jirmreport

機能

JP1/ITRMの各種レポートをCSV形式でファイルに出力するコマンドです。次に示す7種類のレポートを出力します。

 

このコマンドは次のような場合に使用します。

実行時の前提条件

形式

物理ホスト割り当て実績レポートを出力する場合

jirmreport -alloc phhis {-all {rg | bg} | -rg リソースグループ名 |
          -bg 業務グループ名}
          [-os {windows | linux | hp-ux | aix}] [-date 起点日時]
          [-range {month | 6month | year}]
          [-encoding {utf8 | utf8n}]
          -f ファイル名

物理ホスト割り当て予定レポートを出力する場合

jirmreport -alloc phplan {-all {rg | bg} | -rg リソースグループ名 |
          -bg 業務グループ名}
          [-os {windows | linux | hp-ux | aix}]
          [-range {month | 6month | year}]
          [-encoding {utf8 | utf8n}]
          -f ファイル名

仮想化ソフトウェア割り当て実績レポートを出力する場合

jirmreport -alloc hvhis {-all {rg | bg} | -rg リソースグループ名 |
          -bg 業務グループ名}
          [-metric {cpu | memory}] [-date 起点日時]
          [-range {month | 6month | year}]
          [-encoding {utf8 | utf8n}]
          -f ファイル名

仮想化ソフトウェア割り当て予定レポートを出力する場合

jirmreport -alloc hvplan {-all {rg | bg} | -rg リソースグループ名 |
          -bg 業務グループ名}
          [-metric {cpu | memory}]
          [-range {month | 6month | year}]
          [-encoding {utf8 | utf8n}]
          -f ファイル名

予約状況・予約実績一覧レポートを出力する場合

jirmreport -resv {-all {rg | bg} | -rg リソースグループ名 |
          -bg 業務グループ名 | -res リソース名 | -resvid 予約ID}
          [-date 起点日時]
          [-range {day | week | month | 6month | year}]
          [-encoding {utf8 | utf8n}]
          -f ファイル名

リソース使用量レポートを出力する場合

jirmreport -perf {-all {rg | bg} | -rg リソースグループ名 |
          -bg 業務グループ名 | -res リソース名}
          [-range {day | week | month | 2month}]
          [-encoding {utf8 | utf8n}]
          -f ファイル名

リソース使用量(時間推移)レポートを出力する場合

jirmreport -perfh {-all {rg | bg} | -rg リソースグループ名 |
          -bg 業務グループ名}
          [-encoding {utf8 | utf8n}]
          -f ファイル名

引数

-alloc {phhis | phplan | hvhis | hvplan}

物理ホストまたは仮想化ソフトウェアの割り当て状況のレポートを出力する場合,レポートの種類を指定します。

-os {windows | linux | hp-ux | aix}

物理ホストの割り当て状況のレポートを出力する場合,対象となるOSを指定します。このオプションを省略した場合,Windowsが対象になります。

-metric {cpu | memory}

仮想化ソフトウェアの割り当て状況のレポートを出力する場合,対象となるメトリックを指定します。このオプションを省略した場合,CPUが対象になります。

-resv

予約状況・予約実績一覧レポートを出力する場合に指定します。

-perf

リソース使用量レポートを出力する場合に指定します。

-perfh

リソース使用量(時間推移)レポートを出力する場合に指定します。

-all {rg | bg}

レポートを出力する対象となるグループ種別を指定します。指定したグループ種別のすべてのグループが対象になります。

-res リソース名

予約状況・予約実績一覧レポートまたはリソース使用量レポートを出力する場合,対象となるリソース名を指定します。該当するITリソースが複数存在する場合は,それらすべてが出力対象になります。

-resvid 予約ID

予約状況・予約実績一覧レポートを出力する場合,対象となる予約IDを1~9223372036854775807の範囲で指定します。このオプション指定した場合,-dateおよび-rangeオプションで出力対象として指定する集計期間に関係なく,指定した予約IDに該当する予約を出力します。

-rg リソースグループ名

レポートを出力する対象となるリソースグループ名を指定します。指定したリソースグループに所属するすべてのITリソースが出力対象になります。該当のリソースグループがフォルダによって階層化されている場合,フォルダ名を指定することもできます。

