危険レベルが高いため,ネットワーク接続を制御されたクライアントは,セキュリティ対策を実施する必要があります。クライアントのセキュリティ対策の実施方法は,JP1/NETM/NMの検疫支援機能を使用する場合としない場合で異なります。次にそれぞれの場合について説明します。
(1) JP1/NETM/NMの検疫支援機能を使用する場合
ネットワーク接続を制御されたクライアントのセキュリティ対策を実施するには,JP1/NETM/DMのソフトウェアの配布機能を実行します。
治療サーバのJP1/NETM/DM Client(中継システム)※を中継システムとして,管理者が管理サーバのJP1/NETM/DM Managerからソフトウェアを配布したり,クライアントの使用者がパッケージをインストールしたりできます。
JP1/NETM/DMのソフトウェアの配布機能については,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。
(2) JP1/NETM/NMの検疫支援機能を使用しない場合
ネットワーク接続を遮断されたクライアントのセキュリティ対策を実施するには,次の二つの方法があります。
次にそれぞれの方法について説明します。
(a) JP1/NETM/DMのオフラインマシンの管理機能を使用する方法
JP1/NETM/DMのオフラインマシンの管理機能とは,JP1/NETM/DMのオフラインインストールおよびオフラインマシンからインベントリ情報を取得する機能のことです。これらを使用して,オフラインでクライアントのセキュリティ対策を実施します。
JP1/NETM/DMのオフラインマシンの管理機能については,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。
(b) クライアントの使用者がインストール媒体などを使用する方法
クライアントの使用者がインストール媒体などを使ってセキュリティ対策を実施する場合,セキュリティ対策が完了しても,ネットワークに再接続できません。これは,クライアントの最新のインベントリ情報が管理サーバに通知できないためです。
次の手順でクライアントをネットワークに接続してください。