2.5.3 メール受信監視ジョブのリストファイル(Windows限定)

メール受信監視ジョブで受信を検知したメールにファイルが添付されていた場合,メールの添付ファイルの一覧をリストファイルに作成できます。

リストファイルを作成するには,リストファイル名の指定のほかに,添付ファイルをシステムに保存するためのフォルダ名の指定が必要です。

次の2種類のうち,どちらかの方法で指定します。

添付ファイルのリストファイルには,受信を検知したメールの差出人,受信日時,添付ファイル数,および個々の添付ファイルの情報が出力されます。

個々の添付ファイルの情報は,次の2種類に分けて出力されます。

リストファイルの書式を次の表に示します。

表2-8 リストファイルの書式

場所書式出力内容
1行目From:差出人受信を検知したメールの送信者。
2行目Date:日時受信を検知したメールの受信日時。
3行目Files:添付ファイル数受信を検知したメールの添付ファイル(ファイルおよびOLEオブジェクト)の数。
4行目以降個々の添付ファイルの情報個々の添付ファイルの情報を1行につき1ファイルずつ出力。
  • ファイル:ファイルのフルパス名
  • OLEオブジェクト:文字列「添付ファイルはOLEオブジェクトのため保存できませんでした」

なお,メール受信監視ジョブの定義時に,添付ファイル保存先フォルダ名を指定しないでリストファイル名だけを指定した場合は,リストファイル上のFiles(添付ファイル数)に0が出力されます。個々の添付ファイルの情報は出力されません。

また,リストファイル出力時に,指定したリストファイルがすでにある場合は,新規の出力内容でリストファイルが上書きされます。

リストファイルの出力結果の例を次に示します。

図2-12 リストファイルの出力結果の例

[図データ]

この例では,受信を検知したメールについての次の内容を示しています。