-bg 業務グループ名

レポートを出力する対象となる業務グループ名を指定します。指定した業務グループに所属するすべてのITリソースが出力対象になります。該当の業務グループがフォルダによって階層化されている場合,フォルダ名を指定することもできます。

-date 起点日時

物理ホスト割り当て実績レポート,仮想化ソフトウェア割り当て実績レポート,および予約状況・予約実績一覧レポートを出力する場合,対象の起点となる日時をyyyyMMddHHmm形式で指定します。なお,時刻(HHmm)の指定は,省略できます。時刻の指定を省略した場合,0:00が設定されます。このオプションを省略した場合,コマンド実行日の1か月前の0:00が起点日時になります。

-range {day | week | month | 2month | 6month | year}

レポートを出力する対象となる集計期間を指定します。-dateオプションで指定した起点日時から集計期間分が出力対象になります。

dayとweekは,予約状況・予約実績一覧レポートおよびリソース使用量レポートを出力する場合だけ指定できます。また,2monthはリソース使用量レポートを出力する場合だけ指定できます。このオプションを省略した場合,1か月が出力対象になります。

なお,集計期間に終了日時は含まれません。「起点日時≦集計期間<集計期間の終了日時」となります。month,2month,6month,およびyearを指定する場合,それぞれの終了日時は,翌月(31日後),2か月後(62日後),6か月後(186日後),および1年後(365日後)になります。

-f ファイル名

レポートを出力するファイルの名称を,絶対パスまたは相対パス形式で指定します。ファイル名だけを指定した場合は,カレントディレクトリにファイルを出力します。同名のファイルがすでに存在する場合は,ファイルを上書きします。

-encoding {utf8 | utf8n}

レポートを出力するファイルの文字コードを指定します。このオプションを省略した場合,OSのデフォルトエンコーディングで出力します。

オプションごとの指定の可否を次の表に示します。

表1-7 オプションごとの指定の可否

オプション種別オプション種別に対応するオプションレポート種別に対応するオプション
-alloc-resv-perf-perfh
phhisphplanhvhishvplan
OS-oswindows※1※1×××××
linux×××××
hp-ux×××××
aix×××××
メトリック-metriccpu××※1※1×××
memory×××××
出力対象-all
-res×××××
-resvid××××××
-rg
-bg
起点日時-date××××
出力期間-rangeday×××××
week×××××
month※1※1※1※1※1※1×
2month××××××
6month××
year××
出力ファイル-f
文字コード-encoding※2utf8
utf8n
(凡例)
◎:常に指定する。
○:同種別のオプションの中から必ず1つを指定する。
△:同種別のオプションの中から1つだけ指定できる。指定しない場合はデフォルトが設定される。
×:指定できない。
注※1
オプションを指定しない場合のデフォルトの設定になります。
注※2
指定しない場合は,OSのデフォルトエンコーディングでファイルを出力します。

注意事項

戻り値

0正常終了
1引数不正
2JP1/ITRM ServiceまたはJP1/ITRM DB Serviceが起動していない
8メモリ不足
12通信エラー
16実行権限がない
35同時に実行できるコマンドの数を超えている
130[Ctrl]+[C]キーを押してコマンドを中止した
131ファイルへの出力に失敗
137指定したリソース名が存在しない
145コマンド実行エラー(エラーの詳細はメッセージで確認)
255その他のエラー

出力ファイルの形式

このコマンドを実行して出力されるCSVファイルの項目を,レポート種別ごとに次の表に示します。項目名はコンマ(,)区切りで出力されます。項目値にダブルクォーテーション(")が存在する場合は,ダブルクォーテーション(")2つに置き換え,さらに設定値全体をダブルクォーテーション(")で囲みます。項目値にコンマ(,)が存在する場合は,その項目をダブルクォーテーション(")で囲みます。

1行目には,製品名,バージョン,レポート名,文字コード,出力開始日時,および出力終了日時が出力されます。2行目には,それぞれのレポートの出力項目が,ヘッダーとして出力されます。

