6.3.1 最新の更新プログラムで判定する
判定条件に「最新の更新プログラム」を選択した場合の,全体の手順を説明します。
- 「判定対象とする」チェックボックスをオンにする。
判定ポリシー編集(更新プログラムの判定)画面の項目が活性化します。
- 「判定条件」で「最新の更新プログラム」を選択する。
「判定条件」のプルダウンメニューから「最新の更新プログラム」を選択します。
- 「危険レベル」で設定する危険レベルを選択する。
「危険レベル」のプルダウンメニューから「危険」「警告」「注意」のどれかを選択します。特定の更新プログラムを危険レベルの判定から除外しない場合は,手順8へ進んでください。
- 特定の更新プログラムを危険レベルの判定から除外する場合,「特定の更新プログラムを除外する」チェックボックスをオンにする。
[定義]ボタンが活性化します。
- [定義]ボタンをクリックする。
[除外する更新プログラム定義]ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/zu060700.gif)
- [除外する更新プログラム定義]ダイアログで,判定から除外する更新プログラムを定義する。
判定から除外する更新プログラムの情報を,追加・変更・削除ができます。また,更新プログラムの情報をCSV形式のファイルでインポートやエクスポートできます。それぞれボタンをクリックして表示されるダイアログで編集します。
- [除外する更新プログラム定義]ダイアログで,[OK]ボタンをクリックする。
判定ポリシー編集(更新プログラムの判定)画面に戻ります。
- 判定ポリシー編集(更新プログラムの判定)画面で[保存]ボタンをクリックする。
設定した内容が判定ポリシーとして保存されます。
[除外する更新プログラム定義]ダイアログのボタンをクリックして表示されるダイアログ名およびメッセージボックス名を次の表に示します。
表6-3 [除外する更新プログラム定義]ダイアログから表示されるダイアログ名およびメッセージボックス名
項番 | ボタン | ダイアログ名およびメッセージボックス名 |
---|
1 | [追加] | [追加(除外する更新プログラム情報)]ダイアログ |
2 | [変更] | [変更(除外する更新プログラム情報)]ダイアログ |
3 | [削除] | [削除(除外する更新プログラム情報)]メッセージボックス |
4 | [インポート] | [インポート(除外する更新プログラム情報)]ダイアログ |
5 | [エクスポート] | [エクスポート(除外する更新プログラム情報)]ダイアログ |
次に,追加・変更・削除とインポートおよびエクスポートの手順を説明します。
- <この項の構成>
- (1) 除外する更新プログラムの情報を追加する
- (2) 除外する更新プログラムの情報を変更する
- (3) 除外する更新プログラムの情報を削除する
- (4) 除外する更新プログラムの情報をインポートする
- (5) 除外する更新プログラムの情報をエクスポートする
(1) 除外する更新プログラムの情報を追加する
[除外する更新プログラム定義]ダイアログで,更新プログラムの情報を追加する手順を次に示します。
- [除外する更新プログラム定義]ダイアログで[追加]ボタンをクリックする。
[追加(除外する更新プログラム情報)]ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/zu060800.gif)
- セキュリティ情報番号と文書番号を入力する。
判定から除外するセキュリティ情報番号と文書番号の両方を,必ず入力してください。
- セキュリティ情報番号
- Microsoft社のセキュリティ情報に関するホームページを参照して,追加するセキュリティ情報番号を入力します。なお,先頭のMSは除いて入力してください。
- 文書番号
- Microsoft社のセキュリティ情報に関するホームページを参照して,追加する文書番号を入力します。なお,先頭のKBやQなどは除いて入力してください。
- 注意
- セキュリティ情報番号と文書番号は,Microsoft社が開示している番号に合わせて,同じ番号を入力してください。なお,セキュリティ情報番号がない更新プログラムを判定ポリシーに指定する場合は,セキュリティ情報番号のテキストボックスにその更新プログラムの文書番号を入力してください。
- [OK]ボタンをクリックする。
[追加(除外する更新プログラム情報)]ダイアログを閉じて,[除外する更新プログラム定義]ダイアログに戻ります。入力した除外する更新プログラム情報が追加されます。
(2) 除外する更新プログラムの情報を変更する
[除外する更新プログラム情報定義]ダイアログで,更新プログラムの情報を変更する手順を次に示します。
- [除外する更新プログラム情報定義]ダイアログから,変更したい更新プログラムをクリックして選択し,[変更]ボタンをクリックする。または,変更したい更新プログラムをダブルクリックする。
