16.9.3 判定結果(ウィルス対策製品)ファイル

アクションポリシー編集(アクションの設定)画面の「ユーザ定義のアクション」で「判定結果をコマンドに渡す」をチェックし,「詳細」チェックボックスをオンにした場合に,アクションの実行時に入力情報としてコマンドに渡されるウィルス対策製品の詳細ファイルです。

このファイルには,JP1/NETM/CSCによってウィルス対策製品(判定ポリシー)の判定情報や危険レベル判定結果が設定されます。

<この項の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 指定例

(1) 書式

"資産番号","製品バージョン結果","エンジンバージョン結果","ウィルス定義ファイルバージョン結果","常駐設定結果","危険レベル"↓
  :
  :
 
(凡例) ↓:改行コード

(2) 定義内容

定義内容を次の表に示します。

表16-27 判定結果(ウィルス対策製品)ファイルの内容

項番項目設定値
1資産番号危険レベル判定を実施した資産の資産番号が120バイト以内の文字列で設定されます。
2製品バージョン結果製品バージョンの判定結果が次のコードで設定されます。
0:問題なし
1:問題あり
2:不明
3:判定項目なし
3エンジンバージョン結果エンジンバージョンの判定結果が次のコードで設定されます。
0:問題なし
1:問題あり
2:不明
3:判定項目なし
4ウィルス定義ファイルバージョン結果ウィルス定義ファイルバージョンの判定結果が次のコードで設定されます。
0:問題なし
1:問題あり
2:不明
3:判定項目なし
5常駐設定結果ウィルス対策製品常駐設定の判定結果が次のコードで設定されます。
0:問題なし
1:問題あり
2:不明
3:判定項目なし
6危険レベル危険レベルが次のコードで設定されます。
100:安全
200:注意
300:警告
400:危険
  • クライアントに複数のウィルス対策製品がインストールされている場合,すべてのウィルス対策製品について判定します。この場合,判定結果は,低い危険度を危険レベルとします。判定結果が不明のものがある場合は,その他の判定結果を危険レベルとします。
  • ウィルス対策製品が未導入の場合,項番2~5の判定結果を「1(問題あり)」とします。
  • ウィルス対策製品の判定結果が安全の場合,項番2~5の判定結果を「0(問題なし)」とします。
  • クライアントに導入されているウィルス対策製品が判定ポリシーに設定されていない場合,項番2~5の判定結果を「3(判定項目なし)」とします。

(3) 指定例

"1000000001","1","0","0","1","400"↓
"1000000002","1","1","2","1","400"↓
"1000000003","1","1","1","1","400"↓
"1000000004","3","3","3","3","010"↓