1.2.1 自動検出によるITリソースの現状把握

JP1/ITRMでは,エージェントレスでITリソースを自動検出し,現状のITリソースの構成情報を把握できます。ITリソースの構成情報は,定期的に自動で収集したり,最新の構成情報が必要なときに手動で収集したりできます。ITリソースの検出条件となる検出範囲や接続のための認証情報などは,ウィザード形式で設定できます。

図1-2 ITリソースの現状を把握する流れ

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ITリソースのネットワーク構成は,JP1/ITRMの画面上でトポロジー表示できます。この表示によって,サーバ,ストレージ,ネットワークデバイスなどの接続関係や,仮想化ソフトウェアとその上で稼働する仮想ホストとの関連を把握できます。

仮想ホストに異常が発生した場合には,トポロジー表示を利用してどの仮想化ソフトウェア上の仮想ホストかを特定できます。また,個々のITリソースについては,割り当てのスケジュールやITリソースの使用量などの情報も把握できます。

図1-3 トポロジー表示

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