7.4 プロセスが異常終了した場合の動作

JP1/AJS3 - User Job Operationサービスを起動すると,複数のプロセスが生成されます。プロセスが何らかの理由によって停止すると,Clientから公開ジョブネットが操作できなくなり,業務の運用に影響を及ぼします。

Serverでは,障害が発生してプロセスが停止した場合,障害が発生したプロセスを再起動して自動回復します。これによって,何らかの理由でプロセスが異常終了しても,自動でシステムを回復できます。

再起動の設定対象となるプロセスを次に示します。なお,再起動できないプロセスも含めた全プロセス一覧については「付録C プロセス一覧」を参照してください。

表7-2 再起動の対象となるプロセス一覧

プロセスの名称デフォルトの再起動間隔デフォルトの再起動回数説明
java(Serverプロセス)1秒3回java(Serverプロセス)の異常終了をjava(Server監視プロセス)が検知した場合,リトライして再起動を試みます。
再起動に失敗した場合,一定間隔でリトライを繰り返します。指定した再起動回数以内でプロセスを再起動できない場合,JP1/AJS3 - User Job Operationサービスが終了します。
注※
環境設定ファイルのchildprocessタグで変更できます。詳細については「6.1.3(4)(b) <retry>」を参照してください。