[変更(除外する更新プログラム情報)]ダイアログが表示されます。
なお,更新プログラムを複数選択している場合は,[変更]ボタンは非活性となります。
![[図データ]](figure/zu060900.gif)
- セキュリティ情報番号と文書番号を確認または変更する。
変更する更新プログラムの情報のセキュリティ情報番号と文書番号が表示されるので確認します。変更する場合は,セキュリティ情報番号と文書番号の両方を必ず入力してください。
- セキュリティ情報番号
- Microsoft社のセキュリティ情報に関するホームページを参照して,変更するセキュリティ情報番号を入力します。なお,先頭のMSは除いて入力してください。
- 文書番号
- Microsoft社のセキュリティ情報に関するホームページを参照して,変更する文書番号を入力します。なお,先頭のKBやQなどは除いて入力してください。
- 注意
- セキュリティ情報番号と文書番号は,Microsoft社が開示している番号に合わせて,同じ番号を入力してください。なお,セキュリティ情報番号がない更新プログラムを判定ポリシーに指定する場合は,セキュリティ情報番号のテキストボックスにその更新プログラムの文書番号を入力してください。
- [OK]ボタンをクリックする。
[変更(除外する更新プログラム情報)]ダイアログを閉じて,[除外する更新プログラム定義]ダイアログに戻ります。入力した内容で除外する更新プログラム情報が変更されます。
(3) 除外する更新プログラムの情報を削除する
[除外する更新プログラム情報定義]ダイアログで,除外する更新プログラムの情報を削除する手順を次に示します。
- [除外する更新プログラム情報定義]ダイアログで,削除したい更新プログラムの情報をクリックして選択する。
削除する更新プログラムは複数選択できます。
- [削除]ボタンをクリックする。
[削除(除外する更新プログラム情報)]メッセージボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/zu061000.gif)
- メッセージを確認したあと,[OK]ボタンをクリックする。
[削除(除外する更新プログラム情報)]メッセージボックスを閉じて,[除外する更新プログラム定義]ダイアログに戻ります。選択した更新プログラムの情報が削除されます。
(4) 除外する更新プログラムの情報をインポートする
除外する更新プログラムが大量にある場合は,除外する更新プログラム定義ファイルをCSV形式で作成し,インポートできます。
クライアントセキュリティ管理システムでは,除外する更新プログラム定義ファイルのサンプルを提供しています。サンプルをセキュリティ方針に基づいてカスタマイズしたあと,インポートすると便利です。除外する更新プログラム定義ファイルのサンプルについては,「付録A.4(1) 除外する更新プログラム定義ファイルのサンプル」を参照してください。
なお,除外する更新プログラム定義ファイルの記述形式については,「16.2.3 除外する更新プログラム定義ファイル」を参照してください。
[除外する更新プログラム定義]ダイアログに,除外する更新プログラムの情報をインポートする手順を次に示します。
- [除外する更新プログラム定義]ダイアログの[インポート]ボタンをクリックする。
[インポート(除外する更新プログラム情報)]ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/zu061100.gif)
- 「ファイルの場所」を指定する。
インポートする除外する更新プログラム定義ファイルの場所を指定します。
- ファイル名に除外する更新プログラム定義ファイル名を指定し,[開く]ボタンをクリックする。
指定したファイルが読み込まれます。[除外する更新プログラム定義]ダイアログに戻ります。
なお,指定したファイルに除外する更新プログラムの情報が記述されていなかった(空ファイルだった)場合,エラーメッセージが表示され,インポートは中止されます。
(5) 除外する更新プログラムの情報をエクスポートする
除外する更新プログラムの情報をCSV形式のファイルにエクスポートできます。[除外する更新プログラム定義]ダイアログから,除外する更新プログラムをエクスポートする手順を次に示します。
- [除外する更新プログラム定義]ダイアログで[エクスポート]ボタンをクリックする。
[エクスポート(除外する更新プログラム情報)]ダイアログが表示されます。
なお,[除外する更新プログラム定義]ダイアログに定義が登録されていない場合は,[エクスポート]ボタンは非活性となります。
![[図データ]](figure/zu061200.gif)
- 「保存する場所」を指定する。
エクスポートするファイルを保存する場所を指定します。
- ファイル名にエクスポートするCSV形式のファイル名を指定し,[保存]ボタンをクリックする。
指定したファイルが保存されます。[除外する更新プログラム定義]ダイアログに戻ります。