はじめに

このマニュアルは,次に示すプログラムプロダクトの機能概要と使い方について説明したものです。

対象読者

このマニュアルは,次の方にお読みいただくことを前提に説明しています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編,章と付録から構成されています。

第1編 解説編
第1章 JP1/Scriptの概要
JP1/Scriptの機能概要と特長,全体構成,プログラムの種類,ファイル,システム構成について説明しています。また,JP1/Scriptの操作の流れについても説明しています。
第2章 JP1/Scriptを利用するための準備
JP1/Scriptのインストール方法,アンインストール方法,他のコンピュータとの通信時のアカウント,および各種システム環境での環境設定方法について説明しています。また,JP1/Scriptの起動と終了についても説明しています。
第3章 JP1/Scriptの操作
JP1/Scriptのマネージャ,エディタ,簡易入力,トレースビューア,トレースファイル,メニューエディタ,プロセスビューア,実行環境ファイルコンバータの操作方法について説明しています。操作の中で表示されるダイアログの説明は,第4章で詳説しています。
第4章 ダイアログの説明
Scriptマネージャウィンドウ,Scriptエディタウィンドウ,Scriptトレースビューアウィンドウ,およびScriptメニューエディタウィンドウのダイアログについて説明しています。
第5章 トラブルへの対処方法
JP1/Scriptで発生するトラブルの種類と,その対処方法について説明しています。
第2編 文法編
第6章 JP1/Scriptの規則
JP1/Scriptで使用するスクリプトに関する規則,およびコマンドラインに関する規則について説明しています。
第7章 ステートメント
スクリプトを作成するときに使用できるステートメントについて説明しています。
第8章 基本コマンド
スクリプトを作成するときに使用できる基本コマンドについて説明しています。
第9章 特殊コマンド
スクリプトを作成するときに使用できる特殊コマンドについて説明しています。
第10章 スクリプト制御インタフェース
実行中のスクリプトを制御する,スクリプト制御インタフェース(API)について説明しています。
第11章 スクリプトOLEコントロール
スクリプトコマンドを実行する,スクリプトOLEコントロールについて説明しています。
付録A Scriptトレースのファイル出力形式
Scriptトレースで扱うファイルの出力形式について説明しています。
付録B サンプルファイル
サンプルファイルの概要,およびサンプルファイルの実行手順について説明しています。
付録C エラー詳細コード
JP1/Scriptのコマンド実行後の予約変数_RTN_に設定される値,およびエラー内容について説明しています。
付録D 各バージョンの変更内容
JP1/Scriptの各バージョンの変更内容について説明しています。
付録E (3020-3-S34-01)の変更内容
(3020-3-S34-01)の変更内容について説明しています。
付録F 用語解説
JP1/Scriptで使用する用語の意味を解説しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

JP1/IM関連
JP1/AJS3関連
JP1/AJS2関連
JP1関連

図中で使用する記号

このマニュアルでは,図中で使用する記号を次のように定義しています。

[図データ]

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名称または総称を次に示す略称で表記しています。

このマニュアルでの表記製品名称または総称
IPFItanium(R) Processor Family
JP1/AJS2※1JP1/AJS2 - AgentJP1/Automatic Job Management System 2 - Agent
JP1/AJS2 - Client ToolkitJP1/Automatic Job Management System 2 - Client Toolkit
JP1/AJS2 - ManagerJP1/Automatic Job Management System 2 - Manager
JP1/AJS2 - ViewJP1/Automatic Job Management System 2 - View
JP1/AJS3※1JP1/AJS3 - AgentJP1/Automatic Job Management System 3 - Agent
JP1/AJS3 - ManagerJP1/Automatic Job Management System 3 - Manager
JP1/AJS3 - ViewJP1/Automatic Job Management System 3 - View
JP1/Cm2/SSOJP1/Cm2/SNMP System Observer
JP1/IMJP1/Integrated Manager
JP1/Integrated Management
JP1/IM - ConsoleJP1/Integrated Manager - Console View
JP1/Integrated Manager - Central Console
JP1/Integrated Manager - Satellite Console
JP1/Integrated Manager - SDK for Console
JP1/Integrated Management - Manager
JP1/NetBatchJP1/Network Batch Queuing System
JP1/PFM/SSOJP1/Performance Management/SNMP System Observer
MS-DOSMicrosoft(R) MS-DOS(R) Operating System Version 5.0/V以降
Windows 7 ※2※3Windows 7Microsoft(R) Windows 7 Professional
Microsoft(R) Windows 7 Enterprise
Microsoft(R) Windows 7 Ultimate
Windows 7(x64)Microsoft(R) Windows 7 Professional(x64)
Microsoft(R) Windows 7 Enterprise(x64)
Microsoft(R) Windows 7 Ultimate(x64)
Windows Server 2003 ※3Windows Server 2003Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Windows Server 2003(x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition
Windows Server 2003 R2Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Windows Server 2003 R2(x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Windows Server 2003(IPF)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
Windows Server 2008 ※3Windows Server 2008 Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter
Windows Server 2008(x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter(x64)
Windows Server 2008 R2(x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter(x64)
Windows Server 2008(IPF)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-based Systems
Windows Server 2008 R2(IPF)Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 for Itanium-based Systems
Windows Vista ※3Windows VistaMicrosoft(R) Windows Vista(R) Business
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
Windows Vista(x64)Microsoft(R) Windows Vista(R) Business(x64)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise(x64)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate(x64)
Windows XP ※3Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System
注※1
JP1/AJS2,およびJP1/AJS3を合わせてJP1/AJSと表記することがあります。
注※2
Windows 7は,Windows Vistaと表記することがあります。
注※3
Windows Server 2003,Windows XP,Windows Vista,Windows Server 2008,およびWindows 7を合わせてWindowsと表記することがあります。

このマニュアルで使用する記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して,操作方法を説明しています。

記号意味
[   ]ウィンドウのボタン,またはメニューを示します。
[ A ]-[ B ]Aはメニューバーのメニューを示し,Bは,Aのメニューをクリックすると表示されるメニューを示します。

コマンドの文法で使用する記号

スクリプトに使用するステートメントまたはコマンド,およびコマンドライン形式の説明で使用する記号を次に示します。

記号意味
[   ](角括弧)この記号で囲まれている項目が省略できることを示します。
複数の項目が記述されている場合には,すべてを省略するか,どれか一つを選択します。
(例)
「[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示します(必要のない場合は,Aを省略できます)。
「[B|C]」は,「必要に応じてBまたはCを指定する」ことを示します(必要のない場合は,BおよびCを省略できます)。
…(点線)この記号直前の項目を繰り返して指定できます。
(例)
「A B…」は,「AのあとにBを複数個指定できる」ことを示します。
|(ストローク)複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。
(例)
「A|B|C」は,「A,BまたはC」を示します。
{   }(波括弧)この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず一つを選択します。項目は|(ストローク)で区切ります。
(例)
「{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれか一つを指定する」ことを示します。

オンラインヘルプについて

JP1/Scriptでは,オンラインヘルプを提供しています。

オンラインヘルプは,このマニュアルの内容のうち,JP1/Scriptの機能,操作手順,およびJP1/Scriptで使用できるコマンドを中心に説明しています。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ) 揃える(そろえる)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。

JIS 2004(JIS X 0213:2004)で追加された第3水準,第4水準漢字について

JP1/Scriptでは,JIS 2004で追加された第3水準漢字,第4水準漢字を使用できません。これらの文字を使用した場合,正常に動作しないおそれがあります。