ITリソースなどの構成管理情報の追加,削除を繰り返すと,データベースに断片化された空き領域が発生し,処理速度に遅れを感じることがあります。そのため,次に示す契機などでデータベースを再編成してください。
- 定期的なバックアップ作業で,JP1/ITRMを停止するとき
- 年に1回程度の頻度の実施計画を立ててデータベースの再編成を実施するとき
なお,データベースの再編成は,JP1/ITRMの運用を停止した状態で実施してください。データベースを再編成する手順を次に示します。
- 次に示す順序でサービスを停止する。
- JP1/ITRM Web Service
- JP1/ITRM Service
JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
- スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
- jirmbackupコマンドを実行して,データベースおよび定義ファイルのバックアップを取得する。
- jirmdbreorgコマンドを実行して,データベースを再編成する。
- 手順1と逆の順序でサービスを起動する。
クラスタ環境の場合
クラスタ環境の場合,SCMでのサービスの停止と起動は,実行系で行ってください。コマンドは,実行系のサーバで実行してください。また,共有フォルダにアクセスできる状態である必要があります。
- 次に示す順序でサービスを停止する。
- JP1/ITRM Web Service
- JP1/ITRM Service
- JP1/ITRM DB Cluster Service
JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
- スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
- jirmbackupコマンドを実行して,データベースおよび定義ファイルのバックアップを取得する。
- jirmdbreorgコマンドを実行して,データベースを再編成する。
- 手順1と逆の順序でサービスを起動する。