4.4.1 JP1/NETM/DM Clientのバージョンによる制限事項

すでにクライアントにJP1/NETM/DM Clientがインストールされている場合,JP1/NETM/DM Clientのバージョンおよび適用OSによって,使用できる機能に制限があります。

<この項の構成>
(1) Windows版JP1/NETM/DM Clientのバージョンによる制限事項
(2) Linux版JP1/NETM/DM Clientのバージョンによる制限事項

(1) Windows版JP1/NETM/DM Clientのバージョンによる制限事項

Windows版のJP1/NETM/DM Clientのバージョン別に,使用できる機能を次の表に示します。

表4-3 バージョン別の機能の使用可否(Windows版JP1/NETM/DM Client)

JP1/NETM/DM Clientバージョン※1危険レベルの判定対象項目クライアントへのメッセージ通知
更新プログラムウィルス
対策製品
不正ソフトウェア必須ソフトウェアPCセキュリティ設定ユーザ定義
09-01以降※2
08-11~
09-00
※3※2
08-10×※2
07-53~
08-02
×
07-50~
07-52
※4×
07-11※4,※5××
07-00~
07-10
×××
Version 6××××
(凡例)
○:対象
×:対象外
注※1
JP1/NETM/DM Clientのバージョンが07-11以前の場合は,自動的にクライアントのインベントリ情報を取得できません。「ソフトウェア情報の取得」ジョブを実行して,インベントリ情報を取得してください。
注※2
クライアントにメッセージを通知する形式には,HTML形式とテキスト形式の2種類があります。HTML形式でメッセージを通知するには,JP1/NETM/DM Clientのバージョン08-10以降が必要です。08-02以前の場合には,次のようになります。
・アクションポリシーからのメッセージ通知の場合
 HTML形式を設定してもテキスト形式でメッセージが通知されます。
・PC一覧画面からのメッセージ通知の場合
 HTML形式でメッセージが通知されるため,HTMLタグが表示されます。
注※3
BitLockerを使用したドライブ暗号化の設定状況を管理することはできません。
注※4
WUAを使用したWindowsの更新プログラムの適用状況を管理することはできません。
注※5
MBSAを使用したWindowsの更新プログラムの適用状況を管理することはできません。

注意
クライアントにWindows版JP1/NETM/DM SubManagerまたはJP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ)がインストールされている場合も,表4-3と同様の制限事項があります。

(2) Linux版JP1/NETM/DM Clientのバージョンによる制限事項

Linux版のJP1/NETM/DM Clientのバージョン別に,使用できる機能を次の表に示します。

表4-4 バージョン別の機能の使用可否(Linux版JP1/NETM/DM Client)

JP1/NETM/DM Clientバージョン※1危険レベルの判定対象項目クライアントへのメッセージ通知
更新プログラムウィルス
対策製品※2
不正ソフトウェア必須ソフトウェアPCセキュリティ設定ユーザ定義
09-00××※3
07-50~
08-50
×××
Version 6~
07-10
××××
(凡例)
○:対象
×:対象外
注※1
Linux版JP1/NETM/DM Clientのバージョンが08-50以前の場合は,自動的にクライアントのインベントリ情報を取得できません。「ソフトウェア情報の取得」ジョブを実行して,インベントリ情報を取得してください。
注※2
Linux版JP1/NETM/DM Clientのバージョンによって,サポートしているウィルス対策製品が異なります。詳細は,各バージョンのJP1/NETM/DMのマニュアルを参照してください。
注※3
HTML形式を設定してもテキスト形式でメッセージが通知されます。

注意
クライアントにLinux版JP1/NETM/DM SubManagerがインストールされている場合も,表4-4と同様の制限事項があります。