1.5.1 セットアップ時に使用するコマンド

JP1/AJS3のセットアップ時に使用するコマンドの一覧を次の表に示します。

表1-8 セットアップ時に使用するコマンドの一覧

機能コマンド名WindowsUNIX必要な実行権限提供している製品
JP1/AJS3 - Manager,およびJP1/AJS3 - Agentの論理ホストに対応した動作環境をセットアップする。jp1ajs2_setup_cluster※1UNIX:
スーパーユーザー
M,A
スケジューラーサービスが使用するデータベースをセットアップする。
サスペンド機能をセットアップする。
ajssetupWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
メール配信機能を設定する。jpomailrecvなしM,A
VOS3ユーザーのユーザー情報を登録する。jpqreguser※1なし
(Windows Server 2008の場合,-aオプション指定時以外はAdministrators)
M,A
JP1ユーザーとして仮定したユーザーの情報を登録する。jpqregguestuser※1Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
共有メモリーのセグメント数の増加を抑止。jpqshmake※2UNIX:
スーパーユーザー
M,A
JP1/IMと連携するためのアダプターコマンド設定ファイルを作成または削除する。ajs_adapter_setupWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
組み込みDB環境をセットアップする。ajsembdbsetupWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
組み込みDB環境を構築する。ajsembdbbuildWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
組み込みDBをアンセットアップする。ajsembdbunsetWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
構成定義に登録されている,組み込みDBを操作するコマンドに必要な情報を表示する。ajsembdbidlistWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
定義内容の事前チェック機能の実行環境をセットアップする。ajschksetupWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M,A
JP1/AJS3の環境設定パラメーターを定義する。jajs_configWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M,A
JP1/AJS3をセットアップする。jajs_setupWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
JP1/AJS3の論理ホストに対応した動作環境をセットアップする。jajs_setup_clusterWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M,A
JP1/AJS2からJP1/AJS3にバージョンアップインストールしたあとに,JP1/AJS3を標準構成にセットアップする。jajs_migrateWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
JP1/AJS2 Version 8以前の環境のデータベースからスケジューラーサービスのデータをバイナリファイルで出力する。ajscnvdbexportWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
データベース退避データをスケジューラーデータベースへ格納する。ajscnvdbimportWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
JP1/AJS3の標準データベース(組み込みDB)をインストールする。ajsembdbinstlWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
JP1/AJS3の標準データベース(組み込みDB)をアンインストールする。ajsembdbuninstlWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
ディザスター・リカバリー運用設定情報をエクスポートする。jajs_rpenvexportWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
ディザスター・リカバリー運用設定情報をインポートする。jajs_rpenvimportWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
ディザスター・リカバリー環境をセットアップする。jajs_rpsiteWindows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザー
M
(凡例)
○:提供している。
-:提供していない。
M:JP1/AJS3 - Manager
A:JP1/AJS3 - Agent
Windows Server 2008のホストで,Administrators権限が必要なコマンドを実行する場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。なお,UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。
注※1
JP1/Baseを前提とするJP1シリーズの製品の稼働中には,このコマンドを実行しないでください。
注※2
JP1/AJS2 06-71-/G以前のバージョンからバージョンアップインストールした場合,セットアップ後に一度実行すれば,その後は実行する必要はありません。また,新規インストール時は実行する必要はありません。