16.15 ネットワーク接続制御リストファイル

JP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionからネットワーク接続を制御するクライアントを指定するファイルです。このファイルには,クライアントを特定するためのMACアドレス,IPアドレス,およびホスト名を指定します。MACアドレス,IPアドレス,ホスト名はどれか一つを指定すれば,そのほかは省略できます。クライアントの指定は,次の規則に従います。

なお,ファイルの作成場所やファイル名は任意です。

<この節の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 指定例

(1) 書式

MACアドレス,IPアドレス,ホスト名
MACアドレス,IPアドレス,ホスト名
  :
  :
 
(凡例) ↓:改行コード

(2) 定義内容

定義内容を次の表に示します。

表16-47 ネットワーク接続制御リストファイルの定義内容

項番設定項目設定値
1MACアドレスネットワーク接続を制御したいクライアントのMACアドレスを1行に一つずつ記述します。
MACアドレスは,16進数12けたで指定します。
大文字・小文字は区別されません。
また,2けたごとに区切り文字を使用できます。区切り文字は,一つのMACアドレスに対して1種類だけ使用できます。
使用できる区切り文字は,「-(ハイフン)」,「:(コロン)」です。区切り文字を省略して「区切りなし」にすることもできます。「△(半角スペース)」は区切り文字として使用できませんので注意してください。
2IPアドレスMACアドレスに対応するIPアドレスをIPv4形式(xxx.xxx.xxx.xxx)で指定します。
3ホスト名クライアントのホスト名を64バイト以内の文字列で指定します。

記述する際の注意事項を次に示します。

(3) 指定例

00:11:22:33:44:11,192.168.1.111,client01↓
00:11:22:33:44:22,192.168.1.222,client02↓
00:11:22:33:44:33,192.168.1.333,client03↓
00:11:22:33:44:44,,↓
,192.168.1.444,↓
,,client04↓