6.8 ユーザ定義の判定ポリシーを編集する

判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面では,AIMの資産管理データベースに格納されているクライアントの資産情報を使用して任意の判定項目を設定し,それらの項目がクライアントで実施されていない場合の危険レベルを設定します。例えば,省電力対応CPUを搭載しているかどうかや自動ログインの設定がされているかどうかなどを判定できます。

判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面は,判定ポリシー編集画面の判定項目ツリービューから「ユーザ定義」を選択すると表示されます。

判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面を次に示します。

図6-15 判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面

[図データ]

判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面で設定する項目を次に示します。

判定対象とする
ユーザ定義を判定対象にするかどうかを設定します。判定対象にする場合にはチェックボックスをオンにします。チェックボックスをオンにすると,画面の項目がすべて活性化されます。デフォルトはオフです。
判定項目
判定項目を設定します。

判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面での全体の手順を説明します。

  1. 判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面で,「判定対象とする」チェックボックスをオンにする。
    判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面のすべての項目が活性化します。
  2. 判定項目を設定する。
    設定する判定項目は,追加・変更・削除ができます。また,判定項目の情報をCSV形式のファイルでインポートやエクスポートできます。それぞれボタンをクリックして表示されるダイアログで編集します。
  3. 各編集操作が終了したあと,判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面で[保存]ボタンをクリックする。
    設定した内容が判定ポリシーとして保存されます。
     
    参考
    [保存]ボタンのクリック時に警告メッセージが表示されることがあります。警告メッセージの内容を確認し,必要に応じて設定を見直してください。[OK]ボタンをクリックすると設定内容は保存されます。[キャンセル]ボタンをクリックすると設定内容は保存されません。

 

注意
ユーザ定義の判定項目の統計データを集計する場合,次のことに注意して判定ポリシーの編集をしてください。
  • 統計データとして集計できる判定項目は最大10件です。判定項目が11件以上ある場合は,定義した並び順で10番目までが統計データの集計対象となります。
  • 統計データ蓄積コマンドを実行後に判定項目を削除したり,並び順を変更したりすると,ユーザ定義の判定項目の統計データが正しく集計できなくなります。
  • 複数の判定ポリシーを指定している場合,各判定ポリシーで指定しているユーザ定義の判定項目の並び順をすべて同じにする必要があります。

判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面のボタンをクリックして表示されるダイアログ名およびメッセージボックス名を次の表に示します。

表6-27 判定ポリシー編集(ユーザ定義の判定)画面から表示されるダイアログ名およびメッセージボックス名

項番ボタンダイアログ名およびメッセージボックス名
1[追加][追加(判定項目情報)]ダイアログ
2[変更][変更(判定項目情報)]ダイアログ
3[削除][削除(判定項目情報)]メッセージボックス
4[インポート][インポート(判定項目情報)]ダイアログ
5[エクスポート][エクスポート(判定項目情報)]ダイアログ

次に,追加・変更・削除とインポートおよびエクスポートの手順を説明します。

<この節の構成>
6.8.1 ユーザ定義の判定項目を追加する
6.8.2 ユーザ定義の判定項目を変更する
6.8.3 ユーザ定義の判定項目を削除する
6.8.4 ユーザ定義の判定項目をインポートする
6.8.5 ユーザ定義の判定項目をエクスポートする