6.6.7 JP1/AJS3 - SOA Optionの動作環境設定
次の環境設定ファイルを設定し,JP1/AJS3 - SOA Optionの動作環境を設定します。
- WS-Server動作環境設定定義ファイル(ajswsserver.conf)
- WS-Client動作環境設定定義ファイル(ajswsclient.conf)
それぞれのファイルの設定方法について,次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) WS-Server動作環境設定定義ファイル(ajswsserver.conf)
- (2) WS-Client動作環境設定定義ファイル(ajswsclient.conf)
(1) WS-Server動作環境設定定義ファイル(ajswsserver.conf)
Webアプリケーションサーバ内で動作するJP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)の動作環境の設定およびログ出力に関する設定をする定義ファイルです。
- 注意
- JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)が起動している状態で設定内容を変更した場合,設定した内容を有効にするためにJP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)を再起動してください。
設定方法を次に示します。
(a) 定義方法
- ファイル名
- ajswsserver.conf
- 格納先
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ¥ws¥conf¥
- WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合
/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf
- 配置先
- Webアプリケーションサーバ
- 記述形式
- キー名称=値
(b) 定義項目
表6-11 WS-Server動作環境設定定義ファイルに定義できる項目
キー名称 | 設定内容 |
---|
wsserver.ajs2manager.default.host | 接続先JP1/AJS3 - Managerホスト名または接続先JP1/AJS2 - Managerホスト名 |
wsserver.ajs2manager.default.scheduler_name | 接続先JP1/AJS3 - Managerスケジューラーサービス名または接続先JP1/AJS2 - Managerスケジューラーサービス名 |
wsserver.ajs2manager.default.jp1user | 接続先JP1/AJS3 - Manager JP1ユーザー名または接続先JP1/AJS2 - Manager JP1ユーザー名 |
wsserver.ajs2manager.default.port_number | 接続先JP1/AJS3 - Manager待ち受けポート番号または接続先JP1/AJS2 - Manager待ち受けポート番号 |
wsserver.ajs2manager.default.connect_timeout | ジョブ制御要求接続タイムアウト値 |
wsserver.ajs2manager.default.read_timeout | ジョブ制御要求読み込みタイムアウト値 |
wsserver.log_dir | 稼働ログ出力フォルダパス名 |
wsserver.log_size | 稼働ログファイルサイズ |
wsserver.log_num | 稼働ログ面数 |
wsserver.log_level | 稼働ログ出力レベル |
wsserver.ajs2manager.default.enc.sjis | JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)のShift-JISコードエンコーディング方式 |
wsserver.ajs2manager.default.enc.eucjp | JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)の日本語EUCコードエンコーディング方式 |
次に,各キーの設定内容について説明します。
- wsserver.ajs2manager.default.host
- JP1/AJS3 - SOA Optionから接続するJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerのホスト名を設定します。
- このキーの設定は,省略できません。省略した場合,JP1/AJS3 - SOA Optionの起動に失敗します。
- wsserver.ajs2manager.default.scheduler_name
- JP1/AJS3 - SOA Optionから接続するJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerのスケジューラーサービス名を設定します。
- 1~30バイトの文字列で設定します。
- このキーの設定は,省略できません。省略した場合,JP1/AJS3 - SOA Optionの起動に失敗します。
- wsserver.ajs2manager.default.jp1user
- JP1/AJS3 - SOA OptionからJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerへジョブ制御要求を実行する,実行JP1ユーザー名を設定します。「6.5 JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerの設定」で設定したJP1ユーザーを設定してください。
- 1~31バイトの文字列で設定します。
- このキーの設定は,省略できません。省略した場合,JP1/AJS3 - SOA Optionの起動に失敗します。
- wsserver.ajs2manager.default.port_number
