5.5.3 JP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionのセットアップ

JP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionをセットアップする手順について説明します。

[JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログには二つの画面があり,それぞれタブをクリックして選択します。

[JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログを次の図に示します。

図5-10 [JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログ

[図データ]

[JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログで設定する内容について,次の表に示します。

表5-5 [JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログで設定する内容

選択するタブ内容
「基本設定」タブ設定済みのJP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionの環境設定情報を表示したり,環境設定情報を変更したりできます。
「ウィルス対策製品」タブリモート管理サーバにインストールされているウィルス対策製品と連携してウィルス対策製品の判定ポリシーを自動更新する場合の設定情報を設定したり,ウィルス対策製品の連携情報を表示したりできます。

[JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログを表示して,項目を設定する手順を次に示します。

  1. [スタート]ボタンをクリックして[プログラム]-[JP1_NETM_Client Security Control]をポイントし,次に[リモートオプションセットアップ]を選択する。
    [JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログが表示されます。
  2. タブを選択して,項目に値を設定する。
    項目を選択すると,値や文字列を入力するボックスが項目一覧の下に表示されます。入力ボックスで,値や文字列を直接入力するか,プルダウンメニューから値を選択します。
  3. [OK]ボタンをクリックする。
    指定した内容でJP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionの環境が設定されて,[JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログが閉じます。環境設定をしないで[JP1/NETM/Client Security Control - Manager Remote Option セットアップ]ダイアログを閉じるには,[キャンセル]ボタンをクリックします。
<この項の構成>
(1) 「基本設定」タブでの操作
(2) 「ウィルス対策製品」タブでの操作

(1) 「基本設定」タブでの操作

「基本設定」タブでは,JP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionの環境設定情報を表示したり,変更したりできます。

「基本設定」タブを次の図に示します。

図5-11 「基本設定」タブ

[図データ]

「基本設定」タブで確認および設定できる項目を次の表に示します。

表5-6 「基本設定」タブで確認および設定できる項目

項目内容設定値初期環境
設定時の
デフォルト
マネージャー通信環境情報IPアドレスJP1/NETM/CSC - ManagerのIPアドレスを指定します。IPv4形式(xxx.xxx.xxx.xxx)
ポート番号JP1/NETM/CSC - Managerのポート番号です。
[JP1/NETM/CSC - Manager セットアップ]ダイアログで指定する「マネージャー通信環境情報」の「要求受付ポート番号」と同じポート番号を入力してください。
1024~6553522340
ポリシー自動更新ポート番号JP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionとの通信に使用するJP1/NETM/CSC - Managerのポート番号を指定します。1024~6553522351
ログ情報ログファイルサイズJP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionのログファイルの最大サイズ(単位:キロバイト)を指定します。1~20971511024
ログファイル数作成するJP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionのログファイルの最大数を指定します。1~99910
監査ログ情報監査ログJP1/NETM/Auditで収集するための監査ログを出力するかどうかを指定します。出力する/出力しない出力しない
(凡例)
-:設定なし

参考
ログ情報には,JP1/NETM/CSC - Manager Remote Optionの開始や終了の情報,ポリシー自動更新の実行結果,ネットワーク接続制御の実行結果などが記録されます。

(2) 「ウィルス対策製品」タブでの操作

「ウィルス対策製品」タブでは,ポリシー自動更新の情報を設定したり,ウィルス対策製品の連携情報を表示したりできます。

「ウィルス対策製品」タブを次の図に示します。

図5-12 「ウィルス対策製品」タブ

[図データ]

「ウィルス対策製品」タブで確認および設定できる項目を次の表に示します。

表5-7 「ウィルス対策製品」タブで確認および設定できる項目

項目内容設定値初期環境
設定時の
デフォルト
ポリシー自動更新情報ポリシー自動更新リモート管理サーバにインストールされているウィルス対策製品と連携して,ウィルス対策製品の判定ポリシーを自動更新するかどうかを指定します。実施する/実施しない実施しない
監視間隔ポリシー自動更新の監視間隔を指定します(単位:時間)。1~9999924
更新猶予期間最新のウィルス対策製品情報を取得してから,判定ポリシーを自動更新するまでの期間を指定します(単位:日)。1~1000
連携製品情報名称リモート管理サーバにインストールしたウィルス対策製品の名称を選択します。ウィルス対策製品名ウイルスバスター 2008
注※
4.6 判定ポリシーの自動更新で連携するウィルス対策製品の導入」の表4-5に示しているウィルス対策製品名が表示されます。

注意
  • リモート管理サーバにインストールしたウィルス対策製品ではなく,クライアントにインストールしたウィルス対策製品と連携して,判定ポリシーを自動更新する場合は,「ポリシー自動更新情報」の「ポリシー自動更新」を「実施しない」に設定してください。
  • 「連携製品情報」項目の「名称」は,リモート管理サーバにインストールしたウィルス対策製品の名称を選択してください。リモート管理サーバにインストールしたウィルス対策製品以外の名称を選択すると,意図しない判定ポリシーが更新されるおそれがあります。
    なお,クライアントセキュリティ管理システムで表示されるウィルス対策製品の名称は,実際の製品名と異なる場合があります。ウィルス対策製品の製品名とクライアントセキュリティ管理システムで表示される名称の対応については,「4.6 判定ポリシーの自動更新で連携するウィルス対策製品の導入」を参照してください。