判定ポリシー更新コマンド(cscpolimport)に指定するファイルです。このファイルには,ウィルス対策製品名やウィルス定義ファイルバージョンなどを定義します。なお,ファイルの作成場所やファイル名は任意です。
(1) 書式
オペレーション,分類,判定ポリシー名,ウィルス対策製品名,製品バージョン,エンジンバージョン,ウィルス定義ファイルバージョン,ウィルス対策製品が非常駐のPCを危険PCと判定する,危険レベル↓
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(凡例) ↓:改行コード
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。
表16-46 ウィルス対策製品ポリシーインポートファイルの定義内容
項番 | 設定項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 | オペレーション | コマンドの動作を指定します。設定値は「U」です。 |
2 | 分類 | 分類を指定します。 ALL:すべてのポリシーを更新します。 POLICY:「判定ポリシー名」に指定されたポリシーを更新します。 |
3 | 判定ポリシー名 | 分類でPOLICYを指定した場合,判定ポリシー名を128バイト以内の文字列で指定します。 なお,分類でALLを指定した場合は指定できません。 |
4 | ウィルス対策製品名 | ウィルス対策品名を255バイト以内の文字列で指定します。 なお,指定されたウィルス対策製品名が更新対象の判定ポリシーに存在する場合は,判定ポリシーを更新します。存在しない場合は,判定ポリシーを追加します。 |
5 | 製品バージョン | 製品バージョンを255バイト以内の半角の英数字および記号で指定します。 省略した場合は,この項目の設定は更新しません。 |
6 | エンジンバージョン | エンジンバージョンを255バイト以内の半角の英数字および記号で指定します。 省略した場合は,この項目の設定は更新しません。 |
7 | ウィルス定義ファイルバージョン | ウィルス定義ファイルバージョンを255バイト以内の半角の英数字および記号で指定します。 省略した場合は,この項目の設定は更新しません。 |
8 | ウィルス対策製品が非常駐のPCを危険PCと判定する | ウィルス対策製品が常駐していないクライアントを,危険レベルの判定対象とするかどうかを指定します。 0:オフ 1:オン 省略した場合は,この項目の設定は更新しません。追加処理が行われた場合は,「0(オフ)」が設定されます。 |
9 | 危険レベル | 危険レベルを次のコードで指定します。 200:注意 300:警告 400:危険 省略した場合は,この項目の設定は更新しません。追加処理が行われた場合は,「400(危険)」が設定されます。 |
記述する際の注意事項を次に示します。
(3) 指定例
U,POLICY,(デフォルトポリシー),AntiVirus Corporate Edition 9.0,9.0.3.100,51.3.0.11,20060225.000,1,400↓