JP1/Advanced Shellを使ったバッチジョブの運用では,ジョブスケジューラのJP1/AJSから実行環境を呼び出して,バッチジョブを自動実行できます。JP1/Advanced Shellは,ユーザーの業務アプリケーションの実行を制御するジョブコントローラに当たります。JP1/Advanced Shellの業務アプリケーションに対する位置づけを次の図に示します。
図1-5 JP1/Advanced Shellの業務アプリケーションに対する位置づけ
JP1/AJSと連携した場合,バッチジョブを実行するスケジュールを登録してバッチジョブを実行できます。
ジョブが定義されたジョブ定義スクリプトは,ジョブコントローラで解析されます。ジョブコントローラは,入出力装置や各種システム資源の割り当て,および解放処理をして,バッチジョブの実行・終了を制御します。また,JP1/Advanced Shellは,このジョブ定義スクリプトを実行し,実行結果をスプールに集めて,一元管理できます。
JP1/Advanced Shellの運用の流れを次の図に示します。図中の番号1,3,4,5および6の項目が,JP1/Advanced Shellが処理する内容です。
図1-6 JP1/Advanced Shellの運用の流れ