次の定義方法に従い,テキストエディターを使用してそれぞれの機能の定義を定義ファイル(ftshostenv.conf)に記述してください。
定義ファイルは,一つの定義に対して1行の形式で表します。1行に記述できる文字数は2,048バイト以内です。定義名と「:(コロン)」の間,「:(コロン)」と指定値の間は,空白またはタブで区切ります。定義名の前には空白またはタブが指定できます。"#"以降の文字は,改行するまでコメントとみなされます。
表3-17 定義ファイル(ftshostenv.conf)に指定できる定義名および指定値の内容
定義名 | 定義内容 | 指定値 |
---|---|---|
specify client localhost | FTPクライアントの自IPアドレスの指定を有効にします。 | [YES|NO]《NO》 |
response hostname reverse lookup | FTPサーバで送信する応答メッセージ内のFTPサーバホスト名を,接続を受けたアドレスにします。 | [YES|NO|指定なし] 《指定なし》 |
jp1event host | JP1イベント送信先を指定します。 | [ホスト名|IPアドレス|指定なし] 《指定なし》 |
作成する定義ファイルの属性は次のようにしてください。
表3-18 定義ファイル(ftshostenv.conf)の属性
項目名 | 設定内容 |
---|---|
ファイル名 | ftshostenv.conf |
ディレクトリ名 | /var/opt/jp1_fts/sys |
所有者 | スーパーユーザ |
アクセスパーミッション | 所有者に「r」 |
定義ファイルの例を次に示します。
定義ファイルのサンプルは,次のディレクトリに格納されています。