形式1
let 算術式[,算術式 ... ]
形式2
((算術式))
機能
算術式による数値計算を行って評価します。
また,letコマンドの代わりに,「((算術式))」と記載することでletコマンドと同様に算術式を計算し,評価できます。
letコマンドは,コンマで区切ると算術式を複数指定できます。複数指定した場合,算術式は左から右へ順に計算します。そのため,コンマで区切って指定した算術式を条件式の判定に使用すると,最後に実行した算術式の結果に従って条件判定をします。また,コンマの前後にスペースが存在すると,算術エラーで終了します。演算を括弧でまとめると,演算の優先順位を変更できます。
算術式の詳細については「5.3 算術演算」,条件判定の詳細については「5.2 条件判定」を参照してください。
戻り値
戻り値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了
|
1 | 正常終了
|
エラー終了
| |
2 | エラー終了
|
注意事項
let "RC=1<<2"
echo $RC
******** JOB SCOPE STDOUT ********
4
a=3
let -a
******** JOB SCOPE STDOUT ********
0
使用例
let "VAR=2*(3+4)"
echo $VAR
******** JOB SCOPE STDOUT ********
14
((RC=1+2))
echo $RC
******** JOB SCOPE STDOUT ********
3