- JP1/AJS3 - SOA OptionからJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerへジョブ制御要求する場合に,接続するJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerの待ち受けポート番号を設定します。
- 1024~65535の範囲で設定します。
- デフォルトでは「20244」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsserver.ajs2manager.default.connect_timeout
- JP1/AJS3 - SOA Optionから接続するJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerへジョブ制御要求する場合に,接続のタイムアウト時間を設定します。
- 0~86,400秒の範囲で設定します。
- デフォルトでは,「60」秒が設定されます。
- このキーに「0」を設定した場合,タイムアウトの監視はしません。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- 注意事項
- オペレーティングシステムの接続タイムアウト仕様とその設定によって,このキーに設定した値より前に接続のタイムアウトが発生することがあります。
- wsserver.ajs2manager.default.read_timeout
- JP1/AJS3 - SOA Optionから接続するJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerへジョブ制御要求をする場合に,ジョブ制御要求の応答を待ち合わせるタイムアウト時間を設定します。
- 0~86,400秒の範囲で設定します。
- デフォルトでは,「180」秒が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsserver.log_dir
- JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)が出力する稼働ログの出力先フォルダパス名を,絶対パスで設定します。
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合は,ドライブレターで始まるローカルフォルダを設定してください。ネットワークフォルダは設定できません。1~511バイトの文字列で設定します。
- このキーの設定を省略した場合,次のフォルダパス名が仮定されます。
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ¥ws¥log
- WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2forws/ws/log
- wsserver.log_size
- JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)が出力する稼働ログのファイルサイズを設定します。
- 4,096~16,777,216バイトの範囲で設定します。
- デフォルトでは,「2097152」バイトが設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsserver.log_num
- JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)が出力する稼働ログの面数を設定します。
- 1~16の範囲で設定します。
- デフォルトでは,「3」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsserver.log_level
- JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)が出力する稼働ログの出力レベルを,次の中から設定します。大文字・小文字は区別されません。
- error
- 稼働ログに次の内容が出力されます。
- warn
- 稼働ログに次の内容が出力されます。
- エラーメッセージ
- エラー発生時のスタックトレース
- JP1/AJS3 - SOA Optionの初期化
- info
- 稼働ログに次の内容が出力されます。
- エラーメッセージ
- エラー発生時のスタックトレース
- JP1/AJS3 - SOA Optionの初期化
- 次の処理の開始,終了のタイミングでのモジュールトレース
ユーザー公開API
WSDL API
通信前後
スレッド起動,生成,待ち合わせ処理
- デフォルトでは,「info」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsserver.ajs2manager.default.enc.sjis※
- 接続先JP1/AJS3 - Managerまたは接続先JP1/AJS2 - Managerの言語種別が日本語Shift-JISコードの場合に,JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerへのジョブ制御要求の返却情報をJP1/AJS3 - SOA Optionでエンコーディングするときの文字セットを設定します。
- 指定できる値は,Webアプリケーションサーバを起動するJava VMに依存します。Java VMで規定されているエンコーディングセットのjava.ioおよびjava.lang APIで使用される文字セットを指定してください。詳細については,Java VMのマニュアルを参照してください。
- デフォルトでは,「MS932」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsserver.ajs2manager.default.enc.eucjp※
- 接続先JP1/AJS3 - Managerまたは接続先JP1/AJS2 - Managerの言語種別が日本語EUCコードの場合に,JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerへのジョブ制御要求の返却情報をJP1/AJS3 - SOA Optionでエンコーディングするときの文字セットを設定します。
