資産情報ファイルは,アクションポリシー編集(アクションの設定)画面の「ユーザ定義のアクション」で「資産情報をコマンドに渡す」をチェックした場合に,ユーザが指定したコマンドに渡されるファイルです。
このファイルには,JP1/NETM/CSCによって資産番号やホスト名などの資産情報が設定されます。
ファイル名およびファイル格納フォルダを次に示します。
ファイル名 | ファイル格納フォルダ |
---|---|
cscmassetinfo.dat | JP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ¥usr¥YYYYMMDDhhmmssnnn※ |
なお,ファイル格納フォルダは,ユーザ定義のアクションで指定したコマンドが実行されたあとで,JP1/NETM/CSCによって削除されます。
(1) 書式
"資産番号","ホスト名","IPアドレス","ユーザ名","部署","MACアドレス","OS情報","設置場所","JP1/NETM/DMホスト識別子"↓
:
:
(凡例) ↓:改行コード
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。
表16-23 資産情報ファイルの定義内容
項番 | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 | 資産番号 | 情報機器の資産番号が120バイト以内の文字列で設定されます。 |
2 | ホスト名 | クライアントのホスト名が128バイト以内の文字列で設定されます。 |
3 | IPアドレス | クライアントのIPアドレスが15バイト以内の文字列で設定されます。 |
4 | ユーザ名 | クライアントのユーザ名が510バイト以内の文字列で設定されます。 |
5 | 部署 | クライアントの部署名が1,024バイト以内の文字列で設定されます。 |
6 | MACアドレス | クライアントのMACアドレスが17バイト以内の文字列で設定されます。 |
7 | OS情報 | クライアントが使用しているOS名称が400バイト以内の文字列で設定されます。 |
8 | 設置場所 | クライアントを設置している場所名が1,024バイト以内の文字列で設定されます。 |
9 | JP1/NETM/DMホスト識別子 | インベントリ取り込み時の引き当て情報が256バイト以内の文字列で設定されます。 |
なお,IPアドレスまたはMACアドレスが複数設定されている場合は,クライアントセキュリティ管理画面のPC一覧画面に表示されるものだけが設定されます。
(3) 指定例
"0000000001","庶務001","100.20.150.40","資産四郎","本社/総務部","00:1A:2B:3C:4D:5E","Windows 2000 Server","本社2F","#giqlm9lasl694r1b89ljaj38q20"↓