アクションポリシー編集(アクションの設定)画面の「ユーザ定義のアクション」で「判定結果をコマンドに渡す」をチェックし,「詳細」チェックボックスをオンにした場合に,アクションの実行時に入力情報としてコマンドに渡される更新プログラムの詳細ファイルです。
このファイルには,JP1/NETM/CSCによって更新プログラム(判定ポリシー)の判定情報や危険レベル判定結果が設定されます。
(1) 書式
"資産番号","更新プログラム種別","セキュリティ情報番号","文書番号","OS種別","サービスパック","判定条件","製品","製品バージョン","製品のサービスパック","判定条件","危険レベル"↓
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:
(凡例) ↓:改行コード
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。
表16-26 判定結果(更新プログラム)ファイルの内容
項番 | 項目 | 設定値 | |
---|---|---|---|
1 | 資産番号 | 危険レベル判定を実施した資産の資産番号が120バイト以内の文字列で設定されます。 | |
2 | 更新プログラム種別※ | 更新プログラムの種別が次のコードで設定されます。 1:パッチ 2:OSのサービスパック 3:製品のサービスパック | |
3 | パッチ | セキュリティ情報番号 | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定されたパッチ情報が32バイト以内の文字列で設定されます。 なお,先頭のMSを除いた値が設定されます。 例:MS06-001の場合,"06-001"が設定されます。 |
4 | 文書番号 | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定されたパッチ情報が32バイト以内の文字列で設定されます。 なお,先頭のKBやQを除いた値が設定されます。 例:KB911565の場合,"911565"が設定されます。 | |
5 | OSのサービスパック | OS種別 | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定されたOSのサービスパック情報(OS種別)がコードで設定されます。 コードについては,表16-3を参照してください。 |
6 | サービスパック | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定されたOSのサービスパック情報(サービスパック)がコードで設定されます。コードについては,表16-4を参照してください。 | |
7 | 判定条件 | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定されたOSのサービスパック情報(判定条件)がコードで設定されます。 0:一致 1:以降 | |
8 | 製品のサービスパック | 製品 | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定された製品のサービスパック情報(製品)がコードで設定されます。 設定される値は,「1」だけです。 コードについては,表16-6を参照してください。 |
9 | 製品バージョン | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定された製品のサービスパック情報(製品バージョン)が120バイト以内の文字列で設定されます。 | |
10 | 製品のサービスパック | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定された製品のサービスパック情報(製品のサービスパック)がコードで設定されます。コードについては,表16-4を参照してください。 | |
11 | 判定条件 | 更新プログラムの判定で,対象資産に適用されていないと判定された製品のサービスパック情報(判定条件)がコードで設定されます。 0:一致 1:以降 | |
12 | 危険レベル | 危険レベルが次のコードで設定されます。 100:安全 200:注意 300:警告 400:危険 |
(3) 指定例
"1000000001","1","06-007","913446","","","","","","","","300"↓
"1000000001","2","","","12","1","0","","","","","300"↓
"1000000001","3","","","","","","1","6","1","0","300"↓
"1000000002","1","06-007","913446","","","","","","","","300"↓