4.2.22 ローカル電源制御ジョブ定義情報の記述方法
ローカル電源制御ジョブ定義情報の記述方法を説明します。
ローカル電源制御ジョブ定義情報の形式,およびパラメーターを次に示します。
- 形式
[pwlt={f|r|s};]
[pwlf={m|r|f|p};]
[pfm={u|p};]
[etm=n;]
[fd=実行所要時間;]
[ex="実行エージェント名";]
[ha={y|n};]
[eu={ent|def};]
[jty={q|n};]
[mm={and|or};]
[nmg={y|n};]
[eun=待ち合わせ対象ユニット名;]
- パラメーター
- pwlt={f|r|s};
- 実行種別を定義します。省略した場合,fが仮定されます。
- f:電源をオフします。電源オフ後,JP1/AJS3ホストはJP1/Power Monitorに設定されている時刻に起動されます。詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
- r:シャットダウン後,再起動します。
- s:シャットダウンします(「pfm=p;」を指定した場合にだけ指定できます)。
- pwlf={m|r|f|p};
- 終了要求種別を定義します。省略した場合,fが仮定されます。
- m:監視終了します(「pfm=u;」を指定した場合にだけ指定できます)。
- r:制限終了します(「pfm=u;」を指定した場合にだけ指定できます)。
- f:強制終了します。
- p:計画終了します(「pfm=p;」を指定した場合にだけ指定できます)。
- pfm={u|p};
- ジョブを実行するプラットフォーム種別を指定します。省略した場合,pが仮定されます。
- u:UNIX環境で実行します。
- p:Windows環境で実行します。
- etm=n;
- 実行打ち切り時間を,実行開始時刻からの相対分で定義します。指定できる値は,1~1,440(単位:分)です。
- fd=実行所要時間;
- 終了遅延監視するジョブの実行所要時間を定義します。
- 指定できる値は,10進数の値で1~1,440(単位:分)です。
- ex="実行エージェント名";
- ジョブを実行する実行エージェント名または実行エージェントグループ名を定義します。
- 指定できる文字数は,1~255(単位:バイト)です。
- 実行エージェント名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- キューイング属性あり(jty=q)の場合は,マクロ変数を指定できます。
- ha={y|n};
- ジョブの実行を保留するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
- eu={ent|def};
- ジョブ実行時のJP1ユーザーを定義します。省略した場合,entが仮定されます。
- ent:ジョブネットを登録したJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
- def:ジョブを所有するJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
- jty={q|n};
- キューイング属性の種別を定義します。省略した場合,qが仮定されます。
- q:キューイング属性あり。
- n:キューイング属性なし。
- mm={and|or};
- 指定した待ち合わせ対象ユニットとの待ち合わせ方法を指定します。
- 省略した場合はandが仮定されます。
- and:すべての待ち合わせ対象ユニットが終了したら実行を開始する。
- or:待ち合わせ対象ユニットが一つでも終了したら実行を開始する。
- このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。
- nmg={y|n};
- 指定した待ち合わせ対象ユニットのルートジョブネットに待ち合わせる世代がないときの動作を指定します。
- 省略した場合はnが仮定されます。
- このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。
- eun=待ち合わせ対象ユニット名;
- 待ち合わせ対象ユニットとするユニットを,完全名で指定します。
- 待ち合わせ対象ユニットを複数指定する場合,このパラメーターを複数回指定します。最大で32個指定できます。
- 待ち合わせ対象ユニット名に指定できる文字数は1~930(単位:バイト)です。
- このパラメーターは,JP1/AJS3のデータベース構成が互換用ISAM構成の場合,指定できません。