一括定義機能とは,階層構造も含めて一括してマネージャーホストの定義情報を作成する機能です。定義するユニットの階層構造どおりに定義情報を入力し,エクスポートする場合に向いています。
一括定義機能は,新規システム構築時や既存システムの定義情報の入れ替え時など,特定の定義先ユニットの下に,位置情報を含めて複数階層にわたるユニット構成を一括して定義したい場合に有効です。
一括定義による定義情報のエクスポートの様子を次の図に示します。
図2-2 一括定義によるエクスポート
一括定義では,位置情報および関連線が有効になります。定義情報管理テンプレート上に指定したとおりの位置で,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewにアイコンが表示されます。ただし,上位ユニットを含めて一括定義を行わないと有効になりません。
すでにエクスポート先に同一名称のユニットがある場合,定義情報は下位ユニットも含めてすべて上書き更新されます。下位ユニットにエクスポート前と異なる定義情報を入力してエクスポートを実行すると,エクスポート前の下位ユニットの情報を,位置情報も含めてすべて入れ替えることができます。
一括定義実行時の定義情報管理テンプレートを次の図に示します。
図2-3 一括定義実行時の定義情報管理テンプレート