cscexportpclist(PC一覧情報を出力する)

機能

指定した危険レベル判定日時に危険レベルの判定を実施したクライアントの資産情報および判定結果を,PC一覧情報として,CSV形式でファイルに出力します。

形式

cscexportpclist[△-j△"危険レベル判定日時"][△-k△検索条件ファイル名]
[△-o△ファイル出力先フォルダ][△-s][△-l△行数]

コマンドを実行できるサーバ

JP1/NETM/CSC - Manager

実行権限

Administrator権限

格納先ディレクトリ

JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ¥bin

引数

-j△"危険レベル判定日時"

PC一覧情報を出力する危険レベル判定日時を,「"(ダブルクォーテーション)」で囲んで,"YYYY/MM/DD△hh:mm:ss"の形式で指定します。

ここで指定した危険レベル判定日時に危険レベルの判定を実施したクライアントの資産情報および判定結果の情報が,PC一覧情報ファイルへ出力されます。

なお,指定する危険レベル判定日時は,JP1/NETM/CSC - Managerのログファイルまたはクライアントセキュリティ管理画面のPC 一覧画面に出力されている「判定日時=[危険レベル判定日時]」を参照してください。

この引数を省略した場合は,JP1/NETM/CSCに登録されているすべてのクライアントについて,最新の情報が出力されます。

-k△検索条件ファイル名

出力対象のクライアントが属している部署名を記述した検索条件ファイル名を,フルパスで指定します。この引数を指定した場合,検索条件ファイルに記述した部署に属するクライアントの資産情報および判定結果の情報が,PC一覧情報ファイルへ出力されます。

検索条件ファイルは,管理サーバの任意の場所に,任意の名称で作成してください。

なお,検索条件ファイルの詳細については,「16.6 検索条件ファイル」を参照してください。

この引数を省略した場合は,JP1/NETM/CSC - Managerに登録されているすべてのクライアントの情報が,PC一覧情報ファイルへ出力されます。

-o△ファイル出力先フォルダ

PC一覧情報ファイルの出力先フォルダを,フルパスで指定します。

空白を含むパスを指定する場合はパスを「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでください。

この引数を省略した場合は,コマンドを起動したカレントフォルダにPC一覧情報ファイルが作成されます。

PC一覧情報ファイルの詳細については,「16.10 PC一覧情報ファイル」を参照してください。

-s

PC一覧情報の判定結果ファイルに,「危険」「警告」「注意」「安全」「不明」と判定された項目を出力する場合に指定します。

この引数を省略した場合は,判定結果ファイルに「危険」「警告」「注意」「不明」と判定された項目だけが出力されます。

-l△行数 (指定範囲:1~2147483647)

PC一覧情報ファイルに出力する最大行数を指定します。最大行数を超えた場合,残りの行は別ファイルに出力されます。この引数を省略した場合は,一つのファイルにすべての行が出力されます。

ファイル名は,次の規則で作成します。

最初のファイル:fileName.csv

2番目のファイル:fileName2.csv

N番目のファイル:fileNameN.csv

(凡例)
fileName:資産情報一覧ファイルまたは各判定結果ファイルのファイル名
ファイルの出力例を次に示します。
資産情報一覧ファイル:cscmassetinfo.csv
出力行数:50000
-lの指定行:20000
[図データ]

注意事項

出力メッセージ

表示されるメッセージについては,「17.3 JP1/NETM/CSCのメッセージ一覧」を参照してください。

戻り値

戻り値説明
0コマンドの処理が正常に終了しました。
3コマンド引数の指定に誤りがあります。
4出力先フォルダにアクセスできませんでした。
5コマンドの実行権限がありません。
6JP1/NETM/CSC - Managerのセットアップが実施されていません。
7危険レベル判定日時の形式に誤りがあります。
8データベースアクセスエラーが発生しました。
9検索条件ファイルの内容に誤りがあります。
10危険レベル判定日時に対応するPC一覧情報がありません。または,検索条件ファイルに記述した部署名に属するクライアントがありません。
11AIMがインストールされていません。
12JP1/NETM/CSC - Managerにクライアントが登録されていません。
15判定履歴を取得できません。
255上記以外のエラーが発生しました。