- 指定できる値は,Webアプリケーションサーバを起動するJava VMに依存します。Java VMで規定されているエンコーディングセットのjava.ioおよびjava.lang APIで使用される文字セットを指定してください。詳細については,Java VMのマニュアルを参照してください。
- デフォルトでは,「EUC_JP」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- 注意
- 接続先JP1/AJS3 - Managerまたは接続先JP1/AJS2 - Managerの言語種別がUTF-8の場合は,wsserver.ajs2manager.default.enc.eucjpに「UTF-8」を指定してください。
- 注※
- 文字コードエンコーディング方式を設定するキーに指定できる値を,次の表に示します。
表6-12 文字コードエンコーディング方式キーに指定できる値
JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerの環境 | JP1/AJS3 - SOA Optionのキー |
---|
OS種別 | 言語種別 | wsserver.ajs2manager.default.enc.sjis | wsserver.ajs2manager.default.enc.eucjp |
---|
HP-UX | EUC | - | EUC_JP |
SJIS | MS932 | - |
C | -※ | -※ |
Solaris | EUC | - | EUC_JP |
SJIS | MS932 | - |
C | -※ | -※ |
AIX | EUC | - | EUC_JP |
SJIS | MS932 | - |
C | -※ | -※ |
Linux | UTF-8 | - | UTF-8 |
C | -※ | -※ |
Windows | SJIS | MS932 | - |
C | -※ | -※ |
- (凡例)
- -:使用されません
- 注※
- デフォルトエンコーディング値(Windowsの場合は「MS932」,Linuxの場合は「UTF-8」)が仮定されます。
(c) 設定例
WS-Server動作環境設定定義ファイルの設定例を次に示します。
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
wsserver.ajs2manager.default.host=ajsmanager_host↓
wsserver.ajs2manager.default.scheduler_name=AJSROOT1↓
wsserver.ajs2manager.default.jp1user=jp1user↓
wsserver.ajs2manager.default.port_number=20244↓
wsserver.ajs2manager.default.connect_timeout=60↓
wsserver.ajs2manager.default.read_timeout=180↓
wsserver.log_dir=C:¥Program△Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥log↓
wsserver.log_size=2097152↓
wsserver.log_num=3↓
wsserver.log_level=info↓
wsserver.ajs2manager.default.enc.sjis=MS932↓
wsserver.ajs2manager.default.enc.eucjp=EUC_JP↓ |
- (凡例)
- △:半角スペース
- ↓:改行コード(CRLF)
- WebアプリケーションサーバのOSがLinuxの場合
wsserver.ajs2manager.default.host=ajsmanager_host↓
wsserver.ajs2manager.default.scheduler_name=AJSROOT1↓
wsserver.ajs2manager.default.jp1user=jp1user↓
wsserver.ajs2manager.default.port_number=20244↓
wsserver.ajs2manager.default.connect_timeout=60↓
wsserver.ajs2manager.default.read_timeout=180↓
wsserver.log_dir=/var/opt/jp1ajs2forws/ws/log↓
wsserver.log_size=2097152↓
wsserver.log_num=3↓
wsserver.log_level=info↓
wsserver.ajs2manager.default.enc.sjis=MS932↓
wsserver.ajs2manager.default.enc.eucjp=EUC_JP↓ |
- (凡例)
- ↓:改行コード(LF)
(d) 定義時の注意事項
- パス名に次のような指定はできません。
- 「/」を含む
- 「¥」が重複している
- 相対パス(「.¥」や「..¥」)を含む
- 末尾に「.」や半角スペースを含む
- Windowsの予約デバイス名に,フォルダ名,ファイル名またはファイル名から拡張子を除いた文字列を含む
- ドライブを示すコロン「:」以外のコロンを含む
- 各キーを改行で区切って設定してください。
- 「#」で始まる行はコメントと見なされます。
- キー名だけを設定して値が設定されていない場合は,デフォルト値が仮定されます。
- キー名には,スペースやタブなどのキー名以外の文字を含めないでください。
- 「=」と改行の間の文字はすべて値として見なされます。
- キー名は,すべて小文字で指定してください。
- 「(b) 定義項目」に示すキー以外のものが設定された場合,無視されます。
- 同じキー名が重複して設定されている場合,あとの行で設定された値が有効になります。
(2) WS-Client動作環境設定定義ファイル(ajswsclient.conf)
