JP1/AJS3 - Managerホストから,ほかのJP1/AJS3 - Managerホストに対してコマンドをリモート実行できます。
コマンドのリモート実行機能を使用すると,実行先の論理ホストのスケジューラーサービスに対して,ユニットの操作やスケジューラーサービスの現在の運用環境を出力できます。
リモート実行したコマンドの標準出力,標準エラー出力およびコマンドの戻り値は,コマンド投入元に反映されます。ただし,出力されるメッセージは,実行先のホストの,JP1/AJS3を起動時の言語種別に依存します。
リモート実行できるコマンドと,リモート実行の方法を次の表に示します。
表1-2 リモート実行できるコマンドとリモート実行の方法
コマンド名 | リモート実行の方法 | ||
---|---|---|---|
ジョブ名,ジョブネット名,またはジョブグループ名に論理ホスト名を付加 | 環境変数AJSMANAGERHOSTに論理ホスト名を指定 | オプションに論理ホスト名を指定 | |
ajschange | ○ | ○ | - |
ajschgjob | ○ | ○ | - |
ajschgnet | ○ | ○ | - |
ajsentry | ○ | ○ | - |
ajsintrpt | ○ | ○ | - |
ajskill | ○ | ○ | - |
ajsleave | ○ | ○ | - |
ajsplan | ○ | ○ | - |
ajsplanout | ○ | ○ | - |
ajsprint | ○ | ○ | - |
ajsrerun | ○ | ○ | - |
ajsshow | ○ | ○ | - |
ajsstatus | - | ○ | ○※ |
ajssuspend | ○ | ○ | - |
コマンドをリモート実行するには,コマンド実行先のJP1/AJS3を起動してください。また,JP1/Baseのユーザー管理機能を使用して,ユーザー認証やユーザーマッピングなどを設定してください。
JP1/Baseのユーザー管理機能の設定については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 3. セットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 13. セットアップ」(UNIXの場合)を参照してください。