5.8.1 インストール時のCSC管理者のセットアップ

JP1/NETM/CSC - Managerをインストールするとき自動セットアップを選択するか,または自動セットアップを選択しないでインストール後に管理者がcscsetupコマンドを実行すると,JP1/NETM/CSCの管理者権限と管理者ユーザがデフォルトでセットアップされます。

<この項の構成>
(1) CSC管理者の権限
(2) CSC管理者ユーザ

(1) CSC管理者の権限

CSC管理者の権限の情報を次に示します。

CSC管理者が実行できるAIMの業務カテゴリを,次の表に示します。

表5-9 CSC管理者が実行できる機能

項番AIMの業務カテゴリAIMの業務メニュー機能
1機器管理保有機器集計機器の保有台数を調査する
2保有機器一覧機器を検索する
3不稼働機器一覧利用されていない機器を検索する
4一括変更機器の管理情報を変更する
5ソフトウェア適用管理ソフトウェア適用状況ソフトウェアの適用状況を管理する
6配布状況ソフトウェアの配布状況を確認する
7システム管理ユーザ組織管理ユーザと組織の情報を変更する
8ユーザ検索ユーザを検索する
9設置場所管理設置場所の情報を変更する
10IPグループ管理IPグループ情報を変更する
11インストールソフトウェア管理インストールソフトウェア情報を変更する
12コード管理種別や状態を追加および変更する
13個人情報個人情報を参照および変更する
14ログ一覧インベントリ情報の取得を確認する
15システム定義権限管理ユーザ権限を変更する
16管理項目編集管理項目を変更する
17業務フィルターユーザ権限に応じた操作画面を変更する
18利用可能業務割り当て実行できる業務を変更する
19インベントリ情報の引き当て引き当て項目を設定する
20クライアントセキュリティ管理PC危険レベル管理クライアントの危険レベルを監視・管理する
21許可PC登録新規にクライアントを追加する
22セキュリティ対策評価クライアントのセキュリティ対策状況を点数で評価する
23統計データ部署ごとのセキュリティ対策状況の推移を確認する
注※
CSC管理者の権限を持つユーザがAIMの業務カテゴリで使用できる業務は,表5-9に限られます。なお,管理サーバにJP1/NETM/AIMを導入している場合で,その他の業務を使用するときは,JP1/NETM/AIMの管理者権限のユーザでログインして操作してください。

また,CSC管理者が実行できるAIMのクライアントセキュリティ管理機能の詳細を,次の表に示します。

表5-10 CSC管理者が実行できるクライアントセキュリティ管理の機能

項番AIMの業務カテゴリAIMの業務メニュー業務フィルター画面のボタン名機能
1クライアントセキュリティ管理PC危険レベル管理判定危険レベル判定
2メッセージ警告メッセージ通知
3許可ネットワーク接続許可
4拒否ネットワーク接続拒否
5有効セキュリティ管理有効化
6無効セキュリティ管理無効化
7履歴CSV判定アクション履歴CSV出力
8検索検索
9CSV検索結果のCSV出力
10PDF検索結果のPDF出力
11許可PC登録登録許可PC登録
12セキュリティ対策評価検索検索
13CSV検索結果のCSV出力
14PDF検索結果のPDF出力
15統計データ検索検索
16CSV検索結果のCSV出力
17全選択部署の全選択
18全解除選択されている部署の全解除
19グラフ検索結果のグラフ表示
注※
業務フィルター画面については,「5.8.2(4) CSC利用者が操作できる画面ボタンの制限」を参照してください。

注意
表5-10の業務メニューをすべて実行できるのがCSC管理者の権限です。実行できない業務メニューがある場合,CSC利用者の権限になります。CSC利用者の権限では,セキュリティポリシー管理画面にログインできないので注意してください。

(2) CSC管理者ユーザ

JP1/NETM/CSC - Managerのセットアップ時に作成されるCSC管理者のユーザ情報を次に示します。

また,CSC管理者ユーザは,追加作成できます。

パスワードの変更方法やCSC管理者ユーザの追加作成については,マニュアル「JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド」を参照してください。