8.3.7 WSFCへのサービスの登録

WSFCに次の表に示すようにJP1/ITRMのサービスを登録します。

表8-6 WSFCへのサービスの登録

項番サービス表示名サービス名依存関係
1JP1/ITRM DB ServiceHiRDBEmbeddedEdition_JR0
JP1/IM - Managerと連携する場合
  • 項番5のリソース
JP1/IM - Managerと連携しない場合
  • IPアドレスリソース
  • 物理ディスクリソース
2JP1/ITRM DB Cluster ServiceHiRDBClusterService_JR0項番1のリソース
3JP1/ITRM ServiceJP1_ITRMService項番2のリソース
4JP1/ITRM Web ServiceJP1_ITRMWebService項番3のリソース
5JP1/Base Event 論理ホスト名JP1_Base_Event 論理ホスト名
  • IPアドレスリソース
  • 物理ディスクリソース
  • ネットワーク名リソース
6JP1/Base 論理ホスト名JP1_Base_論理ホスト名項番5のリソース
注※
論理ホスト名とは,JP1/Baseで設定する論理ホスト名のことを示します。JP1/IM - Manager連携機能を使用する場合は,「8.3.4 WSFCへのリソースの登録」の表の項番3で設定した論理IPアドレスに対応する論理ホスト名を設定してください。

ここで登録する場合の「リソースの種類」は「汎用サービス」です。また,項番1,項番2については,サービスが停止したとき,リトライしないですぐにフェールオーバーする設定にしてください。項番3,項番4については,WSFCの設定のままでかまいません。

作業完了後,WSFCを使って,予備系から現用系に系の切り替えを実施してください。系の切り替え手順を次に示します。

  1. Administrators権限でコマンドプロンプトを起動し,次のコマンドを実行する。

    Cluster res "JP1/ITRM Web Service" /priv StartupParameters=""

  2. JP1/ITRM Web Serviceの[プロパティ]ダイアログボックスを表示し,[全般]タブのスタートアップパラメータの値が空白になっていることを確認する。

サービスを起動する場合は,次の操作を実施してください。

  1. WSFCを使って,実行系サーバを現用系に切り替える。
    すでに現用系が実行系サーバになっている場合,この操作は不要です。
  2. 現用系で,WSFCを使って次に示す順序でサービスを起動する。
    • JP1/ITRM DB Service
    • JP1/ITRM DB Cluster Service
    • JP1/ITRM Service
    • JP1/ITRM Web Service