JP1/ITRMのシステムは,ITリソース管理サーバ,Webコンソール,およびITリソース群で構成されます。
図1-10 基本的なシステム構成例
![[図データ]](figure/sk010110.gif)
- ITリソース管理サーバ
- JP1/ITRMを導入したサーバです。ITリソースを管理する機能を提供します。
- Webコンソール
- WebブラウザーからJP1/ITRMにログインし,ITリソースを監視したり操作したりするためのコンソールです。Webブラウザーには,IEを使用してください。
- ITリソース群
- 物理ホスト,仮想ホスト,ネットワークデバイス,ストレージなどのITリソースを指します。個々のITリソースについて,JP1/ITRMの管理対象にするかどうか設定できます。
そのほかの構成要素を次に示します。
- デプロイ時にLUを作成するストレージ装置を管理するために,Hitachi Device Managerが必要です。
- HVM上のLPARにインストールするOSを管理するために,JP1/SC/DPMが必要です。
- HVM上の仮想ホストと管理サーバ for DPMは,同一のサブネットに設置してください。
HVMを管理対象にするシステムの構成例については,「4.2.2(2) HVMを管理対象にする場合のシステム構成例」を参照してください。HVMを管理対象にするための設定については,「6.2.7 HVMを管理対象にするための設定」を参照してください。
- JP1イベントを発行する場合
JP1/ITRM上で発生した事象をJP1イベントとして発行する場合は,ITリソース管理サーバにJP1/Baseが必要です。
- クラスタシステムで運用する場合
クラスタシステムで運用する場合は,実行系および待機系用のITリソース管理サーバおよび共有ディスクが必要です。
詳細については,「4.2.2(3) クラスタシステムでの構成例」を参照してください。
- 他製品と連携する場合
JP1/IM - Managerなどの他製品と連携する場合のシステム構成例については,「3. 他製品との連携」を参照してください。