jirmgetlogs
機能
JP1/ITRMの障害情報と,障害解析に必要な情報を採取するコマンドです。採取した情報は,JP1/ITRMに障害が発生した場合に,サポートセンターなどに問い合わせるときの資料として使用します。
実行時の前提条件
-dbオプションまたは-mオプションを指定する場合,次の点に注意してください。
形式
jirmgetlogs -f 出力フォルダ名 [-q] [-db | -m]
引数
-f 出力フォルダ名
JP1ITRMRasInfoフォルダを出力するフォルダの名称を指定します。JP1ITRMRasInfoフォルダには,収集した障害情報が格納されます。出力フォルダ名を指定する際は次の点に注意してください。
-q
非対話形式でコマンドを実行するときに指定します。コマンドを自動実行する場合など,ユーザーの確認を省略したいときに使用します。
-db
データベースのデータを収集する場合に指定します。
-m
データベースのインベントリ情報を格納したテーブルを収集する場合に指定します。
注意事項
コマンド終了後,JP1/ITRM ServiceおよびJP1/ITRM Web Serviceは停止したままの状態となります。
戻り値
0 | 正常終了 |
1 | ほかのJP1/ITRMコマンドが実行中 |
2 | システム環境不正 |
3 | Administrators権限で実行していない |
4 | 引数不正 |
5 | 指定したフォルダが存在しない,またはパスが不正 |
7 | ディスク容量不足 |
9 | ユーザーが処理を中止した |
12 | 指定したフォルダ名が長過ぎる |
13 | 削除できないフォルダまたはファイルが存在した |
14 | 一部を除いて終了 |
18 | メモリの割り当てに失敗 |
20 | サポートしていないOSバージョン |
94 | サービスの状態が起動処理中または停止処理中 |
95 | JP1/ITRM ServiceまたはJP1/ITRM Web Serviceが起動中 |
96 | JP1/ITRM DB Serviceが停止中 |
97 | コマンドを待機系サーバで実行している |
98 | [Ctrl]+[C]キーを押してコマンドを中止した |
99 | その他のエラー |
使用例
D:¥tmpを出力フォルダに指定して,障害情報を収集する場合
jirmgetlogs -f D:¥tmp