jpujosetuser

形式

jpujosetuser
    ユーザー情報ファイルのパス

機能

UJOユーザーの定義情報を記載したCSV形式のファイル(ユーザー情報ファイル)を読み込んで,UJOユーザーを一括して追加,変更,および削除します。

実行権限

読み込むユーザー情報ファイルの参照権限

ログファイル格納フォルダの書き込み権限

ファイルおよびフォルダの格納先については,「付録B ファイルおよびフォルダ一覧」を参照してください。

格納先フォルダ

Serverのインストール先フォルダ¥bin

引数

ユーザー情報ファイルのパス

ユーザー情報ファイルの絶対パスまたは相対パスを指定します。相対パスを指定した場合は,コマンドを実行した際のカレントフォルダからの相対パスとして処理されます。

注意事項

戻り値

0正常終了(スキップしたユーザーがない場合)。
1正常終了(スキップしたユーザーがある場合)。
16環境設定ファイルの形式不正。
17環境設定ファイルの読み込みに失敗。
18インスタンス設定ファイルの形式不正。
19インスタンス設定ファイルの読み込みに失敗。
32ユーザー情報ファイルの形式不正。
33ユーザー情報ファイルの読み込みに失敗。
34ユーザー情報ファイルが未指定。
64Definerユーザーがログイン中。
255その他エラー。

補足事項

ユーザー情報ファイルには,一人のUJOユーザーの情報を1行で記載します。各行の先頭には,UJOユーザーを追加するのか,変更するのか,または削除するのかを区別するための処理区分を指定します。処理区分について,次の表で説明します。

表14-5 ユーザー情報ファイルの処理区分

項番処理区分説明
1A指定されたユーザーをUJOユーザーとして登録します。同じユーザー名のUJOユーザーがすでに登録されている場合は,その行をスキップします。
2C指定されたUJOユーザーの表示名またはパスワードを変更します。指定されたUJOユーザーが登録されていない場合は,その行をスキップします。
3D指定されたUJOユーザーを削除します。指定されたUJOユーザーが登録されていない場合は,その行をスキップします。

各処理区分の指定形式を次に示します。

処理区分が「A」の場合

"A","ユーザー名","表示名","パスワード"

処理区分が「C」で表示名とパスワードを変更する場合

"C","ユーザー名","表示名","パスワード"

処理区分が「C」でパスワードだけを変更する場合

"C","ユーザー名","表示名","パスワード"

処理区分が「C」で表示名だけを変更する場合

"C","ユーザー名","表示名"

処理区分が「D」の場合

"D","ユーザー名","表示名"

ユーザー情報ファイルの注意事項
  • 表示名やパスワードを指定しない,またはクリアする場合は,空白文字を指定します。
  • 文字列中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」を使用する場合は,「"(ダブルクォーテーションマーク)」を二つ連続して指定します。
  • ユーザー名,表示名,パスワードが入力規則に従っていない場合は,その行の処理がスキップされます。入力規則は,Definerから登録する場合と同じです。詳細については,「13.12 [ユーザーの追加]ダイアログボックス」を参照してください。
  • パスワードや表示名の後に不要な文字がある場合,その行の処理がスキップされたり,エラーで処理が中断されたりします。半角スペースなどの不要な文字がないか確認してください。
  • 同じユーザー名を指定している行が複数ある場合は,最初に指定した行だけが処理され,2番目以降の行の処理はスキップされます。

使用例

C:¥tempに格納したユーザー情報ファイルclientuser.csvをServerに読み込ませます。

jpujosetuser C:¥temp¥clientuser.csv

ユーザー情報ファイルclientuser.csvの記載例を次に示します。

"A","user01","ユーザー01","abcdefgh"
"A","user02","ユーザー02","12345678"
"C","user03","ユーザー00"
"C","user04","ユーザー04","abcdefgh"
"D","user05","ユーザー05"

user01とuser02が新しくUJOユーザーとして追加されます。

user03は表示名が「ユーザー00」に変更されます。

user04は表示名が「ユーザー04」に,パスワードが「abcdefgh」に変更されます。

user05はUJOユーザーから削除されます。