はじめに

このマニュアルは,JP1/Automatic Job Management System 3 - Web Operation Assistant(以降,JP1/AJS3 - Web Operation Assistantと省略します)について説明したものです。

対象読者

このマニュアルは次の方にお読みいただくことを前提に説明しています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章から構成されています。

第1章 概要
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantの概要を説明しています。使用例や前提条件なども説明しています。
第2章 機能
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantの機能について説明しています。
第3章 インストールとセットアップ
インストールとセットアップの流れ,および環境設定パラメーターの内容について説明しています。
第4章 ユーザー環境設定
ユーザーごとに一括監視の環境をカスタマイズする方法を説明しています。
第5章 操作
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantの操作方法について説明しています。
第6章 画面
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantのログイン画面,監視画面,ユーザー環境設定画面,および画面の各フレームについて説明しています。
第7章 クラスタシステムでの運用
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantのクラスタシステムでの運用について説明しています。
第8章 トラブルシューティング
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantで障害が発生したときの対処について説明しています。
第9章 メッセージ
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantから出力されるメッセージについて説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

JP1/AJS3関連

JP1/AJS2関連

JP1関連

その他

 

このマニュアルでは,HiRDB関連マニュアルについて,対象OSおよびバージョン番号を省略して表記しています。マニュアルの正式名称とこのマニュアルでの表記を次の表に示します。

正式名称このマニュアルでの表記
HiRDB Version 7 解説(UNIX(R)用)HiRDB 解説
HiRDB Version 7 解説(Windows(R)用)
HiRDB Version 6 解説(UNIX(R)用)
HiRDB Version 6 解説(Windows(R)用)
HiRDB Version 5.0 解説(UNIX(R)用)
HiRDB Version 5.0 解説(Windows(R)用)
HiRDB Version 7 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)HiRDB システム導入・設計ガイド
HiRDB Version 7 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
HiRDB Version 6 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB Version 6 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
HiRDB Version 5.0 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB Version 5.0 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)
HiRDB Version 7 システム定義(UNIX(R)用)HiRDB システム定義
HiRDB Version 7 システム定義(Windows(R)用)
HiRDB Version 6 システム定義(UNIX(R)用)
HiRDB Version 6 システム定義(Windows(R)用)
HiRDB Version 5.0 システム定義(UNIX(R)用)
HiRDB Version 5.0 システム定義(Windows(R)用)
HiRDB Version 7 システム運用ガイド(UNIX(R)用)HiRDB システム運用ガイド
HiRDB Version 7 システム運用ガイド(Windows(R)用)
HiRDB Version 6 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB Version 6 システム運用ガイド(Windows(R)用)
HiRDB Version 5.0 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
HiRDB Version 5.0 システム運用ガイド(Windows(R)用)
HiRDB Version 7 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)HiRDB コマンドリファレンス
HiRDB Version 7 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
HiRDB Version 6 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
HiRDB Version 6 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
HiRDB Version 5.0 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
HiRDB Version 5.0 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
HiRDB Version 7 メッセージ(UNIX(R)/Windows(R)用)HiRDB メッセージ
HiRDB Version 7 メッセージ(Windows(R)用)
HiRDB Version 6 メッセージ(UNIX(R)/Windows(R)用)
HiRDB Version 6 メッセージ(Windows(R)用)
HiRDB Version 5.0 メッセージ(UNIX(R)/Windows(R)用)
HiRDB Version 5.0 メッセージ(Windows(R)用)

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて章を選択して読むことができます。利用目的別にお読みいただくことをお勧めします。

マニュアルを読む目的記述個所
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantがどんな製品か知りたい。1.1節,1.2節,2章
インストールやセットアップなど,運用に必要な設定について知りたい。1.3節,1.4節,1.5節,3章,付録E
一括監視の環境のカスタマイズ方法について知りたい。4章
操作手順について知りたい。5章
画面の表示形式,指定方法について知りたい。6章
クラスタシステムでの運用方法を知りたい。7章
トラブルの対処方法を知りたい。8章
表示されたメッセージの意味を知りたい。9章
生成されるファイル・フォルダについて知りたい。付録A
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantで使用するプロセス一覧について知りたい。付録B
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantで使用するポート番号について知りたい。付録C
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantの各制限値について知りたい。付録D
各バージョンの変更内容について知りたい。付録F
このマニュアルに記載されている用語の意味を知りたい。付録G

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,日立製品およびそのほかの製品の名称を省略して表記しています。また,英略語を使用しています。このマニュアルでの表記と正式名称を次の表に示します。

このマニュアルでの表記正式名称
JP1/AJSJP1/AJS3JP1/AJS3 - ManagerJP1/Automatic Job Management System 3 - Manager
JP1/AJS3 - AgentJP1/Automatic Job Management System 3 - Agent
JP1/AJS3 - ViewJP1/Automatic Job Management System 3 - View
JP1/AJS2JP1/AJS2 - ManagerJP1/Automatic Job Management System 2 - Manager
JP1/AJS2 - AgentJP1/Automatic Job Management System 2 - Agent
JP1/AJS2 - ViewJP1/Automatic Job Management System 2 - View
JP1/AJS2 - Advanced ManagerJP1/Automatic Job Management System 2 - Advanced Manager
JP1/AJS2 - Light EditionJP1/Automatic Job Management System 2 - Light Edition
JP1/AJS2 - Client ToolkitJP1/Automatic Job Management System 2 - Client Toolkit
JP1/AJS3 - Web Operation AssistantJP1/Automatic Job Management System 3 - Web Operation Assistant
JP1/AJS2 - Web Operation AssistantJP1/Automatic Job Management System 2 - Web Operation Assistant
JP1/IMJP1/IM - ManagerJP1/Integrated Management - Manager
JP1/IM - ViewJP1/Integrated Management - View
JP1/Integrated Manager - View
JP1/IM - Central ConsoleJP1/Integrated Manager - Central Console
JP1/IM - Central ScopeJP1/Integrated Manager - Central Scope
JP1/IM - CMJP1/Integrated Management - Central Information Master
JP1/Integrated Manager - Central Information Master
JP1/IM - Planning OperationJP1/Integrated Management - Planning Operation
Internet ExplorerMicrosoft Internet ExplorerMicrosoft(R) Internet Explorer(R)
Windows Internet ExplorerWindows(R) Internet Explorer(R)
FirefoxMozilla FirefoxMozilla(R) Firefox(R)
Windows Server 2003Windows Server 2003Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Windows Server 2003(x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Windows Server 2008Microsoft(R) Windows Server(R) 2008, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008, Standard Edition
Windows VistaMicrosoft(R) Windows Vista(R) Business
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
Windows XP ProfessionalMicrosoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System

