JP1/AJS3 - SOA Optionは,WebシステムからのJP1/AJS業務の呼び出しを支援します。次の図のように,JP1/AJSで自動化している一連の業務(ジョブ・ジョブネット)を,Webシステムから呼び出せます。
図1-3 JP1/AJSの業務をWebシステムから呼び出すイメージ
このような運用は,JP1/AJS3 - SOA Optionの,「Webシステムからのジョブ・ジョブネット呼び出し機能」によって実現します。
ここでは,「Webシステムからのジョブ・ジョブネット呼び出し機能」を使用した場合の特長について説明します。
なお,「Webシステムからのジョブ・ジョブネット呼び出し機能」を使った運用およびシステムの構築については,このマニュアルで解説します。
従来,WebシステムのユーザーアプリケーションからJP1/AJSの業務(ジョブ・ジョブネット)を実行するためは,次の作業を行う必要がありました。
WebシステムにJP1/AJS3 - SOA Optionを導入すると,JP1/AJSのコマンドを起動するプログラムの作成や運用方式の変更をすることなく,Webシステムからジョブ・ジョブネットの実行ができます。従来とWebシステムからのジョブ・ジョブネット呼び出し機能を使用した場合との違いを次の図に示します。
図1-4 従来とWebシステムからのジョブ・ジョブネット呼び出し機能を使用した場合との違い
JP1/AJS3 - SOA Optionは,JP1/AJSを呼び出すJ2EEアプリケーションとなります。利用者は,JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリが提供する機能を利用したアプリケーション(以降,ユーザーアプリケーションと表記します)を作成するだけで,JP1/AJSの呼び出しができます。
なお,ユーザーアプリケーションは,Webアプリケーション上で動作するプログラム(サーブレットまたはJSP)を前提としています。