仮想化ソフトウェアがインストールされている物理ホストで障害が発生した場合,そこで稼働している仮想ホストを,別の仮想化ソフトウェアにマイグレーションする必要があります。
ここでは,障害が発生した物理ホスト上の仮想ホストを確認し,仮想ホストをマイグレーションする手順を説明します。
便利メモ- 障害発生による影響を未然に防ぐために,障害が発生しそうな兆候があれば,マイグレーションを検討してください。ホットマイグレーションの場合,移行先のリソースプールを選択して実行するだけという簡単な操作で,仮想ホストを停止することなくマイグレーションできて便利です。
- 障害が発生しそうな兆候は,レポートでイベントが多発しているホストがないか確認することで判断できます。レポートは,レポート画面の[レポート項目一覧]で,[イベント発生ランキング]を選択すると表示できます。
- ■流れ
- 大まかな手順を次に示します。太字の部分がJP1/ITRMで実施する作業です。
- 障害が発生した物理ホスト上の仮想ホストを確認する。【必須】
- 仮想ホストをマイグレーションする。【必須】
- <この節の構成>
- 7.3.1 障害が発生した物理ホスト上の仮想ホストを確認する
- 7.3.2 仮想ホストをマイグレーションする