すでにCSVファイルの情報とキーが重複する情報があった場合は登録されません。
- 「更新」
資産管理データベースに登録されている情報から,CSVファイルの情報と一致する情報を検索して,一致する情報があった場合に更新されます。ただし,資産種別が「関連資産情報」の場合は選択できません。
- 「追加更新」
資産管理データベースに登録されている情報から,CSVファイルの情報と一致する情報を検索して,一致する情報があった場合は更新され,一致する情報がなかった場合は新規の資産として登録されます。ただし,資産種別が「関連資産情報」,「分掌情報」および「分掌割り当て」の場合は選択できません。
- 「削除」
資産管理データベースに登録されている情報から,CSVファイルの情報と一致する情報を検索して,一致する情報があった場合に削除されます。ただし,次の情報のうち,ほかの情報で使用されている内容は削除されません。
- インストールソフトウェアリスト
- ソフトウェアリスト
- 組織管理情報
- ユーザ管理情報
- 設置場所情報
「管理項目」の列に,インポートの対象となっている項目が表示されます。[参照]ボタンをクリックすると表示される[引き当て設定]ダイアログで,更新したい管理項目の更新内容を設定します。
なお,[デフォルト]ボタンをクリックすると,管理項目と同じ項目名のCSVファイルの情報が自動的に引き当てられます。エクスポートしたCSVファイルをそのままインポートする場合は,引き当て項目を設定する必要がないので便利です。サンプルで提供されている条件は,[デフォルト]ボタンで設定した内容と同じです。
また,「引き当て項目」の設定内容をすべて解除するには,[クリア]ボタンをクリックしてください。
[引き当て設定]ダイアログでの各項目の設定方法を次に示します。
図4-31 [引き当て設定]ダイアログ
![[図データ]](FIGURE/ZU102300.GIF)
- 「設定しない」
インポートで更新しない場合に選択します。設定が必要な項目以外は,デフォルトではこの項目が選択されています。
- 「CSV項目」
CSVファイルの値を引き当てる場合に選択します。入力領域に,引き当てる項目のタイトルを指定してください。
- 「デフォルト値」
チェックボックスをチェックして,デフォルト値を指定します。コードの場合は,プルダウンからデフォルト値を選択します。CSVファイルの該当する項目に値が設定されていない場合は,デフォルト値が設定されます。そのため,項目名に「★」の付いたコードの管理項目に「CSV項目」を設定するときは,必ずデフォルト値も設定してください。
- 「固定値」
CSVファイルの内容に関係なく,固定値で更新する場合に選択します。入力領域またはプルダウンに,固定値を指定してください。
- 「データの種類を選択してください。」
引き当てるCSVファイルの値が,コードで記述されているか,表示名で記述されているかに合わせて指定します。
- 注意事項
- 引き当て項目を設定するときの注意事項を次に示します。
- 処理方式を「追加」または「追加更新」に選択した場合,「ユーザID」および「部署ID」以外のキーとなるIDは,引き当て項目の値の設定に関係なく,自動採番した値で追加されます。
- 「管理項目」には,業務メニュー「管理項目編集」で表示の設定になっている項目が表示されます。ただし,例外で「管理項目編集」には表示されない「管理項目」の項目があります。該当する項目は,GroupInfo(部署情報)のUpperLinkID(上位部署ID),LocationInfo(設置場所情報)のUpperLinkID(上位設置場所ID),およびMachineCatalog(機器カタログ)のCatalogID(カタログID)です。
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