注※ バージョン7の製品です。


Windows XP Professional,Windows Vista,Windows Server 2003,およびWindows Server 2008を総称してWindowsと表記することがあります。

このマニュアルで使用する英略語

このマニュアルで使用する英略語を次に示します。

英略語正式名称
DBDatabase
DNSDomain Name System
FQDNFully Qualified Domain Name
ISAMIndexed Sequential Access Method
JISJapanese Industrial Standard code
NATNetwork Address Translator
OSOperating System
PCPersonal Computer
RDBRelational Database
TCP/IPTransmission Control Protocol/Internet Protocol
UACUser Account Control
WWWWorld Wide Web

JP1 Version 8での製品体系変更について

JP1 Version 8では,JP1/AJS2の製品体系に次の変更がありました。

このマニュアルで使用する記号

このマニュアルで使用する記号を次の表に示します。

記号意味
[ ]メニュー項目,ダイアログボックス,ダイアログボックスのボタンなどを示します。
(例)
[ファイル]-[新規作成]を選択する。
上記の例では,メニューバーの[ファイル]を選んで,プルダウンメニューの[新規作成]を選択することを示します。

コマンドの文法に使用する記号

コマンド,およびパラメーターの説明で使用する記号を次の表に示します。

記号意味と例
|
(ストローク)
複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。
(例)
「A|B|C」は,「A,B,またはC」を示します。
{ }
(波括弧)
この記号で囲まれている複数の項目の中から,一組の項目を必ず選択します。項目と項目の区切りは「|」で示します。
(例)
「{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれかを必ず指定する」ことを示します。
[ ]
(角括弧)
この記号で囲まれている項目は,任意に指定できます(省略できます)。
(例)
「[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示します(必要でない場合は,Aを省略できます)。
「[B|C]」は,「必要に応じてB,またはCを指定する」ことを示します(必要でない場合は,BおよびCを省略できます)。
...
(点線)
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数指定できます。なお,項目を複数指定する場合は,項目の区切りに1バイトの空白文字(半角スペース)を使用します。
(例)
「A B...」は,「Aのあとに,Bを複数指定できる」ことを示します。
_
(下線)
括弧で囲まれているすべての項目を省略したときに,システムが採用する値を示します。
(例)
「[A|B]」は,「AおよびBを指定しなかった場合,システムはAを採用する」ことを示します。

(波記号)
この記号の前に示された項目が,記号~に続く< >,(( )),《 》などの規則に従わなければならないことを示します。
〈 〉
(角括弧)
指定できる文字や構文要素などを示します。
〈文字〉
漢字,かたかな,英大文字,英小文字,数字の集まり。
〈数字〉
0|1|2|3|4|5|6|7|8|9
〈英字〉
A|B|C|D|E|F|G|H|I|J|K|L|M|N|O|P|Q|R|S|T|U|V|W|X|Y|Z|¥|#|@
〈英数字〉
英字および数字。
〈記号名称〉
英字で始まる8文字以内の英数字。
〈符号なし整数〉
数字または数字の集まり。
〈16進数字〉
0|1|2|3|4|5|6|7|8|9|A|B|C|D|E|F
〈ファイル名〉
ファイルに付ける,システムが規定している名称。
〈パス名〉
パスを構成するフォルダを,「¥」で区切って並べた名称。
(( ))
(二重括弧)
指定できる値の範囲を示します。
《 》
(二重角括弧)
省略したときにシステムが仮定する値を示します。
〈例〉
帳票保存日数 ~〈数字〉((0~365))《365》を省略すると,帳票保存日数として"365"を指定したことになります。

数式で使用する記号

このマニュアルの数式中で使用する記号を,次の表に示します。

記号意味
乗算記号を示します。
/除算記号を示します。
↑  ↑計算結果の値を小数点以下で切り上げることを示します。
(例)
↑34 / 3 ↑の計算結果は12となります。
MAX計算結果のうち,最も大きい値を選ぶことを示しています。
(例)
MAX(3*6,4+7)の計算結果は,18となります。

デフォルトのインストール先フォルダ

デフォルトのインストール先フォルダは,次のとおりです。

Windows Server 2003および32ビット版のWindows Server 2008の場合
システムドライブ¥Program Files¥HITACHI¥JP1AJS2WOA
Windows Server 2003(x64)および64ビット版のWindows Server 2008の場合
システムドライブ¥Program Files(x86)¥HITACHI¥JP1AJS2WOA

このマニュアルで使用する「Administrators権限」について

このマニュアルで表記している「Administrators権限」とは,ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーを指します。ローカルPCに対してAdministrators権限を持つユーザーであれば,ローカルユーザー,ドメインユーザー,およびActiveDirectory環境で動作に違いはありません。

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。