16.7 ポリシー割り当て定義ファイル

ポリシー割り当てコマンド(cscassign)を実行する際に使用するファイルです。このファイルには,ポリシーの割り当て先および割り当てるポリシー名を定義します。なお,ファイルの作成場所やファイル名は任意です。

<この節の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 指定例

(1) 書式

分類,キーワード,判定ポリシー名,アクションポリシー名,オプション{ 0|1 }↓
分類,キーワード,判定ポリシー名,アクションポリシー名,オプション{ 0|1 }↓
  :
  :
 
(凡例) ↓:改行コード

(2) 定義内容

定義内容を次の表に示します。

表16-22 ポリシー割り当て定義ファイルの定義内容

項番設定項目設定値
1分類ポリシーの割り当て先を指定します。
ALL:すべてのクライアント
PC:キーワードに指定した資産番号のクライアント
GROUP:キーワードに指定した部署に属するクライアント
2キーワードクライアントを検索するためのキーワードを指定します。分類で指定した値によって,指定する内容が異なります。それぞれの場合の指定方法を次に示します。
分類でALLを指定した場合
指定を省略します。指定した場合は,シンタックスエラーとなります。
分類でPCを指定した場合
クライアントの資産番号を60バイト以内の文字列で指定します。
分類でGROUPを指定した場合
部署名(上位階層からのパス)を512バイト以内の文字列で指定します。階層は「/(半角)」で区切ります。
3判定ポリシー名指定したクライアントに割り当てる判定ポリシー名を128バイト以内の文字列で指定します。
判定ポリシーを割り当てない場合は,指定を省略します。
4アクションポリシー名指定したクライアントに割り当てるアクションポリシー名を128バイト以内の文字列で指定します。
アクションポリシーを割り当てない場合は,指定を省略します。
5オプションキーワードによるクライアントの検索方法を指定します。この項目は,分類でGROUPを指定した場合だけ有効です。
0:前方一致
1:完全一致
デフォルトは「0」です。

記述する際の注意事項を次に示します。

(3) 指定例

ALL,,(デフォルトポリシー),(デフォルトポリシー)↓
GROUP,本社/営業部/営業1課,,アクションポリシー1,0↓
PC,1000000001,判定ポリシーB,アクションポリシー2↓