エラーチェック機能とは,定義情報管理テンプレートに入力した定義情報について,入力条件が満たされているかどうかをチェックする機能です。一部のチェック項目は,ユーザーがチェック内容を設定します。
エクスポートを実行する前にエラーチェック機能で定義情報管理テンプレートに入力した定義情報をチェックすることをお勧めします。
(1) チェックする項目
エラーチェック機能のチェック項目を次の表に示します。
表2-1 チェック項目
チェック項目 | 設定 |
---|---|
ユニット種別が指定されているか。 | × |
ユニット種別に対して「種別」の指定値(通常・リカバリー)は正しいか。 | × |
「ユニット名」「上位ユニット完全名」に不正な文字が指定されていないか。 | × |
「上位ユニット」,「ジョブグループ名」に指定したユニット完全名の先頭が「/」で始まっているか。 | × |
指定されたユニット種別に対して無効な定義項目が設定されていないか。※1,※2 | × |
必須指定項目が指定されているか。 | ○ |
入力制限に則して指定されているか。 | ○ |
R/3ジョブ定義情報の指定項目が正しく設定されているか。※3 | ○ |
引き継ぎ情報設定ジョブの定義情報が正しく設定されているか。 | × |
一括対象のユニット定義情報の階層が正しく定義されているか。 | × |
必須指定項目とは,エクスポート実行時に入力が必要な項目です。また,入力制限とは,定義項目に設けられた文字制限や入力候補の制限です。環境設定パラメーターで設定した値がチェック基準になります。必須指定項目や入力制限をカスタマイズするためには,次の環境設定パラメーターを編集します。
環境設定の詳細については,「3.1.4 環境設定」および「3.2 環境設定パラメーター」を参照してください。
(2) チェック結果の表示
チェックの結果,エラーが検出されると,メッセージダイアログボックスでエラー内容が通知されます。同時に,該当個所にセルカーソルが移動します。複数項目にエラーがある場合は,最初に検出したエラー項目を通知します。エラーを修正したあと再びチェック機能を実行すると,次のエラーを検出・通知します。エラーがない場合は,「入力エラーはありません」と表示されます。