JP1/AJS3 - Definition Assistantでは,マネージャーホストに接続するためのユーザー認証方法として次の二つがあります。
ユーザー認証機能の使用有無による操作の概要を次の図に示します。
図2-10 ユーザー認証機能を使用しない場合の操作の概要
図2-11 ユーザー認証機能を使用する場合の操作の概要
ユーザー認証機能の使用有無によるメリットとデメリットを次の表に示します。
表2-6 ユーザー認証機能の使用有無によるメリットとデメリット
ユーザー認証機能の使用有無 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ユーザー認証機能を使用しない |
|
|
ユーザー認証機能を使用する |
|
|
ユーザー認証機能を使用するかどうかは,環境設定パラメーター「USERCHECKLEVEL」で指定できます。デフォルトでは,ユーザー認証機能を使用しません。環境設定パラメーターについては,「3.2.1 環境設定パラメーターの定義内容」を参照してください。
なお,ユーザー認証機能を使用した場合,環境設定パラメーター「AJS-SET-SERVERHOST」が有効になり,JP1/AJS3 - Viewと同じ認証方式にできます。また,ユーザー認証機能を使用する場合,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - ViewからJP1/AJS3 - Definition Assistantを起動するときには,JP1ユーザーでインポートできます。JP1/AJS3 - View 09-10以降からJP1/AJS3 - Definition Assistantを起動するときは,JP1/AJS3 - ViewにログインしているJP1ユーザー名を引き継いでインポートすることもできます。
ユーザー認証機能を使用する場合の,JP1/AJS3 - ViewからJP1/AJS3 - Definition Assistantを起動するときの動作を次の図に示します。
図2-12 JP1/AJS3 - ViewからJP1/AJS3 - Definition Assistantを起動するときの動作
ユーザー認証機能を使用して,JP1/AJS3 - ViewにログインしているJP1ユーザー名を引き継いでインポートするには,JP1/AJS3 - ViewでJP1/AJS3 - Definition Assistantを起動するツールとして登録するときに,起動コマンドにユーザー名を指定する必要があります。登録の方法については,「3.1.6(2) JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewから定義情報管理テンプレートを開く場合」を参照してください。
ユーザー認証機能を使用しない場合,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - ViewからJP1/AJS3 - Definition Assistantを起動するときには,OSユーザー名でインポートします。
JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewのバージョンとユーザー認証機能の使用有無ごとのJP1/AJS3 - Definition Assistantの操作で使用するJP1ユーザーを次の表に示します。
表2-7 JP1/AJS3 - Definition Assistantの操作で使用するJP1ユーザー
JP1/AJS3 - Viewまたは JP1/AJS2 - Viewのバージョン | [ツールの登録]ダイアログボックスの起動コマンドにユーザー名の指定 | USERCHECKLEVELの値 | JP1/AJS3 - Definition Assistantの操作で使用するJP1ユーザー |
---|---|---|---|
09-10以降 | 指定あり | 2 | [ユニット定義のインポート]ダイアログボックスで指定されたJP1ユーザー名 |
1 | JP1/AJS3 - ViewにログインしているJP1ユーザー名 | ||
0または指定なし (ユーザー認証機能を使用しない) | ログインOSユーザー名 | ||
指定なし | 1または2 | [ユニット定義のインポート]ダイアログボックスで指定されたJP1ユーザー名 | |
0または指定なし (ユーザー認証機能を使用しない) | ログインOSユーザー名 | ||
09-10より前 | -(指定できない) | 1または2 | [ユニット定義のインポート]ダイアログボックスで指定されたJP1ユーザー名 |
0または指定なし (ユーザー認証機能を使用しない) | ログインOSユーザー名 |