次に,2行目にヘッダーとして出力される項目を,レポートの種類ごとに説明します。

物理ホスト割り当て実績レポート

表1-8 物理ホスト割り当て実績レポートの出力項目

項番項目名ヘッダー名
1日付DATE引数で指定した期間内の日付。
yyyy/mm/dd形式で出力する。
2総ホスト数TOTALHOSTS項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの総物理ホスト数。
3割り当て済みホスト数ALLOCATEDHOSTS項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの割り当て済み物理ホスト数。
4CPU使用率CPU(%)項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループ内の物理ホストのCPU使用率。
5メモリ使用率MEMORY(%)項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループ内の物理ホストのメモリ使用率。
日付ごとに古い順に出力します。

出力例

JP1/IT Resource Management - Manager,0911,物理ホスト割り当て実績,MS932,2010/12/31 00:00,2011/01/31 00:00
DATE,TOTALHOSTS,ALLOCATEDHOSTS,CPU(%),MEMORY(%)
2010/12/31,500,200,50.01,49.50
2011/01/01,500,200,40.10,30.50
2011/01/02,501,100,5.50,10.50

物理ホスト割り当て予定レポート

表1-9 物理ホスト割り当て予定レポートの出力項目

項番項目名ヘッダー名
1日付DATE引数で指定した期間内の日付。
yyyy/mm/dd形式で出力する。
2総ホスト数TOTALHOSTS項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの総物理ホスト数。
3割り当て済みホスト数ALLOCATEDHOSTS項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの割り当て済み物理ホスト数。
日付ごとに古い順に出力します。

出力例

JP1/IT Resource Management - Manager,0911,物理ホスト割り当て予定,MS932,2010/12/31 00:00,2011/01/31 00:00
DATE,TOTALHOSTS,ALLOCATEDHOSTS
2011/12/31,500,200
2012/01/01,500,200
2013/01/02,501,100

仮想化ソフトウェア割り当て実績レポート

表1-10 仮想化ソフトウェア割り当て実績レポートの出力項目

項番項目名ヘッダー名
1日付DATE引数で指定した期間内の日付。
yyyy/mm/dd形式で出力する。
2総性能TOTALPERF項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの仮想化ソフトウェアの総性能(CPUまたはメモリ)。
対象がCPUの場合はギガヘルツ,メモリの場合はギガバイトを単位として出力する。
3割り当て性能ALLOCATEDPERF項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの仮想化ソフトウェアに割り当てられた性能(CPUまたはメモリ)。
対象がCPUの場合はギガヘルツ,メモリの場合はギガバイトを単位として出力する。
4使用率UTIL(%)項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループに割り当てられた性能(CPUまたはメモリ)に対する使用率。
日付ごとに古い順に出力します。

出力例

JP1/IT Resource Management - Manager,0911,仮想化ソフトウェア割り当て実績,MS932,2010/12/31 00:00,2011/01/31 00:00
DATE,TOTALPERF,ALLOCATEDPERF,UTIL(%)
2010/12/31,400,100,50.01
2011/01/01,400,100,30.50

仮想化ソフトウェア割り当て予定レポート

表1-11 仮想化ソフトウェア割り当て予定レポートの出力項目

項番項目名ヘッダー名
1日付DATE引数で指定した期間内の日付。
yyyy/mm/dd形式で出力する。
2総性能TOTALPERF項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの仮想化ソフトウェアの総性能(CPUまたはメモリ)。
対象がCPUの場合はギガヘルツ,メモリの場合はギガバイトを単位として出力する。
3割り当て性能ALLOCATEDPERF項番1の日付時点でのリソースグループまたは業務グループの仮想化ソフトウェアに割り当てられた性能(CPUまたはメモリ)。
対象がCPUの場合はギガヘルツ,メモリの場合はギガバイトを単位として出力する。
日付ごとに古い順に出力します。

出力例

JP1/IT Resource Management - Manager,0911,仮想化ソフトウェア割り当て予定,MS932,2010/12/31 00:00,2011/01/31 00:00
DATE,TOTALPERF,ALLOCATEDPERF
2010/12/31,400,100
2011/01/01,400,100