Webアプリケーションサーバ内で動作するJP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリの,動作環境の設定およびログ出力に関する設定をする定義ファイルです。
- 注意
- ユーザーアプリケーションが起動している状態で設定内容を変更した場合,設定した内容を有効にするためにAjsWsClientのinitメソッドを再度呼び出すか,またはユーザーアプリケーションを再起動してください。
設定方法を次に示します。
(a) 定義方法
- ファイル名
- ajswsclient.conf
- 格納先
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ¥ws¥conf¥
- WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合
/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf
- 配置先
- Webアプリケーションサーバ
- 記述形式
- キー名称=値
(b) 定義項目
表6-13 WS-Client動作環境設定定義ファイルに定義できる項目
キー名称 | 設定内容 |
---|
wsclient.wsdl_file_path | WSDLファイルパス名 |
wsclient.log_dir | 稼働ログ出力フォルダパス名 |
wsclient.log_size | 稼働ログファイルサイズ |
wsclient.log_num | 稼働ログ面数 |
wsclient.log_level | 稼働ログ出力レベル |
wsclient.apserver_kind | 使用するWebアプリケーションサーバの種類 |
次に,各キーの設定内容について説明します。
- wsclient.wsdl_file_path
- WSDLファイルのファイルパス名を,絶対パスで設定します。
- 実際にあるファイルを指定してください。
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合は,ドライブレターで始まるローカルフォルダを設定してください。ネットワークフォルダは設定できません。1~511バイトの文字列で設定します。
- このキーの設定を省略した場合,次のファイルパス名が仮定されます。
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ¥ws¥conf¥WSServerInter.wsdl
- WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合
/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf/WSServerInter.wsdl
- wsclient.log_dir
- JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリ(wsserver.jar)が出力する稼働ログの出力先フォルダパス名を,絶対パスで設定します。
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合は,ドライブレターで始まるローカルフォルダを設定してください。ネットワークフォルダは設定できません。1~511バイトの文字列で設定します。
- このキーの設定を省略した場合,次のフォルダパス名が仮定されます。
- WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ¥ws¥log
- WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2forws/ws/log
- wsclient.log_size
- JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリ(wsserver.jar)が出力する稼働ログのファイルサイズを設定します。
- 4,096~16,777,216バイトの範囲で設定します。
- デフォルトでは,「2097152」バイトが設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsclient.log_num
- JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリ(wsserver.jar)が出力する稼働ログの面数を設定します。
- 1~16の範囲で設定します。
- デフォルトでは,「3」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsclient.log_level
- JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリ(wsserver.jar)が出力する稼働ログの出力レベルを,次の中から設定します。大文字・小文字は区別されません。
- error
- 稼働ログに次の内容が出力されます。
- warn
- 稼働ログに次の内容が出力されます。
- エラーメッセージ
- エラー発生時のスタックトレース
- JP1/AJS3 - SOA Optionの初期化
- info
- 稼働ログに次の内容が出力されます。
- エラーメッセージ
- エラー発生時のスタックトレース
- JP1/AJS3 - SOA Optionの初期化
- 次の処理の開始,終了のタイミングでのモジュールトレース
ユーザー公開API
WSDL API
通信前後
スレッド起動,生成,待ち合わせ処理
- デフォルトでは,「info」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
- wsclient.apserver_kind
- JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリ(wsserver.jar)を使用するWebアプリケーションサーバの種類を,次のように設定します。
- Cosminexus Application Serverの場合:「COS」
- WebSphere Application Serverの場合:「WAS」
