業務グループごとに収集したITリソースの予約リソース量と実際の使用量を比較分析して,現状,その業務グループに割り当てられている性能が適切かどうかを判断します。さらに,今後その業務グループで実行する処理や利用者の増減などの予定が判明している場合は,その予定に合わせて予約リソース量の過不足を調整します。
ここでは,ITリソースの適切な使用量を,予約リソース量に対する50パーセントから80パーセントの範囲と仮定します。また,ここでは,業務グループ内のメモリの予約リソース量の適正について検討する例を説明します。
jirmreportコマンドを実行して出力される,仮想化ソフトウェア割り当て実績レポートを利用します。ここでは,現在(2011年5月10日)から過去1年間を対象にした業務グループAのメモリの予約状況を出力することとします。
jirmreport -alloc hvhis -bg 業務グループA -metric memory -date 20100510 -range year -f 出力先ファイル名 |
DATE,TOTALPERF,ALLOCATEDPERF,UTIL(%) |
jirmreportコマンドを実行して出力される,リソース使用量レポートを利用します。ここでは,現在(2011年5月10日)から過去2か月を対象にした業務グループAのリソース使用状況を出力することとします。
jirmreport -perf -bg 業務グループA -range 2month -f 出力先ファイル名 |
DEVICE,TYPE,RESOURCENAME,...,COLLECTEDDATE,METRIC,INSTANCE,INSTANCESTATUS,PERFVALUE |