予約状況・予約実績一覧レポート

表1-12 予約状況・予約実績一覧レポートの出力項目

項番項目名ヘッダー名
1予約IDRESERVATIONID予約時に自動で割り振られる予約ID。
2予約名RESERVATIONNAME予約名。
3予約開始日時RESERVATIONSTART予約開始日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
4予約終了日時RESERVATIONEND予約終了日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
状態が「占有予約」の場合は出力しない。
5状態STATUS予約の状態。
次のどれかの文字列を出力する。
  • 未実行
  • 実行中
  • 完了
  • 占有予約
6コメントCOMMENTコメント。
7業務グループ名BUSINESSGROUPITリソースが所属する業務グループ名。
階層をスラッシュ(/)区切りで連結する。
8予約ユーザー名USERNAME予約者のユーザー名。
9予約ユーザーIDUSERID予約者のユーザーID。
10リソース名RESOURCENAME予約対象のリソース名。
11管理IPアドレスMANAGEMENTIPADDRESS管理IPアドレス。
12リソースグループ名RESOURCEGROUPITリソースが所属するリソースグループ名。
階層をスラッシュ(/)区切りで連結する。
13リソースグループ種別RESOURCEGROUPTYPEリソースグループ種別
次のどれかの文字列を出力する。
  • 占有
  • 共有
  • 割り当て不可
14OSOSOSの名前。
15CPUクロック数CPUCLOCK(MHz)CPUクロック数(メガヘルツ)。
仮想ホストが仮想化環境管理ソフトウェアの管理対象の場合,仮想化環境管理ソフトウェアから収集した情報を出力する。
16CPUコア数NUMOFCPUCORECPUコア数。
仮想ホストが仮想化環境管理ソフトウェアの管理対象の場合,仮想化環境管理ソフトウェアから収集した情報を出力する。
17メモリMEMORY(MB)メモリ(メガバイト)。
仮想ホストが仮想化環境管理ソフトウェアの管理対象の場合,仮想化環境管理ソフトウェアから収集した情報を出力する。
18NIC枚数NUMOFNICNIC枚数。
19仮想化ソフトウェア名HVHOSTNAME仮想化ソフトウェアのホスト名。
出力対象のITリソースが仮想ホストの場合,その仮想ホストが動作する仮想化ソフトウェアのホスト名を出力する。
20リソースプール名RESOURCEPOOLNAMEリソースプール名。
出力対象のITリソースが仮想ホストで,その仮想ホストがリソースプール上で動作する場合,そのリソースプール名を出力する。
21HAクラスタグループ名HACLUSTERGROUPHAクラスタグループ名。
ITリソースがHAクラスタに所属している場合,その名称を出力する。
22リソース予約開始日時RESOURCESTART個別予約開始日時のうち最も早い日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
1つの予約でそのITリソースが占有される期間の開始日時を表す。
予約の追加または編集で,予約スペックを前の期間の値から変更した場合,変更後の予約スペックの個別予約開始日時を表す。
23リソース予約終了日時RESOURCEEND個別予約終了日時のうち最も遅い日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
1つの予約でそのITリソースが占有される期間の終了日時を表す。
予約の追加または編集で,予約スペックを前の期間の値から変更した場合,変更前の期間に対するリソース予約終了日時は,変更後の予約スペックの個別予約開始日時を表す。
状態が「占有予約」の場合は出力しない。
24予約CPUクロック数RESERVEDCPUCLOCK(MHz)ユーザーが予約時に確保したITリソースのCPUクロック数(メガヘルツ)。
25予約コア数RESERVEDNUMOFCPUCOREユーザーが予約時に確保したITリソースのCPUコア数。
26予約メモリRESERVEDMEMORY(MB)ユーザーが予約時に確保したITリソースのメモリ容量(メガバイト)。
27導入予定日時INTRODUCTIONDATEITリソースの導入予定日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
28滅却予定日時REMOVALDATEITリソースの滅却予定日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
29個別予約期間名PERIODNAME個別予約の期間名。
30個別予約期間種別PERIODTYPE個別予約期間の種別。
次のどちらかの文字列を出力する。
  • 利用
  • 保守
31個別予約開始日時PERIODSTART個別予約の開始日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
32個別予約終了日時PERIODEND個別予約の終了日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
状態が「占有予約」の場合は出力しない。
予約開始日時の古い順に出力します。
1つの予約で複数のITリソースを予約している場合,項番10~項番32を予約対象のITリソースごとに複数行出力します。その際は,リソース予約開始日時の古い順に出力します。
項番1~項番9は同じ情報を繰り返し出力します。
1つの予約で1つのITリソースに複数の予約期間がある場合,項番29~項番32を個別予約の期間数分出力します。その際は,個別予約開始日時の古い順に,該当のITリソースと同じ行に出力します。
1つのITリソース内の個別予約期間で予約スペックを変更している場合,項番22~項番32を予約スペックの変更数分出力します。
項番1~項番21,項番27および項番28は,同じ情報を繰り返し出力します。
指定した期間内に予約がない場合は,予約状況・予約実績一覧レポートの出力項目は出力されません。

