10.1 対処の手順

JP1/Advanced Shellでジョブ定義スクリプトを実行してエラー終了するなどのトラブルが発生した場合は,次に示す手順で対処します。

  1. 現象の確認
    トラブルが発生したときの現象を確認します。メッセージが出力されている場合は,メッセージの内容を確認します。各メッセージの要因と対処方法については,「11. メッセージ」を参照してください。
  2. ジョブ定義スクリプトの問題の場合
    ジョブ定義スクリプトの問題を指摘するメッセージが出力された場合は,次のことを実施します。
    • 問題の修正と確認
      問題の調査結果を基に開発環境でジョブ定義スクリプトを修正し,デバッガで確認します。
    • 運用の実施
      再び実行環境で運用を実施します。
  3. システム管理者に連絡する必要がある問題の場合
    システム管理者に連絡する必要があるメッセージが出力された場合は,次のことを実施します。
    • 資料の採取
      トラブルの要因を調べるために資料の採取が必要です。「10.3 トラブル発生時に採取が必要な資料」を参照して,必要な資料を採取してください。
    • 問題の調査
      採取した資料を基に問題の要因を調査し,問題が発生している部分と問題の範囲を切り分けます。