JP1/NETM/CSC - Agentを,クラスタシステムで運用する場合の上書きインストール方法について説明します。
JP1/NETM/CSC - Agentの上書きインストールの流れを次の図に示します。
図D-7 JP1/NETM/CSC - Agentの上書きインストールの流れ
(1) サービスの停止
クラスタソフト(MSCSまたはMSFC)に登録したリソースをオフライン状態にし,次のサービスを停止します。
サービスの停止方法については,MSCSまたはMSFCのマニュアルを参照してください。
(2) JP1/NETM/CSC - Agentの上書きインストール
実行系サーバと待機系サーバの両方に,JP1/NETM/CSC - Agentを上書きインストールします。上書きインストールの詳細については,「5.7.1(2) JP1/NETM/CSC - Agentを上書きインストールする」を参照してください。
(3) 共有ディスクに引き継ぐ情報のコピー(実行系サーバだけ)
管理者は,次に示すJP1/NETM/CSC - Agentのインストール先のファイルを,セットアップで指定した共有ディスクパスに手動でコピーします。
表D-7 共有ディスクにコピーするファイル
内容 | コピー元 | コピー先 |
---|---|---|
環境設定情報 | JP1/NETM/CSC - Agentのインストール先フォルダ¥conf¥cscaenv.conf | 共有ディスクパス¥conf¥cscaenv.conf |
JP1/NETM/CSC - Agentのインストール先フォルダ¥conf¥cscaenvname.conf | 共有ディスクパス¥conf¥cscaenvname.conf | |
RADIUS設定情報 | JP1/NETM/CSC - Agentのインストール先フォルダ¥radius¥conf¥cscrenv.conf | 共有ディスクパス¥radius¥conf¥cscrenv.conf |
JP1/NETM/CSC - Agentのインストール先フォルダ¥radius¥conf¥cscrenvname.conf | 共有ディスクパス¥radius¥conf¥cscrenvname.conf |
(4) サービスの開始
クラスタソフト(MSCSまたはMSFC)に登録したリソースをオンライン状態にし,次のサービスを開始します。
サービスの開始方法については,MSCSまたはMSFCのマニュアルを参照してください。