JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option ジョブ・ジョブネット呼び出し機能編
エラー発生個所ごとに,参照するログについて説明します。
- <この項の構成>
- (1) JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリ
- (2) JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)
- (3) Webアプリケーションサーバ
- (4) JP1/AJS
(1) JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリ
JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリの稼働ログを確認してください。
稼働ログの格納先については,「10.2 ログ情報」を参照してください。
稼働ログファイルを開いたら,エラーレベルがEのメッセージで,障害発生時刻に近いメッセージを探してください。
参照時の注意点を次に示します。
- ジョブ制御クラス(AjsWsSubjob),およびジョブネット制御クラス(AjsWsJobnet)の各メソッドに指定したパラメーターが正しいかどうかを確認してください。メソッドに指定したパラメーターの情報(実行されたクラス,メソッド,および引数と指定したパラメーター)は,JP1/AJS3 - SOA Optionのライブラリの稼働ログに,KNAW0001-Iメッセージの情報として出力されています。
- エラー個所がライブラリとJP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)の両方である場合,JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)側の稼働ログ(JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)稼働ログ)を優先して確認してください。
- 参照したエラー内容が通信障害の場合,根本的な原因がライブラリまで例外として通知されていない場合があります。そのため,エラー内容が通信障害(KNAW0300-E(通信障害)またはKNAW0301-E(タイムアウト)の場合,JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)稼働ログも参照してください。対処の詳細は,「10.4.2 ジョブ制御クラス,またはジョブネット制御クラスで通信障害が発生する場合の対処」または「10.4.3 ジョブ制御クラス,またはジョブネット制御クラスでタイムアウトが発生する場合の対処」を参照してください。
(2) JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)
JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)稼働ログを確認してください。稼働ログの格納先については,「10.2 ログ情報」を参照してください。
稼働ログファイルを開いたら,エラーレベルがEのメッセージで,障害発生時刻に近いメッセージを探してください。
参照時の注意点を次に示します。
- JP1/AJS3 - SOA OptionがJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerに要求した内容についても,正しかったかどうか確認してください。JP1/AJS3 - SOA OptionがJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerに要求した内容(コマンド,実行ユーザー,接続先ホスト名,およびスケジューリング名(またはキュー名))は,要求送信前に,JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)稼働ログにKNAW1302-Iメッセージで出力されています。
- エラー個所がライブラリとJP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)の両方である場合,JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)側の稼働ログ(JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)稼働ログ)を優先して確認してください。
(3) Webアプリケーションサーバ
Webアプリケーションサーバ内でエラーが発生した場合の対処方法については,次のマニュアルを参照してください。
- Cosminexus Application Serverの場合
- マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 機能解説 保守/移行/互換編」,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」のトラブルシューティングについて記載している個所,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 SOAPアプリケーション開発の手引」のトラブルシュートについて記載している個所,またはマニュアル「Cosminexus SOAPアプリケーション開発ガイド」のトラブルシュートについて記載している個所
- WebSphere Application Serverの場合
- WebSphere Application Serverのマニュアル
- WebLogic Serverの場合
- WebLogic Serverのマニュアル
(4) JP1/AJS
JP1/AJSでエラーが発生した場合の対処方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」のトラブルシューティングについて記載している個所を参照してください。
なお,JP1/AJSのコマンド実行時にエラーが発生した場合,JP1/AJS3 - SOA Option(J2EEアプリケーション)稼働ログに,実行したコマンドについての情報が,KNAW1208-EメッセージおよびKNAW1209-Eメッセージで出力されます。メッセージの内容および稼働ログの内容を確認してください。
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