JP1/ITRMでは,ITリソースのうち,ホストの提供について管理できます。ITリソース利用者からホストの提供依頼を受けたら,要件に合致するホストを検索して予約し,提供できる状態に準備して,ITリソース利用者に提供します。
- ■流れ
- 大まかな手順を次に示します。太字の部分がJP1/ITRMで実施する作業です。
- ITリソース利用者から要求されたシステムの要件を確認する。【必須】
- ホストの予約に必要な情報を検討する。【必須】
- 要件に合致するホストの予約状況を確認し,提供可能な物理ホストまたは仮想ホストを予約する。【必須】
予約の対象がホストリソースかリソースプールかによって,このあとの手順が異なります。
- ホストリソースを予約した場合
- ホストが提供可能であることをITリソース利用者に連絡する。【必須】
- ホストが準備できたら,ITリソース利用者に利用可能であることを連絡する。【必須】
- リソースプールを予約した場合
- ホストが提供可能であることをITリソース利用者に連絡する。【必須】
- 仮想ホストを構築する。【必須】
- 仮想ホストの動作を確認する。【必須】
- ホストの準備が完了したら,ITリソース利用者に利用可能であることを連絡する。【必須】
便利メモ- JP1/ITRMでは,ホストのITリソース利用者とはメールでやり取りすることを想定しています。ITリソース利用者からのメールは,提供依頼の情報元として,管理番号を付けて保存しておくことをお勧めします。
- <この節の構成>
- 4.1.1 ホストの予約に必要な情報を検討する
- 4.1.2 要件に合致するホストの予約状況を確認し,提供可能な物理ホストまたは仮想ホストを予約する
- 4.1.3 仮想ホストを構築する
- 4.1.4 仮想ホストの動作を確認する