3.6.1 [履歴情報]ウィンドウから伝送結果の詳細やエラーを確認する

履歴情報の一覧から,詳細情報を表示します。

  1. [履歴情報]ウィンドウから詳細を表示する履歴情報を選択し,[詳細]を選択する。
    [詳細情報]ダイアログボックスが表示されます。プロトコルトレース,エラーが出ている場合は,エラーの詳細を確認できます。

    図3-15 [詳細情報]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. 詳細情報を確認後,[了解]をクリックする。

[詳細情報]ダイアログボックスの各表示項目を,次の表に示します。

表3-6 [詳細情報]ダイアログボックスの表示項目

項目表示内容
伝送番号伝送の通番が表示されます。通番はサーバ(着信側),クライアント(発信側)をそれぞれ別々にカウントします。伝送ごとにユニークな番号になるので履歴を参照する際の識別子として利用できます。伝送番号は最大999999で,この値を超えると0に戻ります。
伝送日時伝送の開始から終了までの日時が表示されます。
伝送カード名
  • 発信(クライアント)
    伝送したカードの名称が表示されます。
  • 着信(サーバ)
    表示されません。
発着信種別
  • 発信(クライアント)
    発信によるファイル伝送をしたときに表示されます。
  • 着信(サーバ)
    着信によるファイル伝送をしたときに表示されます。
送受信種別伝送要求時に指定した送受信種別(送信,または受信)が表示されます。
出力種別伝送要求時に指定した出力種別(追加,または上書)が表示されます。
伝送モード伝送要求時に指定した伝送モード(ASCII,またはBINARY)が表示されます。
相手ホスト名伝送要求時に指定した伝送相手が表示されます。システムで定義されているホスト名,またはIPアドレスが表示されます。
相手ポート番号
  • 発信(クライアント)
    伝送をした相手のポート番号が表示されます。
  • 着信(サーバ)
    0が表示されます。
ログイン名
  • 発信(クライアント)
    伝送した相手のログインユーザ名が表示されます。
  • 着信(サーバ)
    着信したログインユーザ名が表示されます。
圧縮モード伝送要求時に指定した圧縮モード(圧縮,または非圧縮)が表示されます。
終了状態ファイル伝送の終了状態(正常,または異常)が表示されます。
プログラムの自動起動に失敗してもファイル伝送自体が正常終了していれば「正常」と表示されます。
伝送時間ファイル伝送に掛かった時間(秒)が表示されます。
伝送サイズ伝送したファイルのデータサイズ(バイト)が表示されます。
接続番号JP1/FTP が相手システムと接続したときの識別子です。サーバ(着信側)・クライアント(発信側)で,それぞれ1から最大同時伝送数までの番号が表示されます。最大同時伝送数については,「6. コマンド」の「ftsutil-環境情報の変更・表示-」を参照してください。プロトコルトレースなどの各種トレースは,この接続番号単位に出力するので,該当伝送のトレースを参照するときに使用します。
例:[接続番号]が「2」のとき
クライアント(発信側)のプロトコルトレースファイル:CSProtocolTrace2
サーバ(着信側)のプロトコルトレースファイル:SSProtocolTrace2
ローカルファイル名
  • 送信した場合
    自システムから送信したファイル名が表示されます。
  • 受信した場合
    自システムに受信したファイル名が表示されます。
リモートファイル名
  • 発信(クライアント)
    送信:相手システムの出力ファイル名が表示されます。
    受信:入力元ファイル名がそのまま表示されます。
  • 着信(サーバ)
    表示されません。
コメント
  • 発信(クライアント)
    伝送要求時に指定したコメントが表示されます。
  • 着信(サーバ)
    表示されません。
エラー種別伝送状態が異常のとき,次のどれかが表示されます。エラーの詳細は[エラー詳細]で参照できます。
  • システムコールエラー
  • プロトコルエラー
  • 論理エラー
  • 強制終了エラー
プロトコルトレース伝送の開始から終了までの内部動作が表示されます。
07-50以降で出力されたプロトコルトレースについては,該当する伝送のトレースが表示されます。なお,該当する伝送のトレースがない場合には,すべてのトレースが表示されます。
エラー詳細エラー種別,発生場所などエラーの詳細が表示されます。