4.1.1 オプション定義ファイル(Cosminexus Application Server限定)

WebアプリケーションサーバがCosminexus Application Serverの場合,Webアプリケーションを配置する前に,次のオプション定義ファイルを設定します。

表4-1 オプション定義ファイル

ファイル名ファイル設定の要否
サーバ管理コマンド用オプション定義ファイル(usrconf.bat(Windowsの場合),usrconf(UNIXの場合))サーバ管理コマンドを使用してWebアプリケーションを配置する場合に設定してください。
Management Server用オプション定義ファイル(mserver.cfg)※1運用管理ポータルを使用してWebアプリケーションを配置する場合に設定してください。
運用管理エージェント用オプション定義ファイル(adminagentuser.cfg)※2Server Plug-inを使用してWebアプリケーションを配置する場合に設定してください。
注※1
このファイルを設定した場合は,Management Serverを再起動してください。
注※2
このファイルを設定した場合は,運用管理エージェントを再起動してください。

<この項の構成>
(1) サーバ管理コマンド用オプション定義ファイル(usrconf.bat,usrconf)
(2) Management Server用オプション定義ファイル(mserver.cfg)
(3) 運用管理エージェント用オプション定義ファイル(adminagentuser.cfg)

(1) サーバ管理コマンド用オプション定義ファイルusrconf.batusrconf

サーバ管理コマンドを実行するJavaVMの起動オプションを指定するためのオプション定義ファイルです。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)」またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」の,usrconf.bat(サーバ管理コマンド用オプション定義ファイル)について記載している個所を参照してください。

(a) 定義方法

ファイル名
WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合

usrconf.bat

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合

usrconf

格納先
WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合

Cosminexusインストール先フォルダ¥CC¥admin¥usrconf

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合

/opt/Cosminexus/CC/admin/usrconf/

配置先
Webアプリケーションサーバ
記述形式
キー名称=

(b) 定義項目

表4-2 サーバ管理コマンド用オプション定義ファイル(usrconf.bat)定義項目

キー名称設定内容
USRCONF_JVM_CLASSPATHJP1/AJS3 - SOA OptionのJavaクラスライブラリ(wsclient.jar)のファイルパス名

(c) 設定例

サーバ管理コマンド用オプション定義ファイルの設定例を次に示します。

WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合

USRCONF_JVM_CLASSPATH=C:¥Program△Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥lib¥wsclient.jar↓

(凡例)
△:半角スペース
↓:改行コード(CRLF)

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合

USRCONF_JVM_CLASSPATH=/opt/jp1ajs2forws/ws/lib/wsclient.jar↓

(凡例)
↓:改行コード(LF)

(2) Management Server用オプション定義ファイルmserver.cfg

Management Serverを実行するJavaVMの起動オプションを指定するためのオプション定義ファイルです。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)」またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」の,mserver.cfg(Management Server 用オプション定義ファイル)について記載している個所を参照してください。

(a) 定義方法

ファイル名
mserver.cfg
格納先
WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合

Cosminexusインストール先フォルダ¥manager¥config

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合

/opt/Cosminexus/manager/config/

配置先
Webアプリケーションサーバ
記述形式
キー名称=

(b) 定義項目

表4-3 Management Server用オプション定義ファイル(mserver.cfg)定義項目

キー名称設定内容
web.add.class.pathJP1/AJS3 - SOA OptionのJavaクラスライブラリ(wsclient.jar)のファイルパス名

(c) 設定例

Management Server用オプション定義ファイルの設定例を次に示します。

WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合

web.add.class.path=C:¥Program△Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥lib¥wsclient.jar↓

(凡例)
△:半角スペース
↓:改行コード(CRLF)

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合

web.add.class.path=/opt/jp1ajs2forws/ws/lib/wsclient.jar↓

(凡例)
↓:改行コード(LF)

(3) 運用管理エージェント用オプション定義ファイルadminagentuser.cfg

運用管理エージェントを実行するJavaVMの起動オプションを指定するためのオプション定義ファイルです。詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)」またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」の,adminagentuser.cfg(運用管理エージェント用オプション定義ファイル)について記載している個所を参照してください。

なお,Cosminexusのバージョンが07-10の場合,このファイルはデフォルトでインストールされないため,ファイルを作成する必要があります。

(a) 定義方法

ファイル名
adminagentuser.cfg
格納先
WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合

Cosminexusインストール先フォルダ¥manager¥config

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合

/opt/Cosminexus/manager/config/

配置先
Webアプリケーションサーバ
記述形式
キー名称=

(b) 定義項目

表4-4 運用管理エージェント用オプション定義ファイル(adminagentuser.cfg)定義項目

キー名称設定内容
add.class.pathJP1/AJS3 - SOA OptionのJavaクラスライブラリ(wsclient.jar)のファイルパス名

(c) 設定例

運用管理エージェント用オプション定義ファイルの設定例を次に示します。

WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合

add.class.path=C:¥Program△Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥lib¥wsclient.jar↓

(凡例)
△:半角スペース
↓:改行コード(CRLF)

WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合

add.class.path=/opt/jp1ajs2forws/ws/lib/wsclient.jar↓

(凡例)
↓:改行コード(LF)