このマニュアルは,JP1/IT Resource Management - Managerの概要,機能,設計および構築について説明したものです。なお,このマニュアルでは,JP1/IT Resource Management - ManagerをJP1/ITRMと表記します。
対象読者
JP1/ITRMを使用して,データセンター内などで動作するITリソース(サーバ,ストレージ,ネットワークデバイスなどのIT機器)を管理,運用する方を対象としています。具体的には次の方を対象とします。
また,このマニュアルは次の知識を持つ方にお読みいただくことを前提に説明しています。
さらに,使用する機能によって次の基礎知識を持っていることを前提とします。
マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す編から構成されています。
読書手順
JP1/ITRMには,このマニュアルを含め次に示す4冊のマニュアルがあります。
次の表に示すように,目的に合わせて必要な個所をお読みください。
項番 | 目的 | 参照個所 | |
---|---|---|---|
1 | JP1/ITRMを理解する | 概要を知る | 第1編 概要編 |
機能を知る | 第2編 機能編 | ||
2 | JP1/ITRMのシステムを設計する | 設計個所を確認し,システムを設計する | 第3編 設計編 |
3 | JP1/ITRMのシステムを構築する | 構築手順を確認し,構築する | 第4編 構築編 |
4 | JP1/ITRMのシステムを運用する | 運用方法を知る | マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager 運用ガイド」 クイックリファレンス編,運用編 |
トラブルが発生したときにトラブルの回避方法を知る | マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager 運用ガイド」 トラブルシューティング編 | ||
5 | JP1/ITRMのシステムの見直しをする | システムを再設計・再構築する | マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager 運用ガイド」 メンテナンス編 |
6 | リファレンス情報を参照する | コマンド,定義ファイルの詳細パラメーターを確認し,設定値を決める | マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager リファレンス」 |
トラブルが発生したときにメッセージの内容を確認し,トラブルの回避方法を知る | マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager メッセージ」 |
このマニュアルで使用している記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記号 | 意味 |
---|---|
[ ] | メニュー項目,画面名,ボタン名,およびキーボードのキーなどを示す。 (例) メニュー項目:[アクション] 画面名:[ログイン]画面 ボタン名:[OK]ボタン キーボードのキー:[Ctrl]キー |
[ ]-[ ] | 画面のメニューから項目を選択する操作を示す。 (例) [アクション]-[イベント選択]を選択する。 上記の例では,メニューバーの[アクション]を選んで,プルダウンメニューの[イベント選択]を選択することを示す。 |
[ ]+[ ] | キーを同時に押すことを示す。 (例) [Ctrl]+[C]キー 上記の例では,[Ctrl]キーと[C]キーを同時に押すことを示す。 |
| (ストローク) | 複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。 (例) 「A|B|C」は,「A,BまたはC」を示す。 |
太字 | 重要な用語または任意に指定する項目を示します。 |
数式で使用する記号
このマニュアルの数式中で使用する記号を,次のように定義します。
記号 | 意味 |
---|---|
+ | 加算記号を示す。 |
- | 減算記号を示す。 |
× | 乗算記号を示す。 |
÷ | 除算記号を示す。 |
図中で使用する記号
このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。
インストール先フォルダの表記
このマニュアルでは,JP1/ITRM,およびWindows版JP1/IMのインストール先フォルダを次のように表記しています。
製品名 | インストール先フォルダの表記 | デフォルトインストール先フォルダ※ |
---|---|---|
JP1/ITRM | ITRMパス | システムドライブ:¥Program Files (x86)¥Hitachi |
JP1/IM - Manager | IM-Managerパス | システムドライブ:¥Program Files¥HITACHI¥JP1Cons |
JP1/IM - View | IM-Viewパス | システムドライブ:¥Program Files¥HITACHI¥JP1CoView |
Windows Server 2008の場合,「システムドライブ:¥Program Files」と表記している部分は,インストール時のOS環境変数によって決定されるため,環境によって異なる場合があります。
このマニュアルで使用する「Administrators権限」について
このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対するAdministrators権限です。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザーおよびActive Directory環境で動作に違いはありません。