6.3 帳票を出力する

[ジョブ運用ドキュメント出力]画面の左にある「ユニット名ツリービュー」に,選択したジョブ運用情報ファイルのユニット構成がツリー形式で表示されます。

ユニット名ツリービューで,ドキュメント出力したいユニットを選択します。選択したユニットの下位すべてが帳票の出力対象となります。

ここでは「間接費計算処理」を選択してください。「帳票領域」に帳票の出力イメージが表示されます。

図6-6 帳票出力の対象を選択する

[図データ]

「帳票領域」に表示されている情報を,実際にプリンタに出力するときは,[ファイル]-[印刷]メニューを選択します。

出力できる帳票には次の制限値があります。

全体の行数最大ユニット数分※1
全体の列項目数最大30セル
セル内の総データ数最大32,000バイト(改行記号などの自動生成される制御文字も含みます)※2
セル内の行数最大2,000行※2
セル内の1データの文字数最大4,000バイト(改行記号などの自動生成される制御文字も含みます)※3
注※1
最大ユニット数を超える場合,エラーメッセージを出力し帳票は表示されません。最大ユニット数は,[環境設定]画面で設定します。32,000~150,000の範囲で変更できます。設定方法については,「7.17 [環境設定]画面」を参照してください。
注※2
セル内の総データ数が32,000バイトを超える場合,およびセル内のデータ行数(出力情報の世代数が複数の場合)が2,000行を超える場合,データの分割や収集方法を変更して運用してください。この制限を超える場合,帳票出力に多くのリソース(CPUやメモリ)を消費し処理に時間が掛かる場合があります。また,システムの資源量によってはすべての情報を出力できない場合もあります。(制限を超える可能性があるデータについては,「付録A サポート帳票列項目一覧」を参照ください)。
補足事項:
制限値を超過した場合は,ログファイル((インストール先フォルダ名)¥Log¥ajs2po.log,または%allusersprofile%¥Hitachi¥JP1¥JP1_DEFAULT¥JP1AJSPO¥Log¥ajs2po.log)に制限を超過した要因と該当するユニット名,ユニット属性が出力されています。
注※3
セル内の1データの文字数(1世代分の情報数)が4,000バイトを超える場合,そのデータは「×(文字が多すぎるため表示できません。)」と表示・印刷されます。
注意
メモリの使用状態によって,制限値が小さくなる場合があります。

帳票が用紙をはみ出す場合,セル単位で改ページします。

列幅を帳票領域より大きく設定すると,スクロールボックスがサイズいっぱいに設定される場合があります。ユニット名を表示する1列目は固定枠であるため,列幅が帳票領域よりも大きくなる場合には,スクロールバーが利用できなくなる場合があります。ただし,帳票のプレビューおよび印刷ドキュメントには影響ありません。

帳票をCSV形式ファイルに保存することもできます。CSV形式のファイルで保存するときは,[ファイル]-[CSV保存]メニューを選択します。

ジョブ運用ドキュメントの出力で消費するメモリ量は,次の計算式によって求められます。

ただし,この計算式は余裕をもたせた目安として考えてください。

ユニット名の長さ,ユニットの階層の深さ,指定したユニットの位置,関連線の数,スケジュールルールの数など,ユーザー指定に依存する部分が多いため,実際のサイズとは誤差が生じる場合があります。

<計算式>
(ジョブ運用情報ファイルに存在する)定義ユニット数×5キロバイト
               +
(ジョブ運用情報ファイルに存在する)世代数×4キロバイト
               +
        帳票領域に表示する行数×列数×100バイト
               +
             12メガバイト
注意
  • カーニングによる画面表示(印刷プレビュー)とのずれについて
    デバイスによってはカーニングが実行されるため文字列幅にずれが発生する場合があります。そのため印刷プレビューではカラム幅に文字列が収まっていても,印刷すると改行が発生することがあります。