4.5.4 仮想ホストをスケールインする

ここでは,仮想ホストをスケールインする手順を説明します。

[図データ]便利メモ
仮想ホストをスケールインする場合,現在提供している仮想ホストを一時保存しておくこともできます。一時保存しておくと,保存した状態の仮想ホストが簡単に再作成できます。仮想ホストの状態を一時保存する手順については,「4.7.3 仮想ホストの状態を一時保存する」を参照してください。
■流れ
大まかな手順を次に示します。太字の部分がJP1/ITRMで実施する作業です。
  1. ITリソース利用者から連絡された,スケールインする仮想ホストの要件を確認する。【必須】
  2. スケールインする仮想ホストの予約期間を短縮する。【必須】
  3. 提供している仮想ホストを停止する。【必須】
  4. 仮想ホストを仮想化ソフトウェア上から削除する。【任意】
<この項の構成>
(1) スケールインする仮想ホストの予約期間を短縮する
(2) 仮想ホストを停止する
(3) 仮想ホストを仮想化ソフトウェア上から削除する

(1) スケールインする仮想ホストの予約期間を短縮する

仮想ホストの予約期間を短縮します。予約期間を短縮する手順については,「4.3.2 [期間とタスク設定]画面で期間とタスクを変更する」を参照してください。

(2) 仮想ホストを停止する

仮想ホストを停止します。仮想ホストを停止する手順については,「7.5 仮想ホストを停止する」を参照してください。

(3) 仮想ホストを仮想化ソフトウェア上から削除する

■操作の前に

仮想ホストを削除する場合,次の前提条件があります。

■操作

  1. [リソース管理]タブを選択する。
  2. [リソース管理メニュー]から[すべてのリソース]を選択する。
  3. リソース一覧エリアで,削除したい仮想ホストを選択して,[アクション]メニューから[リソース操作]-[削除]を選択する。
  4. 確認のダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックする。

VMwareの場合,ポートグループの削除は成功,失敗のどちらの場合でも正常終了となります。

ポートグループの削除が失敗している場合,どの仮想ホストも使用しないポートグループが残ることがあります。必要に応じて削除してください。

[図データ]便利メモ
jirmvmdelコマンドでも仮想ホストを仮想化ソフトウェア上から削除できます。jirmvmdelコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager リファレンス」を参照してください。
[図データ]便利メモ
HVM上に作成した仮想ホストを削除する場合,削除しようとするLPARがアクセスするLUおよびホストグループもストレージから一括で削除されます。