JP1/IT Resource Management - Manager 運用ガイド
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
4.7.4 一時保存した仮想ホストを復元する
ここでは,保存した退避イメージを使って,仮想ホストを復元する手順を説明します。仮想ホストは,手動で復元することも,あらかじめ設定した時間に自動で復元することもできます。
なお,復元後の仮想ホストは起動した状態です。使用するまで仮想ホストを停止させておきたい場合は,「7.5 仮想ホストを停止する」を参照してください。
■操作の前に
仮想ホストを復元する場合,次の前提条件があります。
- VMwareの場合はvCenter,Hyper-Vの場合はSCVMMといったように,対象となる仮想化ソフトウェアを,仮想化環境管理ソフトウェアで管理していること
- 対象となる仮想ホストの仮想化ソフトウェアが起動していること
- <この項の構成>
- (1) 仮想ホストを手動で復元する
- (2) 仮想ホストを自動で復元する
(1) 仮想ホストを手動で復元する
■操作
- [リソース管理]タブを選択する。
- 復元先のリソースプールを選択する。
- トポロジービューで[アクション]メニューから[リソース操作]−[復元]を選択する。
- [退避イメージ選択]画面で,復元する退避イメージを選択し,[OK]ボタンをクリックする。
- [復元先設定]画面で,仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名を指定し,[OK]ボタンをクリックする。
仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名の横の[選択]ボタンをクリックすると,それぞれの設定画面が表示されます。
■設定項目
- [退避イメージ選択]画面
- 復元する退避イメージを選択する画面です。
- [復元先設定]画面
- 復元先のリソースプールや仮想化ソフトウェアなどが表示され,仮想ネットワークデバイスを変更できる画面です。
(2) 仮想ホストを自動で復元する
仮想ホストを自動で復元するには,スケジュール画面で保守期間のタスクとして設定します。ここでは,保守期間を予約して,退避イメージを自動で復元するタスクを設定する手順を説明します。
■操作
- [スケジュール]タブを選択する。
- [スケジュールメニュー]で,退避イメージの復元先となるリソースプールの業務グループを選択する。
- 予約一覧エリアで,退避イメージの復元先となるリソースプール上の,新規の仮想ホストの予約を選択し,[アクション]メニューから[予約編集]を選択する。
- 予約画面で,退避イメージの復元先となるリソースプール上の,新規の仮想ホストをチェックして,[期間とタスク]ボタンをクリックする。
- [期間とタスク設定]画面の[ホストの選択]から,退避イメージを復元先となるリソースプール上の,新規の仮想ホストを選択する。
- 予約された保守期間のチェックボックスをチェックし,[タスクの追加]ボタンをクリックする。
- [期間名のタスク設定]エリアへ追加されたタスクに,次の内容を設定する。
- タスク:復元
- 作業種別:自動
- 実行予定時間:退避イメージを復元する日時
- [タスク詳細設定]ボタンをクリックする。
- [退避イメージ選択]画面で,復元する退避イメージを選択し,[OK]ボタンをクリックする。
- [復元先設定]画面で,仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名を指定し,[OK]ボタンをクリックする。
仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名の横の[選択]ボタンをクリックすると,それぞれの設定画面が表示されます。
仮想ホストの複数仮想NICが同一ポートグループに接続している退避イメージを用いて復元する場合,同一ポートグループに接続していた仮想NICを同じ名前の仮想ネットワークデバイスに接続するよう設定する必要があります。異なる名前の仮想ネットワークデバイスを選択した場合,復元が失敗したり,設定が一部反映されないことがあります。
- [期間とタスク設定]画面で[OK]ボタンをクリックする。
- 予約画面で[OK]ボタンをクリックする。
■設定項目
- 予約画面
- 予約画面の設定項目については,「4.1.2 要件に合致するホストの予約状況を確認し,提供可能な物理ホストまたは仮想ホストを予約する」の「■設定項目」を参照してください。
- [期間とタスク設定]画面
- [期間とタスク設定]画面の設定項目については,「4.1.2 要件に合致するホストの予約状況を確認し,提供可能な物理ホストまたは仮想ホストを予約する」の「■設定項目」を参照してください。
- [退避イメージ選択]画面
- 復元する退避イメージを選択する画面です。
- [復元先設定]画面
- 復元先のリソースプールや仮想化ソフトウェアなどが表示され,仮想ネットワークデバイスを変更できる画面です。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2010, 2012, Hitachi, Ltd.