2.1 機能の概要
クライアントセキュリティ管理システムは,複数のJP1製品や関連製品の組み合わせによって機能を実現します。
クライアントセキュリティ管理システムの全体構成を次の図に示します。
図2-1 クライアントセキュリティ管理システムの全体構成
![[図データ]](figure/zu010200.gif)
クライアントセキュリティ管理システムが提供する主な機能を次に示します。
- インベントリ情報の管理
JP1/NETM/DMがクライアントからインベントリ情報を収集し,AIMの資産管理データベースで一元管理します。
- セキュリティポリシーの管理
管理者がJP1/NETM/CSC - Managerのポリシー管理画面でセキュリティポリシーを編集し,クライアントに割り当てます。
- 危険レベルの判定
クライアントのインベントリ情報とセキュリティポリシーによって,JP1/NETM/CSC - Managerがクライアントの危険レベルを判定します。
- アクションの実施
危険レベルの判定結果に応じ,JP1/NETM/CSC - Managerがアクションポリシーに基づいて管理者へのメール通知,クライアントへのメッセージ通知,およびネットワーク接続の制御といったアクションの実施を指示します。
- クライアントの危険レベル管理
管理者は,AIMのクライアントセキュリティ管理画面でクライアントを監視したり,セキュリティ対策状況が点数で評価された結果を確認したりできます。