8.5.17 GetFileAttributeまたはGetFileAttrフォルダ/ファイルの属性を取得する

機能
フォルダ,またはファイルの属性を取得します。
JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。
形式

GetFileAttribute ( PathName , AttrArrayBuff )
GetFileAttr ( PathName , AttrArrayBuff )

指定項目
PathName
取得するフォルダ,またはファイルのフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。
AttrArrayBuff
取得する属性を受け取る要素数が可変な一次元の配列変数の変数名を指定します。
格納される値は次のようになります。
意味
ATTR_READONLY読み込み専用ファイル
ATTR_HIDDEN隠しファイル
ATTR_ARCHIVEアーカイブファイル
ATTR_SUBDIRサブディレクトリ
ATTR_SYSTEMシステムファイル
ATTR_TEMPORARY一時ファイル
ATTR_COMPRESSED圧縮ファイル
ATTR_NORMALファイルには,特に属性はありません。
格納後,配列変数の要素数は属性の数に置き換わります。
説明
指定されたフォルダ,またはファイルに指定された属性を取得します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
フォルダ,またはファイルの属性を設定するには,SetFileAttributeコマンドを,フォルダ,またはファイルの一つの属性をチェックするには,IsFileAttributeコマンドを使用します。
補足
Windows VistaまたはWindows Server 2008で,環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ,フォルダ下のフォルダ,またはフォルダ下のファイルを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.3 コマンドの動作」を参照してください。

' 実行フォルダ下の一時ファイルを削除する。
Dim  file_attr( )
For  file = _SCF_+"*.*"  Do
 ' ファイル属性を取得
 GetFileAttribute ( file ,file_attr )
 aryCnt = GetArrayCount ( file_attr )
 ' 属性を格納した配列変数から一時ファイル属性を検索
   For  i = 1 To aryCnt
     If  file_attr( i ) = ATTR_TEMPORARY  Then
       ' ファイル削除
       DeleteFile ( file , ExclDir )
       Exit For
     End If
   Next
End For

対象バージョン
JP1/Script 06-00以降