7.2 JP1/NETM/DM未導入のクライアントを検出する

JP1/NETM/DMがインストールされたクライアントから収集されたインベントリ情報を基に,セキュリティポリシーによってクライアントの危険レベルを判定し,アクションを実施します。クライアントのセキュリティ対策の状況を正確に把握するためには,クライアントにJP1/NETM/DMがインストールされていることが必須条件になります。

JP1/NETM/DM Managerの「ホスト探索」を実行すると,ネットワーク上に存在するクライアントから,JP1/NETM/DM未導入のクライアントを検出して,JP1/NETM/DMのインストール状況を確認できます。

JP1/NETM/DM未導入のクライアントを,JP1/NETM/DMでは「JP1/NETM/DM未導入ホスト」と呼びます。JP1/NETM/DM未導入ホストには,クライアント以外のサーバやUNIXマシンなども含まれます。ただし,クライアントセキュリティ管理システムは,OSがWindowsまたはLinuxのマシンを管理対象とし,それ以外のOSのマシンは管理対象外とします。そのため,OSがWindowsまたはLinux以外のマシンは,JP1/NETM/DM未導入ホストの検出対象から外す必要があります。

ここでは,JP1/NETM/DM未導入のクライアントの検出方法と,OSがWindowsまたはLinux以外のマシンを検出対象外にする方法について説明します。

<この節の構成>
7.2.1 JP1/NETM/DMのホスト探索を実行してJP1/NETM/DM未導入のクライアントを検出する
7.2.2  WindowsまたはLinuxマシン以外を検出の対象外にする