ここでは,JP1/NETM/DM(AMT連携機能)と連携した検疫システムの運用中に実施する作業について説明します。
運用中の作業の一覧を次の表に示します。
表14-9 運用中の作業の一覧
運用中の作業 | 内容 | 区分 | 参照先 |
---|---|---|---|
クライアントの監視 | 管理者が任意のタイミングで,クライアントの危険レベルを判定したり,アクションの履歴を確認したりします。 | ○ | 8. クライアントの監視 |
アクションの実施 | 管理者の指示によって,危険レベルの高いクライアントのネットワーク接続を拒否したり,安全になったクライアントのネットワーク接続を許可したりします。 | ○ | 9. セキュリティリスクへの対処 |
セキュリティ対策状況の評価 | クライアントごとのセキュリティ対策の状況を確認したり,ユーザや部署ごとのセキュリティ対策状況を点数で評価したりします。 | - | 10. セキュリティ監査 |
クライアントのセキュリティ対策の実施 | 危険レベルが高いと判定され,ネットワーク接続を制御されたクライアントのセキュリティ対策を実施します。 クライアントのセキュリティ対策は,オンライン環境で治療サーバと通信して実施します。 | ○ | 14.4.3 クライアントのセキュリティ対策を実施する |
運用中のシステム構成の変更 | 検疫システムでの特別な作業はありません。新規クライアントをネットワークに追加します。 | - | 14.4.4 新規クライアントをネットワークに追加する |
運用を開始したあとにクライアントを撤去するときに,クライアントのネットワーク拒否を行います。 | - | 14.4.5 運用を開始したあとにクライアントを撤去する |