3.15.1 指定方法

次の定義方法に従い,テキストエディターを使用してそれぞれの機能の定義を定義ファイル(ftshostenv.conf)に記述してください。

[図データ]

定義ファイルは,一つの定義に対して1行の形式で表します。1行に記述できる文字数は2,048バイト以内です。定義名と「:(コロン)」の間,「:(コロン)」と指定値の間は,空白またはタブで区切ります。定義名の前には空白またはタブが指定できます。"#"以降の文字は,改行するまでコメントとみなされます。

表3-17 定義ファイル(ftshostenv.conf)に指定できる定義名および指定値の内容

定義名定義内容指定値
specify client localhostFTPクライアントの自IPアドレスの指定を有効にします。[YES|NO]《NO》
response hostname reverse lookupFTPサーバで送信する応答メッセージ内のFTPサーバホスト名を,接続を受けたアドレスにします。[YES|NO|指定なし]
《指定なし》
jp1event hostJP1イベント送信先を指定します。[ホスト名|IPアドレス|指定なし]
《指定なし》

作成する定義ファイルの属性は次のようにしてください。

表3-18 定義ファイル(ftshostenv.conf)の属性

項目名設定内容
ファイル名ftshostenv.conf
ディレクトリ名/var/opt/jp1_fts/sys
所有者スーパーユーザ
アクセスパーミッション所有者に「r」

定義ファイルの例を次に示します。

[図データ]

定義ファイルのサンプルは,次のディレクトリに格納されています。