16.16 インポートファイル

接続制御リストのインポートコマンド(cscrimport)を実行する際に指定するファイルです。このファイルの内容が接続制御リストとしてインポートされます。

また,接続制御リストのエクスポートコマンド(cscrexport)を実行した場合は,このファイルと同じ形式のエクスポートファイルが出力されます。

ファイルの形式はCSV形式のテキストファイルで,作成場所やファイル名は任意です。

<この節の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 指定例

(1) 書式

MACアドレス,IPアドレス,接続状態{ 1|2 }↓
MACアドレス,IPアドレス,接続状態{ 1|2 }↓
  :
  :
 
(凡例) ↓:改行コード

(2) 定義内容

定義内容を次の表に示します。

表16-48 インポートファイルの定義内容

項番設定項目設定値
1MACアドレスインポートするクライアントのMACアドレスを1行に一つずつ記述します。
MACアドレスは,16進数12けたで指定します。
大文字・小文字は区別されません。
また,2けたごとに区切り文字を使用できます。区切り文字は,一つのMACアドレスに対して1種類だけ使用できます。
使用できる区切り文字を次に示します。
  • -(ハイフン)
  • :(コロン)
  • △(半角スペース)
2IPアドレスMACアドレスに対応するIPアドレスを指定します。
3接続状態接続状態(許可または拒否)を指定します。
1:拒否
2:許可
注※
エクスポートコマンド(cscrexport)で出力されたファイルの場合は,「:(コロン)」で区切られています。

記述する際の注意事項を次に示します。

(3) 指定例

区切り文字を使用しない場合

0000E2701623,192.168.2.10,1↓
0000E2701624,192.168.2.11,1↓
0000E2701625,192.168.2.12,1↓
0000E2701626,192.168.2.13,1↓
0000E2701627,192.168.2.14,2↓
0000E2701628,192.168.2.15,2↓
0000E2701628,192.168.2.16,2↓
0000E2701629,192.168.2.17,1↓
0000E2701630,192.168.2.18,1↓

区切り文字として「:(コロン)」を使用した場合

00:00:E2:70:16:23,192.168.2.10,1↓
00:00:E2:70:16:24,192.168.2.11,1↓
00:00:E2:70:16:25,192.168.2.12,1↓
00:00:E2:70:16:26,192.168.2.13,1↓
00:00:E2:70:16:27,192.168.2.14,2↓
00:00:E2:70:16:28,192.168.2.15,2↓
00:00:E2:70:16:28,192.168.2.16,2↓
00:00:E2:70:16:29,192.168.2.17,1↓
00:00:E2:70:16:30,192.168.2.18,1↓