出力例

JP1/IT Resource Management - Manager,0911,予約状況・予約実績一覧,MS932,2010/12/31 00:00,2011/01/31 00:00
RESERVATIONID,RESERVATIONNAME,...,RESOURCENAME,...,RESOURCESTART,...,PERIODNAME,...
10,予約1,...,HOST1,...,2010/12/31 00:00,...,期間1,...,期間2,...
10,予約1,...,HOST2,...,2010/12/31 00:00,...,期間1,...,期間2,...
10,予約1,...,HOST3,...,2011/01/01 00:00,...,期間1,...,期間2,...
20,予約2,...,HOST1,...,2011/01/10 00:00,...,期間1,...,期間2,...,期間3,...
20,予約2,...,HOST2,...,2011/01/10 00:00,...,期間1,...,期間2,...,期間3,...
30,予約3,...,HOST2,...,2011/01/20 00:00,...,期間1,...

JP1/IT Resource Management - Manager,0951,予約状況・予約実績一覧,MS932,2011/11/01 00:00,2011/12/02 00:00
RESERVATIONID,RESERVATIONNAME,...,RESOURCENAME,...,CPUCLOCK(MHz),NUMOFCPUCORE,MEMORY(MB),...,RESOURCESTART,RESOURCEEND,RESERVEDCPUCLOCK(MHz),RESERVEDNUMOFCPUCORE,RESERVEDMEMORY(MB),...,PERIODNAME,PERIODSTART,PERIODEND
10,予約1,...,HOST1,...,3000.00,2,2048.00,...,2011/11/02 00:00,2011/11/04 00:00,1000,1,1024.00,...,期間1,2011/11/02 00:00,2011/11/03 00:00
10,予約1,...,HOST1,...,3000.00,2,2048.00,...,2011/11/04 00:00,2011/11/15 00:00,3000,2,2048.00,...,期間2,2011/11/04 00:00,2011/11/10 00:00,期間3 ,...

リソース使用量レポート

表1-13 リソース使用量レポートの出力項目

項番項目名ヘッダー名
1デバイスDEVICEデバイスの種別。
次のどれかの文字列を出力する。
  • サーバ
  • 仮想化ソフトウェア
  • プール
  • VMクラスタ
  • vApp
2タイプTYPE物理または仮想の種別を示す。
リソース種別が「サーバ」,「サーバ(仮想化ソフトウェア上)」,または「仮想化ソフトウェア」の場合,次のどれかの文字列を出力する。
  • 物理
  • 仮想
  • 不明
3リソース名RESOURCENAMEリソース名。
4管理状態MANAGEMENTSTATUS次のどれかの文字列を出力する。
  • 発見
  • 未処理
  • 管理対象
  • 管理対象外
  • 削除待ち
5状態STATUS管理状態が「管理対象」の場合,次のどれかの文字列を出力する。
  • 正常
  • 警告
  • 異常
  • 不明
  • 応答なし
  • 監視停止
6管理IPアドレスMANAGEMENTIPADDRESS管理IPアドレス。
7リソースグループ名RESOURCEGROUPITリソースが所属するリソースグループ名。
階層をスラッシュ(/)区切りで連結する。
8リソースグループ種別RESOURCEGROUPTYPEリソースグループ種別。
次のどれかの文字列を出力する。
  • 占有
  • 共有
  • 割り当て不可
9業務グループ名BUSINESSGROUPITリソースが所属する業務グループ名。
階層をスラッシュ(/)区切りで連結する。複数の場合はコンマ(,)区切りで連結する。
10OSOSOSの名前。
11収集日時※1COLLECTEDDATE性能履歴の収集日時。
yyyy/mm/dd hh:mm形式で出力する。
出力期間にweekを指定した場合,分を表すmmは,30で固定される。
出力期間にmonthまたは2monthを指定した場合,hh:mmは,14:00で固定される。
12測定項目METRICCPU使用率(%)やメモリ使用率(%)など,JP1/ITRMが収集する性能情報の種別と単位を出力する。JP1/ITRMが収集する性能情報については,マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager 設計・構築ガイド」を参照。
13測定対象INSTANCE測定対象の名前。
リソース管理画面の[パフォーマンス]タブに表示される[測定対象]と同じ項目を出力する。
14測定対象状態INSTANCESTATUS次のどれかの文字列を出力する。
  • 正常
  • 警告
  • 異常
  • 不明
  • 監視停止
  • 収集しない
15性能値※2PERFVALUE性能値。
値は測定項目ごとに異なる。
リソース使用量レポートでは,すべての管理状態のITリソースを出力対象とします。プール,VMクラスタ,およびvAppの管理状態は,これらを管理する仮想化環境管理ソフトが稼働するホストの管理状態に依存します。
また,ITリソースごとに項番10~項番15を指定期間数分,収集日時の古い順に複数行出力します。その際,項番1~項番9は同じ情報を繰り返し出力します。
出力するITリソースがない場合は,リソース使用量レポートの出力項目は出力されません。
注※1
出力期間と出力するデータの対応を次に示します。なお,性能履歴のデータの集約前に実行した場合,その測定項目の行は出力しません。

