対策サーバを構築します。対策サーバには,次に示すプログラムをインストールおよびセットアップします。
(1) JP1/NETM/NM - Managerのインストール
JP1/NETM/NM - Managerを対策サーバにインストールします。インストールの詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Network Monitor - Manager」を参照してください。
(2) JP1/NETM/NM - Managerのセットアップ
JP1/NETM/NM - ManagerとJP1/NETM/CSCを連携させるためには,JP1/NETM/NM - Managerの統合管理画面で,次に示す設定が必要です。
JP1/NETM/NM - Managerの統合管理画面で設定する内容を,次の表に示します。
表13-1 JP1/NETM/NM - Managerの統合管理画面で設定する内容
項番 | 項目 | 設定内容 |
---|---|---|
1 | 治療・監視サーバへの共通ログイン情報の設定 | 治療・監視サーバにWebブラウザからログインするときと同じログイン情報を設定します。共通ログイン情報は次のとおりです。
|
2 | 治療・監視サーバ一覧の作成 | 治療・監視サーバの一覧をCSV形式で作成します。 |
3 | JP1連携の設定 | JP1/NETM/CSCと連携するために必要な設定をします。設定する項目は次のとおりです。
|
なお,設定方法の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Network Monitor - Manager」を参照してください。
(3) JP1/NETM/CSC - Agentのインストール
JP1/NETM/CSC - Agentを対策サーバにインストールします。なお,対策サーバにJP1/NETM/NM - ManagerをインストールおよびセットアップしたあとにJP1/NETM/CSC - Agentをインストールしてください。
JP1/NETM/CSC - Agentのインストールの詳細については,「5.7.1 JP1/NETM/CSC - Agentのインストール」を参照してください。
(4) JP1/NETM/CSC - Agentのセットアップ
JP1/NETM/CSC - Agentをインストールしたあと,JP1/NETM/CSC - Agentを開始するまでに,必ずJP1/NETM/CSC - Agentをセットアップしてください。
JP1/NETM/CSC - Agentのセットアップに必要な情報は,[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログで設定します。
[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログには二つの画面があり,それぞれタブをクリックして選択します。[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログを次の図に示します。
図13-2 [JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログ
[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログで設定する内容について,次の表に示します。
表13-2 [JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログで設定する内容
選択するタブ | 内容 |
---|---|
「基本設定」タブ | 設定済みのJP1/NETM/CSC - Agentの環境設定情報を表示したり,変更したりできます。 |
「NM」タブ | JP1/NETM/NMと連携する場合だけ使用します。JP1/NETM/Network Monitorに登録する許可機器一覧の形式を表示したり,変更したりできます。 なお,このタブは「基本設定」タブの「ネットワーク制御製品情報」に「JP1/NETM/Network Monitor」を指定すると表示され,選択できるようになります。 |
[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログを表示して,項目を設定する手順を次に示します。
(a) 「基本設定」タブでの操作
「基本設定」タブでは,JP1/NETM/CSC - Agentの環境設定情報を表示したり,変更したりできます。
「基本設定」タブを次の図に示します。
図13-3 「基本設定」タブ
「基本設定」タブで確認および設定できる項目を次の表に示します。
表13-3 「基本設定」タブで確認および設定できる項目
項目 | 内容 | 設定値 | 初期環境 設定時の デフォルト | |
---|---|---|---|---|
マネージャー通信環境情報 | IPアドレス | JP1/NETM/CSC - ManagerのIPアドレスです。 | IPv4形式(xxx.xxx.xxx.xxx) | - |
ポート番号 | JP1/NETM/CSC - Agentとの通信に使用するJP1/NETM/CSC - Managerのポート番号です。JP1/NETM/CSC - Managerの「基本設定」タブで指定する「マネージャー通信環境情報」の「要求受付ポート番号」と同じポート番号を入力してください。 | 1024~65535 | 22340 | |
エージェント通信環境情報 | ポート番号 | JP1/NETM/CSC - Agentのポート番号です。JP1/NETM/CSC - Managerのエージェント情報の追加画面で登録するポート番号と同じポート番号を入力してください。 | 1024~65535 | 22345 |
ネットワーク制御製品情報 | 名称 | 連携するネットワーク制御製品の名称です。 | JP1/NETM/Network Monitor | JP1/NETM/Network Monitor |
ログ情報 | ログファイルサイズ | JP1/NETM/CSC - Agentのログファイルの最大サイズ(単位:キロバイト)を指定します。 | 1~2097151 | 1024 |
ログファイル数 | JP1/NETM/CSC - Agentのログファイルの最大数を指定します。 | 1~999 | 10 | |
クラスタ情報 | クラスタ環境 | JP1/NETM/CSC - Agentをクラスタ環境で運用するかどうかを指定します。 | 運用する/運用しない | 運用しない |
論理IPアドレス | クラスタ環境で使用する論理IPアドレスを指定します。 | IPv4形式(xxx.xxx.xxx.xxx) | - | |
共有ディスク | クラスタ環境で使用する共有ディスクパスを指定します。 | フルパス | - | |
監査ログ情報 | 監査ログ | JP1/NETM/Auditで収集するための監査ログを出力するかどうかを指定します。 | 出力する/出力しない | 出力しない |
(b) 「NM」タブでの操作
「NM」タブでは,JP1/NETM/Network Monitorに登録する許可機器一覧の形式を表示したり,変更したりできます。
「NM」タブを次の図に示します。
図13-4 「NM」タブ
「NM」タブで確認および設定できる項目を次の表に示します。
表13-4 「NM」タブで確認および設定できる項目
項目 | 内容 | 設定値 | 初期環境設定時のデフォルト | |
---|---|---|---|---|
許可機器情報 | 許可機器一覧の形式 | JP1/NETM/Network Monitorに登録する許可機器一覧の形式を指定します。※ | MACアドレスのみ / MACアドレスとIPアドレス | MACアドレスのみ |