3.17.1
定義方法
FTP接続応答メッセージの表示内容を定義する手順を次に示します。
ftsutilコマンドで,「FTP接続応答メッセージの情報抑止」を「CHECK」に指定する。
FTP接続応答メッセージファイル(
ftsbanner
)でFTP接続応答メッセージ文字列を記述する。
FTP接続応答メッセージを任意の文字列にするには,次の定義方法に従い,テキストエディターを使用してFTP接続応答メッセージファイル(ftsbanner)に記述してください。
注意事項
FTP接続応答メッセージファイルは,1行以上で構成されます。
1行に指定できる文字数は,256バイト以内です。256バイトを超える文字は無視されます。
ファイルのサイズは,512バイト以内です。512バイトを超えると,ファイルが存在しないものとみなされます。
改行だけの行も有効です。
コメントは定義できません。
0バイトの場合,ファイルが存在しないものとみなされます。
接続するFTPクライアントによっては,応答メッセ-ジの形式に制限がある場合があります。接続するFTPクライアントが認識可能な形式でFTP接続応答メッセージファイルに記述してください。
作成するFTP接続応答メッセージファイルの属性は次のようにしてください。
表3-22
FTP接続応答メッセージファイル(ftsbanner)の属性
項目名
設定内容
ファイル名
ftsbanner
ディレクトリ名
/var/opt/jp1_fts/sys
所有者
スーパーユーザ
アクセスパーミッション
所有者に「r」