3.2.8
モニタリングを実行・中止する
スクリプトファイルの動作を確認しながら実行することをモニタリングといいます。
モニタリングの方法には,次の3種類があります。
メニュー
機能
実行
ブレークポイントまで実行,またはリスタートします。
ステップ実行
コマンド,またはステートメントを一つずつ実行します。
連続ステップ実行
コマンド,またはステートメントを一つずつ実行し,[連続ステップ実行の一時停止]が選択された時点で一時停止します。
操作
「実行」の場合
[モニタリング]-[モニタリングの実行]-[実行],またはツールバーの[ブレークポイントまで実行]ボタンを選択する。
Scriptエディタがモニタリングモードになり,モニタリングが始まります。次に実行される行の左側には,実行する位置を示す記号(
)が表示されます。コメント行やスペース行は無視されます。
ブレークポイント(
)の指定されている行まで実行されると,実行が一時的に停止されます。
ブレークポイントのダイアログの設定方法については,「
3.2.10 モニタリング実行時のブレークポイントを設定・解除する
」を参照してください。
モニタリングを中止したい場合は,[モニタリング]-[モニタリングの中止]メニュー,またはツールバーの[モニタリングの中止]ボタンを選択する。
メニューを選択した時点で,モニタリングが中止され,エディタは編集モードに戻ります。
「ステップ実行」の場合
[モニタリング]-[モニタリングの実行]-[ステップ実行],またはツールバーの[ステップ実行]ボタンを選択する。
エディタがモニタリングモードになり,モニタリングが始まります。次に実行される行の左側には,実行する位置を示す記号(
)が表示されます。コメント行やスペース行は無視されます。
モニタリングを中止したい場合は,[モニタリング]-[モニタリングの中止]メニュー,またはツールバーの[モニタリングの中止]ボタンを選択する。
メニューを選択した時点で,モニタリングが中止され,エディタは編集モードに戻ります。
「連続ステップ実行」の場合
[モニタリング]-[モニタリングの実行]-[連続ステップ実行],またはツールバーの[連続ステップ実行]ボタンを選択する。
エディタがモニタリングモードになり,モニタリングが始まります。次に実行される行の左側には,実行する位置を示す記号(
)が表示されます。コメント行やスペース行は無視されます。
モニタリングを一時停止したいところで[モニタリング]-[モニタリングの実行]-[連続ステップ実行の一時停止]メニュー,またはツールバーの[連続ステップ実行の一時停止]ボタンを選択する。
メニューを選択した時点で,モニタリングが一時停止されます。
モニタリングを中止したい場合は,[モニタリング]-[モニタリングの中止]メニュー,またはツールバーの[モニタリングの中止]ボタンを選択する。
メニューを選択した時点で,モニタリングが中止され,エディタは編集モードに戻ります。
無限ループになるスクリプトファイルの連続ステップ実行中に,[モニタリング]-[モニタリングの実行]-[連続ステップ実行の一時停止]メニューを選択しても,連続ステップ実行は一時停止されません。このような場合は,[モニタリング]-[モニタリングの中止]メニューを選択してステップ実行を中止してください。
モニタリングで検出された解析エラーや実行エラーは,エラーウィンドウに表示されます。また,ウォッチウィンドウに追加されている変数の値は,実行中に逐一更新されて,表示されます。
(エラーウィンドウの例)
ウォッチウィンドウを表示したい場合は,モニタリング実行中に[表示]-[ウォッチウィンドウを表示]メニューをチェックしてください。このメニューは,モニタリング実行中にしかチェックできません。
(ウォッチウィンドウの例)
ファイル名のないスクリプトファイルに対してモニタリングを実行しようとすると,ファイル名を付けて保存するためのダイアログが表示されます。ファイル名を付けて保存しないと,モニタリングは実行できません。
スクリプトファイルの内容が更新されている場合は,更新された内容でモニタリングを実行しますが,ファイルへの保存は行いません。
On Error Gotoステートメントを指定しているスクリプトファイルに対して,モニタリングを実行しないでください。