JP1/ITRMでは,jirmsetupコマンドを実行する際,作成するデータベースの規模を引数で指定します。データベースの規模は,管理対象にする物理ホストおよび仮想ホストの数と関係します。データベースの規模ごとに管理できるホスト数の目安を表4-2に示します。管理対象にするホスト数を見積もり,データベースの規模を決めておいてください。
jirmsetupコマンドを実行するときに指定するデータベースの規模の種類,データベースの規模ごとに管理できるホスト数,および必要なディスク容量について,次の表に示します。なお,jirmsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager リファレンス」を参照してください。
表4-2 セットアップ時に指定するデータベースの規模および必要なディスク容量
データベースの規模を指定する引数 | 管理できるホスト数(台)※ | セットアップ時に必要なディスク容量(ギガバイト) | データベースの最大容量(ギガバイト) |
---|---|---|---|
N30 | 30 | 8.0 | 29.0 |
N400 | 400 | 36.0 | 179.0 |
N700 | 700 | 136.0 | 287.0 |
N1000 | 1,000 | 225.0 | 395.0 |
N1500 | 1,500 | 349.0 | 599.0 |
クラスタ環境を使ってJP1/ITRMを運用する場合に,必要な共有ディスクとローカルディスクのディスク容量について,次の表に示します。
表4-3 クラスタ環境で運用する場合に必要なディスク容量
データベースの規模を指定する引数 | セットアップ時に必要なディスク容量(ギガバイト) | データベースの最大容量(ギガバイト) | ||
---|---|---|---|---|
共有ディスク | ローカルディスク | 共有ディスク | ローカルディスク | |
N30 | 7.3 | 0.7 | 28.3 | 0.7 |
N400 | 27.0 | 9.0 | 170.0 | 9.0 |
N700 | 121.0 | 15.0 | 272.0 | 15.0 |
N1000 | 204.0 | 21.0 | 374.0 | 21.0 |
N1500 | 319.0 | 30.0 | 569.0 | 30.0 |
KNAR20614-W データベースを自動増分させるための,ディスク空き容量が少なくなっています。 |