10.3 クライアントのセキュリティ対策状況を評価する

クライアントのセキュリティ対策状況を点数で評価できます。評価した点数を評価点といいます。

評価した結果を部署単位またはユーザ単位に画面で検索したり,CSV形式ファイルおよびPDFファイルに出力したりできます。クライアントのセキュリティ対策状況を点数化することで,セキュリティ対策を実施していない部署やユーザを一目で把握できます。この機能は,AIMの管理者,CSC管理者およびCSC利用者が使用できます。

クライアントの評価点は,各判定項目の危険レベル係数を掛け合わせて計算します。

評価点の計算式を次に示します。

[図データ]

注意
小数点以下は切り捨てられます。

危険レベル係数は,各判定項目で共通です。判定項目の危険レベル係数を次の表に示します。

表10-3 判定項目の危険レベル係数

項番判定項目の危険レベル危険レベル係数
1安全1
2注意0.75
3警告0.5
4危険0.25
5不明1
6判定項目なし1
注意
次に示す条件に該当する場合は,評価点は採点されません。
  • すべての判定項目の危険レベルが「判定未実施」の場合
  • すべての判定項目の危険レベルが「判定項目なし」または「不明」の場合
  • JP1/NETM/CSC - Managerをバージョンアップしたあと,まだ一度も判定を実施していない場合

クライアントのセキュリティ対策状況の採点例を次に示します。

図10-4 クライアントのセキュリティ対策状況の採点例

[図データ]

<この節の構成>
10.3.1 セキュリティ対策状況の評価結果を検索する
10.3.2 評価結果をCSV出力する
10.3.3 評価結果をPDF出力する