13.3.2 対策サーバを構築する

対策サーバを構築します。対策サーバには,次に示すプログラムをインストールおよびセットアップします。

<この項の構成>
(1) NetInsight II -PDのインストール
(2) NetInsight II -PDのセットアップ
(3) JP1/NETM/CSC - Agentのインストール
(4) JP1/NETM/CSC - Agentのセットアップ

(1) NetInsight II -PDのインストール

NetInsight II -PDを対策サーバにインストールします。インストールの詳細については,マニュアル「JP1/NetInsight II -PortDiscovery Advance」を参照してください。

(2) NetInsight II -PDのセットアップ

NetInsight II -PDをセットアップします。セットアップの詳細については,マニュアル「JP1/NetInsight II -PortDiscovery Advance」の環境設定を参照してください。

NetInsight II -PDのネットワーク監視機能である不正接続監視を停止しておいてください。デフォルトは停止になっています。

(3) JP1/NETM/CSC - Agentのインストール

JP1/NETM/CSC - Agentを対策サーバにインストールします。

JP1/NETM/CSC - Agentのインストールの詳細については,「5.7.1 JP1/NETM/CSC - Agentのインストール」を参照してください。

(4) JP1/NETM/CSC - Agentのセットアップ

JP1/NETM/CSC - Agentをインストールしたあと,JP1/NETM/CSC - Agentを開始するまでに,必ずJP1/NETM/CSC - Agentをセットアップしてください。

JP1/NETM/CSC - Agentのセットアップに必要な情報は,[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログで設定します。

[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログを表示して,項目を設定する手順を次に示します。

  1. [スタート]ボタンをクリックして[プログラム]-[JP1_NETM_Client Security Control]をポイントし,次に[エージェントセットアップ]を選択する。
    [JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログが表示されます。
  2. 項目に値を設定する。
    項目を選択すると,値や文字列を入力するボックスが項目一覧の下に表示されます。入力ボックスで値や文字列を直接入力するか,プルダウンメニューから値を選択します。
  3. [OK]ボタンをクリックする。
    指定した内容でJP1/NETM/CSC - Agentの環境が設定されて,[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログが閉じます。
    環境設定をしないで[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログを閉じるには,[キャンセル]ボタンをクリックします。

[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログを次の図に示します。

図13-14 [JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログ

[図データ]

[JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログで確認および設定できる項目を次の表に示します。

表13-10 [JP1/NETM/Client Security Control - Agent セットアップ]ダイアログで確認および設定できる項目

項目内容設定値初期環境
設定時の
デフォルト
マネージャー通信環境情報IPアドレスJP1/NETM/CSC - ManagerのIPアドレスです。IPv4形式(xxx.xxx.xxx.xxx)
ポート番号JP1/NETM/CSC - Agentとの通信に使用するJP1/NETM/CSC - Managerのポート番号です。JP1/NETM/CSC - Managerの「基本設定」タブで指定する「マネージャー通信環境情報」の「要求受付ポート番号」と同じポート番号を入力してください。1024~6553522340
エージェント通信環境情報ポート番号JP1/NETM/CSC - Agentのポート番号です。JP1/NETM/CSC - Managerのエージェント情報の追加画面で登録するポート番号と同じポート番号を入力してください。1024~6553522345
ネットワーク制御製品情報名称連携するネットワーク制御製品の名称です。JP1/NetInsightII-PDJP1/NETM/Network Monitor
ログ情報ログファイルサイズJP1/NETM/CSC - Agentのログファイルの最大サイズ(単位:キロバイト)を指定します。1~20971511024
ログファイル数JP1/NETM/CSC - Agentのログファイルの最大数を指定します。1~99910
クラスタ情報クラスタ環境JP1/NETM/CSC - Agentをクラスタ環境で運用するかどうかを指定します。運用する/運用しない運用しない
論理IPアドレスクラスタ環境で使用する論理IPアドレスを指定します。IPv4形式(xxx.xxx.xxx.xxx)
共有ディスククラスタ環境で使用する共有ディスクパスを指定します。フルパス
監査ログ情報監査ログJP1/NETM/Auditで収集するための監査ログを出力するかどうかを指定します。出力する/出力しない出力しない
(凡例)
-:設定なし

参考
ログ情報には,JP1/NETM/CSC - Agentの開始や終了などの情報や,ネットワーク制御製品との接続情報などが記録されます。