出力期間出力するデータ
day性能監視の間隔に設定した間隔で取得したデータ。
weekdayを指定した場合に出力するデータを集計し,1時間の平均に集約したデータ。
monthdayを指定した場合に出力するデータを集計し,1日の平均に集約したデータ。
2month
注※2
性能値がない場合,その測定項目の行は出力しません。

出力例

JP1/IT Resource Management - Manager,0911,リソース使用量,MS932,2010/12/31 00:00,2011/01/31 00:00
DEVICE,TYPE,RESOURCENAME,...,COLLECTEDDATE,METRIC,INSTANCE,INSTNCESTATUS,PERFVALUE
サーバ,物理,HOST1,...,2010/12/31 00:00,CPU使用率(%),CPU,正常,40.55
サーバ,物理,HOST1,...,2011/01/01 00:00,CPU使用率(%),CPU,正常,30.00

サーバ,物理,HOST1,...,2011/01/31 00:00,CPU使用率(%),CPU,正常,10.22
仮想化ソフトウェア,物理,HOST2,...,2010/12/31 00:00,CPU使用率(%),CPU,正常,20.11
仮想化ソフトウェア,物理,HOST2,...,2011/01/01 00:00,20.00,...

リソース使用量(時間推移)レポート

表1-14 リソース使用量(時間推移)レポートの出力項目

項番項目名ヘッダー名
仮想ホストの場合仮想化ソフトウェアの場合
1デバイス種別DEVICETYPEデバイスの種別。
文字列「VM」を出力する。
デバイスの種別。
文字列「HV」を出力する。
2詳細種別DETAILTYPE仮想ホストのOS種別。
次の文字列を出力する。
  • Windows
  • Linux
仮想化ソフトウェアの種別。
次の文字列を出力する。
  • VMware
  • Hyper-V
  • HVM
3リソース名RESOURCENAMEリソース名。
4仮想化ソフトウェアのリソース名HVRESOURCENAME仮想ホストが動作する仮想化ソフトウェアのリソース名。仮想化ソフトウェアのリソース名。
5測定項目METRICJP1/ITRMが収集する性能情報の種別と単位を次の順で出力する。
  • CPU使用量(GHz)
  • メモリ使用量(GB)
    HVM上の仮想ホストの場合,行を出力しない。
  • ディスク読み込み転送速度(MB/sec)
    デバイス種別が「HV」かつ詳細種別が「HVM」の場合,行を出力しない。
  • ディスク書き込み転送速度(MB/sec)
    デバイス種別が「HV」かつ詳細種別が「HVM」の場合,行を出力しない。
  • ネットワーク平均パケット送信量(packets/sec)
  • ネットワーク平均パケット受信量(packets/sec)
6測定対象INSTANCE測定対象の名前。
リソース管理画面の[パフォーマンス]タブに表示される[測定対象]と同じ項目を出力する。
ただし,CPU使用量(GHz)およびメモリ使用量(GB)は,次に示す固定の文字列を出力する。
  • CPU使用量(GHz)
    「CPU」と出力する。
  • メモリ使用量(GB)
    「メモリ」と出力する。
測定対象の名前。
リソース管理画面の[パフォーマンス]タブに表示される[測定対象]と同じ項目を出力する。
ただし,CPU使用量(GHz)およびメモリ使用量(GB)は,次に示す文字列を出力する。
  • CPU使用量(GHz)
    [測定対象]のCPU使用率に該当する文字列を出力する。
  • メモリ使用量(GB)
    [測定対象]のメモリ使用率に該当する文字列を出力する。
