15.1.2 拡張属性

JP1イベントの拡張属性とは,JP1イベントを発行したアプリケーションプログラムが任意に指定できる属性です。

拡張属性の一覧を次の表に示します。

表15-2 JP1イベントの拡張属性

項番項目属性名内容
1重大度SEVERITYJP1イベントの緊急性を表す。緊急性の高い順に,次の値がある。
"Emergency"(緊急)
"Alert"(警戒)
"Critical"(致命的)
"Error"(エラー)
"Warning"(警告)
"Notice"(通知)
"Information"(情報)
"Debug"(デバッグ)
2プロダクト名PRODUCT_NAMEJP1イベントを発行したプログラム名。
JP1/AJS3 - User Job Operationの場合は次の値で固定。
"/HITACHI/JP1/AJS/UJO"
3オブジェクトタイプOBJECT_TYPEオブジェクトの種類を表す。次に例を示す。
"JOB"
"JOBNET"
"BATCHJOB"
"ACTION"
"LIST"
"EVENTDB"
"COMMAND"
"LOGFILE"
"SNMP_TRAP"
"SESSION"
"SERVICE"
4オブジェクト名OBJECT_NAMEジョブ,ジョブネット,サービスなどのオブジェクトの名称。ジョブネットなど階層のあるオブジェクトの場合,最下層の要素。
5登録名タイプROOT_OBJECT_TYPEオブジェクトの種別。通常はオブジェクトタイプと同じだが,ジョブネットなど階層のあるオブジェクトの場合,最上層のオブジェクトの種別となる。値の範囲はオブジェクトタイプと同じ。
6登録名ROOT_OBJECT_NAMEユーザーの操作時に実行を指示する単位になる名称。通常はオブジェクト名と同じだが,ジョブネットなど階層のあるオブジェクトの場合,最上層のオブジェクトの名称になる。
7事象種別OCCURRENCEオブジェクト名に示したオブジェクトに対して起こった事象を表す。次に例を示す。
"END"
"LATEEND"
"LATESTART"
"NOTICE"
"PAUSE"
"START"
"SWITCH"
"RECEIVE"