JP1 Version 9 JP1/Script(Windows(R)用)
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- 機能
- ファイル名を変更します。
- JP1/Script 07-50以降では,ラージファイルが使用できます。
- 形式
Rename ( OldName , 〔NewName〕 〔, Method〕 )
- 指定項目
- OldName
- 変更前ファイル名またはフォルダ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。
- NewName
- 変更後ファイル名またはフォルダ名を文字列,または値を格納した変数名で指定します。なお,変更前ファイル名またはフォルダ名をフルパスで指定した場合,変更後ファイル名またはフォルダ名もフルパスで指定してください。
- この値を省略し,変更方法MethodにRebootを指定した場合,ファイルは削除されます。
- Method
- 変更方法を指定します。
- この値は次のどれかになります。
| 値 |
意味 |
| Replace |
NewNameで指定された名称のファイルがすでに存在する場合もファイルを置き換えます。 |
| NoReplace(06-00以降) |
NewNameで指定された名称のファイルがすでに存在する場合はエラーになります。 |
| Reboot |
システムの再起動後にファイルを置き換えます。 |
| FreeExt |
拡張子を.000〜.999のうち,空いているものに変更します。このオプション使用時は,変更後ファイル名を指定しても無視されます。また,このオプションはCopyコマンドのPileオプションと異なって,拡張子が.000〜.999のファイルがすでに存在している場合,内容がまったく同じものがあるときはOldNameで指定された変更前ファイルを削除するだけとなります。 |
- この値は省略できます。省略した場合,Replaceが仮定されます。
- Rebootを指定した場合,Windows VistaまたはWindows Server 2008では管理者権限でスクリプトファイルを実行してください。詳細は,「1.8.3 コマンドの動作」を参照してください。
- 説明
- OldNameで指定されたファイルをNewNameのファイル名に変更します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
- NewNameを省略,または長さ0の文字列("")を指定し,変更方法MethodにRebootを指定するとファイルは削除されます。
- 補足
- Windows VistaまたはWindows Server 2008で,環境変数ProgramFiles(通常はシステムドライブのProgram Filesフォルダ),またはWinDir(通常はシステムドライブのWindowsフォルダ)に設定されているフォルダ下のファイルを指定する場合,注意が必要です。詳細は,「1.8.3 コマンドの動作」を参照してください。
- 例
' ファイル名を変更する。
Dim outDir1
outDir1 = _BIN_
Rename ( outDir1+"DEFAULT.DAT" ,outDir1+"DEFAULT.000" ,FreeExt )
Rename ( _TEMP_+"WORK.DAT" ,outDir1+"DEFAULT.DAT" )
' 自分自身のコピーを作り,元のファイルを削除する。
' (普通には削除できないため)
Copy ( _BIN_+"ABC.EXE" ,_BIN_+"XYZ.EXE" ,Overwrite )
Rename ( _BIN_+"ABC.EXE" ,"" ,Reboot )
- 対象バージョン
- JP1/Script 01-00以降
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