2.1 JP1/ITRMを起動する

JP1/ITRMでは,セットアップ終了後に,ITリソース管理サーバの起動時にサービスが自動で起動されるように設定されます。したがって,ITリソース管理サーバの起動後は特に必要な操作はありません。

JP1/ITRMのサービスを手動で起動する場合の手順を次に示します。

  1. Windows Server 2008 R2のスタートメニューから,[管理ツール]-[サービス]を選択する。
  2. サービス一覧から起動するサービスを右クリックし,ポップアップメニューから[開始]を選択する。
    サービスは,次に示す順序で起動してください。
    • JP1/ITRM DB Service
    • JP1/ITRM Service
    • JP1/ITRM Web Service

なお,サービスの起動は,jirmcontrolserviceコマンドで実行することもできます。jirmcontrolserviceコマンドについては,マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager リファレンス」を参照してください。

クラスタ運用時のJP1/ITRMの起動

クラスタシステムで論理ホストのJP1/ITRMを運用する場合,JP1/ITRMの起動はクラスタソフトが制御します。クラスタ運用時にJP1/ITRMのサービスを手動で起動する場合の手順を次に示します。

  1. 実行系を現用系に切り替える。
  2. クラスタソフトを使用して,次に示す順序でサービスを起動する。
    • JP1/ITRM DB Service
    • JP1/ITRM DB Cluster Service
    • JP1/ITRM Service
    • JP1/ITRM Web Service

コマンドを実行するなど手動で起動した場合は,クラスタソフトの管理するJP1/ITRMの動作状態と実際の動作状態が異なってしまい,障害と判定されることがあります。

クラスタ運用の詳細については,マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager 設計・構築ガイド」のクラスタシステムについての説明を参照してください。