8.6 データベースのサイズを拡張する

データベースのサイズを拡張する手順を次に示します。なお,データベースのサイズ拡張は,JP1/ITRMの運用を停止した状態で実施してください。

  1. 次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/ITRM Web Service
    • JP1/ITRM Service
    JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
  2. スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
  3. jirmexportコマンドを実行して,データをエクスポートする。
    エクスポートされるデータは,JP1/ITRMの使用ポート番号情報,データベースの情報,およびユーザー設定プロパティファイル(jp1itrm.properties)です。
  4. JP1/ITRM DB Serviceを停止する。
  5. jirmunsetupコマンドを実行して,セットアップ済みのデータベースをアンセットアップする。
  6. jirmsetupコマンドを実行して,データベースをセットアップする。
    セットアップ時には,次のことに注意してください。
    • アンセットアップしたデータベースより大きなデータベースサイズを指定する。
  7. 次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/ITRM Web Service
    • JP1/ITRM Service
    JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
  8. jirmimportコマンドを実行して,エクスポートしたデータをインポートする。
  9. 手順7と逆の順序でサービスを起動する。

クラスタ環境の場合

  1. 実行系を現用系に切り替える。
  2. 現用系でクラスタソフトを使用して,次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/ITRM Web Service
    • JP1/ITRM Service
    JP1/ITRM DB Cluster ServiceおよびJP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
  3. 現用系で,スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
  4. 現用系でjirmexportコマンドを実行して,データをエクスポートする。
    エクスポートされるデータは,JP1/ITRMの使用ポート番号情報,データベースの情報,およびユーザー設定プロパティファイル(jp1itrm.properties)です。
  5. 現用系で手順2で停止したサービスが停止状態のままであることを確認してから,クラスタソフトを使用して,次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/ITRM DB Cluster Service
    • JP1/ITRM DB Service
  6. 実行系を予備系に切り替える。
  7. 予備系で,スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
  8. jirmunsetupコマンドを実行して,セットアップ済みのデータベースをアンセットアップする。
  9. 実行系を現用系に切り替える。
  10. 現用系で,スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
  11. 現用系でjirmunsetupコマンドを実行して,セットアップ済みのデータベースをアンセットアップする。
  12. 現用系でjirmsetupコマンドを実行して,データベースをセットアップする。
    セットアップ時には,次のことに注意してください。
    • アンセットアップしたデータベースより大きなデータベースサイズを指定する。
  13. 実行系を予備系に切り替える。
  14. 予備系でjirmsetupコマンドを実行して,データベースをセットアップする。
  15. 実行系を現用系に切り替える。
  16. 現用系でクラスタソフトを使用して,次に示す順序でサービスを起動する。
    • JP1/ITRM DB Service
    • JP1/ITRM DB Cluster Service
  17. 現用系で手順4でエクスポートしたデータを,jirmimportコマンドを実行してインポートする。
  18. 現用系でjirmsetportnoコマンドを実行して,JP1/ITRMの使用ポート番号を確認する。
  19. 手順16と逆の順序でサービスを停止する。
  20. 実行系を予備系に切り替える。
  21. 予備系でjirmsetportnoコマンドを実行して,手順18で確認したポート番号を設定する。
    データのインポート前後でポート番号の設定を変更していない場合,この操作は不要です。
  22. 実行系を現用系に切り替える。
  23. 手順16と逆の順序でサービスを起動する。
  24. 手順2と逆の順序でサービスを起動する。