JP1/Automatic Job Management System 3 - Web Operation Assistant

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付録E.3 グローバルバッファを見積もる

<この項の構成>
(1) グローバルバッファ面数の見積もり
(2) 共用メモリー所要量の見積もり

(1) グローバルバッファ面数の見積もり

組み込みDBまたはHiRDBで設定するグローバルバッファの面数は,次の式から見積もってください。

バッファ面数 = x * 1520 / 100000 + y

x:ユニット状態(AJSSTAT)テーブルのレコード数

y:変更前のグローバルバッファ面数

ユニット状態(AJSSTAT)テーブルのレコード数は,運用条件で想定される最大レコード数としてください。1個の登録済みルートジョブネット当たりに必要なレコード数は,「(ルートジョブネットおよび下層のネストジョブネット・ジョブの総数) * (保存世代数 + 確定実行登録した予定世代数 + 1)」(保存世代数には,起動条件成立によって生成された枝実行世代数も含みます)です。

(2) 共用メモリー所要量の見積もり

グローバルバッファを拡張すると,共用メモリーの所要量が増加します。共用メモリー所要量の増分は次の式から見積もってください。

共用メモリーの増分 = (x - y) * 6516 / 1520 (キロバイト)

x:変更後のグローバルバッファ面数

y:変更前のグローバルバッファ面数

監視先がJP1/AJS2 - Managerの場合,組み込みDBまたはHiRDBが使用するグローバルバッファ用の共用メモリーセグメントの最大サイズが,システム共通定義のSHMMAXオペランドによって設定されます。

上記の見積もりで算出した共用メモリー所要量の増分値を,SHMMAXオペランドの設定値に加算してください。

SHMMAXオペランドの詳細については次に示すマニュアルを参照してください。

(組み込みDBの場合)
使用しているJP1/AJS2 - Managerのバージョンが08-00以降の場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」,07-50以前の場合はマニュアル「JP1組み込みデータベース 操作ガイド」を参照してください。

(HiRDBの場合)
マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。

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