4.1.2 ユニット定義パラメーター定義時の注意事項
どの種別のユニットを定義したいかによって,ファイルに定義する定義情報が異なります。
ここでは,まず,ユニットを定義するためには,どの定義情報が必要なのかを説明します。次に,各定義情報の記述方法を説明します。
定義したいユニットと,必要な定義情報の関係を表4-1に示します。なお,表4-1の定義情報1~9の意味は次のとおりです。
- 定義情報1
- 属性定義情報
- 定義情報2
- ユニット構成定義情報
- 定義情報3
- ジョブグループ定義情報
- 定義情報4
- ジョブネット定義情報
- 定義情報5
- ジョブ定義情報
- ジョブとは,次のジョブのことです。
- UNIX/PCジョブ
- QUEUEジョブ
- 判定ジョブ
- JP1イベント受信監視ジョブ
- ファイル監視ジョブ
- メール受信監視ジョブ
- メッセージキュー受信監視ジョブ
- MSMQ受信監視ジョブ
- ログファイル監視ジョブ
- Windowsイベントログ監視ジョブ
- 実行間隔制御ジョブ
- JP1イベント送信ジョブ
- メール送信ジョブ
- メッセージキュー送信ジョブ
- MSMQ送信ジョブ
- JP1/Cm2状態通知ジョブ
- ローカル電源制御ジョブ
- リモート電源制御ジョブ
- UNIX/PCカスタムジョブ
- 引き継ぎ情報設定ジョブ
- 定義情報6
- マネージャーユニット定義情報
- マネージャーユニットとは,マネージャージョブグループとマネージャージョブネットのことです。
- 定義情報7
- 起動条件定義情報
- 定義情報8
- ホストリンクジョブネット定義情報
- 定義情報9
- ジョブネットコネクタ定義情報
表4-1 必要な定義情報
| 定義 情報 1 | 定義 情報 2 | 定義 情報 3 | 定義 情報 4 | 定義 情報 5 | 定義 情報 6 | 定義 情報 7 | 定義 情報 8 | 定義 情報 9 |
---|
ジョブグループ | ○ | ○ | ○※3 | × | × | × | × | × | × |
ジョブネット | ○ | ○ | × | ○※3 | × | × | × | × | × |
ジョブ※1 | ○ | × | × | × | ○ | × | × | × | × |
マネージャーユニット※2 | ○ | × | × | × | × | ○ | × | × | × |
起動条件 | ○ | × | × | × | × | × | ○ | × | × |
ホストリンクジョブネット | ○ | × | × | × | × | × | × | ○ | × |
ジョブネットコネクタ | ○ | × | × | × | × | × | × | × | ○ |
- (凡例)
- ○:必ず定義する
- ×:定義しなくてよい
- 注※1
- ジョブの種類については,前述の「定義情報5」の説明を参照してください。
- 注※2
- マネージャーユニットの種類については,前述の「定義情報6」の説明を参照してください。
- 注※3
- ジョブネットコネクタを使ってルートジョブネットまたはプランニンググループ直下のルートジョブネットの実行順序を制御するためには,ジョブネットコネクタの実行順序制御方法の指定が必要になります。
各定義情報の記述方法については,「4.2 定義情報の形式およびパラメーター」を参照してください。