6.1 JP1/ITRMの環境構築の流れ

JP1/ITRMの環境構築の概要を次の表に示します。

設定内容の詳細については,それぞれの説明個所を参照してください。

表6-1 JP1/ITRMの環境構築で実施する設定の概要

設定設定内容説明個所設定の要否
ITリソースを管理対象にするために必要な設定管理対象のホスト,ネットワークデバイス,およびストレージ装置に対して,JP1/ITRMを使用して情報を取得できるように設定します。6.2
デフォルトユーザーのパスワード変更環境構築で使用するデフォルトユーザーのパスワードを変更します。6.3
システムを構築するためのユーザーの追加システムを構築するためのユーザーを追加します。また,必要に応じてデフォルトユーザーを削除します。6.4
仮想イメージテンプレートを使用するための設定デプロイ時に仮想イメージテンプレートを使用できるように設定します。6.5
管理対象とするITリソースの探索と設定ネットワーク上にあるITリソースを発見して,管理対象として設定します。6.6
リソースグループの作成とITリソースの追加ITリソースをリソースグループごとに分類します。6.7
リソースグループの業務グループへの関連づけITリソースをリソースグループ単位で業務グループに関連づけます。6.8
ユーザー作成ロールの作成とユーザーの登録ユーザーごとに,参照できるリソースグループや,実行できる操作などを設定します。6.9
(凡例)
○:必ず設定する。
△:必要に応じて設定する。

JP1/ITRMの構築時にトラブルが発生した場合の対処方法については,「6.10 構築時のトラブルシューティング」を参照してください。