#-adsh_rc_ignoreコマンドを使用すると,定義した名称のコマンドは,終了コードに関係なく常に正常終了します。その場合,対象コマンドの終了コードはジョブステップの成功または失敗の判定に影響しません。
ただし,コマンドがシグナル終了した場合は,指定に関係なくコマンドエラー終了になります。
なお,次に示すコマンドは,終了コードが0以外でもエラーになりません。したがって,このコマンドの指定に関係なく終了コードを無視します。
trueコマンド,falseコマンド
(1) 有効範囲
この定義は,指定した個所以降のジョブ定義スクリプト実行で有効となります。ジョブステップ外に指定した場合はジョブ定義スクリプト全体に有効で,ジョブステップ内に指定した場合はジョブステップ内だけで有効です。ジョブステップ内に指定した場合,指定した個所以降からジョブステップ終了まで有効となり,ジョブステップ外に指定した値は一時的に無効になります。また,ジョブステップ内に指定するまではジョブステップ外に指定した値が有効になります。
指定例を次に示します。
01: #!/opt/jp1as/bin/adshexec |