付録A.2 インポート,またはエクスポート実行時に作成されるファイル

インポート,またはエクスポート実行時に作成されるファイルには,次のファイルがあります。

それぞれのファイルが作成,または保存されるときに,格納先フォルダがないとエラーになります。セットアップ時に格納先の設定をデフォルトのフォルダから変更する場合は,格納フォルダをあらかじめ作成しておいてください。

各ファイルについて説明します。

<この項の構成>
(1) 実行結果ファイル
(2) 一時ファイル
(3) エラー情報ファイル

(1) 実行結果ファイル

インポート,またはエクスポートを実行すると,操作時に使用した定義情報管理テンプレートファイルが実行結果ファイルとして別名で保存されます。

実行結果ファイルについて次の表に示します。

表A-3 実行結果ファイル

内容ファイル名格納先フォルダ
インポート実行結果ファイルAJS2DA-IMPORT-YYMMDDhhmmssxxx.XLS
Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003の場合
DA_Path¥backup
Windows Vista,Windows Server 2008,およびWindows 7の場合
%ALLUSERSPROFILE%※1¥Hitachi¥JP1¥JP1_DEFAULT¥JP1AJS2DA¥backup
エクスポート実行結果ファイルAJS2DA-EXPORT-YYMMDDhhmmssxxx.XLS
(凡例)
YY:操作実行日時の年※2(西暦の下2けた)
MM:操作実行日時の月※2(2けた表示)
DD:操作実行日時の日※2(2けた表示)
hh:操作実行日時の時※2(2けた表示)
mm:操作実行日時の分※2(2けた表示)
ss:操作実行日時の秒※2(2けた表示)
xxx:操作実行日時のミリ秒※2(3けた表示)
注※1
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ¥ProgramData」です。
注※2
「操作実行日時」とは,正確には次の時間です。
  • JP1/AJS2 - Definition Assistantのバージョンが08-00以前の場合
    インポートやエクスポート処理が終了し,実行結果ファイルとして保存される時間
  • JP1/AJS3 - Definition Assistantのバージョンが09-00以降またはJP1/AJS2 - Definition Assistantのバージョンが08-10以降の場合
    インポートやエクスポート処理を開始した時間

実行結果ファイルは,環境設定パラメーター「MAX-BACKUP-FILENUM」に指定された上限値まで保存されます。ファイルの数が上限値に達していると,インポート,またはエクスポートができません。この場合,実行結果ファイルを別のフォルダや媒体に保存,または削除してからインポート,またはエクスポートを実行してください。

(2) 一時ファイル

インポート,またはエクスポートを実行すると,コマンドのリモート実行結果を定義情報管理テンプレートの表示形式に編集するために一時ファイルが作成されます。コマンドのリモート実行開始前に作成され,終了後に削除されます。

一時ファイルについて次の表に示します。

表A-4 一時ファイル

内容用途格納先フォルダ
インポート結果編集用一時ファイルインポート結果を定義情報管理テンプレートの表示形式に編集する過程の情報を格納するファイル。
Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003の場合
DA_Path¥tmp¥input
Windows Vista,Windows Server 2008,およびWindows 7の場合
%ALLUSERSPROFILE%¥Hitachi¥JP1¥JP1_DEFAULT¥JP1AJS2DA¥tmp¥input
エクスポート実行時一時ファイルエクスポート実行時にajsdefineコマンドに渡すユニット定義パラメーターや,実行したコマンドのエラーメッセージを格納したファイル。
Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003の場合
DA_Path¥tmp¥output
Windows Vista,Windows Server 2008,およびWindows 7の場合
%ALLUSERSPROFILE%¥Hitachi¥JP1¥JP1_DEFAULT¥JP1AJS2DA¥tmp¥output
注※
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ¥ProgramData」です。

(3) エラー情報ファイル

定義情報の一括,または単独エクスポート実行時にajsdefineコマンドでエラーが発生した場合,エラーになったユニット定義パラメーターをエクスポート実行時一時ファイル格納フォルダから移動し,エラー解析用にエラー情報ファイルとして別名で保存します。

エラー情報ファイルについて次の表に示します。

表A-5 エラー情報ファイル

内容ファイル名格納先フォルダ
エラー情報ファイルAJS2_UNIT_YYMMDDhhmmssxxx_nnnn.txt
Windows XP ProfessionalおよびWindows Server 2003の場合
DA_Path¥tmp¥errlog
Windows Vista,Windows Server 2008,およびWindows 7の場合
%ALLUSERSPROFILE%¥Hitachi¥JP1¥JP1_DEFAULT¥JP1AJS2DA¥tmp¥errlog
(凡例)
YY:エクスポート操作実行日時の年(西暦の下2けた)
MM:エクスポート操作実行日時の月(2けた表示)
DD:エクスポート操作実行日時の日(2けた表示)
hh:エクスポート操作実行日時の時(2けた表示)
mm:エクスポート操作実行日時の分(2けた表示)
ss:エクスポート操作実行日時の秒(2けた表示)
xxx:エクスポート操作実行日時のミリ秒(3けた表示)
nnnn:「単独」複数指定時の分類用の通し番号(0001~1000までの4けた数値)
注※
「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ¥ProgramData」です。

エラー情報ファイルは,環境設定パラメーター「MAX-ERRLOG-FILENUM」に指定された上限値まで保存されます。ファイルの数が上限値に達している場合,ファイル作成日付が最も古いファイルが削除され,新しいファイルが格納されます。