JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド

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15.13.2 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックス

[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスは,登録するカスタムジョブの情報を定義するダイアログボックスです。

カスタムジョブの種類(標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,カスタムUNIXジョブ)については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 4. カスタムジョブ」を参照してください。

[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスを次の図に示します。

図15-224 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[名前]
カスタムジョブ名を8バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
なお,次の文字は指定できません。
  • 半角スペース
  • "(ダブルクォーテーションマーク)
  • *
  • /
  • :(コロン)
  • <
  • >
  • ?
  • \
  • |
  • MS-DOSのデバイス名(NUL,CON,AUX,CLOCK$,COM1〜COM9,LPT1〜LPT9,PRN)
  • MS-DOSのデバイス名.(ピリオド)」で始まる文字列
  • 改行文字やタブ文字などの制御文字
    制御文字を含めると,カスタムジョブの登録に失敗します。

[コメント]
コメントを40バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。指定したコメントが,JP1/AJS3 - Viewのカスタムジョブのジョブ名として,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[ユニット名]に表示されます。このため,ユニット名に指定できない文字は使用しないでください。また,ユニット名の上限(30バイト)を超えた文字列を指定した場合は,上限までの文字列が[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[ユニット名]に表示されます。

[定義プログラム]
標準カスタムジョブと連携する各プログラムの定義プログラムを255バイト以内のフルパスで指定します。定義プログラムはJP1/AJS3 -Viewホスト上に必要です。標準カスタムジョブの場合には,この項目は必ず指定します。カスタムPCジョブの場合には,任意の文字列を指定してください。カスタムUNIXジョブの場合は,指定できません。
また,[...]ボタンをクリックして,表示されるダイアログボックスからファイル名を選択できます。

[実行プログラム]
標準カスタムジョブと連携する各プログラムの実行プログラム(.exe)を255バイト以内のフルパスで指定します。実行プログラムはJP1/AJS3 - Manager,またはJP1/AJS3 - Agentと同じホストにある,実行プログラムを指定します。標準カスタムジョブの場合には,この項目は必ず指定します。カスタムPCジョブの場合には,任意の文字列を指定してください。カスタムUNIXジョブの場合は,指定できません。また,[...]ボタンをクリックして,表示されるダイアログボックスからファイル名を選択できます。
実行プログラムが複数のJP1/AJS3 - Agentにあって,インストールパスが異なる場合は,「$xxx$\実行ファイル名」と指定します。「xxx」には,変数を指定します。このとき,JP1/AJS3 - Agentホストで変数を登録(定義)する必要があります。登録方法の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 6.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 15.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(UNIXの場合)を参照してください。

[バージョン]
「0600」を指定します。

[クラス名]
連携するプログラムごとに指定します。指定できる種類を次に示します。
  • 標準カスタムジョブの場合
    JP1/FTP:JP1FTP
    JP1/AJS3 for Enterprise Applications:JP1AMR3
    JP1/AJS3 for Enterprise Applications:JP1AMR3BW
    HITACHI JOB ENTRY - CLIENTMF:MFJOB
    JP1/OJE for VOS3:VOS3JOB
    JP1/OJE for VOS1:VOS1JOB
    JP1/OJE for VOS1:VOS1NET
    JP1/OJE for VOSK:VOSKJOB
    JP1/OJE for VOSK:VOSKNET
    HITSENSER Data Mart Server:DMSV
    Cosminexus Manager:COSMNGSV
    Cosminexus Manager:COSMNGAP
    JP1/AJS3 - SOA Option:WS_PC
    JP1/AJS3 - SOA Option:WSUSR_PC
    JP1/AJS3 - SOA Option:WS_UX
    JP1/AJS3 - SOA Option:WSUSR_UX
    JP1/AJS2 for 活文PDFstaff:AJSPDFS
    JP1/Advanced Shell:ADSHPC
    JP1/Advanced Shell:ADSHUX
  • カスタムPCジョブおよびカスタムUNIXジョブの場合
    USER_任意の名称(「USER_」は必ず指定します)の形式で,総バイト数が16バイト以内の文字列で指定します。
    クラス名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
    次の文字を指定すると,[ジョブネットエディタ]ウィンドウのアイコンリストに,カスタムジョブのアイコンが表示されなくなります。
    ・"(ダブルクォーテーションマーク)
    ・*
    ・/
    ・:(コロン)
    ・<
    ・>
    ・?
    ・\
    ・|
    ・MS-DOSのデバイス名(NUL,CON,AUX,CLOCK$,COM1〜COM9,LPT1〜LPT9,PRN)
    ・「MS-DOSのデバイス名.(ピリオド)」で始まる文字列
    なお,次の文字は指定できません。
    ・半角スペース
    ・改行文字やタブ文字などの制御文字
登録済みのカスタムジョブと同じクラス名を指定しないでください。また,貼り付けで改行文字を入力しないでください。改行文字を含めると,[ジョブネットエディタ]ウィンドウのアイコンリストに,カスタムジョブのすべてのアイコンが表示されなくなります。
カスタムジョブのアイコンが表示されなくなった場合は,次に示す作業を行ってください。
  1. 次のカスタムジョブ登録情報フォルダ配下にあるCjobregm.exe,CJNAME.cjx.model,および拡張子が「.cjx」のファイル以外のファイルをすべて削除する。
    ・Windows 7,Windows Server 2008,およびWindows Vistaの場合
    %ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\custom.dir
    「%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。
    ・Windows Server 2003およびWindows XP Professionalの場合
    JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\custom.dir
  2. カスタムジョブをすべて登録し直す。

[ジョブ種別]
標準カスタムジョブの場合は,実行するジョブの種類で[PCジョブ]を選択します。カスタムPCジョブにする場合は[PCジョブ]を選択します。カスタムUNIXジョブにする場合は[UNIXジョブ]を選択します。
デフォルトは[PCジョブ]です。
選択したジョブの種別によって,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの表示項目が異なります。表示項目については,「15.4.37 [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックス」を参照してください。

注意事項
連携するプログラムごとにカスタムジョブの情報は,それぞれ一つだけ登録できます。同一システム内では,連携するプログラムごとにカスタムジョブの情報を統一してください。

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