2.1 メールシステムとの連携の概要
JP1/AJS3は,Outlookやsendmailといったメールシステムを経由して,メールを送信できます。または,条件に一致するメールを受信したというイベントを検知できます。
メールシステム連携を使ってできることを次に示します。
- 特定の条件に一致するメールの受信を契機としてジョブを実行する。
この場合,メール受信監視ジョブを定義し,その後続に,実行させたいジョブを定義します。
- 受信したメールの情報の一部を後続ジョブで使う。
この場合,メール受信監視ジョブと後続ジョブに,情報の引き継ぎを定義しておきます。
- ジョブが異常終了したら,異常を通知するために管理者へメールを送信する。
この場合,ジョブの後続にメール送信ジョブをリカバリージョブとして定義します。
なお,メールシステム連携では,前提となるOutlookやsendmailなどのメールシステムが,JP1/AJS3を起動していない状態でもメールサーバと正常にメールを送受信できるようになっている必要があります。
- <この節の構成>
- 2.1.1 メール受信の概要
- 2.1.2 メール受信時の動作の概要
- 2.1.3 メール送信の概要