接続制御リストのインポートコマンド(cscrimport)を実行する際に指定するファイルです。このファイルの内容が接続制御リストとしてインポートされます。
また,接続制御リストのエクスポートコマンド(cscrexport)を実行した場合は,このファイルと同じ形式のエクスポートファイルが出力されます。
ファイルの形式はCSV形式のテキストファイルで,作成場所やファイル名は任意です。
(1) 書式
MACアドレス,IPアドレス,接続状態{ 1|2 }↓
MACアドレス,IPアドレス,接続状態{ 1|2 }↓
:
:
(凡例) ↓:改行コード
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。
表16-48 インポートファイルの定義内容
項番 | 設定項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 | MACアドレス※ | インポートするクライアントのMACアドレスを1行に一つずつ記述します。 MACアドレスは,16進数12けたで指定します。 大文字・小文字は区別されません。 また,2けたごとに区切り文字を使用できます。区切り文字は,一つのMACアドレスに対して1種類だけ使用できます。 使用できる区切り文字を次に示します。
|
2 | IPアドレス | MACアドレスに対応するIPアドレスを指定します。 |
3 | 接続状態 | 接続状態(許可または拒否)を指定します。 1:拒否 2:許可 |
記述する際の注意事項を次に示します。
(3) 指定例
区切り文字を使用しない場合
0000E2701623,192.168.2.10,1↓
0000E2701624,192.168.2.11,1↓
0000E2701625,192.168.2.12,1↓
0000E2701626,192.168.2.13,1↓
0000E2701627,192.168.2.14,2↓
0000E2701628,192.168.2.15,2↓
0000E2701628,192.168.2.16,2↓
0000E2701629,192.168.2.17,1↓
0000E2701630,192.168.2.18,1↓
区切り文字として「:(コロン)」を使用した場合
00:00:E2:70:16:23,192.168.2.10,1↓
00:00:E2:70:16:24,192.168.2.11,1↓
00:00:E2:70:16:25,192.168.2.12,1↓
00:00:E2:70:16:26,192.168.2.13,1↓
00:00:E2:70:16:27,192.168.2.14,2↓
00:00:E2:70:16:28,192.168.2.15,2↓
00:00:E2:70:16:28,192.168.2.16,2↓
00:00:E2:70:16:29,192.168.2.17,1↓
00:00:E2:70:16:30,192.168.2.18,1↓