cscexportcount(セキュリティ対策状況の統計データを出力する)

機能

指定した部署のセキュリティ対策状況の統計データを,集計観点ごとに集計し,CSV形式でファイルに出力します。

形式

cscexportcount[△-d|△-w[△曜日]|△-m][△-s△集計開始日][△-e△集計終了日][△-k△検索条件ファイル名][△-r△階層][△-c△集計観点][△-o△出力ファイル名]

コマンドを実行できるサーバ

JP1/NETM/CSC - Manager

実行権限

Administrator権限

格納先ディレクトリ

JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ¥bin

引数

-d

統計データの集計間隔を日単位で集計する場合に指定します。

-w△曜日

統計データの集計間隔を週単位で集計する場合に指定します。また,集計を開始する曜日を半角数字(1~7)で指定します。曜日を省略した場合は,日曜日から集計が開始されます。

曜日の引数について次の表に示します。

引数内容
1日曜日
2月曜日
3火曜日
4水曜日
5木曜日
6金曜日
7土曜日

なお,集計間隔が週単位の場合,集計期間および曜日によって集計単位が短くなることがあります。集計単位が短くなる場合の例を次に示します。

[図データ]

-m

統計データの集計間隔を月単位で集計する場合に指定します。

なお,集計間隔が月単位の場合,集計期間によって集計単位が短くなることがあります。集計単位が短くなる場合の例を次に示します。

[図データ]

-s△集計開始日

統計データを集計する開始日を,YYYY/MM/DDの形式で指定します。この引数を省略した場合は,資産管理データベースに蓄積されている最も古い統計データの日付が集計開始日になります。

-e△集計終了日

統計データを集計する終了日を,YYYY/MM/DDの形式で指定します。この引数を省略した場合は,資産管理データベースに蓄積されている最も新しい統計データの日付が集計終了日になります。

-k△検索条件ファイル名

統計データを集計する部署名を記述した検索条件ファイル名を,フルパスで指定します。

検索条件ファイルは,管理サーバの任意の場所に,任意の名称で作成してください。なお,検索条件ファイルの詳細については,「16.6 検索条件ファイル」を参照してください。

-r△階層

統計データを集計する部署の階層を半角数字(0~256)で指定します。ただし,引数「-c」の集計観点に3を指定した場合は,引数「-r」は指定できません。

引数「-c」の集計観点が3以外で引数「-r」を省略した場合,階層は1になります。

なお,階層は-kで指定した部署を基準(0階層)として,その配下の階層を指定します。例えば,横浜支社の配下に営業本部と開発本部がある場合,「横浜支社/営業本部」および「横浜支社/開発本部」の統計データを出力させたいときは,部署に横浜支社を指定し,階層に1を指定します。

-c△集計観点

統計データを集計する観点を半角数字(1~3または101~110)で指定します。この引数を省略した場合,集計観点は各判定項目を合計した対策率になります。

集計観点の引数について次の表に示します。

引数内容
1評価点を集計します。
2各判定項目を合計した対策率を集計します。
3判定項目ごとの対策率を集計します。
101ユーザ定義で設定した1番目の判定項目の対策率を集計します。
102ユーザ定義で設定した2番目の判定項目の対策率を集計します。
103ユーザ定義で設定した3番目の判定項目の対策率を集計します。
104ユーザ定義で設定した4番目の判定項目の対策率を集計します。
105ユーザ定義で設定した5番目の判定項目の対策率を集計します。
106ユーザ定義で設定した6番目の判定項目の対策率を集計します。
107ユーザ定義で設定した7番目の判定項目の対策率を集計します。
108ユーザ定義で設定した8番目の判定項目の対策率を集計します。
109ユーザ定義で設定した9番目の判定項目の対策率を集計します。
110ユーザ定義で設定した10番目の判定項目の対策率を集計します。

-o△出力ファイル名

統計データの出力ファイル名(CSV形式)をフルパスで指定します。出力ファイルの拡張子は「.txt」または「.csv」を指定します。空白を含む出力ファイル名を指定する場合は,出力ファイル名を「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでください。

この引数を省略した場合は,コマンドを起動したカレントフォルダに,次の表に示すファイル名で出力ファイルが作成されます。

項目出力ファイル名説明
1cscjudgemark.csv集計観点に評価点を指定して,コマンドを実行した場合の出力ファイル名。
2csctotal.csv集計観点に各判定項目を合計した対策率を指定して,コマンドを実行した場合の出力ファイル名。
3cscjudgeitems.csv集計観点に判定項目ごとの対策率を指定して,コマンドを実行した場合の出力ファイル名。
4cscuseritemnnn.csv集計観点にユーザ定義の判定項目の対策率を指定して,コマンドを実行した場合の出力ファイル名。
注※
nnn」には引数「-c」で指定した集計観点に応じた101~110までの半角数字が入ります。

注意事項

出力メッセージ

表示されるメッセージについては,「17.3 JP1/NETM/CSCのメッセージ一覧」を参照してください。

戻り値

戻り値説明
0コマンドの処理が正常に終了しました。
3コマンド引数の指定に誤りがあります。
4指定したファイルにアクセスできませんでした。
5コマンドの実行権限がありません。
6JP1/NETM/CSC - Managerのセットアップが実施されていません。
7日付の指定に誤りがあります。
8データベースアクセスエラーが発生しました。
9検索条件ファイルの内容に誤りがあります。
10指定された部署,または指定された部署に所属する部署がありません。
11AIMがインストールされていません。
12指定された集計条件に該当する統計データがありませんでした。
255上記以外のエラーが発生しました。