whenceコマンド(文字列をコマンドとした場合の解釈を表示する)

形式

whence [-p][-v] namename...]

機能

指定された文字列をコマンドとした場合の解釈を標準出力に出力します。オプションを指定しない場合,nameに指定された文字列がコマンドのときは,コマンドのパス名を出力します。エイリアスのときはエイリアスの値を出力します。予約語や組み込みコマンドおよび関数のときはnameを出力します。どれにも該当しない場合は,何も出力しないで戻り値1で終了します。

-pオプションと-vオプションを同時に指定した場合は,nameに指定された文字列をコマンドと解釈して出力します。引数nameを指定しなかった場合は,戻り値1でエラー終了します。

引数

-p
nameに指定された文字列をコマンドとした場合のコマンドパスを出力します。
-v
nameに指定された文字列がコマンド,予約語,エイリアス,組み込みコマンドおよび関数かどうかを出力します。
出力内容を次の表に示します。
出力内容意味
name is a reserved wordnameは予約語です。
name is a functionnameは関数です。
name is a traced functionnameはトレースされた関数です。
name is a shell builtinnameは組み込みコマンドです。
name is a special shell builtinnameは特殊組み込みコマンドです。
name is a shell builtin not supportednameはJP1/Advanced Shellで提供しないコマンドです。
name is パス名nameはコマンドまたは実行できるファイルです。
name is an alias for ’エイリアスの値nameはエイリアスです。
name is an exported alias for ’エイリアスの値nameはエクスポートされたエイリアスです。
name not foundnameはコマンド,予約語,エイリアス,組み込みコマンドまたは関数のどれも該当しません。
name
コマンドとして扱う文字列を指定します。引数nameを指定しなかった場合は,戻り値1でエラー終了します。

戻り値

戻り値意味
0正常終了
1エラー終了。または,nameに指定したコマンドのどれかが見つかりません。

注意事項

使用例