3.5.1 伝送カードを指定して伝送する(選択実行)

伝送カードを指定して,伝送します。複数の伝送カードを指定して伝送することもできます。

[伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウから実行する方法と,コマンドで実行する方法を説明します。

<この項の構成>
(1) [伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウで実行する
(2) ftstranコマンドで実行する

(1) [伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウで実行する

  1. [伝送要求の登録/実行一覧]ウィンドウで,伝送する伝送カードを選択する。
    複数の伝送カードを指定するときは,[Shift]キーまたは[Ctrl]キーを押しながら伝送カードを指定します。
  2. [実行]-[カードの選択実行]を選択する。
    [伝送の実行]ダイアログボックスが表示されます。

    図3-12 [伝送の実行]ダイアログボックス

    [図データ]

  3. [同期実行]または[非同期実行]をクリックする。
    • 同期実行
      カード名ごとに順に伝送を実行します。前のファイル伝送が終了するまで,次のファイルの伝送をしません。そのため回線に負担が掛かりません。
      伝送結果が[伝送の実行]ダイアログボックスの詳細の下に表示されます。( )内の数字は該当ファイル伝送の伝送番号を示します。伝送前のエラーについては,伝送番号は表示されません。
    • 非同期実行
      カード全体を一括して伝送します。同時に伝送できるファイル数は最大同時伝送数です。また,非同期実行をすると,「登録しました」というメッセージが表示され,伝送の結果は表示されません。伝送の結果は履歴表示で確認してください。
  4. 伝送後,[取消]をクリックする。
ファイル伝送の中断方法
[同期]または[非同期]をクリックすると,[中断]または[強制中断]が表示されます。
  • [中断]
    同期実行:実行中のファイル伝送が終了してから,要求を中断します。
    非同期実行:要求中のファイル伝送が登録されてから,要求を中断します。
    クライアント(発信側)と接続中のときは,接続の終了を待ってから中断します。
  • [強制中断]
    [強制中断]をクリックすると伝送を即時中断します。ただし,非同期実行を指定している場合で,すでに登録済みの伝送は中断されません。なお,ファイル伝送の履歴は,出力されない場合があります。
ワイルドカードを使用したファイル伝送のエラー表示について
「コメントおよび伝送結果」には,最初に発生したエラーだけが表示されます。

(2) ftstranコマンドで実行する

選択実行するコマンドの例を,次に示します。

[図データ]

ftstranコマンドによる伝送は,同期実行だけです。ftstranコマンドについては,「6. コマンド」の「ftstran-伝送の実行-」を参照してください。