1.1.6 コマンドのリモート実行

JP1/AJS3 - Managerホストから,ほかのJP1/AJS3 - Managerホストに対してコマンドをリモート実行できます。

コマンドのリモート実行機能を使用すると,実行先の論理ホストのスケジューラーサービスに対して,ユニットの操作やスケジューラーサービスの現在の運用環境を出力できます。

リモート実行したコマンドの標準出力,標準エラー出力およびコマンドの戻り値は,コマンド投入元に反映されます。ただし,出力されるメッセージは,実行先のホストの,JP1/AJS3を起動時の言語種別に依存します。

リモート実行できるコマンドと,リモート実行の方法を次の表に示します。

表1-2 リモート実行できるコマンドとリモート実行の方法

コマンド名リモート実行の方法
ジョブ名,ジョブネット名,またはジョブグループ名に論理ホスト名を付加環境変数AJSMANAGERHOSTに論理ホスト名を指定オプションに論理ホスト名を指定
ajschange
ajschgjob
ajschgnet
ajsentry
ajsintrpt
ajskill
ajsleave
ajsplan
ajsplanout
ajsprint
ajsrerun
ajsshow
ajsstatus
ajssuspend
(凡例)
○:指定できる。
-:指定できない。
コマンド実行時に使用される環境変数については,「1.4 環境変数一覧」の表1-6を参照してください。
注※
-hオプションで指定します。

コマンドをリモート実行するには,コマンド実行先のJP1/AJS3を起動してください。また,JP1/Baseのユーザー管理機能を使用して,ユーザー認証やユーザーマッピングなどを設定してください。

JP1/Baseのユーザー管理機能の設定については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 3. セットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 13. セットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。