1.5.6 ジョブの実行に使用するコマンド

ジョブネットとしてではなく,ジョブ単体で実行する際に使用するコマンドを次の表に示します。

コマンドの実行に際しては,コマンドを実行するOSユーザーをJP1ユーザーとして認証サーバに登録しておく必要があります。コマンドの実行に必要な実行権限をコマンドごとに示します。必要に応じて,JP1ユーザーに実行権限を与えてください。実行権限については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4 設定するアクセス権限の検討」を参照してください。

注意事項
「必要な実行権限」の欄に複数の実行権限が記載されている場合は,それらの中の一つの実行権限を持っていれば,そのコマンドを実行できます。

ジョブの実行に使用するコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド」を参照してください。

表1-13 ジョブの実行に使用するコマンドの一覧

機能コマンド名WindowsUNIX必要な実行権限提供している製品
引数として指定されたプログラムを実行し,実行したプログラムの終了コードを一時ファイルに退避する。jp1execなしM,A
jp1execコマンドで退避した終了コードを返却する。jp1exitなしM,A
(凡例)
○:提供している。
-:提供していない。
M:JP1/AJS3 - Manager
A:JP1/AJS3 - Agent
Windows Server 2008のホストで,Administrators権限が必要なコマンドを実行する場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。