jpqqueopen

形式

jpqqueopen
    [-mh マネージャーホスト名]
    {-q キュー名|-ah エージェントホスト名}
    [{-en|-ex}]
    [-em]

機能

キューの,ジョブの受付口または取出口を開きます。

実行権限

次に示すJP1権限レベルのどちらかを与えられたユーザー

ただし,-emオプションを指定する場合は次の権限が必要です(JP1_JPQ_Admin権限,JP1_JPQ_Operator権限は必要ありません)。

引数

-mh マネージャーホスト名

開きたいキューがあるマネージャーホスト名を指定します。

指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

省略した場合,自ホスト名が仮定されます。

-emオプションと同時に指定する場合,指定できるホスト名は,自ホスト名または自ホスト上の論理ホスト名だけです。それ以外の値が指定された場合はエラー(エラーコード25)となります。また,-mhオプションにエイリアスホスト名を指定することはできません。

-q キュー名

開きたいキュー名を指定します。

指定できる文字数は,1~63(単位:バイト)です。

-ah エージェントホスト名

デフォルトキューを開きたい場合に,マネージャーホストに登録したエージェントホスト名を指定します。デフォルトキューはエージェントホストを登録した際にエージェントホスト名と同じ名前で作成されるキューです。

指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。

-en

ジョブの受付口を開きます。

-ex

ジョブの取出口を開きます。

-em

緊急実行時に指定します。

このオプションを指定すると,通常とは異なる通信経路に対して要求するため,障害時などに緊急で実行できるようになります。

なお,このオプションを指定する場合,マネージャーホスト名にIPアドレスは指定できません。

注意事項

  1. このコマンドは,JP1/NQSEXECおよびJP1/OJE for VOS3との連携には使用できません。
  2. -emオプションは,エージェントホストの障害から復旧する目的でだけ指定してください。常に-emオプションを指定して運用する場合,障害発生時に対応できなくなるおそれがあります。

戻り値

0正常終了。
1引数の指定が不適切である。
2jpqqueopenコマンドを実行したホストの内部的要因で,キューのオープンに失敗した。
5初期化に失敗した。
  • 論理ホスト名の定義または環境設定に誤りがある。
6jpqqueopenコマンドを実行したホストでメモリー不足が発生した。
7jpqqueopenコマンドを実行したホストで論理不正が発生した。
25マネージャーホスト名の指定に自ホスト名および論理ホスト名以外を指定した。
100TCP/IP通信でjpqqueopenコマンドを実行したホストからマネージャーホストに接続できない。
  • TCP/IPが正しく設定されていないため,jpqqueopenコマンドを実行したホストからマネージャーホストに接続できない。
  • マネージャーホスト名に誤りがある。または,マネージャーホストがプロセス停止状態である。
102jpqqueopenコマンドを実行したホストでマネージャーホスト名のIPアドレスの解決に失敗した。
200マネージャーホストがキューのオープンを受け付けない。
  • マネージャーホストが運用開始処理中,運用停止処理中,運用停止中,または縮退運転中である。
201指定したキューが使用できない。
  • 指定したキューがない。
202マネージャーホストから応答がない。
203マネージャーホストの内部的要因で,キューのオープンに失敗した。
206キューをオープンする権限がない。
219マネージャーホストがビジー状態である。
220マネージャーホストでメモリー不足が発生した。
222致命的なエラーが発生した。
  • システムコールでエラーが発生した。
223マネージャーホストで論理不正が発生した。
224JP1/AJS3以外のホストに要求した。
226実行環境が不適切である。