- WebLogic Serverの場合:「WL」
- デフォルトでは,「COS」が設定されます。
- このキーの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合,デフォルト値が設定されます。
(c) 設定例(WebアプリケーションサーバのOSがWindowsの場合)
WS-Client動作環境設定定義ファイルの設定例を次に示します。
- WebアプリケーションサーバがCosminexus Application Serverの場合
wsclient.wsdl_file_path=C:¥Program△
Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥conf¥WSServerInter.wsdl↓
wsclient.log_dir=C:¥Program△Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥log↓
wsclient.log_size=2097152↓
wsclient.log_num=3↓
wsclient.log_level=info↓
wsclient.apserver_kind=COS↓ |
- (凡例)
- △:半角スペース
- ↓:改行コード(CRLF)
- WebアプリケーションサーバがWebSphere Application Serverの場合
wsclient.wsdl_file_path=C:¥Program△
Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥conf¥WSServerInter.wsdl↓
wsclient.log_dir=C:¥Program△Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥log↓
wsclient.log_size=2097152↓
wsclient.log_num=3↓
wsclient.log_level=info↓
wsclient.apserver_kind=WAS↓ |
- (凡例)
- △:半角スペース
- ↓:改行コード(CRLF)
- WebアプリケーションサーバがWebLogic Serverの場合
wsclient.wsdl_file_path=C:¥Program△
Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥conf¥WSServerInter.wsdl↓
wsclient.log_dir=C:¥Program△Files¥HITACHI¥JP1AJS2FORWS¥ws¥log↓
wsclient.log_size=2097152↓
wsclient.log_num=3↓
wsclient.log_level=info↓
wsclient.apserver_kind=WL↓ |
- (凡例)
- △:半角スペース
- ↓:改行コード(CRLF)
(d) 設定例(WebアプリケーションサーバのOSがUNIXの場合)
WS-Client動作環境設定定義ファイルの設定例を次に示します。
- WebアプリケーションサーバがCosminexus Application Serverの場合
wsclient.wsdl_file_path=/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf/WSServerInter.wsdl↓
wsclient.log_dir=/var/opt/jp1ajs2forws/ws/log↓
wsclient.log_size=2097152↓
wsclient.log_num=3↓
wsclient.log_level=info↓
wsclient.apserver_kind=COS↓ |
- (凡例)
- ↓:改行コード(LF)
- WebアプリケーションサーバがWebSphere Application Serverの場合
wsclient.wsdl_file_path=/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf/WSServerInter.wsdl↓
wsclient.log_dir=/var/opt/jp1ajs2forws/ws/log↓
wsclient.log_size=2097152↓
wsclient.log_num=3↓
wsclient.log_level=info↓
wsclient.apserver_kind=WAS↓ |
- (凡例)
- ↓:改行コード(LF)
- WebアプリケーションサーバがWebLogic Serverの場合
wsclient.wsdl_file_path=/etc/opt/jp1ajs2forws/ws/conf/WSServerInter.wsdl↓
wsclient.log_dir=/var/opt/jp1ajs2forws/ws/log↓
wsclient.log_size=2097152↓
wsclient.log_num=3↓
wsclient.log_level=info↓
wsclient.apserver_kind=WL↓ |
- (凡例)
- ↓:改行コード(LF)
(e) 定義時の注意事項
- パス名に次のような指定はできません。
- 「/」を含む
- 「¥」が重複している
- 相対パス(「.¥」や「..¥」)を含む
- 末尾に「.」や半角スペースを含む
- Windowsの予約デバイス名に,フォルダ名,ファイル名またはファイル名から拡張子を除いた文字列を含む
- ドライブを示すコロン「:」以外のコロンを含む
- 各キーを改行で区切って設定してください。
- 「#」で始まる行はコメントと見なされます。
- キー名だけを設定して値が設定されていない場合は,デフォルト値が仮定されます。
- 環境設定パラメーター名には,スペースやタブなどの環境設定パラメーター名以外の文字を含めないでください。
- 「=」と改行の間の文字はすべて値として見なされます。
- キー名は,すべて小文字で指定してください。
- 「(b) 定義項目」に示すキー以外のものが設定された場合,無視されます。
- 同じキー名が重複して設定されている場合,あとの行で設定された値が有効になります。