ajssuspend

形式

ajssuspend
    [-F サービス名]
    {-S [-n]|-C [-r|-h|-p]|-U}
    [-R]
    [-E]
    [-T]
    ルートジョブネット名,またはジョブグループ名...

機能

ルートジョブネットをサスペンドします。また,ルートジョブネットのサスペンド状態を解除します。

実行権限

次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー

引数

-F サービス名

対応するスケジューラーサービスのサービス名を指定します。

指定できる文字数は,1~30(単位:バイト)です。

-S

ルートジョブネットをサスペンドします。

ただし,操作対象のルートジョブネットが実行中の場合は,サスペンドしません。実行中のルートジョブネットをサスペンドしたい場合は,-nオプションと同時に指定してください。

-n

実行中のルートジョブネットをサスペンドします。

省略した場合,実行中のルートジョブネットはサスペンドしません。

-C

ルートジョブネットのサスペンド状態を解除します。

実行中のルートジョブネットをサスペンドし,そのルートジョブネット下にユニットを追加した場合に,サスペンド解除後に追加したユニットをどのように扱うかについては,-r,-h,または-pオプションで指定してください。-r,-h,または-pオプションを指定しなかった場合,サスペンド解除後は,サスペンド前に実行中であったルートジョブネット,およびそのルートジョブネット下に追加したユニットはすべて実行されます。

なお,下にホストリンクジョブネットが定義されているジョブネットの場合で,かつ,そのジョブネットに起動条件が設定されている場合,サスペンド状態は解除できません。

-r

サスペンド中に追加したユニットを,サスペンド解除後に実行します。

-h

サスペンド中に追加したユニットを,サスペンド解除後に保留します。

-p

サスペンド中に追加したユニットを,サスペンド解除後に実行しません。

-U

データベース上に残っている無効なユニットレコードを削除します。

-R

指定したルートジョブネット,またはジョブグループに含まれるすべてのジョブネットをサスペンド,またはサスペンド解除します。

このオプションを,-E,-Tオプションと同時に指定した場合,各オプションの指定内容に従って,サスペンド,またはサスペンド解除します。

-E

実行登録されているルートジョブネットをサスペンド,またはサスペンド解除します。

-T

ルートジョブネットをサスペンド,またはサスペンド解除します。

ルートジョブネット名,またはジョブグループ名

サスペンドするルートジョブネット名,または-R,-E,-Tオプションと同時にジョブネット名,またはジョブグループ名を指定します。

指定できる文字数は,1~930(単位:バイト)です。

ルートジョブネット名,またはジョブグループ名は,複数指定できます。なお,マネージャージョブネット名およびマネージャージョブグループ名は指定できません。

ルートジョブネット名,またはジョブグループ名に,論理ホスト名を指定できます。実行IDは指定できません。

注意事項

戻り値

0正常終了。
4~124で4の倍数値異常終了。

補足事項

このコマンドはルートジョブネットがサスペンド状態になるのを待って終了します。また,サスペンド状態が解除されるのを待って終了します。

使用例1

ジョブネット(net1)をサスペンドします。

ajssuspend -S net1

使用例2

ルートジョブネット(net1)のサスペンド状態を解除します。ルートジョブネット(net1)はサスペンド前に実行中だったので,サスペンド解除後には実行を継続します。ただし,サスペンド中に追加したユニットは保留します。

ajssuspend -C -h net1