2.5 ログイン認証

DefinerとClientでは,それぞれの場合でログイン認証の方式が異なります。

それぞれのログイン認証の方式について説明します。

<この節の構成>
(1) Definerでのログイン認証
(2) Clientでのログイン認証

(1) Definerでのログイン認証

Definerからログインするユーザーは,Serverを経由してJP1/Baseで認証されます。

Definerでのログイン認証の方式を次の図に示します。

図2-27 Definerでのログイン認証の方式

[図データ]

(2) Clientでのログイン認証

Clientからログインする場合,ログインするユーザーの種類によって,認証の方式が異なります。

Clientでのログイン認証の方式を次の図に示します。

図2-28 Clientでのログイン認証の方式

[図データ]

Clientからログインする場合,入力したユーザー名とパスワードは,ServerホストにあるUJOユーザーのユーザー情報,LDAPサーバのユーザー情報の順に照合されます。そのため,UJOユーザーとLDAPユーザーでユーザー名が重複している場合,UJOユーザーとして認証されます。LDAPでのパスワードを正しく入力しても,LDAPサーバでは認証されないため,ログインできません。

補足事項
Clientユーザーでログインする場合,Clientの[自動ログイン設定]ダイアログボックスの[自動ログイン]に[する]を設定しておくと,Clientの起動時に自動的にServerにログインできます。
注意事項
  • Active Directoryで,アカウントオプションが「ユーザーは次回ログオン時にパスワード変更が必要」または「アカウントは無効」となっているユーザーは,Clientからログインできません。また,パスワードが設定されていないユーザーや,アカウントの有効期限が切れたユーザーもログインできません。
  • ユーザー名が255バイト以上のLDAPユーザーは使用できません。