9.1.2 アクションの種類
実施されるアクションには,次に示す種類があります。
- クライアントの使用者へメッセージを通知する
クライアントの使用者へ,危険レベルの判定結果をメッセージ通知します。通知されたメッセージは,クライアント側ではポップアップで表示されます。クライアントの使用者へメッセージを通知する方法については,「9.2 クライアントの使用者へメッセージを通知する」を参照してください。
- クライアントのネットワーク接続を制御する
クライアントのネットワーク接続を許可,拒否,または緊急拒否します。このアクションは,検疫システムを運用する場合に設定します。クライアントのネットワーク接続の制御については,「9.3 クライアントのネットワーク接続を制御する」を参照してください。
- 管理者へメール通知する
管理者へ,危険レベルの判定結果をメール通知します。管理者へメールを通知する方法については,「9.4 管理者へメール通知する」を参照してください。また,JP1/IMへ危険レベルの判定結果を通知することもできます。JP1/IMへ危険レベルの判定結果を通知する場合は,アクションポリシー編集(アクションの設定)画面で,「JP1/IMに通知する」チェックボックスをオンにします。アクションポリシー編集(アクションの設定)画面の設定については,「6.10 危険レベルごとのアクションを設定する」を参照してください。
- ユーザ定義のアクションを実行する
管理者が任意に設定したコマンド(*.exeまたは*.bat)を実行します。ユーザ定義のアクションについては,「9.5 ユーザ定義アクションを実行する」を参照してください。
なお,四つのアクションは組み合わせて同時に実施できます。ただし,クライアントの使用者へのメッセージ通知とクライアントのネットワーク接続の制御を同時に選択した場合,通信が切断されるため,メッセージが使用者に届かないことがあります。