7しきい値(警告)WARNINGTHRESHOLD空文字。レポートコマンドを実行したときの監視テンプレートに設定されている警告を通知するしきい値。
JP1/ITRMの画面に表示される監視テンプレートのしきい値(警告)に,仮想化ソフトウェアの現在のスペックを積算した絶対量を小数点第3位で四捨五入し,小数点第2位まで出力する。
8しきい値(異常)ERRORTHRESHOLD空文字。レポートコマンドを実行したときの監視テンプレートに設定されている異常を通知するしきい値。
JP1/ITRMの画面に表示される監視テンプレートのしきい値(異常)に,仮想化ソフトウェアの現在のスペックを積算した絶対量を小数点第3位で四捨五入し,小数点第2位まで出力する。
9使用可能値USABLEVALUEjirmreportコマンドを実行したときに,仮想ホストの予約されている次の項目のスペックを出力する。
  • CPU使用量(GHz)
  • メモリ使用量(GB)
これらの項目以外の場合,空文字を出力する。
jirmreportコマンドを実行したときの,仮想化ソフトウェアの次の項目のスペックを出力する。
  • CPU使用量(GHz)
  • メモリ使用量(GB)
これらの項目以外の場合,空文字を出力する。
10性能値※1PERFVALUE空文字。
11データ取得日時(yyyy/mm/dd hh:mm形式)※2性能値。
値は測定項目ごとに異なる。
コマンド実行時点から過去31日分のデータを1時間ごとに集約した値を,古い順に数値で出力する。数値が小数の場合は,小数点第3位で四捨五入し,小数点第2位まで出力する。データ取得日時のデータがない場合,空文字を出力する。
ヘッダーは,yyyy/mm/dd hh:mm形式でデータ取得日時を出力する。
仮想ホストのCPU使用量およびメモリ使用量は,仮想化ソフトウェアから取得した仮想ホストの性能値を出力する。
リソース使用量(時間推移)レポートでは,管理状態が「管理対象」であるすべての仮想化ソフトウェアおよび仮想ホストを出力対象とします。
注※1
仮想化ソフトウェアまたは仮想ホストの,ある測定項目の性能値が存在しない場合,その測定項目の行は出力しません。
また,仮想化ソフトウェアまたは仮想ホストの性能値がすべて存在しない場合,その仮想化ソフトウェアまたは仮想ホストの情報を出力しません。
仮想化ソフトウェアの状態が「監視状態」ではない期間に,仮想化ソフトウェア上の仮想ホストが「監視状態」でも,その期間の仮想ホストのCPU使用量およびメモリ使用量は出力しません。
注※2
データ取得日時の分を表すmmは,30で固定されます。

出力例

JP1/IT Resource Management - Manager,,,,,0951,リソース使用量(時間推移),MS932,2010/12/31 00:00,2011/01/31 00:00
DEVICETYPE,...,RESOURCENAME,HVRESOURCENAME,METRIC,...,USABLEVALUE,PERFVALUE,2011/01/01 01:30,...,2011/01/01 07:30,...
HV,...,HV1,HV1,CPU使用量(GHz),...,10.00, ,7.10,...,9.50,...
VM,...,VM1,HV1,CPU使用量(GHz),...,3.00, ,2.93,...,3.00,...
VM,...,VM2,HV1,CPU使用量(GHz),...,3.00, ,1.50,...,2.00,...
VM,...,VM3,HV1,CPU使用量(GHz),...,3.70, ,2.80,...,3.50,...

使用例

業務グループ「/業務A/業務システム1」のリソース使用量を出力する場合

jirmreport -perf -bg /業務A/業務システム1 -f C:¥temp¥reportdata.csv