16.8 資産情報ファイル

資産情報ファイルは,アクションポリシー編集(アクションの設定)画面の「ユーザ定義のアクション」で「資産情報をコマンドに渡す」をチェックした場合に,ユーザが指定したコマンドに渡されるファイルです。

このファイルには,JP1/NETM/CSCによって資産番号やホスト名などの資産情報が設定されます。

ファイル名およびファイル格納フォルダを次に示します。

ファイル名ファイル格納フォルダ
cscmassetinfo.datJP1/NETM/CSC - Managerのインストール先フォルダ¥usr¥YYYYMMDDhhmmssnnn
注※
コマンド実行日時です。

なお,ファイル格納フォルダは,ユーザ定義のアクションで指定したコマンドが実行されたあとで,JP1/NETM/CSCによって削除されます。

<この節の構成>
(1) 書式
(2) 定義内容
(3) 指定例

(1) 書式

"資産番号","ホスト名","IPアドレス","ユーザ名","部署","MACアドレス","OS情報","設置場所","JP1/NETM/DMホスト識別子"↓
  :
  :
 
(凡例) ↓:改行コード

資産情報ファイルの記述形式
記述形式および注意事項を次に示します。
  • 各項目は,「,(コンマ)」で区切られます。
  • 各項目の値は,「"(ダブルクォーテーション)」で囲まれます。「""」は,値が省略されていることを示します。
  • 各項目の値の文字列中に「"」が含まれる場合は,「""」と二つ続けて設定されます。
  • 改行コードは,「0x0d0a」です。

(2) 定義内容

定義内容を次の表に示します。

表16-23 資産情報ファイルの定義内容

項番項目設定値
1資産番号情報機器の資産番号が120バイト以内の文字列で設定されます。
2ホスト名クライアントのホスト名が128バイト以内の文字列で設定されます。
3IPアドレスクライアントのIPアドレスが15バイト以内の文字列で設定されます。
4ユーザ名クライアントのユーザ名が510バイト以内の文字列で設定されます。
5部署クライアントの部署名が1,024バイト以内の文字列で設定されます。
6MACアドレスクライアントのMACアドレスが17バイト以内の文字列で設定されます。
7OS情報クライアントが使用しているOS名称が400バイト以内の文字列で設定されます。
8設置場所クライアントを設置している場所名が1,024バイト以内の文字列で設定されます。
9JP1/NETM/DMホスト識別子インベントリ取り込み時の引き当て情報が256バイト以内の文字列で設定されます。

なお,IPアドレスまたはMACアドレスが複数設定されている場合は,クライアントセキュリティ管理画面のPC一覧画面に表示されるものだけが設定されます。

(3) 指定例

"0000000001","庶務001","100.20.150.40","資産四郎","本社/総務部","00:1A:2B:3C:4D:5E","Windows 2000 Server","本社2F","#giqlm9lasl694r1b89ljaj38q20"↓