8.3.1 更新プログラムの詳細情報を確認する
管理者は,更新プログラム詳細画面で,選択したクライアントの更新プログラムに関する詳細情報を確認できます。
更新プログラム詳細画面は,PC危険レベル詳細画面で,判定項目の「更新プログラム」のアンカーをクリックすると表示されます。
図8-6 更新プログラム詳細画面
![[図データ]](figure/zu080600.gif)
更新プログラム詳細画面に表示される項目を次の表に示します。
表8-4 更新プログラム詳細画面に表示される項目
項番 | 項目 | 内容 |
---|
1 | 更新プログラムに関する危険レベル | 更新プログラムに関する危険レベル。項番7の危険レベルの中で,最も危険度が高いレベルが,更新プログラムに関する危険レベルになります。 「安全」「不明」「注意」「警告」「危険」「判定項目なし」※1のうちどれか一つが表示されます。 |
2 | PC危険レベル判定日時 | PCの危険レベルを判定した日時。 YYYY/MM/DD△hh:mm:ssの形式で表示されます。 |
3 | OS情報 | 現在使用されているOSの名称。 |
4 | サービスパック | OSに適用されているサービスパックの種類。 |
5 | 判定条件※2 | 判定ポリシー編集(更新プログラム)画面で設定された判定条件。 「最新更新プログラム」または「指定更新プログラム」のどちらかが表示されます。 |
6 | 更新プログラム情報 | - 判定条件が「最新更新プログラム」の場合
セキュリティ情報番号および文書番号が表示されます。
- 判定条件が「指定更新プログラム」の場合
セキュリティ情報番号および文書番号が表示されます。また,クライアントに設定されているサービスパックやIEのバージョンが判定ポリシーの定義より古い場合は,判定ポリシーに定義されているサービスパックやIEのバージョンが表示されます。※3
|
7 | 危険レベル | 更新プログラム情報ごとの危険レベルの判定結果。「安全」「不明」「注意」「警告」「危険」のうちどれか一つが表示されます。 |
- 注※1
- 「判定項目なし」は,次のどれかの条件に該当する場合に表示されます。
- Windows版JP1/NETM/DM Clientがクライアントにインストールされていない場合
- クライアントにインストールされているWindows版JP1/NETM/DM Clientのバージョンが07-10以前の場合
- 判定ポリシー編集(更新プログラム)画面の「判定対象とする」チェックボックスがオフの場合
- 判定ポリシー編集(更新プログラム)画面の「判定対象とする」チェックボックスがオンで,かつ次に示す判定条件のどちらかの場合
最新更新プログラム
MBSAを使用している場合は,クライアントにMBSAのコマンドラインインターフェースおよびMBSA用のデータベースファイルが配布されていない。WUAを使用している場合は,クライアントにWUA 2.0とWindows Installer 3.0がインストールされてなく,かつWUA 2.0用のデータベースファイルが配布されていない。
指定更新プログラム
判定ポリシーに更新プログラムが何も定義されていない。
- 注※2
- 「判定条件」によって,「更新プログラム情報」の表示内容が異なります。判定条件ごとの表示内容について次に示します。
- 「最新更新プログラム」の場合
管理者が,判定ポリシーの設定で「最新の更新プログラム」を選択して更新プログラムを設定した場合,更新プログラム詳細画面の「判定条件」に「最新更新プログラム」が表示されます。更新プログラム詳細画面の「更新プログラム情報」には,クライアントにインストールされていない最新の更新プログラム情報が表示されます。なお,判定ポリシー編集(更新プログラム)画面で「特定の更新プログラムを除外する」をオンにした場合,除外した更新プログラムは,ここには表示されません。
- 「指定更新プログラム」の場合
管理者が判定ポリシーの設定で,「更新プログラムを指定する」を選択して更新プログラムを設定した場合,更新プログラム詳細画面の「判定条件」に「指定更新プログラム」が表示されます。更新プログラム詳細画面の「更新プログラム情報」には,クライアントにインストールされていない必須更新プログラムの情報が表示されます。
- 注※3
- サービスパックやIEのバージョンは,セキュリティ情報番号および文書番号とは別の行に表示されます。
なお,更新プログラムの判定ポリシーの設定については,「6.3 更新プログラムの判定ポリシーを編集する」を参照してください。