8.3 トラブル発生時に採取が必要な資料

JP1/AJS3 - Web Operation Assistantにトラブルが発生したときに採取が必要な資料を示します。

なお,JP1では採取が必要な資料を一括採取するための「資料採取ツール」を用意しています。資料採取ツールの初期設定で採取できる資料については,表中に記号で示しています。

<この節の構成>
(1) OSのログ情報
(2) JP1の情報

(1) OSのログ情報

次に示すOSのログ情報の採取が必要です。

表8-2 トラブル発生時に採取が必要なOSのログ情報

情報の種類デフォルトのファイル名ツールでの採取
Windowsイベントログイベントログファイル×
Windowsレジストリ情報
hostsファイル
servicesファイル
  • システムフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥hosts
  • システムフォルダ¥system32¥drivers¥etc¥services
ワトソンログファイル※1システムドライブ¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Microsoft¥Dr Watson¥drwtsn32.log※2
マシン構成情報※3
サービス起動されているPP一覧※3
ネットワーク構成情報※3
メモリーダンプ※4×
クラッシュダンプ※4
(凡例)
○:資料採取ツールで資料を採取できる。
×:資料採取ツールでは資料を採取できない。
注※1
Windows Server 2008では,ワトソンログは取得できません。
注※2
資料採取ツールは,ワトソンログファイルをデフォルトのフォルダから取得します。別のフォルダを指定している場合には,資料採取ツールのセットアップが必要です。
注※3
Windows Server 2008の場合,これらの情報を含めたハードウェア環境,ソフトウェア環境,インターネット環境など,コンピュータに関するさまざまな情報が取得されます。なお,情報採取の終了までに数分掛かることがあります。[システム情報]ダイアログボックスが閉じるまで待ってください。
注※4
Windows Server 2008の場合,資料採取ツールでメモリーダンプやクラッシュダンプを取得できません。これらに相当する情報は,トラブルの発生時に手動で採取してください。採取方法については,「8.4(4) ユーザーダンプを採取する(Windows Server 2008の場合)」および「8.4(5) 問題レポートを採取する(Windows Server 2008の場合)」を参照してください。

(2) JP1の情報

JP1に関する次の表の情報の採取が必要です。また,監視先のJP1/AJS3 - ManagerホストまたはJP1/AJS2 - Managerホスト上のファイルの採取も必要です。

表8-3 トラブル発生時に採取が必要なJP1の情報

情報の種類デフォルトのフォルダ名ツールでの採取
ログファイル定義
ファイル環境設定ファイル
JP1/Baseインストール先フォルダ¥log
JP1/Baseインストール先フォルダ¥conf¥user_acl
JP1/AJS3 - Web Operation Assistantインストール先フォルダ¥conf
統合トレースログフォルダシステムドライブ¥Program files¥hitachi¥HNTRLib2
(凡例)
○:資料採取ツールで資料を採取できる。