JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option ジョブ・ジョブネット呼び出し機能編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


3.5 ユーザーアプリケーションを複数実行する場合の検討

同一のWebアプリケーションサーバで複数のユーザーアプリケーションを起動することによって,次の図のように,業務ごとにユーザーアプリケーションを分けるなどの対応ができます。

図3-2 ユーザーアプリケーションを複数実行する

[図データ]

注意
図のようにユーザーアプリケーションを複数配置する場合,同一のジョブネットに対して,同時にジョブネット制御要求を実行できません。実行した場合の動作は保証できません。同一ジョブネットに対して同時にジョブネット制御要求が実行されないように,ユーザーアプリケーションで制御してください。

ただし,多数のユーザーアプリケーションを同時に実行すると,JP1/AJSへの負荷が高くなり,運用に影響を与えるおそれがあります。

対処として,次の方法があります。

表3-1 ユーザーアプリケーションを複数実行する場合の対処

対処方法 参照先 設定先
ユーザーアプリケーションからJP1/AJS3 - SOA Optionへの同時実行ジョブ制御要求を制限する 3.5.1 ユーザーアプリケーションでジョブ数を制限する Webアプリケーションサーバ
ジョブ実行時に排他制御する 3.5.2 ジョブ実行時に排他制御をする
  • JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Manager
  • ユーザーアプリケーション

注※
排他制御は,ユーザーアプリケーションからサブミットジョブを実行する場合だけの対処です。ユーザーアプリケーションからジョブネットを実行する場合の対処ではありません。

<この節の構成>
3.5.1 ユーザーアプリケーションでジョブ数を制限する
3.5.2 ジョブ実行時に排他制御をする

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi Solutions, Ltd.